『神様へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『神様へ』
今日はいい天気だ。ベランダの戸をひいて、
スリッパを履き、足を踏み出す。
空を見上げてみると、いつもより青く、澄んで見えた気がした。
気分転換に、散歩してみてもいいかもしれない。
そうして軽く準備を整え、
どこかに向かって石畳の道を歩いていると、
目線の先に、小さな白い手紙がポストの前に落ちているのが見えた。
なんとなく気になってしまい、
さっと拾い上げてポストの郵便受けに入れようとして、手が止まった。
内容が目に入ってしまったからだ。
そこには、こう書かれている。
「 神様へ。
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すずが いなくなっちゃいました。
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おかあさんが てんごくってところにいった
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んだよっておしえてくれました。すずはげんき
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ですか ごはんいっぱい、 食べてますか
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また あいたいです。
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すずがだいすきな りりより。」
そっとポストに、その手紙を差し入れた。
さっきよりも歩く足取りが少し、丁寧になった気がした。
「神様へ」
孤独にうちひしがれるとき、空を見て花を見て紅茶の香りをかぐとき、その本の一節を見つけた時、透明な世界からテレパシーで、私にヒントをくれてると感じる。けしてひとりじゃないよ。神様は私の友達。空を見あげたら必ず神様はそばにいる。わたしは、神様が友達のようにすきです。
神様へ
あの人を連れてかないで。
あの人はとてもいい人です。
代わりに私を連れて行って。
あの人はまだこの世に必要だから...
本当に神がいたなら
神が平等なら、願いを叶えるなら、
僕はこんなに不幸じゃないし
世界はこんなに汚れていない
ガキの頃は無邪気にアンタを信じてた。
教えを守って真面目に生きてりゃ、親父も帰ってきて、明日の食べ物にも困るような日はいつか終わる、そう信じてた。
思春期と言われる歳になって、真面目に生きることの難しさと誘惑に負ける快楽を知った。
その頃はまだ、アンタへの贖罪の気持ちも少しは残ってた気がする。
そして、今。
親父は小さな骨になって帰ってきて、俺は明日どころか今日の食べ物にすら難儀するようになっていた。
女手一つで俺を育てていたお袋は、親父が死んだと聞かされてもアンタへの祈りをやめることはなかった。
ガリガリに痩せた手で俺の手を握っていたお袋は、親父が死んだ数ヶ月後に死んだ。
神様へ。
俺はもうアンタへ祈るのをやめる。
何にも応えてくれないアンタに、もう用は無い。
◆◆◆
「よう、兄弟。お祈りは済んだか?」
「お祈りなんてもう何年もやってねえよ。今まで神様が応えてくれたことあったか?」
「·····お前のそういうトコ、好きだぜ」
「おしゃべりはこれくらいにして、·····行くぞ」
神様へ。
俺はもうアンタを頼らない。
今はこの、手の中にある鈍色の塊が俺の唯一信じるモノだ。
END
「神様へ」
神様へ。
いかがお過ごしでしょうか。
私は人間界で
心も身体も疲労困憊しております。
さて、早速本題に入るのですが、
私を連れて行ってはくれないでしょうか。
気分屋で少し抜けてる
神様のことなので、
私は間違えて生まれてきたのでしょう。
何もかもが間違いなのです。
不良品は回収していただけると
幸いです。
空を見上げる度、
神様を思い出してしまいます。
私は夜も眠れないのです。
朝も起きられず、
悩みを打ち明けれる友人もおらず、
自分で溜め込みすぎてしまいます。
疲れて疲れて、
身体が重くて仕方がないのです。
来世など必要ありません。
どうか私を回収し、
間違いを潰すか、正してください。
"Good Midnight!"
最後になりますが、
お体に気をつけてお過ごし下さい。
「昔の日本人ってさ、食への探求心ヤバくね?」
パラパラと本屋のレシピ本を読んでいる友達がそう言ってきた。
パッと思いつくのはフグやこんにゃくくらいだけど他にもあるのかな? と思い友達に訊いてみる。
「例えば?」
「大豆から色々できるじゃん。味噌に醤油に豆腐、それから豆乳、きな粉とかの諸々。
一つの原料からこんなにできるんだよ? スゴくね?」
「あー、確かに」
「フグの卵巣を糠に漬けて数年放置したら毒が消えて食べられるというのもさ、伝わってるってことは誰かが試したっていう証拠じゃん。
どんだけ食べたかったんだよ日本人」
レシピ本を閉じて棚に戻す友達。
そしてまた別のレシピ本を手に取ってパラパラと読み始める。
……レシピ本だけでも軽く見積もっても50冊以上はありそうな棚を改めて見て、確かに日本人は食への探求心が凄いのかもと感じた。
もし神様へ訊けるのなら訊いてみたい。『日本人は食べることが好きなように創造したのですか?』と。
まあどうせ答えてはくれないのだろうけど。
神様へ
そっちに行ったら顔面にグーパンするんでよろしく♡
あなたのアンチより
【神様へ】
ほんと、
今の幸せをできるだけ継続させてくださーい
年齢も仕事も人間関係も環境も…
今以上は望みません
現状維持で大満足です
どーかよろしくお願いいたします!!
神様へ
人はいくつもの時代の中で
いくつもの神を生み落とした。
色も形も、名前さえも違うままに。
神社にいると信じて、手を合わせる人。
教会で言葉を預ける人。
十字架を握り、空を見上げる人。
静かにお経を唱える人。
そして、どうしようもない夜にだけ、
形のない何かに縋る人。
神は、きっとひとつじゃない。
人の数だけ、そして孤独の数だけ、そこにいる。
縋らなければ壊れてしまいそうな心が、
そっと置いていった願いの跡が、
神というかたちをしているだけなのかもしれない。
だからきっと、誰も祈らなくなったとき、
神は音もなく消えてしまう。
しかし、神は今までずっと生きてきた。
どれだけ時代を重ねても、どれだけ年月が経っても
姿形をかえ、誰かの中でかすかに灯り続けるもの。
それが、きっと神なのだと思う。
そんな俺も、神社の子どもだ。
俺だって、胸の奥にひとつ神を抱えている。
明日もまた、誰かが願いを手放す。
届くかもわからないまま、
それでも祈るしかない声を。
「どうか聞いてやってくださいね、」
神様へ。
神様へ
誕生日になると思い出す。
父と交わした最後の約束。
「必ず帰ってくるから。そしたら一緒にケーキ食べよう」
必ず帰るって言ったのに。
一緒にケーキを食べようと約束したのに。
消防士だった父は火災現場に駆けつけ、
知らない子どもを庇って死んだ。
当時の私と歳の変わらない子どもだった。
父の死は小さくともニュースになり、
見た人は父の死を悔やみ、
そして未来ある子どもを守ったことを評価した。
消防士としては名誉のある死だったのだろうか。
だったら父親としてはどうなのだろうか。
今更考えたって無駄なことだった。
父はもういないし、
私の誕生日は父が亡くなった日だからと、
祝われることもなくなった。
ねぇ、神様。
私お父さんのところにいきたいよ。
お父さんに会いたいよ。
ねぇ、神様。
今度こそ、
今度こそ私を幸せにして。
神様へ
苦しい時の神頼みって…都合良すぎるって、自分勝手だって思っているけど…
あのひとの願い事、叶えてください…あんなに一生懸命頑張り続ける、あのひとの夢…
仮令、あのひとの側にいられなくなってもいい…あのひとの夢が叶うなら…わたしが、あのひとの、夢の邪魔になるなら、視界に入らなくても構わない…
ただ、あのひとの願いを成就して欲しい…神様、わたしの自分勝手な願い事を叶えて欲しい…
文句だけなら人百倍言えるのに
ほんとに結婚してはいけない人間だったな
私
神様、
この世には、素晴らしい表現や作品が多すぎるとは思いませんか。
それらに感動して感化された私たちは、それを作り出した人間に興味を持ち、表現の世界に足を踏み入れてしまうわけです。
きっと、先の未来にはもっとたくさんの"素晴らしいモノ"がうまれるんでしょう。
…そんなもの、一生かけても味わいきれない。
だから、私は、あなたが創ったであろうイデアを、知りたいんです。
この世にあるすべてのものには理想形があって、それは「イデア」と呼ばれる。あなたはその在り処を知っているんでしょうから。
-【神様へ】
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人それぞれ感性は違うのだから、表現の仕方も、受け取り方だって違う。だからこそ、表現の世界はこれほど気持ちを掻き立てられるんだろう、とも思うんだけど。それを超越した何かは「神様」しか持ち得ない、だろう。きっと。
神様へ(914.6)
神様なんて本当にいるのかな。
アッラーは神様なのかな。
何をしてくれるのかな。
イエスは始祖であって神じゃないよな。
キリスト教は何を信仰しているんだろう。
仏教は神じゃないよな。
八百万の神は何をしたのかな。
何をしてくれるのかな。
神様は恵みや利益をもたらすもの?
死後の世界を肯定するもの?
神道は「教」ではなく「道」である。
Xで流れてきたポストにハッとなった。
ほんまや。
「道」への想いや信仰ならば、少しわかる。
日本だなぁ。
神様へ
本当に神様がいるのならば、この世に平等なんて
言葉は要らないくらいに、、
「ねぇ 神様」....
少しばかりかもしれないけど、
ワガママだと分かってはいる。
もし私のお願いを1度でも聞いてくれるので
あれば、、そんな事を思う私は馬鹿なのでしょうか?
目には見えない存在してるのかさえも
それは誰にも分からないからこそ
私達人間にいろんな形で試練を与える。
神様達が我々生きている人間を
何処か遠くから評価をしている様で。
神様へ
わたしは神様なんか信じない。
神様がいるならもっと世界は良くできているはずだから。
努力しても報われない人もいる。
努力しなくてもなぜか上に立つ奴がいる。
人を傷つけて平気な人もいるのに。
気を回し過ぎてくたびれてしまう人もいる。
でも皆自分の望みばかりを願い、余裕があれば他者を祈る。
ろくにやることやってないくせに他人に一丁前にでけぇ面して語ってる奴はなんで他者に好かれるんだろう。
あの子はバカ正直に生きて足掻いているのになぜ救われないんだ。
あなたは中身がないくせに何でも知ってる風に喋んな。
学が無ぇのに人に教えるな。
誠実に奮闘している人を笑える立場にいねぇのに指差して、嘲笑ってるんじゃねぇ。
自分の理解に及ばないことを冷笑して上に立つ振りするんじゃねぇ。
たまたまできただけでイキってんなよ。
こうやって忠告したって、あなたには品性も価値観も美学も矜持もないもんな。そんなあなたに理解できるハズ無いさ。
あなたとわたしは良くも悪くもレベルが違う。
レベルだけじゃない。持ってるものも経験も考えの及ぶ範囲も全てが違うのよ。
私はあなたが嫌いなの。
その笑顔も服装も態度も考え方もわたしには不愉快。
わたしの生き方は恥が多いかも知れないけどあなたよりは
だいぶマシに生きてるさ。
わたしは神様なんか信じないし創造することもしない。
好きな人を好きと言い、嫌いな奴を腹の中で毒吐くだけ。
神様なんか引き摺り堕として、わたしと同じ目線で世界を見れるようにしてあげよう。
世界を救える神様なら文句ないでしょ?
何処かの誰かの信じる神様へこの願いが届きますように。
神様へ。
もし、本当に神様がいるのなら。
どうか、あの子を連れていかないで下さい
もし、本当に神様がいるのなら。
どうか、ただ。あたたかく見守っていて下さい
32 「神様へ」
あなたは、神様が本当に存在していると思いますか。
正直私は、神様は存在しているとは思う。
でも、私は神様が嫌いだ。
神様の、自分の機嫌で、人の生死を決めるところが。嫌いだ。
たとえ、何人神様がいても好きになることはないだろう。
だって、貴方たちはいずれ私たちのことを裏切るのだから。
人のことを信じている人が間違っているという訳ではいない。
でも、“人を信じれば信じるほど”裏切られたときに
自分が余計に悲しむことになる。
そんなのは嫌だから。
嫌いな神様に一言だけ、
「神様へ」、
あなたにはいつかは負けるけどそれまで何度でも抗い続けるから。
2026.4.14.Tue.
拝啓
夜はまだまだ冷えしも、柔らかな陽射しに心ほどける日が増えましたね。
そちらはいかがお過ごしですか? 子猫は元気にしていますか?
私の家の中じゃあ子猫がよく窓際でじゃれ合って、そのまま目を閉じてしまうことも少なくありません。
先日、引き取った子猫たちはすくすくと成長をしています。子猫と呼ぶにも時間の問題かもしれません。そちらの子猫たちの顔を見れないのは残念ですが、今はこの子たちの成長を見守りたいと思います。
【追伸】すいません、書き忘れるところでした。あの日、段ボールに捨てられた子猫を共に拾ってくださいましてありがとうございました。
敬具