女子高生

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神様へ

人はいくつもの時代の中で
いくつもの神を生み落とした。
色も形も、名前さえも違うままに。

神社にいると信じて、手を合わせる人。
教会で言葉を預ける人。
十字架を握り、空を見上げる人。
静かにお経を唱える人。
そして、どうしようもない夜にだけ、
形のない何かに縋る人。

神は、きっとひとつじゃない。
人の数だけ、そして孤独の数だけ、そこにいる。

縋らなければ壊れてしまいそうな心が、
そっと置いていった願いの跡が、
神というかたちをしているだけなのかもしれない。

だからきっと、誰も祈らなくなったとき、
神は音もなく消えてしまう。

しかし、神は今までずっと生きてきた。
どれだけ時代を重ねても、どれだけ年月が経っても
姿形をかえ、誰かの中でかすかに灯り続けるもの。
それが、きっと神なのだと思う。

そんな俺も、神社の子どもだ。
俺だって、胸の奥にひとつ神を抱えている。

明日もまた、誰かが願いを手放す。
届くかもわからないまま、
それでも祈るしかない声を。

「どうか聞いてやってくださいね、」


神様へ。

4/14/2026, 3:03:24 PM