ししざ

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「花束」

足元に、沢山の小さな花が咲き始めていた。
それは、どこか懐かしく感じる。

今年もまた、一年に一度だけやってきてくれる。

お墓の前にそっと、花を添えてくれる人がいる。

その人は来てくれる度に、段々と歳をとっている。

私はただ呆然と、足元に残った花束だけを、見つめる事しか出来なかった。

2/9/2026, 11:26:01 AM