『生きる意味』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
何のために生きてるんですか?
聞かれた事がある。
生きたいから生きてる。
それ以外の答えがない。
生きる意味が何か問うならば、
今生きたいと思う意味に嵌めると良い。
生きたくなければ
生きず道もあるが、
私はその前に、精神科を勧める。
脳を治療すると生きれる事が多いからだ。
心ではなく脳の治療…
脳の治療なく、死にたい死にたいと
日々唱える人間には
目の前の幸せに気づける余裕もない。
余裕なくして、生きたい意味に辿り着くわけもない。
テーマ「生きる意味」
生きるために探していたのか、探すために生きていたのか。
どちらにしても、俺にはよく解らない。
突然開けた視界、なんて言うと、大袈裟かもしれない。
でも、視界=世界を広げてくれたことに変わりはない。
だから、大好きだったし、こうして話せるだけでよかった。
ーーーけど、そうも言っていられない。
だって、全てが嘘だって、作られた世界なんだって知ってしまったから。
それからは、どうしていいのか解らなくなった。
でも、あいつには絶対に知られたくなくて、必死で隠したっけ。
バレてる、とは思いたくない。でも、聞く勇気もない。
ただ、あいつが悲しい想いをしないように。後悔しないように。
全てに絶望する、なんて、それだけは絶対に避けたくて必死だった。
……あぁ、なんだ。俺にも、”生きる意味”があったんだ。
できたら、こんなことで理解したくなかったのに。
生きる意味
小さな扉 大きい番人
大きな扉 小さな番人
左右二手を示す指先
正解のある問など
このセカイには無く
誰かが セカイを飛び出したとて
唯々 時が巡るだけ
その問に 正解を求めるならば
奈落の歩き方を知る 其れだけだ
滑らかに 踊る様に
酔いどれ乍ら 振り返る
暗闇が滑稽に歩くサマを
お題【生きる意味】
タイトル【宵に濡れ】
題 生きる意味
人生リポート!
あなたの生きる意味はなんですか?
20代社会人女性
エー⋯⋯ あんまりないですかね。やりたいことも特にないですし、毎日仕事が忙しくて、疲れてすぐに寝てしまいますし。こんな生活ダメだよなぁとは思うんですけど、でも多分、改善する気はないと思います。すみません、こんな回答で。怠けた人生で恥ずかしいなぁ。やりたいことがある人って、どうやって(やりたいことを)見つけたんですかね、羨ましいです。
あなたの生きる意味はなんですか?
70代男性
俺はもう死んでもええと思っとる。若ぇ頃は、死ぬんは怖かったが、今となっちゃあもう何も怖くない。だけんどな、生きとるうちは毎日飯作って、嫁さんの仏壇に供えにゃならん。それから嫁さんが可愛がっとった猫にも、エサと水をやらにゃいかん。あとはモーどうでもいい、うん、いつ死んだってええわ、充分生きた。長男と次男がな、俺が死んだらギョウサン人呼んで葬式してくれるっちゅうねん。イマドキやないやろ、な、ヘヘヘヘ。
あなたの生きる意味はなんですか?
6歳女の子
私の生きる意味は、オリンピックに出て、スケートボードで金メダルを取ることです!今はまだヘタだし、たくさん転んじゃうけど、一番好きなスケートボードで一番になりたいです。お父さんも、お母さんも、友達もみんな応援してくれてるから、金メダル取ったらみんなに(金メダルを)かけてあげたいです。
あなたの生きる意味は何ですか?
神様
⋯⋯ イヤァ、俺生きてないですし、そんなこと聞かれてもなぁ。⋯⋯ 俺が?イヤイヤ、俺はニンゲンに生きる意味を与えたことなんてないですよ、マ勝手に崇拝してるニンゲンはいますケド、ハハハ。
そうだなァ⋯⋯ 最近、この時期は自死でコッチに来るニンゲンが増えてるんですよね、昔はそういうの少なかったのに、時代かなぁ。
アー⋯⋯ この女のニンゲンもそうだね。今、俺の奉公が迎えの準備してますよ、オカエリーってネ。悪いことしてないし、ある程度生きたし、地獄行きは免れるデショ。でもなぁ、めんどうくさいんだよなァ。イヤネ、多いんですよ、こういうニンゲン。下界を覗いて、家族やら友人やらに泣かれているのを見ては、戻りたいって言うんですよ。コッチに来たら、もう元のニンゲンには戻れないって、何度説明しても、神様ならナントカして下さいって諦めないんですよ、あんまりしつこいと来世に流しちゃうんですけどネ。俺にはそんな力ありませんよって、ハッハッハ。
逆に、このニンゲンみたいなのは楽ですよ。此岸になんの未練もなく、大人しくいてくれる。でも、このニンゲンの嫁さん、もう流しちゃったんですよね、しつこいから。怒られるかなァ、ジジの話って長いんですよねぇ。そもそも欲の深いのはコッチに住むには向いてないからね、ニンゲン向きですよ。「もう死んでもええ」って言ってますけど、あと30は生きますよ、このニンゲン。猫の方が先に来ますね、畜生の神ならもっと具体的な年数が分かるんですけど⋯⋯ 。
オ、こっちの子は目的があるんですね、ハハハ。⋯⋯ アー、あんまり興味なくて、スポーツとか、優劣の権化じゃないですか。やっぱりこの子もニンゲン向きだったか、迎えはいらないね。⋯⋯ アァ、7歳までは迎えが用意されているんですよ、コッチ向きの子は、ニンゲンの世で生きるのに、あまりに向いていませんから。どんなニンゲンになるか、ここから見ていますからね。
⋯⋯ エー、ニンゲンが生きる意味なんて、考えたこともありませんよ。意味なんてなくても、俺や閻魔は奉公を向かわせませんし、そもそも、意味を考えてる時点でニンゲン向きですネ、ハッハッハ。
生きる意味は毎日の中に少しずつある
あれを食べたい
これをしたい
それだけだって
その日を生きる意味になると思うし
夢を叶えるみたいな大きな目標だって
生きる意味
毎日小さな生きる意味と
今後の目標や好きなことのために
生きていると思ってる
からん、と気分の良い音を立てて、扉は開いた。
年季の入った室内の奥には、一人の男が黒い椅子に深く腰を掛けている。来客に気づいた男は、ぱっと目を丸くすると、にこにこと人好きのする笑みを満面に浮かべた。
「やあやあ。お久しぶりだね。今日は何のようかな?今、飲み物を用意するよ。席に着いていてくれて構わない。ああ、そこでいいよ。紅茶でいいかな?砂糖も用意するよ」
「気を使わなくて結構。それに、今日は依頼じゃあない。時間が出来たから、少し此処に寄っただけだ」
流れるように席を立ち、意気揚々と紅茶の用意を始める男を来客は静かに宥めた。間が開き、来客がコートと帽子をコートハンガーに掛けた頃には、男が二つのカップに入った紅茶を運んで来るところだった。
「はい紅茶。熱いから十分気をつけてね」
「……、相変わらずお前は人の話を聞かん奴だな」
来客は少し顔を渋くしたものの、紅茶の入ったカップに口をつけた。そんな来客の様子を見て、男は満足気に砂糖を入れた紅茶を飲む。先にカップを皿の上に置いたのは、来客のほうだった。
「事務所の看板、閉まったのか」
「おや、気付いたんだね。まあ、君なら直ぐに気が付くか」
男は来客の言葉に、肩をすくめて答える。
「辞めるのか?この仕事」
少しの間が空いて、男のカップがコトリと皿の上に置かれた。男からは最初の陽気さは消え、今は目を伏せってすっかり黙り込んでしまっている。
「……うん。そう、考えている」
男が抑揚のない声で来客の言葉を肯定した。
「そうか」
いたって真面目な顔で、来客は言葉を返した。
来客の顔を見て、男は自信なさげに薄く微笑み返す。
そんな男の顔を見て、来客は。
「そうか、やっとか。いやあ、お前にしては随分長く続いたな。お前なら三日で投げ出すとばかり思っていたのに。当てが外れた。」
——そう、事も無げに言い放ったのだ。
この空気の中、突如として落とされた爆弾のような発言に、男は思わず固まった。
「は、え、いや、どういうことさ!君には僕がそんな人間に思えていたとでも言うのかい!」
「ああ、そうだ」
あっけらかんと答える来客の姿に、男は先程までのしんみりとした雰囲気をかなぐり捨てて問いただす。特に驚いた様子も無く、しまいには、長くても七日だと思っていた、などと言い出す友人。そんな友人に、男は無性に腹が立って……、しかし、何だか面白可笑しくも思えてきた。
「この、このお。君というやつは……。僕はこんなにも真剣に悩んでいたのに……」
涙で滲んだ瞳を揺らして机に突っ伏した男の恨みがましい視線を来客は受けた。そんな男の情けない様子を前に、彼としては豪快に笑った。
「ふふ、ははは……。いや、悪い。悪い。つい、な」
「まったく。もう、酷いよなあ」
ひとしきり笑った後、不意に、来客は何かを企むかのような笑みを見せる。彼の鋭い双眸には、先程までは見られなかった愉悦の色が揺らいでいた。
「ところで、だ。お前の事だ。もう次にやりたい事は決まっているんじゃないのか?」
男は机から顔を上げると、来客の方をにやりと見やった。
「ああ、勿論さ」
ソファから立ち上がり、男は閉じていたカーテンを勢いよく開けた。小さな埃達が、沈みかけた夕日の光を浴びて雪の粒の如く、淡く輝いた。カーテンを開けた窓の外には、夕日色に染まった街が広がっている。
「僕はもっとも偉大な人物になる男だ。こんなちっぽけな探偵のままで、満足するワケないだろう?」
男は挑戦的な笑みを見せ、来客を指差して発言する。
「この街を盗んでやるのさ。君よりもずっと早くね。
ねえ?世紀の大怪盗さん」
「ふ、探偵の次は怪盗か。めちゃくちゃだな、お前は」
呆れたように、やれやれといった様に肩を竦める来客。その表情の裏には、密かに物事を楽しむ気持ちが隠されている。そんな来客の心に気づいたのだろう。男は腕を下ろし、構えを直した。
「まあいいだろう。その挑戦、受けてやるよ。元探偵さん」
「"名"探偵、だよ。挑戦を受けた事、後悔するなよ?」
夕日は沈み、半分に欠けた月が街を照らしていた。
月の光の届く、古びたアパートの一室。此処から、二人による新たな物語が幕を開けようとしていた。
「これで誰もが大助かり!」
「そうなんですよ! 実はお子さんにもメリットが!」
「かと思いますよね? さらにハッピーな機能が……」
憧れの先輩はとても口達者で、
どんな追及の手も、鮮やかに切り返して味方にする。
あっという間に人だかりができていて、
終わってしまえば歓声の嵐。
それに比べて、僕の周りにはほとんど人がいない。
「地味ですけど、その、ホントは面白くて……」
「い、意外と奥が深いんです」
「幸せにもなれます! た、たぶん」
生きる意味のセールストーク。
ありもしない商品を売りつける力が、
僕にはどうも足りないらしい。
早々にブースを畳んで、僕はぶらりと家路に着く。
これで仕事はおしまい。
あとは自分の好きにさせてもらおう。
#生きる意味
ギィー···
重い錆び付いた音を発てながら、扉が開いた。
どうやら先客がいるらしい。
まだ日が暮れると寒い4月下旬の事。
いつも一服するのに最適な廃ビルの屋上、
その手すり柵の向こうに佇む青年。
とりあえず、ポケットに入っているタバコを取り出し
安っぽいスナックのマッチで火をつけた。
タバコを吸い込むと同時にマッチの匂いが鼻を突く。
肺いっぱいの空気と一緒に煙を吐き出す。
あぁ、至福の時だ。
『旨いんですか?』
俯きながら下を眺めていた青年から問いかけがあった
チラリと視線を寄越しながら
「最高だよ」と
それから少しの沈黙のあと彼はぽつり、ぽつりと語り始めた。仕事が辛いこと、恋人と別れたこと、
未来が不安すぎて、どうすればいいのか解らないこと
生きている意味がわからなくなったことeat...。
顔を上げた青年は迷子の子どものような目をしていた。とりあえず、こっち側に来てほしいなぁ
何て思いながら、二本目のタバコに火をつけた。
そういえば、旨いかを聞くぐらいだから···
「ねえ、タバコ吸ったこと無いの?」
『·····ないです』
「こっちおいでよ。物は試し吸ってみ?」
手招きすれば少し戸惑いは見せたが、こちら側に戻ってきてくれた。
あれだけ心の内をさらけ出した癖に警戒した猫のように恐る恐る近づいてくる様が何だか可笑しかった。
ほらっと、タバコと一緒にマッチを渡すと上手くマッチに火が灯せず途方に暮れた顔がまた可笑しく、
仕方なしに、火をつけたタバコを渡したら思い切り吸ったらしく盛大に噎せていた。
『ごほッ、ごほッ、うぇッ。美味しくない!!ウソつき』
腹がよじれるかと思うくらい笑った。恨みがましく
見ていた青年も途中から一緒に笑っていた。
「はぁ~、生きる意味なんてなくていいんだよ。先ばっかり見るから不安になる。まずは、足元見とけ。転ばないように!!それから、酸いも甘いも経験できるものは全て試してみろ。法に触れること以外はな!!」
そう言ってクロネコ青年の頭を乱暴に撫でまわし、
名刺だけ手渡してその場を後にした。
あれから5年、何気無く付けたテレビの向こう側にあの時の青年がいた。
イタリアで有名な靴職人として取り上げられていた。
彼なりの生きる意味が見つかったらしい。
生きる意味
生きてたら、生きる意味を考えている暇はない。
毎日生きるのに必死だ。
『生きられる意味』
私は
生きていていいんだよと
根っこから認めてもらって
苦しい青春を過ごしたの
どんな私でも存在していいと
植えつけられた
私がこの世を生きられる意味が
ここにある
別に生きる意味なんか分からなくていい
今はがむしゃらに生きて
後から、見つけたらいい
もし死ぬまでに見つけられなかったら
その時は、最期を見届けてくれた大切な人のために
生きてたんだと思えば
それでいい
僕が生きていたいと思ったのは君のおかげだ。
疲れた僕を何時でも君は癒してくれる。
「はぁ〜〜〜…まさに至高…」
その柔らかい毛並みに顔をうずめながら、思いっきり息を吸う。
我が家の同居猫、サクラちゃんそんな僕を見ては不機嫌そうに僕の手を引っ掻いた。
サクラちゃんが大きくなってから明らかに怪我の回数が増えてきたけど、そういう所もとてつもなく愛おしい。
君との生活を守るために、僕は明日も仕事に行く。
それが僕の生きる意味だから。
『生きる意味』
『生きる意味』
心臓が動いている
目は開かないけれど
この体に付いている沢山の管
それが君の命
君はずっと目を開けない
でも、心電図は動いている
だから生きているんだよ
君が目を開けたとき
僕は最初にこう言うんだ
「おはよう、寝坊助さん」
僕の生きる意味とはなんなのだろう。
そもそも、なぜ人間は生まれてきたのだろう。
何千年、何万年ものとてつもない時間をかけて僕達は生まれてきた。
少しづつ、少しづつ。
単細胞の時から刻まれた、40億年ほどある“記憶”の遺伝子。
奇跡の積み重ね、偶然が必然となり、我々は今も尚この地を歩いている。
人はみな記憶こそは無いが魂の循環が起こっているのかもしれない。
この宇宙、星、世界で考えた時、僕の悩みなど本当にちっぽけな存在だ。
宇宙から見れば世界恐慌なんてきっと歯痒いもクソもないだろう。
きっと、僕たちは本当の生きる意味は見つけられないだろう。
だが、神様のいたずらでも、この奇跡を憎んでも、僕達は存在している。
アリが道際にできた水溜まりの広さを知らないように、僕達は宇宙の広さを知らない。
苦しく、辛く、死にたいと思った時も、本当に世界が滅亡してしまった時も、神様のいたずらなんだ、と思っておこう。
きっと、僕たちのこの存在も神様のいたずらから産まれた不完全な存在なのだから。
「生きる意味、ねぇ」
チラリと紙を見やって、少女は呟いた。黄色のウルフボブの毛先を指で弄りながら、座っていた椅子から降りる。
意味、いみ、イミ…
「んー、分かんないや!」
少女は持っていた紙を放り投げ、歩き出した。
行った先には、扉が一つ。開けるとキィと音がした。開けた先には、エメラルドの髪をした人が一人。
「君の生きる意味ってなぁに?」
「私の?私の生きる意味は君だよ。君は私の神様だから。」
その答えを聞くと、また少女は歩き出した。
行った先には、また扉が一つ。開けた先には、白い髪の人が一人。
「君の生きる意味はなぁに?」
「アタシの生きる意味なんて聞いて楽しいことはなぁんにもないよ。」
「知ってる。けど聞きたいの」
「ふーん、まぁアタシの生きる意味はね、気に入らないヤツを殺すこと!どう?素敵でしょう?」
その答えを聞くと、また少女は歩き出した。
行った先には、また扉が一つ。開けた先には、背の高いナニカが一つ。
「君の生きる意味ってなぁに?」
「あ”ーあ”ぅ”あ”ぇあ”あ”」
その答えを聞くと、また少女は歩き出した。
行った先には、また扉が一つ。開けた先には、黒い髪の人が一人。
「君の生きる、」
少女は言葉を呑み込んだ。
「ね、君の生きる意味は何だと思う?」
黒いウルフボブの少女は聞いた。
「そういう質問って困るね。なんて答えれば正解?正解なんてない!とか言う?まぁ何でもいいや。生きる意味だっけ?まぁアレじゃない?生まれたからじゃない?これであってる?」
「大正解!君の生きる意味はそれだ!」
そう言うと、黒い髪の少女は消えた。
残された黄色の髪の少女は、紙を拾い上げた。
『生きる意味って人それぞれやけんね!あんま考えても仕方ない!聞いて回って分かったやろ?あ!ちなみにボクの生きる意味(?)はとにかく楽しむことやよ!』
「文字だけで良くここまで五月蠅くできるなぁ」
そういうと少女は椅子に座り、目を閉じた。
『生きる意味』
誰も何一つ持たないで
生まれてきたのだから
其処に一切は無いのだ
だから我々は
この足を進める他はなく
この手で探る他はない
行き倒れる程の荒れた道も
旅の終わりには愛おしい
なんて
そんな夢想の欺瞞も許せるなら
きっとおまえは見つけたのだね
守護霊や前世や引き寄せの法則を信じてやまない母に育てられました。
「人は必ず今世での目的があって生まれてくるの」「どんな出来事も魂の修行」母の目に映れば人生の何もかもに意味があるようでした「きっと前世で」「導かれた」「霊的なメッセージだ」「あなたはAB型だから神経質ね」「こんな事が起きるのはマイナスの波動に引き寄せられているから」意味意味意味意味意味意味意味が横溢する。
苦しむ人を目にしたとき母は言うのでした。「みんな修行の為にそういう人生を自分で選んで生まれてくるの。だから可哀想なことなんてないのよ」
マルチ商法にセミナー商法に心霊商法に疑似科学に陰謀論に騙されそうして周りの人間の尽力と幸運からギリギリ手遅れになる手前で引き返したあと母は言うのでした。「全ては学び。必要があるから導かれた、無駄な経験ではなかった」
母は何もかもわかっているかのように穏やかな微笑みを湛えています。間違いも偶然も無駄も理不尽も世界の複雑さも目に入らず、起きる事全てに納得のいく意味がある美しい世界に生きているのです。一本道の迷いない人生。一片の後悔もない人生。
ソレを見続けて些かうんざりした自分は、自分が生きていることに何か意味を見出しそうになると、反射的に吐き気を催すようになったのです。母の満足気な微笑みが思い出されて。
(生きる意味)
心を探してる
見えないから探してる
一緒だったけど
はぐれてしまって
みんなは
「消えた」と言うけれど
心を探してる
会いたいから探してる
私は忘れはしないから
太宰治
生きるなんて行為に価値があると本気で思っているのかい。
お題 生きる意味
生きる意味について
この話については広すぎて、深すぎて、話が尽きることはない。
・まず、好きなことがあること自体が生きる意味である。
人は誰しも好きなものや好きなことが絶対にある。好きなものや好きなことがないとしても、それは思い出せないだけだ。人の言うことや世間の風潮に流され、好きと思ってはいけないと思い込み、忘れてしまっているのだ。
でも、落ち着いて紙にひとつずつ楽しそうなことを書いていれば、必ず好きなものや好きなことは思い出せるし、生きることも楽しくなる。そしてそれが生き甲斐、生きる意味へと繋がる。
・また、スピリチュアルな話になるが、生きるというのは、魂を成長させるためという考えがある。
なんでも、宇宙を作るための経験と知識を積むために生きているのだとか。あの世で500年かからないと得られない経験や知識が、生きていることで1年で得られるらしい。
本当かどうかは分からないが、本当だとしたら、これほど貴重な経験をさせてもらえているのかと感謝したくなる。限りのある人生をどう生きるか考えて行動する難しさの理由はそれかもしれない。
他にも色々あるが、生きる意味は、それだけたくさんあるということである。