病室』の作文集

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病室』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/2/2023, 4:14:55 PM

病室といえば緩和病棟を思い出す。通常より手厚い看護で最後を看取るにとても良かったが、本人の気持ちとしてはどうだったのだろう。

8/2/2023, 4:10:41 PM

「病室」

命を繋ぎ止めるための生の象徴のような場所です。
入院したとき支えてくれた従事者に今はただ感謝を。
まひとじゃないけど

8/2/2023, 3:55:17 PM

布団、廊下から見えるトイレ、時計と段ボールの机。
床は冷たく、扉は分厚い金属製で格子が着いてる。
外を眺めるのにも格子越しだ。
昼間なのに日差しもまともに入ってこない。

何も無い。

携帯も無ければ、テレビもない。

文字の通り何も無いのだ。

連絡手段は、刑務所の様に文通。
なんなら、部屋自体が留置所のようだ。

朝起こされ。
朝食をとり、服薬。

昼起こされ
昼食をとり、服薬。

夜起こされ
夕食をとり、服薬。

消灯前に起こされ、服薬。

時々目覚め、外を眺める。
土手を歩いてる人が見える。
外の世界は自由だ。
早く外へ出たい。何度願っただろう。

呼ばれる声が聞こえる。
いつの間にか寝ていたようだ。
薬の時間だろうか。はたまた食事の時間だろうか。

今日は何月の何日で、何曜日なのだろうか?
私は、ここに来て何日経過したのだろうか。

早く退院したい。



#病室

8/2/2023, 3:53:08 PM

病室

 夜中にふと目を覚ますと、ベッドの横に母の姿があった。四年前に他界した母だ。
 母は私の顔を見下ろして、微笑みを浮かべている。
 これは夢か幻、幽霊か。無意識に手を伸ばすと、母がその手を優しく握った。触れられる。不自然なほどリアルな皮膚の感触。違和感を覚えて手を引っ込めようとすると、思いのほか強い力で引っ張り返された。私は母に導かれるまま、ベッドから下りて病室の扉をすり抜けた。おかしいな、病室の扉は閉まっていたのに。私はこれからどこへ連れて行かれるのだろう。

8/2/2023, 3:52:37 PM

幸い、自分が入院したことは一度もない。

病室と聞いていの一番に浮かぶのは、肺癌にかかった祖父の見舞いである。


病室、もとい病院というのは本当に白いのだな、と子供ながらに思った。夜になると暗くなった空間に非常口マークの緑の明かりだけ灯されるのだろう。
化学薬品の匂いだったのか、なんだったのかは分からないが、病院には何かの匂いがたちこめていた。

上手く言語化できないが、あそこは恐ろしい場所である。
業務内容もさることながら、あの場所にひたすら身を置いている医療従事者にはとんと頭が下がる。


友人に、医者が何人かいる。

彼らは存外あっけらかんとしており、仕事の中での人の生き死にの話など全くしない。それが本当に気にしていないのか、それとも意識して話さないようにしているのかは分からない。

いずれにせよ、すごい精神の強さだと心底思う。

8/2/2023, 3:37:47 PM

『病室』

初めての一人旅の思い出を映す
フィルムを一枚拾い上げた
そこに映るは白い病室
頭痛と吐き気に耐えきれず
駆け込んだ空港の診療所
脱水症状だと告げられ
人生初の点滴をした
そのときぼんやり見ていた天井が
一枚の思い出のフィルムに現像されていた

8/2/2023, 3:31:32 PM

「病室」

私は目が悪い。そのため眼鏡を外して手術台に乗せられた時は恐怖を感じたものだ。麻酔をマスク越しにされた瞬間に天井は歪み、世界は暗転した。次に目が覚めると病室のベッドの上だった。夢は見なかった、いや記憶に無いだけかもしれないが。気分はあまり良いとはいえなかったが、病院食は美味しかった。

8/2/2023, 3:29:05 PM

ここで念仏を唱えるなって?
なら…はい?十時を切るのも駄目?一応、聖書も諳んじられるんですが、要らない…と
あっなら祭詞や踊念仏はどう…あぁ、それも結構ですか…
うーん、困ったなぁ…
あと自分にできることと言ったら、静かに涙を流すしか出来ないんですが…
えっそれでいい?むしろそれが良い…?
泣きながら踊られるよりも、泣きながらでも近くでもっと沢山話したいですって?
ついでに、眠るまで手を握ってて欲しいんですか?ん?キスも?
…もう、相変わらずわがままですね。

8/2/2023, 3:27:25 PM

【病室】

僕は、みんなから愛されて、親からも愛されて

でも、なんか居づらくなって、精神が狂った。

親に精神病院に連れられ、案内された病室。

そこには、僕よりも年下の少女がいた。

女の子は、家庭が崩壊して精神が狂ったらしい。

『ゴホッゴホッ…ゔ…はッはぁッ…』

女の子は、薬の効果がなくなると過呼吸になるらしい。

でも、苦しそうにする女の子になぜか僕は

興奮した。

精神病院を退院した後、僕は人を殺した。

さぁ、貴方にはこの謎が解けますか?

8/2/2023, 3:23:42 PM

『天井に告ぐ』
ベッドがやや硬い 仰向けな私が見る空は作りもの いつか地方の温泉でみたような はたまた
ショッピングセンターだったか 天井は思い出の主だ
今日もまた自分だけのミニシアターを天井に映しながら いつか役者を続けているであろう友人と本当の空がみたいと願う

8/2/2023, 3:23:22 PM

当時を思い返して書き連ねてみた。



病室

そこは、入院治療を必要とする人の生活の空間。

時に喜怒哀楽の感情が交差する。

時として、正論も残酷な刃となりうる。

尊厳とは。

人権とは。

多くは、みな人生の先輩方が大半だ。

中には、若い人もいる。幼い子もいる。

介助や処置や検査、検温をしながら、言葉を交わす。

「もう、帰るの?お疲れさま。また、明日ね。」



病室

そこは、感情が飛び交う戦場。

スタッフもひとりの人間。

時に悩み、怒り、傷つき、励まし合い、歩み寄り、寄り添う、そんな学びの場。

ベビーの産声がフロアの廊下に響き渡った。

私は、血ガスを片手に急ぎ足で分娩室を出ると、

ちょうどエレベーターを待っていた御遺族の娘さんがこちらに気づき、

「…赤ちゃんの声を聴きながら旅立ったから、母は寂しくはなかったはず。最期まで賑やかよね。」とふわりと泣き笑いしてゆっくりと頭を下げて降りて行った。


私は、同意を表す頷きと大きく頭を下げることしか出来なかった。

瞬く間に涙目になっているのに気づく。

「また今度、今のを編み終えたら見てちょうだいね。」

脳裏に昨日の姿が鮮明に蘇ったから。

上手く言葉はかけられなかった。

悔しかった。

情けなかった。

どんな顔を見せてしまっただろうか。

本心では、しっかりと最期まで見送りたかった。
出来ることなら、もう少し、言葉を交わしたかった。

私は階段を一気に駆け下りた。


階段を駆け下りるまでに、気持ちを切り替えなくては、と。


病室

そこは、命の尊さに触れる場所。

私は、一生この感情を忘れたくはない。

8/2/2023, 3:23:13 PM

ここは病院の一室じゃあないよ。
君と僕の大事なお家さ。

8/2/2023, 3:22:07 PM

なんでだろう
病室にいると
急に絵が描けるようになる
丁寧な手芸作品ができあがる

入院生活は制限が多すぎて
つらいこともたくさんあるけど
ストレスから解放されて
ゆっくりと
自分がやりたいことができる
充実した時間でもある

8/2/2023, 2:56:19 PM

病室にあるアルミサッシの窓から見える空は
確かに綺麗だけど何故か寂しい
何故か考えてみて気づいた
きっとあの空は自由じゃないから
私は田舎で育ってきた
高い建物もなく山だらけの場所で
何にも邪魔されず無限に広がる青い空
それがきっと、自由な空なんでしょう
でもここから見えるのは、高い建物ばかりの場所で
アルミサッシの窓に四角く切り取られた窮屈そうな空
だから寂しく見えるのね
またあのどこまでも続く青い青い空が見たい
こんな病気、早く治して空を自由にしてあげなきゃね






___あるがん患者の日記より

8/2/2023, 2:56:09 PM

ピッ・・・

ピッ・・・・・・

ピーーーーーー/


「」

最後に見た景色は病室の天井。
さよなら世界

8/2/2023, 2:55:34 PM

ベットに入り窓から打ち上げられている花火を見る。

自分は重い病気だから病室からでしか見ることができない。



実際に行って見る花火はとても迫力があり綺麗なんだろうと想像する。


早く病気を治して近くで見てみたい。




お題 病室

8/2/2023, 2:54:47 PM

【5,お題:病室】

5歳の時に喘息の発作で初めて救急車に乗った。
酸素マスクをしないとろくに息ができない程酷かったから、入院はすぐに決まった。
母さんの付き添い入院は出来ないようだった。
3歳の弟は目が離せない時期だし、預けられるような親戚も居ないから
仕方がないと自分に言い聞かせたがやっぱり心細くて、
帰ってしまう母の背に「置いてかないで」と叫んですがった記憶がある。

でも、寂しさはすぐに吹き飛ぶことになった。

入院して3日目家よりも味が薄くて物足りない食事の後、私は外を眺めていた。
絵本もDVDも見る気にならなくて、親と手を繋いで帰る子どもを恨めしそうに眺めていた。

その時だった

ガササッ!

「!えっ...何?」

病室の窓から見える大きな木、たまに伸びすぎた枝が部屋の中に入ってきて部屋が葉っぱまみれになってる。
その木に白い服の小さな男の子が引っ掛かっていた。
パッと見、同い年くらいだろうか?干された布団みたいに伸びている男の子に、私は恐る恐る声をかけた。

「え...っと、大丈夫?」

「うぅ...、...っ!?」

目が回っているのか、ふよふよと視線が定まらない男の子
不意に目が合い、「あ、どうも」と小さく会釈したら急速に意識が覚醒したのか
驚いてバッと飛び上がった。

白い服に白い肌と髪、とにかく「白」という印象の男の子だった。そして特にその中でも目を引いたのは
背中から小さく覗く、これまた真っ白な“羽”だった。

「あなた、飛べるの?」

点滴に繋がれた左手を引っ張り、精一杯体を乗り出して好奇心のままに男の子に尋ねる。
男の子は少しの間、下書きを書いては消すように何度も口をパクパクさせていたが
やや間があってから「飛べるよ」と答えた。

「まぁ、あんまり上手くないけどね...」

「ふーん」

話すことはもうないとばかりに、そそくさと飛び立とうとする男の子に私は待って、と声をかける。

「明日も来て!この病室、他に誰も居ないの寂しくてどうにかなっちゃいそうなの!」

「...!......いいの?」

「っ!もちろん!」

それから完全に退院出来るまでの7年半、その男の子は毎日欠かさずに病室に来てくれた。
そしてどこから持ってくるのか、花やちょっとした遊び道具を運んできた。

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5歳の私が一人ぼっちの入院生活に耐えられたのは彼のおかげだと思っている。
彼が居なければ私の入院生活はもっと苦しいものだっただろう。

そして、後で聞いたことだけどあの病室は“特別”で、親が付き添えない子供たちの部屋なのだそうだ。
何でもその部屋には幽霊が居て、親から引き離された子供をたちの面倒を見てくれるとか

他にも彼に救われた子がいるのだろうか?

彼は小さな部屋の主治医だ。

8/2/2023, 2:45:57 PM

【病室】

 白いお部屋から帰ってきた子供がね、
 夜眠る時
 僕の腕をギュッと抱きしめて寝るんだ。

 親友は、俺にそう語ってみせた。

 子供の彼が入院したのは、一才の頃。
 一才の記憶なんて、誰が覚えているだろうか。
 生まれつきの持病がわかり、やっと衰弱した理由を知るには、少し遅いくらいだった。

 でも、知らなければ死んでいた。

 子も、親もだ。

 病気により日に日に弱る君。
 それはお前のせいだと、親を罵る周囲。
 難病だから小さな病院では見つけられず、専門医に出会うまでは「大した病気ではないのに」と医者から嘘をつかれていたことなど、入院するまで誰が気づいただろうか。
 入院初日、病室で泣きあう親子の気持ちは、きっと他にはわからない切なさを帯びていた。
 子供はやつれていたが、親もひどいクマを作っていた。きっと子供が死ぬのが怖かったのだろう。

 治療すれば治る。
 けれど珍しい奇病の為、施術は困難。

 だから入院は長引いた。その間に、子供は5才にになった。
 その間に色々なことがあって、多くは病との闘いで、子供は逞しく成長した。
 来年には学校にも通うのだという。

 それでも。
 やっぱり、寂しいんだね。

 今でも親の手を、ギュッと握って寝る。
「行かないで」
 と言うより。
「消えないで」
 と願うかのように。他のことは、少し違う握り方らしい。

 俺は彼らに、これからは良いことがたくさんあると良いと思う。病気が治ったことだけじゃなくて、他にも、色々なことが。
 俺には叶わなかったから。

 病室を卒業した君へ、幸せがありますように。

8/2/2023, 2:42:26 PM

空になった病室を冷たい風が通り抜けていく。今はもう誰も眠っていないベッドが少し寂しそうに見えた。
 この部屋で眠っていた人間は、あの木の葉っぱが全て散った頃に、ここからいなくなってしまった。
 いろいろあったことを思い出して、少し涙が浮かぶ。
 きっとこの部屋に来ることももうないだろう。

「帰るわよー」
「うん」

 部屋の外にいる母から声を掛けられ、私は元気よく病室を去った。
 退院おめでとう私。二度と入院なんかしないぞ!


『病室』

8/2/2023, 2:32:20 PM

病室
20歳の頃、盲腸で入院した。初めての入院で、痛みや普段出来ることが出来ない事等、不自由や馴れない環境に気分的に疲れた。一方、日を追うごとに痛みは治まり、退屈な時間を持て余していた…白い無表情なあの一角は、不図した時に、今でも蘇る…もし、大病して、果てるまであの空間で生きるとしたら…

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