友達と言い合いして別れた翌朝
物憂げの空が私を待っていた。
いつもは登校も一緒に行っている時間だけど
自分は1本電車を遅らせた。
こうしてるとなんだか
意地を張ってるみたいで
まだ子供だななんて思ったりもする。
でも電車1本遅らせたくらいでは
あの子と顔を合わせないといけない。
だって同じクラスで隣の席なんだから。
こうなるくらいなら
早く謝ればよかった。
なんでこんなことになったんだろう
なんて色々考える。
そんな考えもう遅いって分かってるのに。
物憂げの空が今も私の心情を表していた。
─────『物憂げの空』
2/25/2024, 11:07:06 PM