『病室』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
病室
君が目覚めなくなって、数年。
長い長い時間が過ぎた。
僕は今、君のいない日常を過ごしている。
覚めることのない悪夢を、
君が過ごしているのなら、僕は。
僕は、君が涙を流していると言うのなら、僕は。
君の涙を拭う為に、僕は君と同じ時を過ごしたい。
病室
2006年の秋に、私は、家にいたはずなのに、どこかの 病院の病室で点滴を付けながら目を覚ました。
後から聞いた話だけれど、2006年9月28日に病院へと
運ばれて10月の上旬、一週間ぐらい私の瞳が覚めなかった。と、、、
まだ、ぐったりしていては、頭と瞳がボーとしていた。
どこなんだろう?白い服を着た人々がいる………
そこは、JA病院だった
医療従事者に憧れたのも、霊感が強くなった場所、
すべてJA病院から始まった。
人がいないのに、人の影がある。
白い布を被されたベットが地下へと移動するのを
目撃したり
近くの看護師に伝えたが、看護師は、冷汗をかいては
冗談のように話しかけられたときもあった。
当時、私がまだ知らない景色を眺めながらの
入院生活しては、ほぼ毎日のように注射ばかりされた。
手術先の市民病院1人で入院生活が怖かった。
何かを感じたから。
退院してからも、道を間違えて旧伊勢神トンネルを
潜ったこともある。
ほん怖みたいな話になっちゃいそうで…
病室
私の部屋の家具は白くて、(最初は)おしゃれな部屋にしたはず。それなのに家族には病室みたいって笑われる。
なんでかな?って思って考えたら、自分の雰囲気とか行動のクセが部屋に表れて(単純に部屋汚いから)病室みたいに見えるんかなって思った。
とりあえずゴミ捨てと断捨離がんばる。
「病室」
ここが新しいおうち?
おもちゃがいっぱいあるー!!
ベッドもかわいい!!
えっ!なんでも言っていいのー?
じゃあ、ジュース飲みたい!
やったー!!
これでライリーといーっぱいあそべるね!!
...ライリー?
なんでそんなに怒ってるの?
前のおうちを出てから、ずっと様子がおかしいよ?
えっ?
ここは病室?
私を隔離して検査するの?なんで?
...私とライリーを離れ離れにするため?
...やだ。
ライリーと離れるなんてやだ!!!
ライリーはずっと私のそばにいるんだもん!!
ライリー!だめ!!
やめてー!!!
...またみんな死んじゃった
ライリー、どこか遠くに逃げよう?
ライリーと一緒なら私、どこに行っても大丈夫
病室
そうだな
そのまま病室から
帰ってこなけりゃ良かったのに
どれだけ一生懸命やっても
自分の気持ちは無視される
適当にやれば
何か言われ
なぁ、早くアイツつれてってくれよ
先にいった母に願った
どこまで苦しめれば気が済む?
親ガチャって初めて聞いた時
しっくりきた
母と同様、最後まで苦しんで
地獄に堕ちてほしい
「貴方はお荷物でしかないのよ。」
この言葉を最後に、両親は私の前から消えた。
「ねぇ、お話しない?」
誰だ、こいつ?病衣を着ているから、きっと入院患者だろう。身長の低い男の子、中学生ぐらいかな。そんな事を思っていると、彼は少し不貞腐れたように言った。
「僕、高三だから。もうすぐ成人だから。」
驚いた。私と同い年なのか。いや、驚くのは失礼か。私は心の中で謝った。
「君の両親って、何でここに来ないの?」
彼は不思議そうに言った。私は胸が締め付けられた。そして、ゆっくり話し始めた。
私は昔から、体が弱かった。それでも、学校に通えた。私が高校に入る前までは。
「か弱い振りして気持ち悪いんだよ。」
高校に入学してすぐだった。私は虐めのターゲットにされた。両親にも相談した。しかし、誰も信じてはくれなかった。唯一真実を知っている担任は、早々に私を見捨てた。あれから何ヶ月経った頃だ。私は心身を病み、学校に行けなくなったのは。その時から、両親が私を蔑むようになった。私は両親にとってお荷物でしかないのだ。だから、両親は私に会いに来ない。私に価値がないから。
「僕もね。暫く両親に会ってないよ。」
彼は小さく言った。
「僕、もうすぐ死ぬんだ。そんな僕を、両親は捨てた。」
彼の声は、今にも泣き出しそうな声だった。気付いた時には、私は泣きながら彼を抱きしめていた。
「私達、似た者同士だね。」
彼は泣いていた。彼の涙が、私の服に染み込む。その涙はとても温かくて、優しかった。
「これからは、私が君の傍に居る。」
「じゃあ、僕は君を守るよ。」
私達は、小さな病室で誓った。お互いを見捨てないと。
二ヶ月後、彼は亡くなった。余命よりも一ヶ月も生き延びたという。
片付けられた彼の病室。ふと知りたくなった。彼にはどんな景色が見えていたのか。彼は一人でどんな景色を見ていたのか。窓の外を見ると、自然と涙が出た。
「綺麗だね。君みたいに。」
病室の窓から見えるものは、小さい。しかし、温かくて優しい景色が、そこにあった。
#23『病室』
私は産まれた時から病室に居る。
病気持ちのせいで外に出れず外の世界を見た事はあまりない。
病室の窓から見える外は綺麗ですごく美しい。
早く外の世界をもう一度見てみたいな。
病室
白い壁に囲まれた消毒液のにおいがする部屋で
君が眠っていた
痩せて骨ばった細い腕を取っても
点滴のチューブが揺れるだけで
君はなんの反応も示さない
君はずっと眠っていた
僕が知らない間に
探して探してやっと見つけた君が
こんなことになっているなんて
僕に何ができるだろう?
僕はどうすればよかったのだろう?
白い病室で
僕は自分自身を責め続けることしかできなかった
病室にあるイメージ
横に垂らした黒髪
結ばれたリボン
水色のゆかた
細長のかお
とうもろこし
不謹慎だけれど
閉じ込められた空間の
そのパッキングされた空気の中で
ただひたすらに
生きることについて
考えてみたい
精いっぱいの表現を
してみたい
#病室
私は現在入院をしている。病室から何も見えない。春になり桜が咲き誇る時期に私はいま病室に隔離されている 病院に長期間いると季節感などを失う。日本の四季は明瞭なのに私はなぜ季節を感じれないのだろう。辛い・この世に生きる価値がない日々そう思っていた。治療法のない病気にかかるなんて運が悪い。感情は負の連鎖だった。私は早く病室からの隔離から逃れ満開の桜を肉眼で拝みたい
「自堕落な入院生活」
動けないわけではないけど、動く気持ちになれない。
スマートフォンの持ち込みや使用は禁止されていないけど、触る気力も起きない。
昼間は検査と食事以外は寝て過ごしているから、消灯時間である二十一時に眠れるわけがない。
個室ではないのに、まるでひとり部屋にいるかのようだ。
静かな六人部屋に響く空調の音は、余計なものを連れてきてしまう。
手術した箇所を気にしつつ、布団を被る。
こっそりとイヤフォンをつけて聴く、ラジオの深夜番組。
いつもの声に安堵すると同時に、いつもとどこか違うようにも聞こえ、不思議な気持ちになった。
眠りにつくのは明け方。
入院しているのに、昼夜逆転している。
昼間は平気なのに、夜になると襲いかかってくるそれのせい。
────病室
病室
で一人
辛くて、辛くて
30分以上
泣いていたあの頃
今では、あり得ない
けれども
今より
純粋だったんだな~~などと
思うのでした
😭😭💦💦💦😵💫
「では、お大事にしてくださいね」
看護師が出ていくために開いた扉から侵入に成功した椋は、息を吸う。
「やぁやぁ、今晩大人しく病室で寝てるようにと見張り役を仰せつかった、門番の椋先生だよお!
ここでは久しぶり…なのかな?真希ちゃんぼくのこと覚えて……あれ」
演技めいて登場した椋に、胡乱な目を向け反応してくれると思っていた相手は、すでにベッドに横になっていた。
こちらを背にしているので、目どころか表情すら読めない。
「まさかもぉ寝ちゃったあ…?わけじゃないよねえ?…え、無視ぃ…?」
「……クソっ」
「えっえっ、そ、そんな開口一番罵られるほどぼくって嫌われてた…?」
メンタルには自信のある椋でも、昔から顔見知りの女の子にクソ呼ばわりされたら、さすがに動揺を隠せない。
あわあわとベッドの逆側に回って様子を伺って、そこでようやく気が付く。
ベッド横のチェストの上には、彼女のトレードマークの、眼鏡が置かれていた。
「あぁ。ぼくのこと、視えてないのか」
この世界の椋は死人だ。
曰く、幽霊みたいなもん、らしい。
眼鏡を通さないと、真希の世界には存在すらできない。
「クソ…っ」
だから、罵声の相手は椋ではなく、真希自身に向けられていたことにも気付いた。
「だめだよぉ、そんな傷口押しちゃあ。治りが悪くなっちゃうよお?」
患部に押し付ける拳を包むように止めるも、その手は認識されない。
手を抑えるためベッド横にしゃがみこんで見えた表情は、初めて知る真希の弱さだった。
いや、息のしづらいあの屋敷の中で、幼い頃の真希がこんな顔をしていたのを何度か見かけたことがあった、ような。
気丈に揺れるポニーテールが、今はあの頃のように垂れ落ちているからそう見えるのかもしれない。
「がんばったねぇ」
触れられないその片手で、頭の輪郭を触れないように撫でた。
反省タイムを終えたのか、傷口から真希の拳が離れたのを確認し、椋もベッドから離れて伸びをする。
「さぁて、真希ちゃんのプライドを守る門番さんに転職するかあ」
せめてこの病室で、この一夜だけは、安らかな休息を。
柄にもなく椋はそう思うのだった。
【病室】
(病室。)🦜
あのね。
僕が・・・羽根を
骨折した時。🦜
特別に
動物病院で
治療をして
もらった事が
有るよ。🦜
(でもね。)
「普通の怪我は
そのまま
見守ってほしいんだね。」🦜
✣僕達はね、
自然治療力が
強くて
自分で
回復する事が
出来るんだ。🦜
✣親切心で
動物病院に
連れて行っても
《動物保護法で
特別な時、以外
治療が禁止されて
いるんだね。🦜
【親はしっかり
見ているし、
病院に連れて行く事で、
親から、みたら
❝誘拐されたと思うよ。❞ 】
どれだけ血液を分け与えても
救われた命には見合わないだろう。
無機質な病室の真ん中で機械が音を鳴らすことでしか
彼女の生存を知ることができないのはあまりにも寂しい。
そっと手を握れば仄かに体温が残っていて、
分け与えた血がちゃんと身体を巡っている気がして安心すると同時に、ある日突然この温もりがなくなってしまったら、と衝動的な不安も湧き上がる。
護られたのに情けないのは判っている。
だから此処にいるのは俺一人でいい。
病室は、ひとりでさみしいから嫌い。
でもちょっとこの世界から居なくなると思うと好き。
私は、入院したこと無いからよくわからないけど、
今もずっとひとりだから慣れてる。
いつか消えてなくなりたいな。
(本当)
2024年8月3日0:09
【病室】
元気すぎる声が病室に響き渡る
おはよーっ!
うるさい…病室ではお静かにって知らねーのか
これが看護師だなんて目も当てられない
私が入院して一週間が経つ
朝が来るたびに憂鬱な入院生活も、
あなたの声で色がついたように明るくなる
私はあなたの声に救われている
いつかお礼を言いたいけれど
今はまだ恥ずかしさが邪魔をする
いつか退院するまでには、
素直な気持ちを伝えられるようにするから
待っていてほしい
「どうしたの?あきら」
じいちゃんのお見舞いに来たときに彼女を見つけた。
一目惚れだった。
話したこともない。
目があったことすら無い。
そんな彼女に。
僕はこの人と結婚する。
運命だと思った。
幼かったからか、物凄く単純だったんだ。
その後も何度か病院に来た。
その度に彼女がいた。
退院の日。
じいちゃんを迎えに行った。
僕は知っていた。
彼女と会えるのが最後だと言うことを。
だから、声をかけた。
「ねぇ」
後ろから声をかけたからもしかしたら反応してくれないかもしれない。
そうなら諦めるつもりだった。
運命ではないと。
神様が言っているに違いないから。
正直僕も反応してくれるとは思っていなかったから。
「なに?」
しかし、彼女は反応した。
初めて聞いた、可愛らしい声。
目があった瞬間、目を逸らした。
視線を外し、目をつぶった。
「あ、のさ、何でいつもここにいるの?」
とっさではあったが後悔した。
何でこんな質問して…。
「私ね、入院してるの」
心なしか声が近くなったような気がする。
「どっか悪いの?」
聞きながら目を開けてびっくりした。
彼女の顔が近くにあったから。
大きくてキラキラの目をしていると知ったのはこのときだった。
「なっ!えっ?ど、え?…どうして」
「…良かった」
「?」
「名前教えて」
「鈴木(すずき)あきら、お前は?」
「竹内(たけうち)こころだよ」
「よろしく」
「よろしく〜」
「あのさ、電話番号教えて」
「いきなり?親ので良ければ」
「うん」
「ちょっと待ってね」
それからはよく覚えてない。
でも、一つ確かな事がある。
僕と彼女は運命の人では無かった事だ。
だってこうして僕の隣にいるのは別の人なんだから。
ー病室ー
余談
読んでもらわなくて結構です。
最初は鈴木か竹内のどっちかが亡くなったからってことにする予定でした。
が、家族に見られて辞めたほうが良いんじゃって言われてしまったので。
鈴木は結婚してはいるんですけど竹内とではないってオチにしました。
どっちのほうが良かったんでしょうか。
それとも二人がくっつくハッピーエンド?
「病室」
私にとっての病室は
鍵のかかった
あの部屋
学生の頃は
こんな経験すると思ってなかった
去年過ごした9ヶ月
あれが私にとって
プラスだったのか
マイナスだったのかは
定かではない
もう入院はしなくて済むように
心から願う
『繰り返し』
わたしのママとパパはよくおこる。
とくにママは。
わたしにチクチクことばをいったり、たたいたり。
でもそれはわたしがわるい子だから。
かけっこで1ばんをとれなかったり、テストでわるいてんすうをとっちゃったり。
すごくいっぱいわるいことをしちゃうから。
今日も怒られた。
「隣の家の子はあなたより100点以上も差があったらしいじゃない!どうして隣の子はできるのにあなたはできないの!この恥晒し!」って。
でもこれは愛故の言葉だから。
お母さんとお父さんはいつも言う。
「あなたは誰よりも美しくあって欲しい。」
結局お母さんとお父さんは私を一つの作品としか思ってない。
皆んなは何も欠けず美しいパズルが見たいでしょう?
欠けたところばっかりでバラバラの汚いパズルなんて見てもつまらない。
だからお母さんとお父さんは私を完璧にしてくれる。
見られても恥をかかないように。
ピースを違う所にはめても、私の手の行き先を無理やり捻じ曲げて正しい位置に導いてくれる。
それでいい。
何も考えなくて済む。
ただ私はマリオネットのように糸に吊られて操られるだけでいい。
糸に身を任せて。
私はずっと信じてる。
それが愛だと。
信じなきゃいけないから。
これからも私は糸と無理矢理ねじ曲げられた心と共に生きていく。
「私も亡くなった母と父のようにうまく愛してあげれるかな…?」
そう言って私は娘を殴った。
みりんです!
最近始めてアプリのシステムもまだ理解できてない人なので温かい目で見てもらえると嬉しいです…
文章を考えるのが苦手でセンスも全くないけれどよろしくお願いします!