『眠れないほど』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
眠れないほど
風邪を引いた。
喉と鼻にくるタイプ。
特に鼻の調子が悪い。
そして横になると咳が止まらなくなる。
それはもう眠れないほどに。
こんな日は早く寝るに限る。
おやすみなさい。
皆様もどうかお気をつけて…
paki
今日は、仕事が忙しいと分かっていた。
そのため、朝から前日に立てたスケジュールを進めた。
昼前、メールが入った。内容は、プロジェクトの再検討。
今年4月に急遽上司から出された依頼。期限は、今年中まで。プロジェクト内容を聞いた時は難しいと感じたが進めた。途中、当社にあまりメリットがないことが分かり相談もした。打合せの結果、そのまま進める判断を得た。
『眠れないほど』
あなたの仕草
あなたの声
あなたの言葉
思い出すだけで愛おしい
あなたの格好
あなたの姿
あなたの存在
脳裏に浮かぶだけで心が踊る
眠ってしまえば
思い出しているこの気持ちが遮断されてしまう
朝が来ればまた忙しさで
あなたのことだけを思い浮かべることが出来ない
だから眠りたくなくて
ずっと考えてしまう夜
眠れないほどにあなたを想ってしまう
2023/12/05
(現実の恋でも2次元への恋でも当てはまることだと思うの)
#3 眠れないほど
自分のお腹の音がうるさくて眠れない。いや、眠れていないのは、お腹が空く前から、なんすけどね。とりあえずなんか食べようとキッチンに向かって冷蔵庫を漁る。ふと気がついた、不自然な量の葡萄ゼリー。
「なはは…僕ぁなにしてるんすかねぇ」
誰に向けたものでもない愚痴をこぼして、作りすぎたゼリーを頬張る。あの子の胃のサイズに合わせて作ったそれでは、全く腹は満たされない。
___あの子が、いつものいい匂いじゃなくなった瞬間を忘れられない。きっと、自分の発言が原因なんだろうけど考えても考えてもお腹が空くだけで。
どれだけ食べ続けていただろう、時間を確認するのにスマホの電源をつけて目に入った『1件の新着メッセージがあります』の文字。通知は切っていたから気が付かなかったが、ちょうど日付を跨いだ頃に来ていたようだ。
差出人は、『礼瀬マヨイ』
「今日は突然逃げ出してしまいすみませんでした。椎名さんが、他の方とお食事されたという話を聞いて、なんだか、いたたまれなくなってしまって。私が嫉妬なんて、烏滸がましいですよね___」
嫉妬?マヨちゃんが?
そのあともマヨちゃんがいっぱい謝っていたような気がするけど、そんなことはどうでもよかった。
また、先程とはかけ離れた軽い足取りでキッチンに向かう。
取り出したのは、まだまだ常備してあった葡萄ジュースとゼラチン。
今日はまだまだ眠れそうにない。
『眠れないほど』2023.12.05
親子ほど年の離れた男の、普段は一ミリもピクリともしないその表情が、柔らかく微笑を浮かべる様を思い出し、わけもなく胸が高鳴った。
直接、自分となにか関わりがあるわけではない。たまにすれ違って、一言二言、会話をするぐらいの関係である。
それでも彼はこちらを認識しているし、きちんと名前を呼んで大人のように扱ってくれる。どうにもならない隔てを感じさせないほどフランクだ。
気難しいというわけではなく、ただ真面目なだけ。
整髪料で固められた髪も、きっちり着込んでいる制服も、あの人の几帳面さをあらわしている。
でも、二人でいるとそれが乱れる。一本だけ額にかかる枝垂れ毛に、緩められた襟元が、彼の余裕のなさをあらわしてる。
それを思い出すたびに、眠れないほどの激情に駆られる。
見悶えて見悶えて堪らなくなったときに、無理だと分かっていて彼に連絡をする。そのたびに彼は眉間に皺を寄せてたしなめてくるが、最終的に許してくれるのはきっと優しさから。
そのような甘やかしを受けることはとても心地よいし、他の誰もこの一面を知らないのだと優越感に浸ることができる。
僕にとって彼の人は、そういった意味で大切な人だ。
〜眠れないほど、秋が恋しくなる〜
冷たい風が流れて涙を乾燥させる。ベランダには数ヶ月前の水着がまだ干してあった。布団の中に入っても夢に落ちない。闇からはきりきりと虫の声が少しうるさい。空からの雫がまた溢れそう。外の空気を吸いに行こう。そう思って靴下を履いてサンダルに足を入れた。電灯はない。黒い靴下が足を闇の中に埋めた。折りたたみ傘をあけた。ポツポツと傘に雫が垂れてきた。溢れそう。道の途中にあった水溜まりに気づかず靴下を濡らしてしまった。冷たい。靴下を脱いだ。濡れた足が風にあたり体を冷やす。少し歩いて空き地についた。音が大きくなってくる。どうせ濡れるのならー僕は思い切り大草原に身を投げ、心を遷した。器から溜まっていたものが溢れた。
ストレスが溜まっていても、嫌なことがあっても、外に心を傾けてみてください。生き物が昔から最も触れてきてきたのは自然ですからきっと落ち着くはずですよ。
明日が来てほしくなくて
眠りたくなくなる
眠ってしまったら、すぐに朝が来て
来てほしくなかった、明日、が来るから
夜は、すごく憂鬱になる
『眠れないほど』
眠れないほど怖いわけじゃないさ。
ただ君に甘えてるだけ。
「ファイトクラブ」
テーマ「眠れないほど」
ミステリー
当事者会に参加してもう4回目。僕は腎臓病ではない。だが参加すると心が満たされることを知ってから通い詰めている。僕は夜眠れない、不眠症を抱えてる。医者に相談しても効果はない。だが、腎臓病の当事者ではないのにその会に参加した日の夜は眠れるんだ。それがこの習慣の発端になった。今や様々な病気の会に参加している。どの病気も当事者ではない、不眠症以外は。だが、ある時同じ顔を色んな会で見た時があった。僕が参加する会のほとんどに参加している男が居た。直感というかなんとなく分かった。おそらく僕と同じだ。当事者ではないのだろう。悩みを共有することではなく、参加すること自体が楽しいという動機で会に参加しているにちがいない。問題は相手が僕のことにも気付いているだろうということだ。周りの人に僕が色んな会に参加していることをそいつに言いふらされては説明に困る。なんとかしなくてはいけない。僕は自分から接触を図った。
「ここは安くていいですよね」
「ここが便利でね。家に近いのもある。」
「あなた、僕のこと覚えてますか?」
「ああ、知ってますよ。あんたとは気が合いそうだと思ってました。」
「嬉しいです。僕もです。、、、さっき離婚当事者の会に参加してましたよね。
眠れないほど辛いことがあっても、私はただ私を傍観しているだけ
私は "私" の主人公にすらなれていない
[眠れないほど]
アナタは眠れないと
ワタシの部屋に入って来てベッドに潜り込んできた
アナタが側に居るだけでも心臓が高鳴るのに
ベッドに潜り込んできたアナタの姿に
眠れないほど、ますます高鳴る心臓
16.眠れないほど
夜になると今日の出来事を振り返ってしまう。
今日はこれができなかった。
この時こうしておけば良かった。
とか…色々考えてしまって眠れなくなる。
誰にも会いたくなくなったり、話したくなくなったりもする。
そのせいで体調が悪くなって学校を休んでしまいがち
こんなことはしたくはない…
だけど自分に自信がないせいか考えることを
やめられずに毎日を過ごしている。
いつか何も考えずにぐっすり眠れるようになりたい。
パパは何かに興味を持つと、眠れないほど夢中になってしまう。
それだけ集中できることがあるってすごいなって思いながら、わたしはパパの健康が心配になる。
「パパ、そろそろ寝る時間よ」
「うーん……」
生返事をするだけで、パパは動かない。
「パパったら!」
「うん、うん」
本に夢中で、全然こっちを見てくれない。
「くしゅん!」
お風呂上りのわたしは、ちょっと湯冷めしちゃったみたい。
「寒いのかい?」
パパが慌ててこっちを見てくる。
「お布団であったまろうよ」
「そうだな」
パパが一番夢中なのは、きっとわたしよね。
『眠れないほど』
眠れないほど雨が降り続く
前までは雨音なんて
少しも気にならなかったはずなのに
あの日から苦手になってしまった
豪雨の中でも響き渡る
造られていない笑みと
明るいあの声が忘れられない
もう1年以上経つなんてね
Theme:眠れないほど
明日はいよいよあの方の誕生日だ。
生まれてこの方調理用のナイフすら握ったこともなかったが、どうしても彼が喜ぶ顔が見たくて、この1ヶ月間、ずっと彼の好きな果物がたくさん入ったケーキを作る練習をしてきた。
最初は果物の皮を剥くのも苦労した。
細かい切り傷がたくさんできてしまった私の手を見て、あの方に心配をかけてしまうことも多々あった。
剣は自分の腕を振るように自在に操れるのに、果物にこんなに苦労させられるとは思わなかった。
それでも練習すれば成果は出るもので、あの方の誕生日を明日に控えた今は林檎でも檸檬でも何でも上手く切れるようになった。
あの方は「いつの間にそんな器用になったんだ?」と不思議がっていた。
幼い頃から仕えていたあの方が、先王の崩御により若くして新たな王となった。
隣国との戦は勿論、若い彼を傀儡にしようとする者や暗殺しようとする者もおり、味方にも安心して頼ることはできない。
それでも、あの方は弱音も吐かずに凛として王の責務を果たしている。
だが、明日は彼の誕生日だ。明日くらいは年相応に誕生日を喜んでほしい。
そのために彼の大好きなケーキを作ることにした。
また、昔のような無邪気な笑顔を見せてくださるのだろうか?
想像すると年甲斐もなく、眠れないほどワクワクしてしまう。
「寝れない...」
どうしたものやら....。
四年前、二人の友人が私の前からいなくなってしまった日からだ....夜も昼も朝も寝れなくなった。
一人は何処か別の場所に行ってしまった。
もう一人は私の前で死んでしまった。
本心はとても寝たいのだが、夢に出てきてしまう。
あの日の出来事が。
あの日目の前で友人が亡くなってしまった日の事を。
「おい」
「げっ、何でいるのさ」
「四年振りに会いに来てやったんだよ。どうせまた寝れねぇんだろ」
本当君はいつも私の本心を突いてくる。
全てをわかった上で来てくれる。
「前みてぇに一緒に寝てやろうか?」
莫迦にしたように言ってくる。
でもそれも不器用な彼の精一杯の気遣い。
「....頼もうかな」
「手前の見る夢っていうのは、眠れないほど怖いのか?」
「君にはわからないさ」
ほら、またこれだ。
嘘をついてないとやっていけないなんて、私も駄目だなぁ。
「いや、わかるな。俺だって、人間じゃねぇって言われるし、手前がいなくなってからもずっと....」
嗚呼、やっぱり。
彼も私と同じだった。
眠れないほどに怖い夢を見るのだ。
「また、来てよ」
「おう」
「じゃあ、よろしくね」
『おやすみ』
お互いに怖い夢を見る。
でも、其れは、一人で寝たときのみ。
側に彼がいて、彼の側に私がいる。
だから、安心して寝ることができるのかもしれない。
# 13
"眠れないほど"
「ほーれ、ほれ〜」
「みゃう!うぅ〜……」
お尻を突き上げ、跳躍の準備体制になる。
寝間着に着替え日記を書き終えた後、猫じゃらしに飛びつく子猫の様に楽しくなりながら、持っている猫じゃらしを動かし続ける。
殆どを居室に閉じ込めてしまっていて、医院だししょうがないと思いつつ、そのせいで体が鈍るんじゃないかと心配になってこの前から新たなルーティンとして、ベッドに入る前に猫じゃらしで遊んでやっている。
「みゃう!」
一気に飛びかかって、猫じゃらしに前足で触れそうになる。
が、既の所〖すんでのところ〗で猫じゃらしを動かして、子猫の狩猟本能を更に引き出す。
「ふふ、ここまで届くか〜?」
先程よりも高い位置に猫じゃらしを持ち上げ、挑発するように手首のスナップを利かし猫じゃらしの先を揺らす。
我ながら意地悪だ。
子猫の為にと始めた事だが、途中から俺が子猫以上に楽しんでしまっている。
「うぅ〜……みゃあっ!」
「うおっ」
再びお尻を突き上げて跳躍の準備をし、飛びかかってくる。慌てて猫じゃらしを逸らす。
──危ねぇ……今の、あと数mmってとこか……?
以前までもだいぶ凄かったが、ここ毎日脚力が着実に増してきているのを実感する。
「……やべっ、早く寝ねぇと」
ふと時計を見ると、もうすぐ日付が変わる時刻を示していた。
慌てて猫じゃらしを仕舞い、明かりを消してベッドに潜る。
「みゃあ……」
ベッドに乗り上がり、『まだ遊び足りない』と言うような声色で鳴いてきた。
「ごめんな……、もう寝なきゃいけねぇ時間だから、また明日な……」
子猫の頭を優しく撫でる。ゴロゴロと喉を鳴らし、手に擦り寄ってくる。
──時間を忘れる程にやるなんて、本当にこいつ以上に楽しんでるじゃねぇか……。
自分に呆れながら、ゆっくり瞼を閉じる。
「……眠れねぇ…」
目が冴えてしまい、しばらくベッドの中をもぞもぞ動いていた。
眠れないほど
「明日が来る」
そんな当たり前のことが怖い。
人と関わらないと生きていけない。
そんな世の中が嫌いだ。
群れでしか行動できない奴も大嫌い。
誰かと共に過ごすくらいなら、
電子機器と過ごすほうがよっぽど楽しい。
私1人じゃなくて、地球が滅びてくれれば
みんな楽になれるのにな。
布団の中でそんなことを考えた。
考えても何か変わるわけじゃないのに。
どうして いつもこうやって
貴重な睡眠時間を無駄にしてしまうのか。
私にもわからない。
今夜は空気が澄み、月が美しい。
こういう日は、月見酒がしたくなる。
夜分遅くに仕事が終わり、久々に誰かと呑みたくなった。
「なるほど、それで和多志のところへ訪ねてきたと。」
そして、同僚の男を何の約束無く、夜分遅くに訪ねた。
「はい。酒瓶は、持ってきました。」
「和多志が明日、仕事なのをご存知ですか。」
「はい。たまには、こういうのも悪くないと思いまして。」
男同士、年齢も一つか、二つしか変わらぬ為、
悪びれもなく、図々しく呑みに誘ってみる。
「お断りします。と、言いたいところですが、今日は付き合います。」
「有難うございます。一つ、借しにして下さい。」
「いえ、以前こちらが借しを作ったので、これで帳消しです。」
縁側に二人で座り、杯では無く、湯のみに酒瓶を傾けて酒を注ぐ。
「「乾杯。」」
「やはり、仕事終わりの酒は別格です。」
「……どこの清酒ですか。」
「知人が酒蔵をやっていまして、そこの少し良い酒です。」
「良い酒だ。」
「そうでしょう。知人に伝えときます。」
「今夜の月は、見事なものです。」
「だから、誘ったのです。」
そこからは無言のまま…酒瓶の酒が尽きるまで、月を見ながら呑んだ。
「では、帰ります。」
「清酒、有難うございました。」
「いえ、こちらこそ、呑みに付き合って頂きましたから。」
「では、又。」
灯籠の要らぬほど明るい、良い月夜でした。
眠れないほど
寝る前色々考えてしまう
私にとっては不安な事とか、
今日しくじった事を考えるのなんて
毎日のあるあるだ。
他にも寝れないほど
考えてしまう事ってあるよね。
楽しみな事、不安な事
たくさんあると思う。
でも考えていくうちに、
私っていつ寝れるのかなって
思ってしまったりする。