無色の世界』の作文集

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無色の世界』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

4/19/2026, 11:24:57 PM

古い祠の前。幼い少女は手にした花を供え、手を合わせた。
何かを願っている訳ではない。花がとても綺麗に咲いていたこと。嬉しくなって、誰かに見せたくて花を摘んできたことを無邪気に告げていた。

「かみさまには、とくべつに花畑の場所、教えてあげるね」

秘密だよ、と笑う少女は、最後に祠に手を振り家へと帰っていく。
その背を見送って、祠に祀られた神は供えられた花に視線を落とした。

「赤……」

少女は赤い花だと言っていた。しかし神にはその赤が理解できなかった。
視界に広がるのは、ただの輪郭。
白や黒の色ですらないその無色の線が、神の世界だった。

「綺麗……なのか……?」

そっと指先で花びらをなぞる。崩れた輪郭が一瞬だけ色彩を持ったように見え、神は弾かれたように手を引いた。
自身の手を見つめ、そして花に視線を向ける。
変わらないただの線。けれどそれは何よりも美しく感じられ、神はしばらくその花から視線を逸らせないでいた。



その後も、あの少女は度々祠を訪れては、何かを供えるようになった。
花や木の実。時には捕まえた虫や菓子など。
そのどれもが、少女がその日誰かに見せたかったもののようで、手を合わせては嬉しそうに、誇らしげに報告をしていた。

「かみさまは何が好きなのかな?何をもらったら、うれしいんだろう?」

そう言って首を傾げる少女は、純粋に神のために何を供えたら喜ばれるのかを考えているようだ。神はどこか困惑しながらも、少女の背後から供えられたものを覗き込んだ。
花、だった。最初に供えられたものとは異なる輪郭。この花は果たしてどんな色をしているのだろうか。

「――かみさま?」

ぼんやりと色について考えていた神は、不意に自身に向けられている視線を感じて息を呑んだ。
少女がこちらを見つめている。久しく人間に認識されなかった神は、途端に動けなくなってしまう。
何を言えばいいのか、何をすればいいのか。何一つ思い出せずに立ち尽くす神に、少女は目を瞬き微笑んだ。

「かみさま!かみさまは、お花が好きなの?」

問われて、神は答えに窮した。少女は自身が供えた花を見ていた神を見て、花を好んでいるのだと思っているようだ。
神には特に好むものはない。考えたこともないそれに、しかしながら少女を傷つけないような返答を探して、何気なく供えられた花に視線を向けた。

「この花は、どんな色をしているんだ」

不意に溢れたのは、少女の問いとは関係のない疑問。
それに少女は目を瞬いて、不思議そうに花と神を交互に見つめた。

「かみさまは、色が分からないの?」
「分からない。花もお前も、ただの輪郭としてしか感じられない」

そっか。
小さく呟いた少女は、供えた花を手に取った。
そして、神へと差し出す。思わず受け取った神は、その瞬間に華やかな薄紅色を視界に映した。

「これはね、ピンク色だよ」

ふわりと笑う少女もまた、輪郭ではなく黒の柔らかな髪と目をして萌黄色の服を着ている。
周囲に視線を巡らせれば、青々とした葉や差し込む光の煌めき、揺らぐ影の色がはっきりと見て取れた。

「――かみさま?」

気づけば、神は少女を強く抱きしめていた。
微かに花の香りがする。花畑を駆け回る少女の姿が浮かび、神はほんの僅かに笑みを浮かべた。

「お前は、色に溢れているのだな」

少女に触れる程、はっきりと世界が色づいていく。
それは少女の純粋な信仰故か、それとも少女が特別だからなのかは神には分からない。

「また来てくれ。俺に色を教えてほしい」

腕を離し少女に願えば、一瞬だけ不思議そうに首を傾げた後。

「うん!かみさまに、たくさん色を教えてあげるね!」

まるで花が咲くように、少女は笑って頷いた。



あれから季節は廻り、幼かった少女は大人になった。
花畑を無邪気に駆け回ることはなくなったものの、変わらずその日見つけた好きなものを神に供える日々は変わらない。
ただ一つ変わったというならば。

「ちょっと!着替えの時は部屋を出てって、いつも言ってるでしょ!」

神の背を押して部屋から追い出しながら、少女は溜息を吐く。

祠に祀られていた神は、今は少女の隣で日々を過ごしている。
少女を手元に置くために隠そうとしたが、彼女に人としての生を全うしたいと願われたからだ。
祠から離れたことで、様々な不便はある。しかしそれ以上に少女の隣は神にとって心地が良いものであった。
共に暮らすことで今まで知らずにいた少女の一面を知ることができたことも、神は密かに楽しんでいた。
閉じた扉は、百塩茶《ももしおちゃ》色。少女はチョコレート色だと教えてくれた。
最初は少女を介さなければ認識できなかった色は、いつしか遠い昔に失った記憶と共に神の元へと戻ってきていた。
だが神は少女の元を離れるつもりはなかった。神の求めるものは色よりも少女へと変わっていったからだ。

口元に笑みが浮かぶ。
共に過ごすことになるまでに、少女と離れていた時間があった。少女のいない世界は急速に色が褪せ、輪郭だけしか認識できなかった頃よりも虚しく神の目に映っていた。
今は違う。少女の隣で見る世界は、極彩色に溢れかえっている。

かちゃり。扉が開く音がした。
顔を覗かせる少女の頭を撫でる。肩で切りそろえた濡羽《ぬれば》色が、さらさらと滑り落ちていく。

「ちょっと、なに……?」

戸惑う少女に微笑みかけ、髪を撫でていた手を差し出す。訝しげな表情をしながらもその手を取り、少女は部屋から外へと出てきた。

「今日はどんな色を教えてくれるんだ?」
「それは外に出て見ないと分からないよ」

そう言いながら少女は神と手を繋いだまま、玄関へと向かう。
扉を開ければ、柔らかな日差しが世界を明るく彩っていた。

「行こうか、神様!」

少女が笑う。
その姿は極彩色に溢れた世界で、何よりも美しく煌めいているように見えた。

4/19/2026, 4:40:37 PM

【後で書きます…!】
2026/4/18 「無色の世界」

4/19/2026, 10:13:04 AM

と…途中なんです途中なんです。
書きたいけど時間がない。
いつか続きを書きたいけど挫折の予感もする。
上げない方がいいかも知れないけど、そのネタの痕跡だけでも。
こっそり書き上げたら褒めてください←
こんなんでごめんなさい。





目の前の真っ白で大きな紙に薄墨を付けた筆で、一際大きく息を吸いそれを吐き出す勢いで線を殴り描く。
雑念を振り払うように筆を走らせる。
振り上げた時に墨が飛んであちこちに染みを作った。
「何なんだアイツは…」
どんだけ意識から振り払おうとしても振り払うことが出来ない。
出会ってしまったアイツ。
気に食わなくて気になるその男。
乱暴に筆を持ち上げては描き殴る。
その線は流線形を描きいつもより乱雑な筋を持って文字を形どった。






(無色の世界)

4/19/2026, 10:03:27 AM

「無色の世界」 書く習慣54


モノの輪郭は
色の境界線として見える

 モノに縁取りは ない

色を失っても
光と影があれば
輪郭は見える

 グレースケール だね

本当に色のない世界とは
真っ暗闇の世界だろう

そこでは
輪郭は手探りで
確かめるしかない

 いや 順番は きっと逆

赤ちゃんは
色の境界線が
モノの輪郭であることを
触って初めて知るのだろう

触って
自他の区別をし
味わって
モノの区別をする

生まれた時
きっと私たちは
世界と一体だった

この悲しみは
母との別れだけでなく
世界との断絶が
もたらしたのかもしれない

 いや おそらく今も 繋がってるさ

4/19/2026, 10:00:40 AM

『無色の世界』
カラフルだからって
中身があるとは限らない
時に彩りそのものに
ミスリードさせられることもある

モノクロだからって
上辺だけで判断しない
白と黒の隙間から
伝えられる機微がある

世界をよく視たいなら
色眼鏡は1つじゃない
眼鏡はいくつあってもいい
眼鏡なんかかけなくてもいい

世界をよく視たいなら
見立ては1つじゃない
遠くから近くから
真っ直ぐにも斜めにも
想うままに感じるままに

世界を美しくしたいなら
美しく視れる方法を探そう
あなたの見立てが綺麗なら
きっと世界は輝いているから

4/19/2026, 10:00:05 AM

【無色の世界】

透明な部屋に閉じ込められた。

入口も見えなければ、出口も見えない。

目の前に見えるのは、ただ続く透明な道だけ。

境界線があるわけではないのに、道が続いているのが分かる。

歩いてみれば、どうなるのだろう。

好奇心に誘われて、小さく足を踏み出す。

自分の足音だけが響く。

どこまでも続いている道を歩き始めた。

                       fin.

4/19/2026, 9:55:08 AM

お題「無色の世界」

色がないって、悪いことだろうか
色を見せなきゃ、いけないだろうか

赤旗あげられ笑顔で踊り、青旗振られて俯き黙る。
誰かの顔色こっそり見ては、赤字か黒字か、気にしてる。

でも、あの日、何故か気になった。
あのこが漏らした、鋭い声。
心の中に刺さったトゲは、淀んだグレーを滲ませている。

どうしていいかもわからないまま、他人を眺めて、色を探す。
ワインレッドなイケてるあなた
シアンブルーのクールなキミ
そちらは不思議なライムグリーン
見栄っ張りなあいつはネオンパープル
どれも自分には、不相応に見えた。

それでも自分なりに、色々な色を着てみたけれど、やっぱり、長く着るには重苦しい。
たくさんの服を抱え込んでは、ただ色のない色で着飾っている。

けれど見かけた。
塗りつぶす様な土砂降りの中で、黒い泥水に沈んだあのこ。

集めた色を漁ってみても、何を着ていいか、わからない。
気がついた時に握っていたのは、陳腐で平凡なビニール傘。

何も言わずに、傘をかざす。

見上げたあのこの濡れた瞳は、何も映さない、くすんだ透明。
少しの間、見つめ合って、あのこも傘に手を重ねた。

無色透明な時間に留まり、何をするでもなく、そこにいる。
極彩色から切り離された、何色でもない、そのままの世界。

色がないって、悪いことだろうか
色を見せなきゃ、いけないだろうか

ただ今は、何色でも、何色でなくても、いい気がする。

4/19/2026, 9:22:01 AM

《無色の世界》#27 2026/04/17

 目が覚める。たぶん、朝だ。
 モノトーン(と、かろうじて表せる)世界を認識することから、私の一日が始まる。いつから、こうだったのか。確か、昔、凄く嫌なことがあって、それから…よく覚えてない。思い出したくもない。
 用意された食事を摂り、学校へ行き、何となく半日を過ごし、帰宅する。そういえば、あの人は、いつも申し訳なさそうに食事の面倒などみてくれている。何故なのだろう?
 こんな、何も生まれない、何も感じない、何色でもない営みなんて、もう終わらせてしまっても良いのでは。
 歩道橋の真ん中で、ふと、そう思った。
 上から下を覗き込む。そんなに高くないんだな、即死じゃなかったら、嫌だな。でも、まあ、良いか。
「良くないよ、そんなこと」
 決して大きくはないけど、確実に届いた声があった。
 私は、さしたる決意もなく柵の向こうへと乗り出していた上半身を、さしたる抗う理由も無かったので柵のこちら側へと引き戻した。
「なぜ?」
 あなたは誰で、どうして私に声をかけたの?
 いつの間にか歩道橋に居たその主は、蒼く輝く黒髪を風に靡かせている女性だった。
 蒼く…この人は、色が、あった。
 なぜ、私には、この人が色付いて見えたのだろう。
 そんな私の僅かな動揺を知ってか知らずか、この人は音も立てずに静かに歩み寄ってくると、私を抱きしめ、そして、唇を唇で塞いだ。
 その一連の行為が、どのような感情を向けようとしたものか、解らなかった。避けることも、出来なかった。
 ただ、決して不快では無かった。
 私より、少しひんやりとした体温と、それでいて柔らかな感触を残して、この人は私から離れ、そして、静かにこう告げた。
「私は、いろは。彩華と書いて、”いろは”。あなたに、色を付ける者よ」
 私に、色を?それは、つまり…
「そう、あなたに、生きる理由をあげる」
 告げられた瞬間、感じたことのない熱が、胸の中にポツっと灯った。
 この日、この時から、私の色付きの世界が、始まった。

4/19/2026, 9:11:05 AM

無色の世界。
本気で、大切な人ができたら色づくのかな?

だとしたら、いいなあ

4/19/2026, 9:10:23 AM

「無色の世界」



結局わたしはあのままだった。
何ひとつ変わっちゃいなかった。
変わったふりをしていた。必死で演じているだけだった。

後ろからの足音やしゃべり声が、何度も何度もわたしを追い越していく。
片方の紐がちぎれたランチバッグを握りしめている。

えも言われぬ大きなものに対面した幼児のようだ。これでは後退だ。
何を? どこを? いまさら?
わたしはとっくに後ずさっていたのでは?

ぼとり。ランチバッグがアスファルトに落ちた。硬い、地面に。
もう片方の紐ももちぎれていた。
その瞬間、わたしのなかでも何かが切れた。

思いついた友人に電話をかけた。出なかった。
今は歯医者にいるのだという。

電話が繋がったとして、どうすればよかっただろう。どうせ何も変わらない。変えられるはずがない、わたしがわたしである限り。

ほんのかすかな奇跡を求めて歩みが速くなった。鈍い脚の筋肉が懸命に伸縮する。
エスカレーターを上って駅のホームに着いたとき、ほんのかすかな奇跡は訪れなかった。

黙って足元の番号に並び、電車を待つ。下まぶたがカサついている。

お腹がすいた。

4/19/2026, 9:07:00 AM

※閲覧注意※
幼馴染シリーズ

【無色の世界】

どうということもない、代わり映えのしない日々。
色なんて、付いていた所で、何の意味も無いと思っていた。
大切な人が健やかに日々を過ごしているだけで、生き辛い世間の間でも息が出来る。


大切な人が、どうでも良い存在に傷つけられた日、目の前が真っ赤に染まった。
それから、その大切な人は虚ろな瞳を空中に置くようになって、焦燥感に染まった世界は無味無臭で本当に色がなくなった。
大切な人が、虚ろなまま息を吸って、吐いて、それを確認する度に安堵した。
愛しさが募って、目を離したくないと思った。
大切な人の周りだけ、色が仄かに戻って来た気がした。




眠れない夜も、朝日の眩しさで揺り起こされる日も、あなたが居たから乗り越えられた。
足手まといになるのが嫌で、独りでも大丈夫だからと虚勢を張ったのに、あなたは諦めなかった。
「一緒に、居たいんだ。ただ、それだけ。」
何も要らない、ただ傍に居させて欲しいと願ったあなたを、突き放せなかった。

押し潰されそうな日々に、あなたが居るだけで、息ができた。
「大丈夫、ココに居るよ。」
あなただけが、無色の世界に色を運んでくれた。
あなただけが、温もりを分けてくれた。

4/19/2026, 9:01:33 AM

無色の世界

君以外の世界が全て無色だったら
君をすぐに見つけられるのに

ずっと目の前に君がいて
僕に微笑みかけてくれるかもしれないのに

でも、見えない時があるほど
会えない時があるほど

この想いは育っていくのかも

4/19/2026, 8:54:57 AM

ずっとずっと白と黒しか私の目には映らない。あの時、色を失った。

「……どこにいるの……」

その答えがもうないことなんて、わかっているのに。それでもずっと私は、色を―――彼を、探している。
 君がいない―――無色の世界でもう一度、色を見たい。

4/19/2026, 8:52:26 AM

【無色の世界】

透明だって200色くらいあるんじゃないか。

ガラス製のお猪口に入った
日本酒を眺めて、ふと思う。
器の薄水色が仄かに映る。

外では桜がひらりと舞った。

4/19/2026, 8:51:51 AM

刑務所の中、通気口の小さな穴から見える微かな空だけをぼんやり見つめていた。
空、といっても光が僅かに差しているだけで、その青さも、広さも、眩しさも匂いも分からない。
もう春は過ぎたのか。はたまた、まだ小さな春は続いているのか。
それさえも、僕は見失っている。
たくさんの人を殺した僕は、当たり前だが警察に捕まって、当たり前に牢獄に送られた。
裏社会に片足を突っ込んだような、僕と同じ社会の屑にも死んで悲しむ人はいたみたいだ。
僕が死んで悲しんでくれる人は、もういないのに。
奴らを殴って壊したことを、僕は少しも悪いと思っていない。
僕に倫理を教えてくれた彼を壊した奴らだ。壊し返して、どうして罪になるか理解ができなかった。
僕のやったことは随分重い罪になったみたいで、普通は何人かで生活させられる牢でさえ一人だった。
狭いのも、暗いのも、空気が少し黴っぽいのだって慣れている。
彼がいなければ僕は、きっと名前も知らない女の子の家に転がり込んで、埃と黴と、甘ったるい香水と性の匂いの中で腐ったように生きていた。
彼を失った世界は、僕にとっては随分無味乾燥で面白くもない。それなのに、世界自身は何も変わりやしない。
ついこの間まで満開だった桜は、もう全部散ってしまったと看守が暇そうにぼやいていた。
清廉で、淡くて、愛らしい桜の花弁だって、地に落ちて、踏まれて腐れば僕と同じになる。
監獄はとにかく色が少なかった。
彼が教えてくれた昼間の空の色も、鮮やかな花の色もありはしない。
打ちっぱなしのコンクリートが見せる冷たい灰色に、鉄格子の無機質な鈍色。たまに姿を見せる看守の制服の、僕に馴染んだ空と同じ色をした紺色。
このくらいしか色が無い。
求めれば一部の本なんかは貰えるらしいが、僕みたいな塵に本なんて高尚なものは不要だ。
ただ、彼のいないこの世界で、牢獄と同じようにゆっくり色を失って、桜の花弁の同じように腐ってしまえばいい。
透明な何かが喉に詰まって、僕は息もできなかった。

テーマ:無色の世界

4/19/2026, 8:33:50 AM

無色の世界

どんな世界だろうか
そこにあったはずの物が背景と同化し、ただ何もない世界が広がっているように見えてるのだろうか。
無色ってことは透明のことかな。
つまりだ、スカイツリーの透明の床のように落ちそうな感覚に常に襲われているのだろうか。
何にもない。何も見えない。
こんな恐ろしいことなんて考えてみたことないや。
大切な人も見えなくなるのかな。
だいじな場所、大切なもの。
全て失うってことかな。
始めから無色の世界って
失明ってことなんだろうと感じ取っている。
この前、電車で脱水症状でふらついた時、
耳も目も体全体が機能してないみたいに。
聞こえない。
見えない。
動かせない。
障がいを生まれつき持っている人の気持ちが
ほんの少し理解できた気がする。
たったこれだけの出来事で理解したっていうのはおこがましいことだと思うけど
こうしたいって思った事が出来るっていう幸せに
気付かされた。
生きてるって幸せなんだな。

4/19/2026, 8:31:28 AM

『無色の世界』

いつもありがとうございます。
スペースのみです💦

お互いにさっぱりとした世界で生きていたけど、恋をしたことによって世界が色づいて、出会えてよかったー。好きだなー。的なお話を書きたかったです。

4/19/2026, 8:12:01 AM

『無色の世界』

朝目が覚める。色がない。

顔を洗う。少し色がつく。

鏡の中の自分を見る。目だけが、かろうじて光っている。それとも光っているように見たいだけか。

コーヒーを淹れる。湯気が白く立ち上る。白は色だろうか。わからない。ただ温かくて、それだけで少し、輪郭がはっきりする。

窓の外、雀が鳴いている。声に色はないはずなのに、なぜか黄色い気がした。錯覚でもいい。

靴を履く。外に出る。風が頬を撫でる。冷たさだけが、確かに存在を主張してくる。

歩く。歩く。アスファルトも空も、どこかくすんでいる。それでも足は前に出る。色がなくても、重力はある。重さがある。

夕方、帰り道に夕焼けを見た。赤い。

あ、と思った。

色があった。

4/19/2026, 8:06:11 AM

日本一の歓楽街だろうが、世界最大のジャングルだろうが、イスラム建築の最高峰だろうが。
熱帯魚の楽園だろうが重工業地帯だろうが。

どんなに鮮やかな色を持つ世界でも、見ている者の心に何も響かなければ無色と同じだ。


END


「無色の世界」

4/19/2026, 7:55:30 AM

『無色の世界』



あなたの顔が浮かぶ時、私の心は無色透明になる

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