「狭い部屋」
僕には祖母がいました。
祖母は医者から手術をすれば助かる可能性がありますと言われていたが頑なに断った。管を繋げてベットで生活するのは死んでるのと変わらないと言っていた。祖母は狭い部屋で皆に見守られながる息を引き取った。
あなたには大切にしているものがありますか?
それは一体なんですか?
家族や友人、恋人などの存在ですか?
誰かからの贈り物ですか?
僕には大切にしている言葉が有ります 。
祖母から言われ一度も忘れたことの無い言葉
「貴方はもう少し自分に自信を持ちなさい。大丈夫、貴方は強い子よ。自分を信じて道を歩けばきっとたどり着く。私はあなたの味方だからね。」
この言葉を最後に聞いたのは祖母が亡くなる3日前、
僕は人生相談をした。
祖母は真剣に聞いてくれた。
「将来が不安なんだ。色々と思うことがあって、最近はぐっすりと眠れなくて。」
祖母は何が不安なのか聞いてきた
「来年からは奨学金を借りて高校に通うんだ。それが終わったら、今度は大学。借りたお金を返せるのか、そもそも学校を入学し卒業できるのか。数え始めたらキリがないよ。」
祖母は僕の気持ちを理解してくれた。
「貴方は不安を感じていて、それがなにによるものなのか分かっているのね。なら大丈夫。学校に通うのは将来を不安にするためじゃないよね。将来を楽しくするため。奨学金を借りたのは将来への投資とでも考えなさい。もちろんそんなことで不安が消えるとは思っていないわよ。貴方が不安に思っていることを私に相談したのはなぜ?私を信頼しているからでしょ?貴方には不安を打ち明けられるひとがいる。それはとても大きなこと。あなたは自分で思っているほど小さい人じゃない。」
僕は泣きそうになった。こんなに自分のことを信じてくれる人がいる。とても大きな力になった。
僕が気持ちの入れ替え、立ち直ろうとした時
祖母があの言葉を言ってくれたんだ。
「貴方はもう少し自分に自信を持ちなさい。大丈夫、貴方は強い子よ。自分を信じて道を歩けばきっとたどり着く。私はあなたの味方だからね。」
僕は気持ちの入れ替えが出来た。不安が無くなったわけじゃない。不安になった時に立ち直れる術を見つけたんだ。あの言葉を思い出すとおばあちゃんが見守っている気がするんだ。1人では無い、その考えが僕の心を大きく成長させた。
あの言葉を忘れないよ。
僕は1人では不安なことが多いから、おばあちゃんの言葉を思い出して強く生きてる。今は僕の味方はおばあちゃんだけじゃない、友人達や家族がボクを支えてくれてる。もう不安に閉じこもっている僕じゃないから安心してよね
また、会いましょう
今度は広い草原で思い出話をみんなとしましょうね
6/4/2023, 2:29:12 PM