現実逃避』の作文集

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現実逃避』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

2/28/2026, 8:22:17 AM

自分の機嫌は自分で取る。

スイーツを買って帰る。最新作を観に映画館に行く。
もはや外出するだけでもいい。
とにかく、機嫌が良くなる方法をいくつか用意して、
それを支えに日々の大変なことを乗り越えていく。

ついこの間、意味不明な理由で上司からお叱りを受けた。沸々と怒りが込み上げてきたが、土曜日にライブの予定があったおかげで、何とか持ち堪えた。

平日に嫌なことが起きても、週末に予定があるだけで、
心の持ちようがだいぶ違う。
少し先の予定を組んでおくと、モチベーションは下がりにくくなる。
社会人を10年以上経験してきた中で導き出した処世術のようなものだ。

自分の機嫌を瞬時に察知できるのは、
結局自分しかいないんだよなぁ。

そのことに気づいたとき、それと同時に、
私の機嫌に恋人や友達が必要以上に付き合う必要はない
ということにも気がついた。
そして、思った。

ひとり旅をしよう。

ひとりなら、日帰り弾丸旅行だって気にならないし、
飛行機に乗って美味しいものだけ食べて帰ってくることも、
ひとりだから気兼ねなくできちゃう。
機嫌を良くするための方法が格段に増えたのだ。

どうせなら、縁起の良い日に出かけてみようと考え、
運気の良し悪しを調べたりもするが、これを誰かに話すと、そんなことだけで予定を立てるなんてナンセンスだとケチを付けられることも多い。
最初から否定で入る人に説明するのは面倒なので、
最近はこの手の話はしないことにしている。

日常を平穏に過ごすために必要な現実逃避を
誰にも邪魔させない。

今日は、何も予定のない休日。
来月から仕事でバタバタすることが予想できているので、
今のうちに現実逃避ができる予定をカレンダーに入れておこうと思っている。

予定を考える時間もまた、現実逃避ができる時間。
こうして、私の日常は守られている。

【現実逃避】

2/28/2026, 8:21:00 AM

暗い部屋で毛布に潜り音楽を聴く。
それが僕の嗜好である。

世間では、それを現実逃避と言うらしい。

逃避なんて言い方は正直気に障る。
人なりに生きている現実がある。

どんな生き方をしたって現実は現実だ。

逃げてはいないはずだ。

テーマ:現実逃避

2/28/2026, 8:17:07 AM

「おはよ!」
目が覚めて早々、喧しい声が響いた。隣に眠っていた弟が、どうやら先に起きていたらしい。
「……うるせぇな…………はよ。」
体を起こして伸びをすれば、背骨がボキボキと軽快な音を鳴らした。
今日は何も予定は無かったはずだ。まだ冷蔵庫に食料も残っていたし、買い出しにも行かなくていい。合法的な引きこもりが可能な素晴らしい1日である。
「あー……映画でも見るか。」
立つのも面倒で、ベッドの上から上半身を乗り出してリモコンを手に取る。テレビをつけると、神妙な顔をしたニュースキャスターが、気の滅入るような事件の話ばかりを連ねている。
さっさとサブスクの配信アプリに入って、受動的に、おすすめ欄の映画を再生し始めた。陳腐なホラー映画は、安っぽい血糊と作りものの悲鳴がうるさくてかなわない。
「ねー、兄ちゃーん……これ変えよ?違うのがいい。」
弟までそう言い出す始末。結局冒頭5分で視聴を諦めて、弟の好きなアニメの映画を見ることにした。
上がる血飛沫も、悲鳴も、三次元のものでないだけで急にあの安っぽさが薄れる。耳を裂くような甲高い声も、可愛い女キャラの顔に合わせれば心地よいものだった。
「……兄ちゃん。」
ふと弟が呼んでくるので、ベッドに寝転んだまま顔だけを向ける。弟は何かをずっと口籠っていて、一向に口を開く気配が無かった。
「……なんだよ。言いたいことあんなら早く言え。」
弟はまた気まずそうにこちらを見上げて、視線を下に俯かせる。映画はそれなりのクライマックスシーンに突入し、壮大なBGMと共に平面的な死闘が繰り広げられている。金属同士の触れ合う音が、やけに大きく、リアルに響いた。
「……外、どうなってるの。」
俺は思わず顔を顰めた。せっかく忘れられていたのに。
外からは、アニメに負けないくらい、赤と黒ずんだ茶色に汚れてぐちゃぐちゃだった。3歩歩けば死体に当たって、はみ出した内臓を踏み潰す感触が靴裏越しの爪先に触れる。あの妙な光が空から差した日から、この街は変わってしまった。おかしな化け物が街を闊歩し、人を見つけては遊び殺して去っていく。誰も彼も、外に出なくなった。店も何もがひっそりと忍ぶようになって、買い出しの時は皆まとめ買い。貨幣より、物資の方が価値の上回った街だ。買い物というより物々交換に近い。
せっかくいい休日になりそうだったのに、と内心若干萎えながら、分厚い遮光カーテンを締め切った窓を少しだけ覗いた。
「……いつも通り。四脚型が1体と水母型が2体だって。」
弟は平然を装って無関心そうに生返事を返したけれど、その体が僅かに強張っていた。
静かに狂ったこの街からの脱出は、まだまだ叶いそうにない。

テーマ:現実逃避

2/28/2026, 8:04:18 AM

139.『今日にさようなら』『枯葉』『同情』

 なんだよ、聞きたい話があるって。
 話なら別に事務所でもいいだろ。
 なにもこんなに騒がしい居酒屋に来なくたっていいだろうに……
 お前、こういう騒がしい場所より、もっとオシャレなカフェとかの方が好きだろ……

 ……えっ、俺が探偵事務所を始めた理由が聞きたい?
 いやいや、それはちょっと恥ずかしいなあ。
 確かに事務所やカフェで改まって話すような事じゃないけどさ。
 ほら、別の話題にしようぜ。
 他に聞きたいこと、あるだろ……?

 ……ええっ、どうしても聞きたいって?
 うーん、そこまで言うなら仕方がない。
 じゃあ、名探偵・五条英雄の誕生物語を披露するとしよう。
 一言も聞き漏らすなよ。

 ……『結局話すじゃん』とか言わない!
 そのイタズラが成功したような顔もやめろ!

 こほん。
 えー、言ったことないと思うけど、俺は元々サラリーマンだったんだ。
 日本人なら誰でも知っている大手に勤めててな。
 ……違う、自慢じゃねぇ。
 とにかく、汗水たらして働いていた。

 でもさ、『やりがいがあったか』って聞かれると微妙だな。
 上司も同僚もいい人ばかりだし、今で言うホワイトな職場だったけど、俺には退屈な場所だった。

 朝起きて飯食って、出勤して仕事をこなす。
 終れば帰宅して、また飯を食って寝る……
 次の日も、その次の日もおんなじ、朝起きて出勤して夜寝る。
 ずっと代り映えの無い生活を送っていた。

 休みは普通にあったけど、特に趣味はなかったから寝るだけだった。
 いや、『趣味はあったけど、楽しむ気力が無かった』が正しいな。
 あの頃の俺は、息をして動いているただの人形だった。

 『つまらない今日』が毎日続く。
 本当に苦痛だったよ。

 もちろん抗おうとはしたぜ。
 この退屈な日々から抜け出して、刺激的な日々を送ろうと思った事は一度や二度じゃない。
 でも出来なかった。

 辞めたところで行く当てもないし、他にやりたいこともない。
 仕事では人並みに頼りにされていたこともあって、踏ん切りが付かなかったのもある。
 そのまま何も出来ず、ただ月日だけが流れていった。

 それから働き始めて3年目の冬のこと。
 その時、公園で一人で弁当を食べていたんだが……

 ――ボッチとか言うな!
 よく食う同僚とタイミングが合わなかっただけだよ!
 いちいち茶々を入れないと聞けないのか、まったく!

 えーと、何だっけ?
 ああ、公園の話だったな。

 ベンチに座って食べていると、公園を掃除している男性が目に入った。
 地面に落ちた枯葉を箒で掃いていただけなんだが、なぜか目が離せなくてな。
 なんとなく、その人をボーっと見ていたんだ。

 で、ずーっと見ていたんだけど、余りにもガン見過ぎたんだろうな。
 不意に目が合った。

 ……掃除の人に同情するって?
 言い方に気を付けろ!
 確かに、不審者だった自覚はあるけどな!

 続けるぞ。
 それで、清掃員は俺に聞くわけだ。
 『何か用ですか?』ってさ。

 馬鹿だと思われるかもしれないけれど、その時の俺、まさか声を掛けられると思わなくてさ。
 すげえ焦って、とっさに『お仕事大変ですね』って言ったんだ。

 するとさ、一瞬驚いた顔をして、でもすぐに笑顔になってこう言ったんだ。
 『大変ですけど、楽しいですよ』ってな。

 それを聞いて、俺は衝撃を受けた。
 『俺もこんな風に笑って生きたい』、そう思ったんだ
 
 ……『正気か?』だと。
 ぶっちゃげ、あの時の俺はどうかしていたんだろうな。
 まあ、それくらい気が滅入っていたんだと思ってくれ。

 そこから話が弾んで、実は掃除の人が『探偵』だって事が分かった。
 それを聞いた俺は、すぐに仕事を辞めて、弟子入りを志願した。
 探偵・五条英雄の誕生さ。
 見習いだけどな。

 探偵としての生活は、それはもう刺激的な日々だったよ。
 あれほど悩んでいた自分が、馬鹿らしく思えたね。
 探偵になって、俺はようやく『つまらない今日にさようなら』と相成ったわけさ。

 まあ、それ以上に大変なことも多かったけどな。
 なんせ、給料安いのに激務で――


 ……って、聞いてねえな、おい!
 口いっぱいに食べ物頬張りやがって、リスかよ!
 さっきから思ってたけど、あんまり集中してないだろ。
 そっちから聞いてきたくせに、興味無しかよ!

 ……どうせ『定年後に蕎麦屋を始めるオヤジ』と思ったから、碌に話を聞かなかっただと!?
 それは、俺も薄々思っているから、それ以上の追及はなしだ。
 だが、そこまで分かってて、なんで話を振って来たんだよ!

 ……『男は自分の過去を聞かれたら喜んで話すから、そのまま気分よく奢らせろ』って本に書いてあった?
 お前、最初から俺に奢らせる気かよ!
 今月仕事ないから、火の車だって知っているだろ。
 ていうか、そんな作戦バラす奴がいるかよ!?

 ……はあ、財布持ってきてないって!?
 脇に置いてあるそのオシャレなバッグは飾りかよ!
 今更隠しても無駄だ。
 ……最悪だ、結局俺が奢らないといけないのか……

 ……なに、質問があるって?
 お前、この期に及んでまだ何かあるのかよ。
 追加の注文はなしだぞ。
 それ以外なら何でも言え……

 ……『探偵を始めて、どうか?』、だと?
 はは、そんなの決まってる。

 ――大変だけど、やりがいはあるよ。

2/28/2026, 7:54:08 AM

現実逃避

約束
必ず守るって信じてる
ついてほしくない嘘はつかないで

ふたりで行った風のまち
一緒に歩いた石畳
やさしく響く胡弓の音色

一緒に風のまちを歩いた夜

現実も心も独り占めしたい
現実からそっと離れて
何度も君を信じて、目を閉じる

2/28/2026, 7:48:49 AM

仕事の帰り道の途中に
小さな公園がある。

一日、誰かの身体に触れた後
まっすぐ家には帰らない。



夜の公園はとても静かだ。

昼のざわめきが消えて
鉄の匂いと、少し湿った土の気配。
街頭の、わずかな灯り。

ブランコに腰を下ろし
冷たい鎖を握る。

揺れる、というのは
決めきらない、ということ。

前にいくときは
「今日もよくやったね」と
未来へ渡す。

後ろに戻るときは
「ここまで来たな」と
過去を撫でる。

どちらも本当で
どちらも途中。

いちばん高いところで
一瞬、無音になる。
世界が止まる。

街の音も
誰かの期待も
自分の役割も
ふっと遠のく。

その瞬間
私は、夜の一部になる。

私は、誰でもない私に戻る。

強く蹴らなくても
高く上がらなくても
それでも、ちゃんと深くゆれる。

ブランコは
前に進むための道具じゃない

揺れを味わう
余分なものを落とすための装置。

だから、今日も少しだけ
揺れて帰る。

どこにも行かない。
ちゃんと戻るよ。

私のもとへ。

#ブランコ

2/28/2026, 7:42:44 AM

現実逃避?
目を逸らしたいこと、、?

そうだね、、人間の醜さから目を逸らしたいよ。

なんでかな、、?
どうして、、あんな酷いことを言えるのかな、、?

2/28/2026, 7:30:45 AM

週末に家で小説を一節ずつ書き進めることが

私にとっての現実逃避。


原稿用紙の上では私の鉛筆が魔法の杖に変わる。

小説が進まないときは、

詩を書いて登場人物の心情を描写する。


誰かが救われる小説が書けなくても

自分が救われる小説ならば

きっと誰かの支えになる一節が小説の中にある、はずだ

2/28/2026, 7:30:27 AM

#現実逃避
「向き合え」と言う人ほど、
逃げ場をいくつも持っている。
現実逃避は甘えらしいけど、
現実は、そんなに甘くない。

2/28/2026, 7:29:17 AM

感覚を埋めるんだ

視覚を誰かが作った物語に
聴覚を誰かが作った音楽に

空白の中にはいたくない
動かない自分が見えてしまうから

そうやって
ぎゅうぎゅうに押し込まれた感覚を
解放するときを待っている

ぱっと勢いよく巡って
溢れ出す何かがあるはずだから

ただときを待っているだけ

#現実逃避

2/28/2026, 7:28:55 AM

現実逃避って、現実のリスクを放置してるから現実逃避になるので、そりゃ明日は試験なのに前日の夜も対策しないとか、入金の締め切り日なのにコンビニのATMにいかないとか、負け確定の敵前逃亡やってたらそりゃ破綻するでしょ。

でも社会から誘発され続ける過剰な感情や思考から距離を置く、っていう意味なら、こっちはむしろ意識的に続けた方がいいような気もする。
脳で走りっぱなしになってるアプリを閉じてメモリー空ければ、その案件もけっこうバックグラウンドで処理が進んでたりするので、ネット動画でよく薦められてる、朝に散歩するとか、筋トレするとか、部屋の掃除するとか、毎晩暖かいお風呂に浸かるとかは、たぶんこれ。

あとは現実を離れてそこで何をしてるのか、ってのも面白くて、たとえば車馬の喧騒を離れて酒飲んじゃってるのに、ふらっと庭のすみで菊を采ったりするとなぜか詩の古典になる。たぶん創作とかしてる人たちは、みんなレポートの締め切りが明後日とか、振り込み行かなきゃとか、嫌な上司の顔とか、鼻水止まんないけどもう花粉症?とかからはひとまず距離をおいて、いろいろ取り組んでるんだと思う。でも絵師さんたちは、なぜかこれといって構えることもなく、時間があったら楽しくお絵描きしてたり、時間なんかなくても書類のすみに落書きしちゃったりしてる。羽海野先生も、確か仕事の合間にお絵描きして遊んでた。幸福な種族。

だから不思議なもので、人智を越えた御業は必ずしも人間側の事情には依存せず、どっぷりと世間にまみれた状態でも産みおとされたりするみたい。クーデターの主導者のガチガチの弾劾裁判なのに、やたらと神がかった弁論しちゃうとか、鳥山先生の奥さんが思い付いた「かめはめ波」とか、咳をしたら誰もいなかったりとか、普通に人間にある天地からすごいものが生まれてきたりする。

まあ、あとは現実逃避の密やかな魅惑というか、〇〇しなきゃいけないのに…とか言いながらどうでもいいことをやり始める背徳感も抗いがたい。

2/28/2026, 7:05:09 AM

こんな夢を見た。真っ暗な部屋で私はブラウン管テレビに家庭用ゲーム機を繋いでゲームをしている。それが自分のやることだと疑うことなく一心不乱に。ゲームの中の操作キャラも真っ暗な世界で光から逃げるようにパズルを解きながら走り回っている。光から逃げながらパズルを解くのがこのゲームの目的らしい。だが少しずつパズルの難易度が上がっていき、詰まることが増えた。苦戦している間にも光は操作キャラへ手を伸ばしてくる。そうして、ついに光が操作キャラを包み込むと同時に私の目の前も光に包まれた。と思うと、部屋の中が明るくなった。明るくなったおかげで散らかった部屋の中がよく見える。急な明るさに目を細めながら部屋を見回すと、誰かが窓の前に立って外を眺めている。この人がカーテンを開けたようだ。
「おはよう、前より上達したんじゃない?でも、もう起きる時間だよ」
テレビ画面を指差され、そちらに視線を向けるとゲームの中のキャラはスーツを着て会社へ向かっていた。そうか、もう起きなきゃいけないのか。

2/28/2026, 6:51:53 AM

現実逃避

春の日差しの中、あなたを想い眠る。
少し強い風が私の頬を撫でた。
乾燥した風だったけど仄かに暖かさを持っていた。
あなたは今何をしているのだろうか。
昨日から既読のつかないメッセージを眺めながらあなたを想像する。春めいた服装、風に揺れる黒髪を作り出す。
そんなことしたって、もうあなたは私の隣にいないのに。
幻想と妄想の混じった今に傷つく私。
狂ってしまう前にあなたの姿を浮かべながら遥かな逃避行。
あなたは幻想と遊ぶことをを現実逃避と笑いながらつっこんでくれるかな。

2/28/2026, 6:41:18 AM

現実逃避

「おかえり」 と

あなたが言うから

「ただいま」 と

ほほえんだよ

2/28/2026, 6:28:17 AM

『サボるためにサボる
 やすむためにやすむ』


思いっきり休もう
休むために休もう

スマホも電源OFF
テレビやラジオもつけない
私にとって今の時代は
情報だけで溺れてしまう
だからみーんな電源OFF
それに節約にもなるし
みんなもお休みができるから


「なにもしない」をしたいな
庭やベランダがあるなら外に出て
何も考えずにぼーっとしてみる
椅子があるなら椅子に座って
景色を眺める をしてみる
お外が苦手なら
いつものお布団で惰眠をむさぼる
もし寝付けなくてもいっそゴロゴロ

「目的なし」がしたいな
行くあて決めずに散歩する
人の少ないところに向かいたいかな
にぎやかなところに向かいたいかな
答えは今の私にある
応えはその時の気分


「何もない私」を沢山感じて
開き直るような気持ちになったりして
忘れてた辛い気持ちを思い出したりして
急に泣いちゃったりすることあったりして
思い出した悔しい気持ちをぶつけたりして
吐きそうな気持ちを全部吐き出して
我慢してた涙を今全部流しきって

その時やっと見えてくる
今の私の本当の気持ちや
私が向かいたい方向性


私の中身を
スッキリさっぱりさせていく



―――さて、
明日は全力で謝りますか
仕事…、サボっちゃったし

でも、
私がいなくてもちゃんと世界が回るって言う
小さな証明になっちゃった…

けど だからこそ私は
私が 私の意思で
回したい歯車だと思えるものを
探しやすくなった気がする


〜シロツメ ナナシ〜

2/28/2026, 6:13:26 AM

現実逃避

 しゃくしゃくカリカリとした食感。
 塩辛さと香ばしい海苔の風味。
 手指についた脂まで舐めとる。
 子供の頃から欲してならないポテトチップス。
 強い味は脳の注意を奪い取り、嫌なことも気だるさも食べている間は忘れられる。
 手軽で安価なドラッグ。

2/28/2026, 6:12:29 AM

そんなこと言ったって、やりたくないことはやりたくないのだ。

私だって好き好んでミカンばかり食べているわけではない。これで5個目。指先はミカン汁で黄色くなってきたし、いい加減歯ごたえのあるスナック菓子も食べたくなって来たけど、今こたつから立ち上がったら現実を直視せざるを得なくなる。見ざる聞かざる言わざるプロポーザル。プロポーザルってどういう意味だっけ?勧めるだか推奨だか。知らん。今は指がベタベタだからスマホで調べ物もできない。

【お題:現実逃避】

2/28/2026, 6:06:26 AM

現実逃避のために漫画を読んでるのに、その漫画に関わる人達が現実の胸糞悪さを思い出させるようなことしてるの信じられない。


END

「現実逃避」

2/28/2026, 6:04:21 AM

現実逃避


季節の節目。
大抵の桜が散って、遅咲きの桜が美しい頃。
なんとなく花の香りがしているような気がする。
俺は決して、窓を見ないように俯いて机を見ていた。
見なければ無かったことになってくれるはずだ。そんな馬鹿な事を考えながら、ひたすら机の木目を見つめる。
(これは妄想なんだ…きっと、妄想だ)
きっとこれは、俺の願望が生み出した妄想に違いないのだから、わざわざ窓へ……正確には、窓側へ、顔を向けて確認する必要はない。確認したくない。

「あの、聞こえてますか?」
「…いや?」
「聞こえてますよね?」

妄想が話しかけてきた。俺はそれに返事をした。
つまり俺は妄想と会話をした。
駄目だこれは、いよいよ末期だ。病院へ行こう。
内心で病院へ行く計画を立てながらひたすら机を見つめる。そろそろ飽きてきたが絶対に隣を見てはいけないので見つめ続ける。
周りがまた、ざわざわとしだしたところで、隣からズズ、ズズ、と妄想のくせにやけにリアルな物音がした。
ふわりと、柔軟剤かシャンプーか、俺には分からないが兎に角、いい香りが鼻腔を擽る。
妄想は俺のシャツをくいっと、控えめに引っ張った。

「……ねえ、本当に大丈夫ですか?席替えでそんな顔する人、貴方だけですよ」

小さな鈴のような、せせらぐ水のような、澄み切った、少し低いが、丁度いい落ち着きのある中性的な声。
教室の喧騒で、俺たちの話し声で、いつも簡単に掻き消されてしまうあの声。
それが、今、真隣から。

「あの、どうしたんですか? 具合わるい?」

袖を掴んでいた指が離され、代わりに俺の額へひんやりとした手のひらが当てられる。
妄想ではなかった。
いつも一人静かに教室の隅で本のページを捲っていたあの人が、すぐ、傍にいる。
妄想じゃなかった。妄想じゃなかった!
つまりこの醜態を隣でバッチリ見られている。

「………大丈夫」

なんとか絞り出した声さえ裏返った情けない俺を、隣からくすりと笑う声がした。
嗚呼、やっぱり花の香りがする。

2/28/2026, 5:59:38 AM

『現実逃避』

興味深い小説を古本屋で見つけた。

裏表紙に描かれたあらすじを読むと、

主人公は、身長172cm体重60kg、短髪で程よく清潔感のあるごく普通の会社員。趣味は、キャンプと1日1善を心がけている。
コツコツ徳を積んでおくことで、何か良いことがあった時に、
"あの時、徳を積んだからだ"って思えるから。
そんな主人公のサクセスストーリー。

中身が気になって、少し読み進めたところで、
財布の中身を確認すると、150円。
小説の値段は、190円だった。
小説を棚に戻し、古本屋の入口にあった募金箱に
150円を入れて店を出た。

そんな僕は、身長172cm体重60kg、短髪で程よく清潔感のあるごく普通の会社員。
趣味は、キャンプ。
あと今日から1日1善。

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