『真夜中』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
真夜中の中でも私は歌う。
いつかあの人に届くまで
「声が枯れるまで歌い続ければ──」
と、毎日毎日歌い続ける。
いつか愛したあの人に届け。
時が戻れば良いけど、そんなことはない。
もう生きていないから。
だからもう、少しだけ諦めてしまっている。
けど、また一緒に手を繋いで──
ともに歩こう?
題名「真夜中」
参考「あなたの夜が明けるまで」
↑まじで神曲だから聞いてみてーー!!
"貴方を今迎えに行く"
俺は亡くなった菜月を忘れられない
俺はそのせいで毎日涙を流してしまう
忘れないのに忘れられない。好きでもないのに
忘れられない夢にも出てくる
俺はそれに耐えられなくなった
今から"貴方を迎えに行く"
と、その男性は菜月と同じ場所に行った
星が降る真夜中、というより夜中に僕は家に急いで帰っていた。
まさか、こんなに夜遅くになるなんて思ってなかった。生徒会兼軽音楽部に入っている僕は明日までに会長に提出のプリント記入と部活のスコアの編曲をしていたところいつの間にか10時をまわっていた。
「意外に高校生って大変やなぁ」とふと呟く。
もちろん、会社員の人や大学生も大変だろう。
だけど、中学上がりの僕からすると忙しさは桁違いに感じる。
ふと、夜空を見上げると星が綺麗に輝いていた。
それを見て
「編曲、もっとキラキラしたかっこいい感じの雰囲気にしよ」
いいインスピレーションが貰えた。
遅くなることを連絡してなかったから、急いで帰っていたのに星を眺めて考え事をしながら帰っていた為か思ったより遅くなり母に怒られたのは僕が帰ってからの話。
夜が誘う。
月を背負って影に立つ、その覚悟があるのなら
歓迎しよう
どうぞこちらへ
“真夜中”
[真夜中]
真夜中って12時00分のことを言うのかな?
何でみんなは夜中に真がつくのか不思議に思ったことない?私はすごく気になるな〜
嫌いな言葉を使う人
終わらない仕事
進まない原稿
運営の舐めた態度
トイレットペーパーのストックがもうない
青黒い天井によしなしごとを並べていると
追いかけてくる朝を思って肌が痺れる
この頃泣くことが増えたんですが、よく考えずとも真夜中にスマホで寝落ちする余裕はあるみたいなのでまだまだ大丈夫な気がします
死なない程度に頑張ろ
ふと目が覚めてその痛みに気付く。
(腰痛い…)
あお向けから横を向いて楽な姿勢をとった。うう…と体からの悲鳴が聞こえる。
せまいベッドの中で動いたからとなりのこの人を起こしてしまったかもしれない。
「…ごめん。」
反応なし。寝ているようで安心した。
それはよかったのだがまだ外は真っ暗。起きる時間ではない。
(どうしよう…寝れない。)
起き上がれば起こしてしまうかもしれない。
でも睡魔はどこかへ行ってしまった。
「ううぅ…。」
その無防備な左腕にしがみついて顔をうずめた。
いいにおい。洗剤と柔軟剤とこの人のにおいが混じり合って落ち着くにおいになっている。
顔も頭もほにゃほにゃに溶けていくのがわかった。
寝巻きのパーカーもやわらかくて肌触りばつぐん。
そのへんで買った割安品だが高級ルームウェアに負けていないだろう。
これに頬ずりすると声にならない声が出てしまう。
「へへ…。」
(かわいいな…。)
頑張った昼。夜のごほうび。
ふたりでつくるひとりの時間。
真夜中
私 松永昌子
私は結婚して7年たちました。
私は松永家にやって来た。
いい感じ祝福してもらったと思っていたらすぐにいじめにあいました。
この頃、真夜中に目が覚めてしまう。深い眠りにつくことが出来ないようだ。一旦目が覚めると再び眠りにつくのは難しい。でも気がついて見れば朝になっている。
「真夜中」(一行詩)
真夜中に浮かぶ煙草の火に誘われて
◆
真夜中の迷わされる次の角の次の角の道々
◆
真夜中の輝夜姫は黒髪を靡かせて 団子を食らう
真夜中
真夜中は静かだ
何の音もしない
無に近い感じなのかな?
落ち着くけど外に出るのはこわい
帰って来れない気がする…
ときどき思い出すことがある。
あれはまだ高校生だった河原くんと安居酒屋でベロベロになるまで酒をあおっていたある日。
店を出ると三人組で歳は同じくらいの不良に絡まれた。
鋭く睨み合った後、まず最初にぼくが一発殴られた。
喧嘩慣れしてるがやはり痛く、頬がジンジンする。
それをみていた河原くんが三人相手に飛びかかった。
が、相手はバットや鉄パイプの武器を持っていた。
さすがの河原くんもタコ殴りにされてしまい
急いで仲間たちを集めようと連絡しようとした瞬間、
「うおおおおおおぉぉぉ!!!この野郎!!!てめぇらが武器使うならおれも使うからな。覚悟しろ!!!」
そう言って河原くんは勢いよく立ち上がって
護身のために脇腹に忍ばせておいたドスを引き抜き
一人一人滅多刺しにしてしまった。
酔いも覚めて罪悪感が身体中にむしばんでいく。
ぼくらは逃げることもなく、呆然と立ち尽くしている。
挙句、住民に通報されて警察に捕まってしまった。
正当防衛や少年法が適応されてそこまで重い罪を被ることはなかったが、彼は少年院に送られた。
そしてそれ以降、ぼくらは疎遠になってしまった。
お礼を言いたい。謝りたい。ずっと友達でいたい。
河原くん、いまなにしてるのかな・・・・・・
そろそろ寝ようとベットに入ろうとすると
静まり返った真夜中にインターホンが鳴った。
昼日中に犬と散歩する。
上機嫌に駆ける真っ黒なパグの名前は『ミッドナイト』だ。
「……ミッちゃん、そろそろ帰らない?」
試しに声を投げてみたが、黒パグは力強くリードを引っ張り続けた。元気なのは良いことだ。
『犬を散歩に連れていく』という言葉は、つくづく間違いだと感じる。正しくは人間が犬に散歩へ連れ出されているのだ。
犬がいなければ俺は散歩になど出ない。散歩の主体はどう考えても犬のほうだ。
おもむろにミッドナイトの速度がおち、道脇の雑草のにおいを嗅ぎだした。それに合わせて俺も足を止める。
用を足すのかと思い、袋と水入りペットボトルを用意するが、ただ草の間をうろうろしながら俺のことを見上げるだけだった。
「なに。どうしたのミッちゃん」
その場にしゃがんで首の後ろを撫でると、ミッドナイトはころんと腹を出して俺の手にじゃれた。わりと人通りの多い道だ、ちょっと止めてほしい。
『真夜中』の名がついた黒い短毛がしょりしょりと俺の手をくすぐった。
この名前をつけたのは元カノだ。
夜のような黒をたいそう気に入ったらしく、友人の犬が産んだ仔を俺になんの断りもなく同棲していたマンションに連れてきた。
そして先々月、「他に好きな人ができた」とだけ伝えて出ていった。
最初はミッドナイトも連れていくと言っていたが、俺が「いや」と言ったら「そう」と答えて身一つで去って行ったのだ。
ミッドナイトは彼女より俺とのほうが仲が良かった。俺も彼女よりミッドナイトと仲が良かった。
こういうところで愛想を尽かされたのかもしれない。
「……いや、もっといろいろあったんだろうな」
路上で寝転がるミッドナイトを撫で回しながらそう呟いてみた。犬との散歩はいい、どんなに勝手な独り言を言っても、なんとはなしに消化できる。
俺は立ち上がって、催促するようにリードを引っ張った。
「ほらミッちゃん、そろそろ行こう。あと帰ったらお風呂だからね、道に体こすりつけちゃって」
ミッドナイトはまた機嫌良さげに駆け足を再開した。
小さな歩幅だ。俺の何分の一しかないのに、シャカシャカと動いて俺よりずっと速い。
足下を駆ける黒い毛を見ても、真夜中の色だとは思わない。ブラッシングされて光沢のある黒は、ご飯にのせる海苔によっぽど似ている。
俺が名付け親だったらこの名前は決して付けなかったと、いつも思う。
元カノは朝が嫌いで、夜更けが好きだった。いっぽう俺は夜に起きていられなくて、朝型だった。
そしてミッドナイトも俺と同じだ。
彼女がミッドナイトを連れて出ていくと言った時、俺が「いや」と拒否したあの時。
彼女はとてもホッとした顔をしていた。そんな顔で「そう」と、短く応えるのだから、俺はその声と顔をずっと忘れられないでいた。
ミッドナイトを置いていきたかった訳では無いと思う。それくらいの機微は、俺にだってわかる。
もっと、そんなふうに話が出来ていたら、きっと違ったのだろう。その結果が今より良い未来だったかは分からないけれど。
考えを堂々巡らしていると、ミッドナイトが15時の方向に走り出して不意に腕を引っ張られる。そっちには仲良しなチワ公の住むお宅があるが、今日そこを通る予定はない。やめろパグ公。
リードを引っ張り直すと、ミッドナイトはこちらをちらりと見上げてから真っ直ぐに走り出した。
思考の中に潜っても、すぐに路上に引きずり戻される。
俺の真夜中はもうあの子じゃない。足下を走るミッドナイトだけだ。
いつだって散歩の主体は犬なのだ。
昼の陽を浴びるミッドナイトの毛並みに目を細めて、俺はリードをもう一重、自分の手首に巻きつけた。
𑁍・「真夜中」・𑁍
準備中…
23:55 過去何回読んでいても作り方の確認
23:56 開封他作業
23:57 湯を注ぐ
23:58 待つ
23:59 ひたすら待つ
0:00 フタを開け、後入れスープを入れたら
真夜中ぴったりカップラーメン!
なんで真夜中に食うカップラーメンはこんなにも美味いのか。
夜はポテチもいい、アイスもいい。
だが真夜中はカップラーメンが食べたいのだ。
0:05 あ~うまかった、牛負けた。
(真夜中)
ある深夜、珍しく目を覚ます。
いつも規則正しく生活をしているので、こんな数時間で目を覚ますのは稀な事であった。
すぐにまた眠れるだろうと思って目をつぶるも、やけに頭が冴えてしまった。
観念して起き上がり、水でも飲もうかと共用キッチンへと向かう。歯を磨いてしまったので、部屋に常備しているオレンジジュースを飲む気にはなれなかった。
「あれ、轟くん……?」
エレベーターを降りると、すぐに見慣れた髪色が目に入る。
共有スペースのソファーに彼はいた。
「なんだ、飯田か。珍しく夜更かしだな」
そういう彼は未だ寝ていないようだった。
「俺は目が覚めてしまったんだが、君はまだ寝ていなかったのかい?寮の消灯時間は過ぎているよ!」
委員長として注意をする。
「……悪い」
何処か轟の様子が可笑しい。
「何かあったのかい?」
ソファーの隣に腰を下ろす。特に体調が悪いようでも、疲れているようでもない。
「……いや、大丈夫だ。ちょっと目が冴えただけだから、すぐ寝るよ」
そう言って彼は何か言葉を飲み込んだように見えた。自分の不甲斐なさが悔しい。
「そうかい、何かあればすぐに言ってくれたまえよ」
「あぁ、委員長」
そう言って笑う轟の表情は弱々しかった。
「俺はホットミルクを作ろうと思って来たんだ。良かったら君も飲まないかい?」
咄嗟に口から出た言葉だった。
返事を聞くより早く立ち上がり、手早くコップを二つ手に取り、準備をする。
「すぐに出来るから待っていてくれ」
返事はないが、立ち上がらない所を見て安心した。
レンジで温めている間に、棚を眺めると蜂蜜を見つけた。
もう歯を磨いてしまっているが、安らぎを与えようと温まった牛乳に蜂蜜を回し入れた。湯気からふんわり優しい匂いがのぼってくる。
「どうぞ」
彼の前にコップを突き出す。
「あぁ、ありがとう」
轟はコップを受け取り口元で湯気を感じて何度か息を吹き掛けて、口を付ける。
「……美味いな」
轟の顔がほころんでいるのを見て、胸を撫で下ろした。
「これを飲んだら一緒に部屋に戻ろう」
そう言って自分も口を付けた。
今でもこの日のホットミルクの味を、ふと思い出す事がある。
真夜中。
昨夜は23時くらいまで起きていた
ーさんにLINEをした
返事が気になって、なかなか寝れなかった
頭の中に言葉がたくさん浮かんで苦しかったから気持ちを切り替えてその後すぐ寝た
悪夢を見たか、たくさんの夢を見た気がするが、一昨日の話か昨日の話かまでは覚えていない
真夜中
すべてが寝静まる。と、いうことのない現代。人によってはゲーム、通話、なんなら仕事もある。基本的には静かだ。でも、その裏も存在する。地球の裏側は真昼。
真夜中は寝るものだ。何か考えるのに適していない。夢を見るだけだ。もしなにかかんがえて文面にしても恥ずかしいことしか考えられない。
夜から会ってるのに結局気づいたら真夜中になってて
ただぼーっと車で音楽だけ流してゆったりしてる時間が好きで
匂いがほんのり甘くて 言葉が心に入ってくる感覚がする
心地いいなって思うから時間があっという間に過ぎていく
私なんかに笑いかけてくれて
毎日のように会いに来てくれるのは今だけなんだろうなって
それでも今楽しめるなら全力で楽しみたい気持ちは私も同じだよ
ゆっくり染まっていってゆっくり解けていけばいい
小さな頃、『真夜中』は静かなものだと思っていた
みんな寝静まっていて、それが普通だと思っていた
ほんの少し前まではそうだったのに。
気づけば私は『真夜中』に立っていた
そう、眠ることなく。
まず知ったのは、
夜中にゲームをしてみること、テレビを見ること
そんな家の中でできちゃう少し悪いことだった
でもどうしてそれがいけないんだろう
しっかり寝なきゃいけない
それが今となっては
そんなふうに考えられなくなってしまったな
大人になったということなんだろうか
そして私は『真夜中』に
明るい世界があることを知った
知ってしまった、というのが正しいのかな
外に出て、まだまだ知りたいことが増えてしまった
私の好奇心は留まることを知らない
悪い事だとも思わない
こう思ってしまうのはいけないことなんだろうか