『真夜中』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
いくつになっても特別な響き。
学生の時は、テスト勉強をしながらラジオを聴いて過ごした。
仕事の仲間と居酒屋で。
終電を乗り過ごしたことに気づいて、朝までやっている店を探して飲み屋街を歩く。
一人で過ごすときは、ビールとツマミを準備して、借りてきた映画を何本も見る。
今は明日のことを考えて、ビールをお茶にして、映画を本に....なんて言えたら格好いいけど、
結局、今は夢の中で真夜中を過ごす。
【真夜中】
雨。轟々と降り、明日ファルトの匂いがする。
空。真っ暗な紙の上に、藍色を乗せた酔う。
街。被毒輝く明かりは、人々の営み。
星。見栄たらいいな。
真夜中にリラックスし、
チコリーコーヒーを啜る
その芳香が漂い、
部屋中に幸福が広がる
全てを忘れ、ただ今に集中
天使が訪れ、美しい啓示を授けん
人々が迷わないように
人々に危険がないように
僕らは夜に活躍する──
誰もいない時
僕らは信号を送り
会話をする
「今日はどんなことがあった?」
「どんな人が通った?」
「どんな話が聞こえた?」
昼間は目を瞑って
静かに聞き耳を立てる
それが心地よくて
今日も良く……眠れた
夜、僕らは活躍する──
歩くことは出来ないけれど
声を出すことは出来ないけれど
その場を動くことも出来ないけれど
見守っている
晴れの日も
雨の日も
風の日も
嵐の日も
暑い日も
寒い日も
毎日毎日、人々を照らしてる──
でもね、時々は気にしてみて?
真夜中、僕ら電灯(ひかり)で会話してるから──
(2023.05.17/真夜中)
月明かりもない
真夜中に
あなたとの想い出を
心の奥から
そっと掬い上げる
想い出は
少しも色褪せることなく
きらきらと輝いている
思わず
涙が零れ落ち
涙で濡れた想い出は
さらに輝きを増して
深く刻んだ傷さえも
歪ませながら
照らし出す…
想い出を連れて
夜は
音もなく
更けていく
✩ 真夜中 (143)
書く習慣/43日目。
「 真夜中 」…
私「真夜中って、とても怖いよね…」
特に夏とかが多い。
コレは、私の体験談だ、
マヨナカに
とある所の古い家で、私は…
ふと、夜に目覚める
辺りは暗く田舎の為か電灯の光が弱い…
喉が渇いた私は明かりをつけ
冷蔵庫へと向かう、
〈ガタン〉〈ポタン〉と、
静かな空間に僅かな音が響く。
お茶を飲みトイレを終えた
私は戻ろうとした時にふと誰かが居た
シク…シク…ヒク…と、
女性が居た。
とても不気味だったこんな
真夜中に人が居る事に、
女性がこちらに気づきふと顔を上げると
私「!…お化け」
無我夢中に布団に向かうが…
女性がこっちにくる…
私は…
『もうお終いだ…勝てるはずがないyo』
と思いった瞬間、
従姉「ヒク…ウェ〜イ↑」
酒臭い従姉だった…(後、コケた)
私「うらむわ〜」そのまま布団に行き眠る
本当の恐怖はここからだった。
ぷーん、ぷ〜ん、ぶーーーん!
あぁ…なんて恐ろしい音だ。
やはり虫は、獣や人に幽霊よりも恐ろしい
あの忌まわしき見た目と
拡大すると恐ろしい気分に…
私「いやだ…もうコレ…」
布団に潜り時を過ごす…。
夜の虫は朝よりも
活発で集中して飛んでくる…
私「う…助けて」
私はそう思いながら日本人形に言うが
腰をかけて首を横に振るだけ、
誰も助けが来ない…
コレが真夜中の恐怖であった。
・・・なぁ
私「怖いだろ?…わかるだろ?」
マジで 真夜中 の虫は、恐怖だわ…
え?日本人形が動いてるやないかいって?
アレは最初、何かのカラクリ人形かと思ってたけど、普通の日本人形だけど…
別に無害そうだから勝手に話し相手にしてた。
多分、動く理由は色んな神社の札を飾りまくってたせいか爺ちゃんか何かだろうと思ってる。
霊感ゼロ〜の私だけど、
非科学的なモノに耐性があるんだろうな…
でも、生きた人間が相手だと無理だ。
口裂け女とか何か生きてる人間だと
めっちゃ物理攻撃じゃん…執念じゃん…
怪異に会った事ないけどさ、
当たり前だけど、怪我するじゃん
怪しい人が真夜中に引ったくりとか
何か犯罪するイメージがある様に。
それでも、真夜中の空は、
星が綺麗で風がいい感じ
真夜中は恐ろしくも美しい
せっかく真夜中に起きてるし
どうしようかな…
そうだ、コンビニ行こぉ〜♪
では、また明日…
…コンビニ
Q.トイレはどこにありますか?
A.うちにはありません…野糞です。
´ཀ` は⁉︎
『真夜中』
私だけの時間
なにをしてもいい
なにもしなくてもいい
この世界は
存在しているだけで
価値がある
私は
ここから生まれ
ここに還ってくる
そして また
新しい私に
生まれ変わる
力を蓄えて
そうしてまた
闘うために
朝を迎える
真夜中は真昼の裏側
照りつける太陽を見たことがない
輝く虹を見たことがない
光にきらめく蝶を
駆け回る子どもたちの笑顔を知らない
真昼の裏側で
灼熱の大地をゆっくりと冷やし
疲れた生きものたちを静かに休ませ
出会うことのない
まぶしい世界を 時に想う
「真夜中」
#107
俺は真夜中、ベットにごろごろしながら音楽を聞くのが好きだ
だって、"夜"って12時くらいまでは起きてる人も多いと思うけど
"真夜中"って物静かで、誰にも邪魔されないし、すごい特別な感じがするから
俺は断然夜行性。いわゆる猫系?ってやつ…
朝のざわざわした感じが嫌いだ
だから俺は真夜中に音楽を聴いて癒しをもらっている
このままずっと夜が続けばいいのに
でも、毎日胸がざわざわするのはどうしてだろう
「朝なんか、もう来るなよ」
カッターとワイン色のティッシュ、いつも貼っていた絆創膏
明日からもうしなくていいね
???用ロープ、机の上に置かれた雨に打たれてしゃくしゃの手紙
なんで泣いてんだろうね、俺、笑
真夜中_
真夜中
はっと目が覚める。下の子と一緒に入眠してしまうので後から眠る家族の寝顔を見て無事を確認。
また眠りにつきます。
今日はドゥコではないです。
今日ラジオ収録しました。ですが、携帯の不具合でアプリが強制終了して下書きおろか投稿も出来なかったです。真夜中の思い出。
これも合わせてポジティブに考えます!
【真夜中】
「かぁしゃ〜〜〜〜〜ん‼︎」
真夜中、眠っているはずの息子が大きな声で叫ぶ。夢でも見ていたんだろうか。幼稚園に通うようになってから、時々こういう夜がある。
「ハヤト、どうした?」
俺は、息子の背中をさすりながら名前を呼ぶ。
「かぁしゃんは? かぁしゃんはどこ?」
息子は真っ暗な部屋の中、手探りで自分の母の行方を探そうとする。でも、彼の探す「かぁしゃん」はここにはいない。
ハヤトが生まれる前から闘病を続けていた妻のチハヤは、2年前にこの世を去った。幼稚園に通う我が子の姿を、彼女は知らない。
だが、彼が生まれて1年が経ったころから彼女はあるものを作り始めた。菜の花とモンシロチョウの刺繍がついた弁当袋は、お世辞にも器用とはいえない彼女が作り上げたものだ。ハヤトが幼稚園に通うようになったときのためにと、時に自らの生命を削るように必死で仕上げていた。
「ハヤト、かぁしゃんはここだよ」
俺は、部屋の電気を点けて幼稚園バッグに入っている弁当袋を取り出してハヤトに渡した。ハヤトは愛おしそうにその袋を抱きしめ、「かぁしゃん…」と安心したように言った後、間もなく眠りについた。
チハヤ、君の愛の力は絶大だ。以前、夜遅くまでこの袋を作っていた君に「僕の愛があれば、君は何でもできる」って言ったのを覚えているかな。でも、君の命懸けで遺した愛情のおかげで、僕はハヤトのためなら何でもできる。おそらく、今日みたいな真夜中の光景はこの先何度もあるだろう。そのたびに、ハ君と僕がどれほどハヤトを愛しているか伝えて乗り越えていくつもりだ。
だから、これからも僕らのことを変わらず見守っていてほしいんだ。頼むよ、チハヤ。
【愛があれば何でもできる?】
愛があれば、何でもできる。少なくとも、今の私はそう思っている。愛する我が子のためならば、たとえ家庭科の成績が万年芳しくなかったこの私でも、幼稚園に持っていくお弁当袋くらいは手作りで用意してあげたい。
できるはずだ。いや、できなきゃいけない。なぜなら、私に残された時間はもうあまり長くはないから。
この子がおなかの中にいるとわかったとき、同時に判明したのは悪性の腫瘍があることだった。出産まで治療を止めたら、確実に病気は進行する。が、治療を優先させれば子どもは諦めなければならない。
子どもと私の生命、どちらも諦めたくない。
私は、主治医にそう伝えた。そして、一年前に長男を出産した。最近では食欲も体力もだいぶ落ちて、日中動ける時間も短くなってきた。
この子が幼稚園に通うころ、私が母として隣にいることは叶わないだろう。せめて、我が子を愛していた証を遺しておきたい。だから、この子が毎日使うであろうお弁当袋を作ろうと決めたのだ。
「まだ、起きてたの。もうそろそろ寝た方がいいよ」
夫は、やんわりこう言った。
「うん、あともう少しだけ」
私が続けようとすると、いつもは無理に止めることのない彼が、珍しく私の手に自分の両手を添えて作業を止めた。
「今日はもう、終わりにしよう」
「でも、もうちょっとだけやっておかないと間に合わないかもしれないから…」
私がそう言うと、彼はにっこり笑って首を横に振る。
「大丈夫、ちゃんとできるよ。それより、体力を消耗しすぎて明日動けなくなったら困るだろ。休めるときには、ちゃんと休まなきゃ」
そして、彼は私の耳元でこう囁いた。
「僕の愛があれば、君は何でもできるから」
ああ、そうか。そうなんだ。
この人もまた、私と同じ気持ちなんだ。彼の愛が続くかぎり、私の愛もこれから我が子へとつながっていくんだ。たとえ隣にいられない日がきても、私にはまだできることがある。
菜の花とモンシロチョウの刺繍を仕上げるのは、また明日にしよう。彼と私の愛情があれば、できないことはないのだから。
【真夜中】
車の音もまばらな深夜、住宅街を歩く。不眠症に悩まされている僕にとって、こうして眠れない夜を歩くことは日常茶飯事だ。幸運なのはウェブデザイナーとかコーダーとか言われる技術を身に着けているお陰で、理解ある会社に所属出来て、昼の眠い間も、辛うじて動ける夕方以降でも、ゆるゆると仕事ができているということだ。
散歩から帰って朝方になると肉体が限界だとでも言うように入眠し、昼間で何度か目を覚ましながらの睡眠を取る。それまでのある種の気晴らし。ひんやりした空気の中を歩く。静かな中に、時々つけっぱなしのテレビや電気の光がカーテンの向こうから漏れていたり、小さな声が聞こえたりする。
サンダルでざりざりとアスファルトを引っ掛けて歩く。ジャージの上下にぼさぼさの頭で、とてもじゃないが怪しくないとはいえない。実際何度か警察官に声をかけられたこともある。身分証を持ち歩くことを覚えたし、何度が会った警察官とは挨拶で済むようにもなった。
でも、こんな生活がいつまで続くんだろうと思うこともある。以前の会社で超過勤務を繰り返し、カフェインドリンクに頼り続けて肝臓を壊して、入院から復帰したら席がなくなっていた。人事と話した時には傷病扱いで、手当ても出るし席も残ると聞いていたのに、いつの間にか勝手に退職扱いにされて、自宅に離職票が届いていた。勿論職安に時系列から整えて訴えたし、社長は認めなかったが社内では認めたとのことで、会社都合退職にはなったものの、重労働とストレスで不眠症になった。
空を見上げる。排気ガスで曇った空には、大きな星しか見えない。田舎から出てきてこのザマだ。両親には帰ってきてもいいと言われているが、姉夫婦が同居する家に戻る気は起きなかった。
ざりざりと、アスファルトをサンダルの裏に引きずりながら歩く。途中の公園のベンチに座って、またぼんやりと空を見上げた。
月明かりが満ちるとどこまで沈んでいるのかもわからないほど明るく広く、滲む痛みに投げ出した足からたおやかな流れが重い靴を拾っていく
『真夜中』
真夜中
真夜中ってさあ〜
勉強がはかどる日もあれば
テンションがハイになる日もあったり
もう何も考えずに寝たい日もあったり
死にたいなって思う日もあったりで
でも色々乗り越えてやっと夜が明けたら
また1日が始まる
それが嫌だったり、嬉しかったり
つまり真夜中は気持ちを整理するのに
ちょうどいいなって私は思ってる
#5
「はぁ、もうこんな時間...また」
ここ最近、どんどん眠れなくなってくる。
今日は、気晴らしにと静かな街を散歩した。
すると、後ろから肩を叩かれた。
後ろを見てみると、黒い帽子に執事のような服を着た男性が立っていた。
「な、なんですか」
すると、男性は言った。
「こんにちわ。知ってます?この先に遊園地があるの」
そんなことを聞かれたので少し動揺した。
けど、遊園地なんて子供の頃以来だったので少し興味を持った。
「遊園地が、あるんですか?」
男性は、ニッコリと笑うと小さく頷いた。
すると、男性は言った。
「どうです?行ってみますか」
行きたい気持ちは、あったけれど お金を持ってきていなかったので残念な気持ちになった。
そんなことを話すと、男性は自分が出すと言って僕の腕を掴んで連れてった。
そこは、とても美しい遊園地だった。
人が居ないからか、少し不気味に思えたけどそんな所も何だか惹き込まれるような不思議な遊園地だった。
そして、男性と観覧車、メリーゴーランド、お化け屋敷、ジェットコースターなど覚えていないくらいに楽しんだ。
何時間か経ったときのことだった。
眠気が出てきたのだ。
けど、もっと遊びたいという気持ちでいっぱいだった。
すると、そんな僕を見たのか男性はこういった。
「眠くなってきましたね。少し寝てもいいですよ」と
けど、その声は何だか悲しそうな声だった。
僕は、そんなことを思いながらも気持ち良く寝た。
「おやすみ拓也さん。また...最後か」
薄れた声だった。
次に、目が覚めると自分の部屋だった。
「いつの間に帰ったんだろう」と思いながらも朝の支度をした。
今、思うとその日はとってもよく眠れた。
仕事場に行くと、一つの話が耳入った。
「なあ、知ってるか」
「何だよ、」
「黒い帽子で執事のような服を着た男性って」
「嗚呼、知ってる。疲れを癒やしてくれる所に連れて行って行く夢の中の人だろ」
「何だよ、よく知ってるじゃないか。相手の思い出の場所に連れて行くやつ。」
そんな話を聞いた僕は、そうだったのか!とも思ったけれど噂話と一緒にされるとちょっと嫌だった。
僕は、自分だけの言葉で表したいと思った。
(フィクション) 真夜中
真夜中
(宝石の国二次創作)
誰もが寝静まった真夜中、後ろめたさを抱えながら部屋を抜け出す。先日、ーーが連れ去られた。もうはっきりと顔を思い出せない自分に寒気がした。一階に降り、外を眺めながら歩くと、保健室の窓の縁で遠くを見つめるパパラチアに会った。
「……あぁ、お前か」
パパラチアは力なく笑う。起きてきた理由を、僕に問うことはなかった。
「ここにいるとさ、落ち着くんだよ」
そう、特に意味もない嘘を溢した(嘘であるとはっきりと分かってしまった)。誰も彼を責めないのに、きっと彼は自分を責めているんだろう。
「お身体に気をつけて」
そうとだけ告げ、僕は夜の中をまた進む。
仲間の喪失に眠れなくなるのが、僕だけだと何故錯覚したのだろう。虚の岬まで歩いてきた。先客がいた。イエローは虚ろな眼で、打ちつける波が崩れるのを見ていた。
「……あぁ、お前か」
ぼんやりとまだ気付いていないかのように、力のない声で言った。僕と分かっているのか疑問だ。
「ここにいるとさ、落ち着くんだよ」
こんな寂しい場所が落ち着くのだなんて。それは嘘ではなかった(それはなんて悲しいことなのだろう)。今にも飛び降りそうなイエローを、そっと掴んで大地と結びつける。
「帰ろう」
イエローが意味を理解するまで、僕は帰ろうと言い続けた。夜を抜け出すように、空が明るくなる。星が消える頃、僕たちは学校に帰った。
ベタつく靴裏の感覚。壁から臭うタバコの煙。大人達が飲み干すアルコール。きっと虚ろになっている両目を見開いて、しょうもない居酒屋で夜を明かしている。外はもう、ネオンがこうこうと目を潰し始めている。潰されてみようかしら。今日は帳をあげることが許されているのだから、まだ眠る訳にはいかないのだ。
お題 真夜中
誰もいないような静かな夜に、電車のガタガタと言う音が遠くから鳴り響く。
遠いはずの舟の汽笛が、姿の見えない鳥の鳴き声がする。
真夜中はいつも世界に一人きりになった気分になる。
けれどその真夜中の静けさの中に、昼間には出会えないたくさんの息遣いを感じるのだった。
「真夜中」
流れついた夜。
しぶきは星々の代わりをしては消えを繰り返す。波は引いても夜は留まり、辺りの音を徐々に飲み込んでいく。
私は心の蝋燭に火を灯し、波打ち際へと向かっています。あぁ、私は温かい。きっと見失わないで帰ってこれるよ。そう、背中を押されます。
身に纏った白いオーガンジーのブラウスがはためく。襟元から胸元にかけての植物を模したレースの装飾に、しぶきがあたりきらめいている。さらさらとした砂が趾間に隙間なく触れる。汗ばんだ足も砂と同化したようにさらさらと変化した。
私に灯る蝋燭の火は、呼吸するたびに小刻みに揺れます。辺りはもう、何も見えません。呼吸の音も不確かなのに、揺れる火から音が聞こえる気がするのです。あたたかさだけが確かで、ちょうどバイオリンを糸巻するような音が聞こえる気がするのです。