『物憂げな空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
物憂げな空、天候のせい、他人のせいにしないで。
運動して気分をあげようじゃないか。
曇りでも、セロトニンの分泌は促される。
外に出て、ウォーキングから始めよう。
気分の晴れない日だからこそ、自分で考え、工夫し、行動。
行動あるのみ。さぁやるぞ!○○なら出来る!
「自分に届け」
物語を書きたいと思うのに、拘りが強過ぎるあまりに何も書くことができない。
狭い間隔で同じ表現を繰り返したくない。接続詞の不自然な使い方を避けたい。文末が気持ち悪くならないようにしたい。
そうやって自分で雁字搦めにしているから、苦しさは増していく。
どうすれば、良いのだろう。
テーブルライトを点けて自室の勉強机に向かいながら、頭を抱えていた。
飛行機が大気を翔ける音がして、ふと顔を上げる。閉め切っていたカーテンを少しだけ捲り、窓の外を覗いた。
街を覆い尽くす、物憂げな空。
午後からはきっと、雨が降るのだろう。
「なんとなく憂鬱な、気がふさぐような、気分が晴れない、身心がすっきりしない。……ふーん」
直近では12月に「大空」、類似では1月に「冬晴れ」。「空」の字の付いたお題だけでもこれで10例目。空ネタは1ヶ月に1〜2度のペースと認識している某所在住物書きである。
今回は「物憂げな空」。6月14日の「あいまいな空」の類似であろう。……当時何を書いたか。
「疲労系の空なのな。片頭痛は今回違うのか」
つってもダルい空なんざ、「梅雨」だの「通り雨」だのの雨ネタでオーダー過多で、品切れ気味だが?
物書きは窓の外に目を向けた。東京は朝から晴れ、昼11時から降水確率すら0になる。
「……逆物憂げだが?」
人の心情を空模様に例えれば、ワンチャン……?
――――――
2月最後の週が始まった。
今週は、有給休暇の関係で、職場の先輩と私は明日までの勤務。水曜日から金曜の午前まで、お休み。
理由は雪国出身な先輩の、プチ里帰り。
3連休の混雑も終わって、年末でも年度末でもなくて、児童生徒の春休みからも離れてるから、
比較的空いた新幹線乗って、比較的空いた先輩の故郷を、特にそのグルメを、比較的、独り占めだ。
先輩は「比較的どころか完全貸し切り状態も可能」とか言ってた。なにそれスゴい。
で、その水曜日の出発に向けて、
今日は在宅申請して、先輩のアパートで、最後の荷物の確認を、一緒にする予定だったんだけど。
「せんぱーい。おはよー。あなたのカワイイ後輩がログインしましたー……なんつって。
先輩、せんぱーい?」
コロコロコロ、
当日持ってく予定のキャリーケース押してアパートに到着して、ドア開けて、先輩がいつも本読んだり在宅したりしてるリビングに顔を出すと、
コロコロコロ。
先輩当人、いわゆる粘着式テープクリーナー使って、ベッドで腕振り運動してた。
なんかたくさんゴミが取れてるみたい。何度もコロコロしては、何度もテープを剥がしてる。
表情は物憂げな空模様。ダルそう。
先輩は綺麗好きだ。朝の掃除が日課なくらいだ。
その先輩が、どうしたんだろう。物憂げな空模様の理由はすぐに、私の目と耳に飛び込んできた。
がつがつがつカチカチ、かりかりカンカンカン!
断続的に、陶器音と、咀嚼音が聞こえる。
すごく興奮した衝突音で、すごく幸福なクチャ音。
「……あぁ、おはよう」
物憂げな先輩がコロコロでコロコロしながら言った。
「すまない。今日だけ我慢してくれ」
なにも、「あいつら」に悪気は無いんだ。
先輩は陶器音と咀嚼音の発生源に目を向けた。
そこに居たのは、真っ白な器の中身に一心不乱にガっつく子狐と子イタチと子猫2匹だった。
子猫の片方は、猫又みたいに尻尾が2本。
鶏のササミとサラダとか、赤身と白身のお刺身とか、そのお隣にクリーム色したミルクとか。
先輩の物憂げに対して、逆物憂げな空模様と尻尾の振り具合で、がつがつ、カンカン。お食事してた。
すごく、晴れだ。まるで今日の東京だ。
「先輩、どしたの、コレ」
「諸事情。……昨日から泊まっている」
「なんで」
「稲荷神社近くの茶葉屋の店主に、帰省中の鉢植えの世話を依頼したら、こうなった。
嘘は言っていないが、信じるか疑うかは任せる」
「なんで……?」
にゃー、んにゃぁー。
一番乗りで赤身&白身定食を完食したらしい猫又モドキ、2本尻尾の子猫が、私に気付いて近寄って、足にスリスリしてきた。かわいい。
それを見た子狐が、多分猫又モドキを羨ましがったんだと思う、ごはんも途中で突撃してきて、足元にピッタリ。……よく見ればこの子狐、先輩のアパートの近所の、お茶っ葉屋さんの看板狐だ。かわいい。
先輩がコロコロをコロコロしてる理由が分かった。
抜け毛だ。この小さな命ぃズの、抜け毛。
物憂げな空模様の先輩は、それを掃除してたんだ。
コロコロの先輩と、ごはんにガっつく命ぃズと、
それから、物憂げとか逆物憂げとかじゃなく、どっちかというとポカンな空模様の私。
まぁまぁ、ひとまずお茶でもどうぞ。立ち尽くす私に視界の端っこから、ポテポテ。
子狸が漆塗りのお盆を器用に背負って、お茶とおまんじゅう載っけて、歩いてきた。
結局休みました!
答えてくださった方ありがとうございました!
✂ーー⚠ーー✂
夢を見たんです。
とっても幸せでした
夢の中で悪夢を見て
起きたら大好きな人がいて
上手く話しかけられないんだけど
大好きな人こっち来てくれて
最後は一緒に笑顔になるんです
なんでいるの?って聞いたら
あの子こう答えたの笑
「卵競争を見に来た」
ってね笑
物憂げな 空 ってあまり好きじゃないかもしれません 私空がすごく好きなんですが どんな空が好きかというと 青空で 光が強めで 夏の 積乱雲がパワフルに 空に並んでる そういう空が好きですね なので 物憂げな 空は 確かに自分が気持ちが落ちてる時は その感情に寄り添ってくれてるような感覚にもなれますけど 私は物憂げな 空はカメラに収めません こう考えると 人も同じだなって思います 明るい顔をしている人 素敵な笑顔の人 その人が話すオーラって つけると思います これは個人の感想ですけど でも 横で ずっとものじゃな顔されてたら もしくは 毎朝 物件な顔されてたら 普通に嫌ですよね だんだん 避けちゃうと思います この人といると気分がなんか といった感じで なので 空も人も できれば 気持ちいいなって思う そういう あり方ができたらいいんじゃないかなと思います
物憂げな空
今日も空は灰色だ。
寒くて雨が降っていて、静か。
ポン、と元同僚からLINEが送られてきた。
「庭の片隅にちっさなタンポポが一生懸命咲いてた!春と間違えたのかな?」
ちょこん、と咲くその黄色は希望みたいだった。
空が暗くても大丈夫だと思えた。
田舎の空は低くて、広い。
だから今日みたいにどんよりとした日は
ねずみ色の空に押しつぶされそう。
地面を濃い色に映し出して、
私の心にさえ重りをのせてくる。
すぐにでも涙が出そうだ。
私も、空も。
─────物憂げな空
物憂げな空、今にも降り出しそうでずっとそのまま。
もう辛そうなので、泣いてもいいんですよ。
今日は、大丈夫でしたか?
あなたのことだから、こんな物憂げな空の下で、もしかして、泣いてるんじゃないかなって、心配だったんです。
明日を信じて、、なんて「軽い言葉」では、あなたに届かない気がします、、でも、せめて、共に居ることだけは信じて欲しいのです。あなたにも、私にも、仲間が、この同じ空の下、居るのです。ただ、気がつかないだけで、、、。
明日のあなたに幸あれ、と願ってもいいですか?
物憂げに思える空も実際
物憂げなのはわたしの方で
大好きないちごを目の前にしても
なぜだか手を伸ばそうと思えない
わたしに絶望している
窓の外に、入道雲が立ち上っている。あの奥には雨雲があるのだと、そう私は決めつけてじっと空を睨んでいた。
体操着に着替える時もじっと空を睨み続けた。早く。早く、来てくれ。
「梓ちゃん、怖い顔してる」
友達の碧ちゃんがほっぺたをつまんでくる。
「ちょっと待って、集中してるから」
私はその手を払い除けた。
私の念などつゆほども知らず、空は青いままだった。碧ちゃんが邪魔したせいだとちょっと恨んだ。
諦めて、階下の昇降口を出たその瞬間、本能的に水気を感じた。
「きたきたーー!」
私は叫び声を上げて外に出た。
入道雲の背後から現れた黒い雨雲が大地を濡らした。私はフォーと叫びながらその雨を全身に浴びた。
だがその次の瞬間、雨雲は消え去った。晴れ間が差し、校庭は見る見るうちに乾いていった。
「私の方の祈りが強かったようね」
背後から碧ちゃんが現れて、タオルで私の頭をもみくちゃにした。
「祈り?」
「梓ちゃんと一緒に体育したいなっていう」
タオルの隙間から、碧ちゃんの、今の空のように澄み渡った笑顔が見えた。
「神様は、怨念よりも、祈りか」
聞き返す碧ちゃんに、私は首を振ってそのあとを追った。校庭のその向こう側に虹が見えた。
空は黒雲に覆われ今にも雨が降りだしそうだ
その空の上を見上げ自分の気持ちと重ね合わせる
沈んだ心がどんよりとして
いっそう雷雨のごとく爆発してしまいそうだ
そのうち時が来ればまた日が差してくるだろう
期待と不安と交互に訪れる
そうでもないよ
雨を待っている君が
同じように空を見上げて
わくわくしているのかと思うと
物憂い気分も晴れてくる
物憂げな空の間からのぞくギラギラし過ぎない太陽が中々好きである。
物憂げな空
今にも降りだしそうな空は
今の私の目のようだ
あんなこというあの人が悪い
でも
あんな風に反撃をするつもりはなかった
傷つけられて
傷つけてしまった
どうすればいいかは分かっている
今にも降りだしそうな空を見て
ため息をついた
昼過ぎに起床した朝和は、起きるとすぐに隣町の映画館に向かった。映画マニアにはよく知られている北欧の映画監督の作品が上映されるのだ。駅までは歩いて3分、電車到着まで4分。電車に間に合うよう少し走った。電車到着と同時に駅に着き、電車に乗ると思いの外中は混んでいた。遠足に行く小学生が乗っていたのだ。車窓から物憂げな空が見えた。今日の運勢を物語っているような空だった。
映画は想像以上によく出来ていた。ハリウッド映画を思わせるような派手さはなく、昔の日本映画を思わせるようなしんみりした作品。朝和はそんな作品が好きなのだ。
映画館内の喫茶室で1時間半余韻に浸った。時計を見るとすでに4時。映画の中から現実に引き戻される。
映画館を出て商店街に向かった。朝和は商店街を好んだ。あの活気が自分に力を与えてくれる気がする。
夕間暮れの商店街はいつものように活気があった。
空は曇天。晴れ間のない日が続いている。あの大厄災の日からずっと。
今にも降り出しそうだと見上げては溜め息を吐いた。
今日も夫は帰ってこない。当然だ、先日戦死公報を受け取って安置所までお別れに行ってきたのだから。
遺体があるだけまだ増しなのかもしれない。鬼に食われて遺品すら残っていない人もいた。
だけど他と比べても何をしても変わらない……私の日常は、幸せは消えてしまった。
『愛してるよ』
結婚する前から毎日言ってくれていたなと思い出す。馬鹿みたいに飽きもせず私に構って、幸せそうに笑う夫。
ずっと一緒に居たかった。今更こんなことを願うなんて。
「また泣いてるのか──母さん」
息子だった。夫とは違うところで戦っていた息子は、負傷はしたが帰ってきた。
夫の面影のある顔で、視線を合わせてくる。
──ああ、私たちの宝。
「私たちは、ずっと傍にいるから」
「一人じゃないよ、お母さん」
嫁いだ娘二人も来ていた。
四人で身を寄せ合い肩を抱いて泣いた。
今はまだ立ち直れない、前なんて向いて歩けない。それ程に夫の、子供たちにとって父の存在は大きいものだった。
いつかまた顔を上げて笑うから、愛しいあなた。
今はもう少しだけ、物憂げな空の下で雨催いに悼ませてください。
【物憂げな空】
物憂げな空
湿気で重くなった空気が肩にのしかかる。
身体が重く感じるのは自分だけじゃ
ないよね。悪天候のせいだよね。
どんよりとした空の中
腕を回しもがいてみる。
物憂げな空
「もう真っ赤ね」
彼女はそう呟く。
「何がだい?」
「お空よ、お空。さっきまで真っ青だったじゃない。」
唇を尖らせ不満そうに言う。
「あたし青いお空のほうが好きなのよ。」
「そうかい?僕はこの日が沈みきらない
物憂げな空が、好きだよ。」
空気を少し吸う。
友達と言い合いして別れた翌朝
物憂げの空が私を待っていた。
いつもは登校も一緒に行っている時間だけど
自分は1本電車を遅らせた。
こうしてるとなんだか
意地を張ってるみたいで
まだ子供だななんて思ったりもする。
でも電車1本遅らせたくらいでは
あの子と顔を合わせないといけない。
だって同じクラスで隣の席なんだから。
こうなるくらいなら
早く謝ればよかった。
なんでこんなことになったんだろう
なんて色々考える。
そんな考えもう遅いって分かってるのに。
物憂げの空が今も私の心情を表していた。
─────『物憂げの空』