ししざ

Open App
4/14/2026, 4:59:27 PM

『神様へ』

今日はいい天気だ。ベランダの戸をひいて、
スリッパを履き、足を踏み出す。
空を見上げてみると、いつもより青く、澄んで見えた気がした。
気分転換に、散歩してみてもいいかもしれない。

そうして軽く準備を整え、
どこかに向かって石畳の道を歩いていると、
目線の先に、小さな白い手紙がポストの前に落ちているのが見えた。
なんとなく気になってしまい、
さっと拾い上げてポストの郵便受けに入れようとして、手が止まった。
内容が目に入ってしまったからだ。

そこには、こう書かれている。

「 神様へ。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
すずが いなくなっちゃいました。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
おかあさんが てんごくってところにいった
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
んだよっておしえてくれました。すずはげんき
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ですか ごはんいっぱい、 食べてますか
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
また あいたいです。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
すずがだいすきな りりより。」


そっとポストに、その手紙を差し入れた。

さっきよりも歩く足取りが少し、丁寧になった気がした。

3/20/2026, 6:21:37 PM

『夢が醒める前に』…考え中

3/14/2026, 5:18:40 PM

『安らかな瞳』

良い天気だ。今日は一段と、澄んだ青色が
見上げる目線の先一面に広がっていた。

ベランダの引き戸を開けて、外を眺めはじめる。
すると目の前を、二匹のカラスが
立派な黒い羽を大きく広げ、バサリと大きな音を立てて通り過ぎていった。

静かな朝に響いた羽音は、いつもより迫力を感じさせるものだった。
しばらく、まだ音が残る耳をすませながら
風にあたっていた。
そして今日も、花に水をやる。
この時間は、安らかな瞳で、日々を感じさせてくれるものになった。







3/11/2026, 2:24:46 PM

『平穏な日常』

朝のアラームが、静かでまだ、薄暗い部屋に鳴り響く。

朝だ。

朝は毎日、欠かさずやってくる。
太陽にも、休みがあってもいいんじゃないか。月に変わって貰えればこちら側も嬉しいのに。

そんな呑気な事を考えながら、朝の支度をし始める。

だるい体を布団から起こしながらスマホに手を伸ばす。

特に誰からもメッセージは来ていなかった。

さて、まずは何か軽く食べる事にしよう。

トーストを焼き、ココアを入れ、一息ついた頃にテレビに目をやる。

最近のニュースは特に良い物を聞かない気がする。
もっと癒し系で溢れればいいのに。
なんやかんやで、ぼんやりテレビを眺めていると、
時計の針の音が、慌ただしく聞こえてきた。

あっ、時間だ。
急いで荷物を持ち、
早足で玄関へ向かう。
ちょっとゆっくりし過ぎたな。
今日はなるべく、急ぎめに向かう事にしよう。

3/11/2026, 7:51:21 AM

『愛と平和』


ベランダで花を育て始めた。
忘れな草って言う、小さくて、でも見ていて飽きない。そんな花だった。

それから毎朝、
ベランダに出るのが楽しみになった。
見る時間帯によって違って見える。
夕方には花の影がゆらゆら揺れているのが、
とても愛おしく思った。

毎朝欠かさず、今日も元気よく、綺麗な姿を見せてくれている。
それがどうしようもなく、嬉しかった。
見ていて癒される、暖かい気持ちになれる。
いつかは枯れてしまう日が来るけれど、
また会える季節まで、忘れないように。

花を眺める時間は私にとって。
とても平和だった。

Next