ししざ

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『神様へ』

今日はいい天気だ。ベランダの戸をひいて、
スリッパを履き、足を踏み出す。
空を見上げてみると、いつもより青く、澄んで見えた気がした。
気分転換に、散歩してみてもいいかもしれない。

そうして軽く準備を整え、
どこかに向かって石畳の道を歩いていると、
目線の先に、小さな白い手紙がポストの前に落ちているのが見えた。
なんとなく気になってしまい、
さっと拾い上げてポストの郵便受けに入れようとして、手が止まった。
内容が目に入ってしまったからだ。

そこには、こう書かれている。

「 神様へ。
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すずが いなくなっちゃいました。
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おかあさんが てんごくってところにいった
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んだよっておしえてくれました。すずはげんき
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ですか ごはんいっぱい、 食べてますか
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また あいたいです。
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すずがだいすきな りりより。」


そっとポストに、その手紙を差し入れた。

さっきよりも歩く足取りが少し、丁寧になった気がした。

4/14/2026, 4:59:27 PM