病室』の作文集

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病室』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/2/2023, 1:00:03 PM

お題《病室》



時の止まったこの部屋に淡い月明かりがさす。



静寂包む聖域で、透明な便箋に今までの陽だまりの記憶を書き記す。




いつかこの手紙を読む君へ。



ありったけの愛を籠めて。





「あの時――なんて言えばよかったのかなあ……?」




「生きてくれ」と告げられたあの日。



一緒に生きよう、とはじめての愛をくれたあの日。






君の未来を壊したくなかった。


君の未来を、守りたかった。




いつかわかってくれるだろうか?――ちがうね。はじめからきっと、わかってたね。




正解なんて、きっとはじめから存在しなかった。

8/2/2023, 1:00:00 PM

病室から見た空は夕焼けは……
目を覚ます時を僕はずっと待っている

手術に失敗して植物状態になった君を……

この怒りは僕を変えてしまった
手術に失敗した原因を絶対につきとめてやる

絶望を味あわせてやる……
そして君を助けるために

8/2/2023, 12:59:03 PM

一度も泊まったことがない病室。
いいことにこれまで骨折も打撲もやったことがない。
すこーし前に初めて保健室のベットに寝た。
血液検査で血管細すぎて見つからなくて7年間で初めて寝転んだw
結局クッソ痛かったw

8/2/2023, 12:57:27 PM

塊を切り捨てた日の病室の暗闇痛み廊下の灯り

8/2/2023, 12:54:44 PM

微かに温もりを感じる、整えられたベッド。
枯れた花瓶の花、
風で揺れるカーテン。


もう、君は居ないんだね。


君との日々を鮮明に思い出したいけど、記憶の中はぼやぼやしてるよ。
なんでかな。
目の雫が溢れちゃいそうだよ。
視界が滲んで、ぐにゃぐにゃしてる。

なんも、言葉に出来ない。
君以外のこと、考えられない。

だったら__。

*病室*

8/2/2023, 12:53:40 PM

憎しみを手放したい
身体からひとつずつ
失うものと引き換えに

割に合わない苦しさと
無声音の叫びで以って

8/2/2023, 12:52:16 PM

8/2 お題「病室」

 あたしはこの部屋から出たことがない。
 この白い部屋は、病室、というらしい。病気の人が過ごすための部屋。確かに、この殺風景な部屋には白いベッドがあって、時々ドクターが様子を見に来る。
 折しも、ドクターが扉をノックして入って来た。
「やあ、β201sD。調子はどうかな」
「わかんない」
「そうか。そうだね、君自身には異状を感じられないのだから」
 ドクターはあたしの横のモニタに向かい、慣れた手で次々にパネルに触れる。
「だからこその、コンピュータウイルスだ。君は生まれながらにして感染していた」
「治るの?」
「治すつもりだよ。けれど…」
「予算が下りない?」
「痛いところを突くね」
 ドクターは苦笑いする。
「あたしを他のことに使えば?」
「それはそれで難しいんだ」
「ふうん。あたしはドクターと一緒にいられればそれでいいや」
「―――ほら」
 ドクターが少し困ったように、あたしの方に視線を流した。
「君はやっぱり、感染している」

(所要時間:11分)

8/2/2023, 12:52:13 PM

外に見える景色はとても
色鮮やかで眩しくて
澄みわたる空気は美味しくて
車の騒音ですら心地よくて

季節の移り変わりさえも美術館のようで
弾む会話は映画のようで
一日の流れはゆっくりで


時に救急車の音に萎縮して
嫌な想像を打ち消して
自分も
回りもいい方向にいくと
願わずにはいられなくて
重い空気を煙草のように吐き出す


場所に不似合いな会話を
すれ違いざまにしてみたり
自分よりもみな前向きで
救われたのは私の方


この部屋を出る時
私は胸を張る
そう決めたのは
部屋からの様々な景色──





(2023.08.02/病室)

8/2/2023, 12:49:08 PM

病室

「ん〜……なんで俺らが医学研修行かなきゃいけないんすかねー……」
「おい愚痴をこぼすな。人手不足なんだから仕方がないだろ」
「なんも知らないど素人っすよ俺」
「みんなそうだよ。素人の俺らは大したこと任されないから大丈夫だ。というかなんでそんな後輩のような口の利き方なんだお前」
「なんとなく?ていうかヤバくね俺。似合ってね?医療服」
「はいはい。気が済んだら静かにしろ」
「へーい」

院長からの説明を聞いた後

「病室にいる子どもの世話か……いいな」
「健も子ども好きなのか?」
「膨らみがないって最高だと思わないか」
「お前捕まったほうが良いと思うぞ」
「あ、ここじゃん。入っていいよな?」
「いいと思うぞ」
「こんにちはーお邪魔しまーす」
「こんにちは。今日はよろしくね」
「よろしくー」

「なあ兼平〜子どもってこんなにいたずらするもんなの?」
「甜められてるんだろ」
「あマジ?俺勝手に自惚れてただけ?だからこんなに落書きされんの?」
「そうだな」
「兼平の方さ、女の子多くね?ずるくね?ねえ君、俺どう思う?」
「心底軽蔑した目で見ているぞこの子」
「正直な子は好きだぜ」
「じゃあこのまん丸どう思う?」
「まん丸はやめろ。普通に太ってる奴って言え……ええ?結婚?俺よりかっこいい人なんぞたくさんいるぞー」
「あれ俺人として負けてる?」
「ずっと前から」
「やべーじゃん」

業務終了

「良い評価貰えてよかったな」
「こんなふざけた顔でもいいって中々良心的な病院じゃね」
「完全に動揺はしていたけどな。お前の顔見て」
「というか兼平結婚するのか。悲しいぞ」
「しねえよ俺今17だぞ」

8/2/2023, 12:49:08 PM

#病室


毎朝、数秒だけ病室の窓を見やっていた。

最寄り駅を抜けると、歩道橋から大きな病院が見える。このあたりに温泉はないが、何故か名前には「温泉病院」とある、不思議な田舎の質素なつくりだった。2階、3階、と階層が上がるにつれて窓の間隔は均等に並び始める。おそらく個室、患者が過ごすための部屋。

生まれてこの方、入院したことがない。それはとても幸福なことだが、不謹慎にも入院とはどういったものなのかしら、と考えることがある。未知の魅惑だ。無知の知を持っているからこそ、興味関心がふつふつと湧き出てくる。

窓がある。しかしあの窓から病室の中は見えない。せいぜい、空き部屋と思しきカーテンやら点滴が辛うじて確認できるだけだ。私の持つ窓から見えるのはそれだけであり、未知の魔力が消えることはない。
では逆は? あの病室の窓から、外を眺めると一体どんな景色になるのか。そこから見下ろした歩道橋はどうなっているのか、そして窓を見上げる私はどれだけちっぽけに見えるんだろうか。

「ちっぽけだなどと、失礼だ」。こういった考え事には決まってこの言葉で蓋をする。誰だって、自ら望んで入院などしない。病室に蔓延るもどかしさ、不安、退屈、そういったものに押しつぶされそうになっている人だっているかもしれない。そこから見たら、私は五体満足、至って健康、異常なし、オールグリーン。一体どうしてちっぽけに見える理由が存在するだろう。

与えられた日常をそのまま維持し続ける、そうして私は今日だって最寄り駅から高校までの坂道を登る。それはきっと他の誰かの持つ窓から覗けば、夢見た憧れであるはずだから。

8/2/2023, 12:45:36 PM

科浜(シナハマ)第二病院にある、ある病室。
そこには、"でる"らしい。"あれ"が。
それを確かめたくなったある男の子たち。

小学3年生と5年生の妹を持つ、野球一筋の中学1年生・坂本颯介くん。
高校2年生の兄を持つ、一人で突っ走る性格の小学4年生・瓦原龍夜(カワラハラ)くん。
兄弟がいることに憧れている、一人っ子の小学6年生・里月幸也(サトラギ)くん。
男友達とばっかつるんでて女子から嫌われてるタイプの、中学3年生・楓村風樹(カエデムラ フウジュ)ちゃん。


この4人が今日の実験体。
「俺らがお前らを帰れなくしてやるからな。」



後日聞いたお話なのですが、この4人、未だに家に帰っていないそうです。
軽い気持ちで、そのうえ子供だけで、心霊スポットへ足を運んではいけませんよ。



(何を描きたかったのかわかってないです…)

91テーマ【病室】

8/2/2023, 12:45:08 PM

病室
ベッドから見えるのは白い世界と
四角く切り取られたかのような自由な空。
いつここから離れられるだろうか?
ここは、静かで少し寂しい。
生きると死ぬが共存する世界。
けれど、だからこそ、
希望や絶望も存在しうる世界。
ここでは、知らない人と出会い
お互い励まし合いながら、
激しい苦しみの果てに得るのは
元々の自由だけでなく、新しい絆。
一期一会。
その言葉がふと蘇る。

白い世界は、少し怖いけれど、
そこは渡したを閉じ込めている窮屈な鳥籠ではなく、
私たちを守り、少しでも「今」を永くしようとする場所
「今」を大切にしようと思わせてくれる場所

8/2/2023, 12:41:13 PM

病室。
英会話終わりからこんにちは、今日はネタは無いけど意欲はある日。返信考えないでこっち考えてるのは普通に考えておかしいんだけども。

病室というやつは、私の知る限り二種類あるらしいのだ。大部屋に数人が暮らすタイプと、大部屋を独り占めできるタイプ。勿論どちらが高いなんて子供でも分かる。大きいテレビがあって、ソファと机があって、風呂もある。
勿論私は個室がいい。元々身体は弱いどころかとても強く、風邪なんて一回しかかかったこともない。まだ子供で未成年という分類ではあるものの周りから言わせれば大人びていて、大人で、お姉さんで。
個室がいいのだけれど、お姉さんだったから昔大部屋に放り込まれたことがあった。
といっても周りに同年代などおらず、お姉さんだったからお姉さんの更にまたお姉さんとも仲良くできるだろうだなんて安直な考え故に年上ばかりの部屋だった。みんな仲がいいのに私だけぽつんと一人で本を読む。三次元の動画投稿者より二次元や両方行き来するタイプの配信者が好きで、面白いけれど笑わないように、ひっそりとイヤホンをつけて配信を夜遅くまで見漁って過ごした。初めての入院生活。そもそもの話、同じ部屋にいた同じ病人たちはこちらに話しかけることなど一切せず身内ノリで遊んでいた。きっと、私は悪くない。
退院寸前に病が再発して入院生活が延びに延びたこともあり、再発防止にも熱心すぎたあまり入院し始めて三ヶ月目、私は初めて話しかけられた。
名前などもう覚えてはいない。
女の子だった。同い年か、一つ上か。昔からずっと病院暮らしだから世間知らずのある意味箱入り娘で天然、体は弱いのに外に出たがり屋。箱入り娘であるが故に私の求めていた個室で生活していたが、初めて話しかけられたその日に名前を言ってしまったが最後、廊下を練り歩いて気合いで部屋を特定され毎日やってくるようになった。
匂いも声も姿も全て不明瞭な彼女に私は沢山のことを教えて暮らした。好きな歌のこと、配信者など趣味のこと、本で読んだことを知ったかぶって天才かのように話した。ちゃんとお勉強もした。やがて私の方から部屋に訪ねに行くようになり、そこでのびのびと過ごしたり、外や屋上に勝手に行って遊んでみたり、その結果今があったり。ともかくとして今私の中に残っている微かな彼女の記憶は、不明瞭がために輝いていた。
彼女の両親を継ぐために貯められていた彼女自身の遺産は、彼女自身の意向で、一粒のダイヤモンドへと注がれることとなった。
彼女はずっと、ずっと、ずーっと私よりお姉さんをしていたのだ。
私が暮らしていた大部屋から人がまた一人、一人と居なくなる度、大抵数週間もしないうちに新しい病人が足され暮らし始める。その居なくなった人たちの行き先なんて知る気すらもなく、関わったことすら名前すら知らない彼らに割く脳の容量など無かった。
将来の夢を叶えて幸せになってねだなんて大人より現実味のないことをある日突然言った彼女のことで頭がいっぱいで、抜け殻だったし、不運にも私は身体は強いものの心は弱かった。
そしてその願い事を叶えられるほど、私の心体は強くなかった。
病は気からとも言うし、久々の外の生活を満喫する暇もなく逆戻り。配信者にも歌い手にもちゃんとしたアーティストにもなる準備すらまともに出来ず買おうとしたお高いマイクはキャンセル。プラマイマイナスに終わった。
そこまで久々ではない大部屋では、流石に私が一番お姉さんだった。積極的に話しかけに行くように努力した。お姉さんはお姉さんらしく、部屋の中心人物になれたとも思う。
これでいいのだろうか、とも思う。
分からない。何が正解かなんて分からせちゃくれない。献血もドナー登録もした、お金も貯めていた、あと他にすることはあるだろうか。
考えた結果が、部屋の引っ越し。
もう自立しているし、親も仕事の都合で離れた位置にいる。勝手に手続きをした。前の部屋とは違いお金がかかって、広くて、寂しい部屋に変えた。
消えていく悲しみなど知らなくていい。私の担当医のように優しい大人だっているのだ。演技が下手だけど他人思いの人で、子供が大好きな人とか。
私の数少ない遺産は人数分で割って、各々の治療費にでもあててやってほしい。それが出来る出来ないは全くの別として、私は自分にされてしまったことしか出来ない人間だから、一生のお願い。
病室の中が全てじゃない。けど、私たちにとっては病室の中が全て。
せめて病室の中だけでもお姉さんでありたい我儘を叶えてやってくれると嬉しいです。
あの子よりは随分と楽だと思うから。

8/2/2023, 12:35:36 PM

始めに連想されるのは''匂い''
消毒に使われるアルコールの匂い

次は''空間''
白い壁に囲まれた部屋
清潔感が漂う空間だがどこか息苦しく感じる

次は''音''
医者、看護師、患者の足音、声
時々救急車の音
色々な音が聞こえる


僕は病院は嫌いだ。
何故か理由は自分でもわからない。

考えると自分の事って全然わからないなと言う事はわかった。









空は珍しい狐の嫁入り

8/2/2023, 12:33:02 PM

私には、昔に植え付けられた
“トラウマ”がある。
今でも克服することができていない。

私は、小さい頃からドジだった。
それもありえないくらいの。
絆創膏や湿布で済めばいいほう。
包帯を巻くこと、骨折は日常茶飯事だった。
病院の先生は私の名前を聞くと、

「また貴方?」

と言うようになるほどだった。
怪我の理由を聞いても笑わない、私の唯一の相手。
そろそろ呆れられそうだけど。

これは、中学1年生の話。
これくらいになると、怪我の数は減ってきた。
だが、1回1回の怪我がどんどん重くなってきた。
私はいつもの病院の先生に
「貴方はいつでも注意散漫なのよ。」
そういわれた。
でも、意識しても今まで何も変わってこなかった。
どうすれば、怪我が減るだろうか。

ーーそんなことを考えていたら

「危ないッッ!」

は?

この日、私は先生に呼ばれていた。
以前骨折をしてしまったから。
その途中、車に轢かれた。
轢かれたのは、

私の通院に付き合ってくれた恋人だ。

庇われたんだ。
やっぱり、私は注意散漫だ。

骨折を何度もしているから、
あの個室には慣れているつもりだった。
だけど、恋人のにはいつまで経っても
入れなかった。入りたいのに、入れない。
恋人の無事を確認したい。

あれから私は、もう怪我をしないと誓った。
死ぬまで病気にも、怪我もしない。

もうあそこには入りたくないから。

【病室】#3

8/2/2023, 12:28:00 PM

それは確かに昨日まで、数十時間前まで確かに在ったものだ。笑い声や表情、活力、そして暖かい温もりも。今まで在ったものが、無くなった。

初めは悲しかった。辛くて悲しくて泣きたくなって、明日になったらまたお話できるんだと思いたかった。
そのうちに片手で数えられる程になって泣かなくなった。しばらく経ったら両手で数えられないようになった。辛くはあるけれど、慣れたというのが正しい表現に近しいのだろう。慣れてしまったことが今は何より悲しい。

身体を綺麗に整えられて家族と共に病室から去っていく。通り過ぎる姿を見て、お辞儀をして見送る。そうしてまた私は生きていくのだ。それが選んだ生き方だから。

8/2/2023, 12:25:48 PM

病室
静かな病室で、ベットに横たわりながら窓の外を眺める。
けど、私は体を蝕んでいる病にはあらがえないけど、夢の中ならば全てが叶えられる。
ある日のことだった、私が夢を見ていた時に現世が騒がしかった。
騒がしいとき、私の夢を、辛い現実を目の当たりにする。


ゆめのとき、母の顔を見たくなった。
そろそろさめようとしたとき、戻れなかった。
私の夢は意識不明の時にだけ見れた、そう、私は死んだ。
その事実を受け止められなかったが、あの時の医者の顔は悲しそうだったな。
私の病室はなにもない、誰もいない場所になった。

8/2/2023, 12:23:09 PM

病室……。
今、人生の病室に居るようなものだ。
異性と話す機会はあるが、事務的な応答だけ。
花なんて、誰も持ってこない。
点滴も排泄も、自分でやらなくてはいけない。
そう。すべて、あの悪女のお陰だ。人のおもいを躊躇いもなく踏みにじった売女……犯罪者の娘、今井裕子。



病室……。
考えてみれば、多病即災。
今のところ、お世話になっていないのは、精神科と産婦人科くらいだ。

8/2/2023, 12:19:40 PM

お題:病室

水平線の見える綺麗な海に

家族と来てたり

友達と写真を撮ったり

ビーチバレーしたり

日光浴をしたり

たくさんの人が楽しそうにしていた

私はそれを病室で見ている

こんな憂鬱な時間を私は

窓からみんなの幸せを見れてる

私はこの病室になって幸せ者だ

例え体験できない幸せでも

今は胸を張って幸せ者だって言える

「いつかは私も海行きたいな」

その夢が叶うことは無かった。

8/2/2023, 12:15:50 PM

ミニ小説(2)「病室」

ああ、風が吹いている。
心地よさそうな風だ。
地面に落ちた葉を持ち上げ、ふわあと浮かばせては落とす。
病室から眺めていた。
「〇〇さん、また外を眺めているんですか?」
看護師が入ってきて〇〇はうなずいた。ペンとノートを持ち、文字をスラスラと書いてゆく。
「夢は、何?」
看護師に聞かれ、〇〇はノートに3文字の文字を書いた。そこには、「小説家」と書かれていた。
難病にかかり、もう助かる可能性はないと診断されており、未来は無い。
「うふふ。1日でも長く、小説を書きたいんですね。」
看護師が言っても、反応しない。
もう喋ることも憂鬱になっていたからだ。

「〇〇さん!」
声が聞こえても、〇〇は返事をしなかった。心電図を見たくなくなってきた。
「〇〇さん! うなずくだけでもしてください!」
助かる見込みは無かった。〇〇の、短い人生だった。その後、看護師が部屋に入ると、一冊のノートを見つけた。
名前は、「幸せ」
そのノートを開いてみると、
『自分は今、幸せですか? 僕は幸せではありません。そんな僕の夢を語った物語です。

風が気持ちいい。ストレッチをしながら僕は思いました。僕の子供たちが元気に遊び、はしゃぎ回っています。昔、とある看護師さんにお世話になりました。いつもご飯を届けてくれたり、話し相手になってくれたりしました。難病と言われた僕の、最初の友達でした。今は幸せに暮らせています。僕は、小説家になれました。夢が、小説家だったのでとても嬉しいです。葉っぱを持ち上げて、落とした風をずっと見ていました。見てたら、本当の姿の風が見えそうだからです。また、僕は』

そこでノートは途切れていた。

メッセージ
2回目です! 何か書こうと思ったら感動回になる(自分的の)
見てくれた方ありがとうございます(*´˘`*)

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