小さな頃、『真夜中』は静かなものだと思っていた
みんな寝静まっていて、それが普通だと思っていた
ほんの少し前まではそうだったのに。
気づけば私は『真夜中』に立っていた
そう、眠ることなく。
まず知ったのは、
夜中にゲームをしてみること、テレビを見ること
そんな家の中でできちゃう少し悪いことだった
でもどうしてそれがいけないんだろう
しっかり寝なきゃいけない
それが今となっては
そんなふうに考えられなくなってしまったな
大人になったということなんだろうか
そして私は『真夜中』に
明るい世界があることを知った
知ってしまった、というのが正しいのかな
外に出て、まだまだ知りたいことが増えてしまった
私の好奇心は留まることを知らない
悪い事だとも思わない
こう思ってしまうのはいけないことなんだろうか
5/18/2024, 5:23:45 AM