『夢が醒める前に』…考え中
『安らかな瞳』
良い天気だ。今日は一段と、澄んだ青色が
見上げる目線の先一面に広がっていた。
ベランダの引き戸を開けて、外を眺めはじめる。
すると目の前を、二匹のカラスが
立派な黒い羽を大きく広げ、バサリと大きな音を立てて通り過ぎていった。
静かな朝に響いた羽音は、いつもより迫力を感じさせるものだった。
しばらく、まだ音が残る耳をすませながら
風にあたっていた。
そして今日も、花に水をやる。
この時間は、安らかな瞳で、日々を感じさせてくれるものになった。
『平穏な日常』
朝のアラームが、静かでまだ、薄暗い部屋に鳴り響く。
朝だ。
朝は毎日、欠かさずやってくる。
太陽にも、休みがあってもいいんじゃないか。月に変わって貰えればこちら側も嬉しいのに。
そんな呑気な事を考えながら、朝の支度をし始める。
だるい体を布団から起こしながらスマホに手を伸ばす。
特に誰からもメッセージは来ていなかった。
さて、まずは何か軽く食べる事にしよう。
トーストを焼き、ココアを入れ、一息ついた頃にテレビに目をやる。
最近のニュースは特に良い物を聞かない気がする。
もっと癒し系で溢れればいいのに。
なんやかんやで、ぼんやりテレビを眺めていると、
時計の針の音が、慌ただしく聞こえてきた。
あっ、時間だ。
急いで荷物を持ち、
早足で玄関へ向かう。
ちょっとゆっくりし過ぎたな。
今日はなるべく、急ぎめに向かう事にしよう。
『愛と平和』
ベランダで花を育て始めた。
忘れな草って言う、小さくて、でも見ていて飽きない。そんな花だった。
それから毎朝、
ベランダに出るのが楽しみになった。
見る時間帯によって違って見える。
夕方には花の影がゆらゆら揺れているのが、
とても愛おしく思った。
毎朝欠かさず、今日も元気よく、綺麗な姿を見せてくれている。
それがどうしようもなく、嬉しかった。
見ていて癒される、暖かい気持ちになれる。
いつかは枯れてしまう日が来るけれど、
また会える季節まで、忘れないように。
花を眺める時間は私にとって。
とても平和だった。
『過ぎ去った日々』
まただ。また書けなかった。
小説を書きたいと思っていても、書けない日が続いていた。
そしてやっと、手をつけることができた今。
見る度に増えている曜日に毎回びっくりだった。
いつの間に、こんなに過ぎていたんだろう。
だからちょっとずつ、続けたいと思った。
書けなかった日を、越せるくらいに。