『狭い部屋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
うー、、私の部屋ってこんなに狭かったっけ?汗
違うな、、、
私たちが大きくなったんだ。
もうずっと一緒にいる幼馴染。
でも私はいつからか、幼馴染じゃなくて、
1人の男の子として、好きで。
好きになってて、、
いやずっと好きだったけど
これが恋になるとは、、、
今日も普通に部屋に来て宿題やらゲームやら
くつろいでるけど
私ばかり緊張しててバカみたいだなぁ、、
きっと気持ちを言えば幼馴染にすらもどれるか、、、
関係壊れるくらいなら
このままそばにいる方が良い、、
『なぁ。聞いてる?』
「ん?ご、、ごめん!聞いてなかった。なに?」
『いや、だから
もう幼馴染つーか、友達やめない?』
「え、」
ショックというかびっくりというか、え、どういうこと?
『彼女になってよ、俺の。
好きなんだ、ずっと。もう、ずっとこのままは限界。』
夢か私の都合の良いように聞こえてるだけなのか思いがわーっとなって溢れる涙に
びっくりしている彼。
「、、、私も好き」
ずっと好きだったのと袖をギュッと掴んだら
全身で抱きしめてきたから
心臓に悪い。
泣くほど嫌だったのかと思って焦ったと言ったあと
絶対離さねぇ
っていうから心臓に悪い。
1人ではちょっと広いなと思う部屋も、
2人でいたらちょっと狭くなる。
でも、それがまた嬉しい。
狭い部屋
私が生まれた当時、まだ十代だった両親は、町外れの四畳半のアパートぐらしだったらしい。その後いくつか引っ越しして自宅を持ったらしい。三人兄弟の私は、以来自室なんて持った事はなかった。今でも狭くてもいいから、部屋が欲しいと思う。
狭い部屋
狭い部屋が怖い。
痛みはいつも弱いものに牙をむくから。
私は弱かったから、いつも私ばかりに痛みは振るわれるから。
狭い部屋で母はいつも叩いたから。
狭い部屋、そこには痛みが鮮明に残っていたから。
僕の中には狭い部屋がある。
僕がその部屋にいる時は、
僕じゃない僕が動いているらしい。
僕はその部屋にいる時の記憶が無い。
その部屋から出てくると
学校では授業が終わっており、
喧嘩したあの子とは仲直りしていた。
何が何だか分からなかったし、
同じような事が沢山あったからすごく苦労した。
でも、ある日、親に精神科に連れていかれた。
なぜ精神科に連れてかれたか後で僕は知った。
診察室の中で色々質問され、
テストみたいなものを受けさせられた。
僕は淡々とそれをこなした。
全てが終わり、また診察室へ呼ばれて
先生にこう言われた。
『君は解離性同一性障害だね。
いわゆる多重人格と言うやつだ』
僕は思い当たる節があり、納得した。
親もびっくりはしていたものの、納得していた。
その日から僕は自分では無い自分と向き合うことになった。
向き合うようになってからは記憶を共有し、
苦労することはなくなった。
【狭い部屋】
#40
どっちかが嘘ついてるやろー。
ブロックされてるって言ったら、私してないとか
ブロック枠にないとか、や、だから、ブロックして忘れてるんだってば、
学べよ
「狭い部屋」
僕には祖母がいました。
祖母は医者から手術をすれば助かる可能性がありますと言われていたが頑なに断った。管を繋げてベットで生活するのは死んでるのと変わらないと言っていた。祖母は狭い部屋で皆に見守られながる息を引き取った。
あなたには大切にしているものがありますか?
それは一体なんですか?
家族や友人、恋人などの存在ですか?
誰かからの贈り物ですか?
僕には大切にしている言葉が有ります 。
祖母から言われ一度も忘れたことの無い言葉
「貴方はもう少し自分に自信を持ちなさい。大丈夫、貴方は強い子よ。自分を信じて道を歩けばきっとたどり着く。私はあなたの味方だからね。」
この言葉を最後に聞いたのは祖母が亡くなる3日前、
僕は人生相談をした。
祖母は真剣に聞いてくれた。
「将来が不安なんだ。色々と思うことがあって、最近はぐっすりと眠れなくて。」
祖母は何が不安なのか聞いてきた
「来年からは奨学金を借りて高校に通うんだ。それが終わったら、今度は大学。借りたお金を返せるのか、そもそも学校を入学し卒業できるのか。数え始めたらキリがないよ。」
祖母は僕の気持ちを理解してくれた。
「貴方は不安を感じていて、それがなにによるものなのか分かっているのね。なら大丈夫。学校に通うのは将来を不安にするためじゃないよね。将来を楽しくするため。奨学金を借りたのは将来への投資とでも考えなさい。もちろんそんなことで不安が消えるとは思っていないわよ。貴方が不安に思っていることを私に相談したのはなぜ?私を信頼しているからでしょ?貴方には不安を打ち明けられるひとがいる。それはとても大きなこと。あなたは自分で思っているほど小さい人じゃない。」
僕は泣きそうになった。こんなに自分のことを信じてくれる人がいる。とても大きな力になった。
僕が気持ちの入れ替え、立ち直ろうとした時
祖母があの言葉を言ってくれたんだ。
「貴方はもう少し自分に自信を持ちなさい。大丈夫、貴方は強い子よ。自分を信じて道を歩けばきっとたどり着く。私はあなたの味方だからね。」
僕は気持ちの入れ替えが出来た。不安が無くなったわけじゃない。不安になった時に立ち直れる術を見つけたんだ。あの言葉を思い出すとおばあちゃんが見守っている気がするんだ。1人では無い、その考えが僕の心を大きく成長させた。
あの言葉を忘れないよ。
僕は1人では不安なことが多いから、おばあちゃんの言葉を思い出して強く生きてる。今は僕の味方はおばあちゃんだけじゃない、友人達や家族がボクを支えてくれてる。もう不安に閉じこもっている僕じゃないから安心してよね
また、会いましょう
今度は広い草原で思い出話をみんなとしましょうね
コロナに罹った。
しばらくこの部屋から出られない。
テレビをつけたら
悲しいニュースが流れてきそうだから
ドラマと映画だけ観ることにした。
あのゲーム機
あの漫画
やっぱり買っとけば良かったな。
明日
いや今日
このあとすぐにだって
わたしも悲しいニュースとなるかもしれない。
この部屋で
独りで。
カーテンを開けてみた。
外は今日も穏やかに晴れてる。
わたしがこの部屋に閉じ込められてることなんて
誰も知らないみたいに。
#狭い部屋
私にこの世界は広すぎたのかもしれない。
私の人生において、こんなに綺麗で残酷で儚い世界なんて必要なかったんだ。
それこそ狭い部屋だけで十分だったのに。
どうしてこんな感情、知ってしまったんだろう。
冷酷でいられる人が羨ましい。
それと同時にこんな自分が妬ましい。
どうしようもないこの感情をぶつけて良い場所なんてどこにもなかった。
私はどこにもいない。
だったら私の世界もどこにもない。
私はどこにいるの?
狭い部屋
右手を伸ばすと音楽プレイヤー。
左手を伸ばすと古い雑誌。
右足の先にゴミ箱。
左足の下に毛布。
卓袱台にはペットボトルとコンビニ弁当の容器。
本棚には読み飽きた漫画と小説。
全て手の届くところにある。
ガチャリと鍵の回る音がした。ハッとして身を起こす。ドアノブが動く。外の光が影に遮られる。
「ただいま。いい子にしてた?」
優しい声に、柔らかな絶望が湧き上がる。
手を伸ばすと彼は私を抱きしめて、首輪とリードを確かめた。
狭い部屋
6畳と3畳、1K、バストイレ別の狭い部屋。
シングルベッドで身を寄せ合って、あったかかったクリスマス。
あの夜にあなたにもらったネックレス、どこに行ってしまったの?
こんなに狭い部屋なのに、あなたの愛が、もう探しても見つからない。
彼女の部屋はワンルームだ。備え付けのベッドが部屋の半分を占めているし、キッチンのコンロは一つで、洗い場の隣はまな板すら満足に置けやしない。おまけに、換気扇の隣に設置された扉付きの棚はやけに高く彼女では到底届かないため、貴重な収納スペースだというのに完全に忘れ去られていた。
そんな部屋は俺には窮屈で仕方がないが、小柄な彼女にとってはそこまで不自由というわけでもないらしい。むしろあちらこちらへ物が散っていなくて助かるとまで言っていた。そんな風だから無理に連れ出すわけにもいかず、俺の方から時たまこの部屋に出向いているわけだ。
何度も訪れているうちに換気扇へ頭をぶつけることもなくなったし、ただ歩くだけでゴミ箱を蹴飛ばしてしまうこともなくなった。とはいえ、狭い浴室で壁に肘をぶつける頻度はなかなか減らない。縦も狭けりゃ横も狭く、こればかりは彼女も少し気に食わないとは思うらしい。掃除は楽なんだけどね、とのオマケ付きで。
またぶつけてたでしょうと微笑む彼女に甲斐甲斐しく髪を乾かされた後、ベッドになだれ込む。部屋の半分を占めているというのに、実際に乗ってみるとこれまた小さい。足がはみ出す。ふたり並ぶと寝返りも打てない始末だ。しかしまぁ、それを口実に彼女を抱きながら眠れるのは悪くない。
『狭い部屋』
不自由にも思える
私の楽園
安心をくれる
私の楽園
悲しみに耐える為の
私の楽園
私らしく過ごせる
私の楽園
身動きのほとんど取れない
小さな楽園で
日々眠り、日々起きる。
もう少し広いと嬉しい
なんて思ったりしなくもないけど
住み慣れた小さな楽園は
心地がいいもの。
–狭い部屋–
思い出す ひとり暮らしのアパートの
不自由の中の自由さを
【狭い部屋】短歌
【狭い部屋】
今日も還らぬ貴方を待つ。
掃除を済ませ、買い出しと夕飯の下準備を終え
ポツリ零れるように貴方への思いを呟く。
「────────────────────」
一人寂しい部屋に響く声に目を伏せる。
虚しさを隠すために私は立ち上がり、部屋に向かう。
自室のベットに横になり、天井を見上げる。
ベットの横や机の上には使われる事の無い贈り物。
「おかえり、なんてもう何年も言ってないわね」
二人で映る写真に目を向ければ、幸せに満ちた輝かしい笑顔を浮かべて写る私達。
「こんなに愛していたのに、貴方からはもう伝えられないのね」
苦しい、寂しい…それなのに、貴方の笑顔は愛おしくてずっと忘れられない鎖になっていて。
「私、貴方のくれた幸せにずっと溺れて痛いの」
今日はご飯を食べて、お風呂に入って、寝てしまおう。
明日の朝にはきっとまた笑えるから。
「あんなに狭かったはずの部屋なのに、貴方が逝ってしまってから、私だけになったら広くてとても寂しいの。」
今日もそんな思いを胸に抱いて眠るの。
___私、貴方と過ごす狭い部屋が大好きよ。
東山桐花(とおやまきりか)、と履歴書に書く。慣れない感覚で手がしびれた。足もしびれた。あぐらをかいた足を組みかえる。
「きーさん」と言って嬉しそうな顔をして私の右に座り込む。いつも腹の底から出ているような声だ。なんだったか。ああそうだ、岸本美久瑠(きしもとみくる)だ。
「はーい。きーさんだよ」
「ふっ、何それ」
美久瑠がニカッと眩しく笑うのは昔から変わらない。短髪にイヤリングが似合う。いつも遠くを見たような涼しい目をしている。女子に人気がありそうな女子だ。
「これに受かったら本当に一緒に働けるね」
私の肩に両手を置いて体重をかけ、履歴書を興味津々に覗き込んでくるのは、浅岡光子(あさおかみつこ)。少し肌が日焼けていて、黒縁眼鏡をかけている。大人しい、と見せかけて三人の中で一番騒がしい奴だ。
「でも二人は別々の部署でしょ?」
知らない人が沢山いる場所でパソコンに向かい合わせになると考えたら胃が痛くなる。また世界が灰色になりかける。
「そうだけど昼休憩とか帰りは一緒だぜ?」
そう言って光子が、風呂上がりでまだ湿っている
私の頭を撫でまわす。
「そうだった。あーよかった」
「どんだけ人見知りなんだか。心配しなくてもそんな悪い人いないから」
美久瑠の包み込んでくれるような優しい言葉に安心する。思わず〝先輩〟と言いそうになる包容力だ。
「たまに取り引き先の偉い人がセクハラオヤジだったりするけど」
「こらっ!!」
「すまん」
光子が余計なことを言うので、美久瑠が叱る。
私が小さなことに一喜一憂したり、行き過ぎた考えになる度に、二人が背中に手を添えてくれる。私たちはこの安くてボロボロな狭い部屋で、衣食住を共にしている。
嫌な夢を見た時はすぐ隣にいる美久瑠か光子に抱きつく。小さなテーブルに同じコンビニ弁当三つを並べる。たまに服を共有したりする。家族同然の存在だ。
<狭い部屋>6.4
NO.10
続く?
生まれて初めて、心の底からこんな言葉をだした。
「狭いよ!?狭すぎるよ!?」と大きい声で言った。
「うるさいわよ!?狭いんだから、声が響いて耳が痛い!?」と同時に僕の鳩尾に固いものがクリヒットした。叫ぶともう一回殴られないので、歯をくいしばって我慢した。ほんと・・・よく我慢した俺よ。
俺は「ごめん」と呟いた。癖で胸の前で手を合わせようとしたが、辞めた。
一息つける状態ではないが、少なくともゆっくり会話ができるくらいまでは、落ち着けた。
現状を確認することにした。
「まずは、俺の名前はAです。B高校生の一年です。」君は?
相手はイライラしながら答えた。
「私の名前は、z・・・y高校の一年」なんとか自己紹介が終わったところで現状について、話した。
「Cさんはこの、狭い部屋どこかわかるかい?」
「わかるわけないじゃん。こんな、狭い部屋なんか。それと私のことはxでいい。」
まさか、漫画でしか見たことのない、ツンデレ感のある言い回しをしてくるとは、この至近距離で吐息を出しながら言われた、ときめくぞっ!心のなかだけ心のなかだけに留めておいた。
話は戻して、俺らは今、Dが言ったように、狭い部屋にいる。
サイズは多分ロッカーくらいだろう。その中、2人向かい合い体も密着しそうな距離に俺らは居る。
「そうだよな。ちなみに俺もわからん」
「とりあえずは、この一昔前に、流行った○○しないと出れません、見たいな状態だ。」
「なにそれ?」と相づちをいれたが、俺の知識では地雷を踏みそうだったので、当たり障りのない返答をした。「つまり、ある条件クリアすれば、出られますよ。ということだよ」
「ふーん」と素っ気なく返事は返ってきた。
「そんなことり、早くここから出して!?」落ち着けとなだめるが、本当にこの状態どっすかなぁ
狭い部屋
ずっと、狭い部屋の中にいたんだ。
その中の小さな世界で、狭い視野のまま生きてきたんだ。
でもある日、その部屋の鍵は勝手に開いて、外というものを知った。
とても広くて、大きくて、楽しそうで、わくわくして、それでいて、ちょっぴり怖かったんだ。
怖じ気づいて、また部屋に戻ろうと後ずさったとき、その人は言ったんだ。
「外に出てきてくれて、ありがとう。君の世界は、君が思っているよりも、もっと広いんだよ、楽しいんだよ、優しいんだよ。だから、どうかずっとそこにはいないで、もっと色んなものを見てほしいんだ。経験してほしいんだ。……そこから出るのが怖いのは、よくわかる。でもね、案外世界は怖くないんだよ。もし、それでも怖いというなら、一緒に行こう。君が怖くなくなるまで、そばにいるから」
ただ、ただ優しく、それでいて背中を押すように、腕を引っ張るように、その言葉は体を突き動かして、後ずさった足はいつの間にか一歩前に踏み出していた。
ずっと、狭い部屋の中にいたけれど、歩き出したその世界は優しくて、あたたかかった。
2023/06/04 【狭い部屋】
「ただいま〜」
玄関に妙に掠れた声が響く。
「お帰りなさい。テストどうだった?」
母が上機嫌な様子で出迎えてくれる。私は今日返された定期テストの結果を無言で母に渡す。
「今回も学年一位。よく頑張ったわね。」
ありがとう、お母さん。私は母にお礼を言って、そのまま二階の自室へと向かって階段を登り始める。部屋に入る寸前、リビングでくつろいでいたであろう父と母との会話が聞こえてきた。
-見て!今回のテストの結果。
-ほお、またすごいなあの子は。
-この成績なら、東京の有名大学への進学も夢じゃないわね。
私は部屋のドアを閉める。さっき聞こえてきた母の言葉が、小学生の頃から使っていて、今となっては狭く感じるこの部屋に、妙に響いたような気がした。
今日は進路相談の日だ。まあ大体の進路は決まっていたし、特に緊張もしなかった。
「お前、東京のN大うけるのか?」
-はい。そうですけど。まあ田舎ですし、ちょっと遠いですけど。
「お前はそれでいいのか?」
何を言っているのだろう。確かにここは偏差値すごく高いけど、入れそうならいい大学に入っておいて損はないし、特に私はいやだとか思っていないのだけれど。
「まあ、もっと視野を広げてみるのもアリなんじゃないか?」
私には、先生の言ってることがわからなかった。
自室で勉強している時、部屋に着信音が響いた。携帯を見たら、メッセージが入っていて、その主は今年大学1年目になるいとこからだった。
-元気にしてる?そろそろ受験だよね?大学とか決まったの?あんたならどこでもいけると思うけど、好きなところに行くんだよ!
まったく。本当に過保護なんだから。メッセージを読みながら私はため息をついた。そんな時、メッセージと一緒に写真も送られていることに気づいた。その写真は、いとこが通っている大学のものだった。
-その写真は、すごく輝いていた。
大学は自然に囲まれていてすごくのどかな場所にあった。空もすごく綺麗な青色をしている。そういえば東北の方の大学って言ってたっけ?
写真の中には従姉妹の友達らしき人も写っていた。すごくいい笑顔。本当に楽しそう。
-いいな。私もこんな大学に行きたい。
私はいつのまにか、持っていたシャーペンを放り投げて、学校でもらったたくさんの大学のパンフレットへ手を伸ばしていた。
「お母さん、私行きたい大学があるんだけど。」
-何?東京のどこか?
お母さんはすごく期待しているような表情をしていた。それゆえに、私が行きたい大学のパンフレットを見た時はすごい驚いたような表情をしていた。
先生の言っていたこと、いとこの言っていたこと、今ならわかる。狭い部屋に閉じこもってなくてもいいんだ。もっと広い世界を見ていいんだ。
-だから、私もたくさん見てみたい。
私は、写真に写っていた、東京のように建物で隠れた小さく暗い空ではなく、どこまでも続いていく広く青い空を思い浮かべながら、一人暮らしするときは、もうちょっと広い部屋に住もうかな、なんてことを頭の隅で考えていた。
『狭い部屋』
僕は部屋に引きこもっている。
僕だって、これが駄目だって分かってるんだ。
ただ、怖い。それだけなんだ。
みんなの言葉が、みんなの目が、
怖いだけなんだ。
同じ人間なのに、嫌い合ったり、
憎しみ合ったり、騙し合ったりする。
僕はただ、人間が怖いだけなんだ。