澄んだ瞳』の作文集

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澄んだ瞳』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

7/30/2024, 12:07:56 PM

澄んだ瞳。

 
「子供の頃の純粋な眼差しは、何故大人になると
曇るのでしょうか?」


教育実習先で知り合った真面目そうな女が
たまたま一緒になってしまった電車の中で
僕に聞いてきた。

そんなの知らないよ。

そう答えたかったが
下手したら同僚になる相手に対して
そっけない態度と思われるのも都合が悪いだろう
だから僕は、真面目に答えることにしたんだ。


「僕が思うに、きっと物事に対して
裏や、其処に至る道を知らないからじゃないかな」


余計な事まで考えずに済むから、子供というのは
真っ直ぐに対象を捉えることが出来る。

夢なら夢

愛なら愛

シンプルだからこそ美しく思える
宝石の様な眼差しを向けることが出来るのだ。


「‥‥‥でも、憧れや夢は、それ自体が曇ってる訳じゃないですよね、大人になると
どうして真っ直ぐな目で見れないんですかね?」


強い眼差しを向けて
女は呆れるように言った。


いや、僕に聞かれてもな。

正直そう思った
ていうかこの女、何処に話を持っていきたいんだ?
子供はピュアで良いよねって話じゃないのか?

いや、そうか
子供の話じゃなくて、最初から大人になると
何故曇るのかって話か

いや待てよ、尚更僕に聞いてきた意味がわからない


「‥‥‥あの、もしかして僕の目って
曇ってる様に見えるんですかね?」


少し棘のある聞き方だったかもしれない
が、それも仕方ないだろう。

子供の話じゃないとしたら
それこそ意味がわからないからだ。

なんの脈絡もなしに
こんな話を振られたら
喧嘩を売ってると思われても
仕方がないだろう。


「昔は、澄んだ瞳で夢を聞かせてくれたり
してたじゃないですか?

でも

今の貴方は、電車で一緒になっても
話しかけてくるなってオーラを出して
つまらなさそうに、つまらないことを
喋ってるから
変わったなって思ってます。」


僕はそこまで言われて初めて
まじまじと女の顔を見た。

大人になって眼鏡をかけているが
よく見れば初恋の女の子だった。


「今気付いたのね、呆れた
昔は、あんなに澄んだ眼差しで
愛を語ってくれてたのにね」


僕は何も言えなくなっていた
確かに子供の頃、彼女に対して必死に
夢を語っていた

結婚しよう

一緒になろう

絶対に幸せにする

そんなようなことをアピールしていた

なのに今、僕は彼女に言われるまで
そんな事もすっかり忘れていた。


彼女は、冷めた瞳で窓から景色を眺めていた。


なんとか汚名返上しようと
あれこれ考えたが、それこそ曇りだと
彼女の、もう用が済んだ瞳を見つめる事しか
出来なかった。

7/30/2024, 12:06:52 PM

テーマ「澄んだ瞳」

今日の晩御飯は魚だ。

おいしそう。

この魚も、澄んだ瞳だったのだろう。

食べちゃうけど。

命に感謝して、


「いただきます」

7/30/2024, 12:06:23 PM

私は罪を犯した。
その罪を裁いて欲しい。
許すなんて言わないで欲しい。

あなたが何度もそう言うので。
あなたがずっとそう言い続けるので。
そうした方があなたも私も救われるのかと、そう考えてみたのです。

けれどそうして、いざそうしようと心に決めて、あなたを許さないと、あなたに罪を償わせたいと言おうと思って、あなたの顔を見据えるたびに私は言葉を失くしてしまうのです。
色素の薄いあなたの瞳が、夕日を受けて輝く湖のように澄んでいるから、私は罪とは何なのかと、自らに問うてしまうのです。

あなたが罪人だというのなら、私はあなたという罪人を許した罪で、いつか裁かれるのでしょう。
いつか来るその時に、あなたの澄んだその瞳を思いながら·····××××いい。


END


「澄んだ瞳」

7/30/2024, 12:06:10 PM

『その澄んだ瞳を…私に向けないで…』

私を置いて、消えてしまった親友。
あの日あの夜、親友は自宅のマンションで首を吊った。
自殺…らしい。

親友は学校でいじめられていたらしい。
私は親友とは高校まで一緒だったけど、
なりたい職が違って、それで大学は別々だった。

私が、私が大学も親友と一緒の所へ行っていたら。
きっと結末は違ったのだろうか。

親友の結末も。
私の、結末も。

現在、私は檻の中に居ます。
そして今日の夜中3時、刑が執行されます。
だから最後に死んだ貴方に手紙を書いています。

私は貴方が亡くなったと聞いて、居ても立っても居られなくって、大学のツテから貴方を虐めていた犯人数名を特定し、殺しました。
随分と貴方を痛めつけてくれたようだから、何倍にもして返したわ。
人間って脆いね。
貴方の痛みを知らずして、アイツらは滑稽に死んでいったわ。
……貴方はこんな事望んでなかったって分かってる。
刑が執行されたところで、私は貴方と同じ天国へ行けると思ってない。
お別れね。
ありがとう。さようなら。






刑が執行されて、私は今地獄に居る。
でも何故か、貴方は私の隣に居る。

『どうしているの、』

そう問いかけても、親友は何も言わない。
何も言わずに、私の目を見ている。

『その澄んだ瞳で私を…見ないで…』

あの日死んだ親友の気持ちが、やっと分かった。
そんな気がした。

7/30/2024, 12:05:41 PM

誰もいない空間と散歩をしている犬が、リードを持ってくれと言わんばかりに潤んだ瞳で私を見あげてくる。

7/30/2024, 12:05:32 PM

あなたの澄んだ瞳は、世界を変えることは出来ないけれど、世界を変えたいと願っている兵士の心を癒すことは出来る。
ただ、そばにいるだけで。

命を賭して、人ならざる行為に身を捧げる者達へ。
その澄んだ瞳に何を見るのか。
過ちを繰り返す人類の愚かさを、夕暮れに小石蹴る少女の切なさを。

子どものように澄んだ瞳で、この薄汚れた世界を見回せば、きっと幼き時代に、精霊と交わした約束さえ思い出す。
こんなはずじゃなかった。こんなはずじゃなかった。
濁りゆく世界は、あなたの瞳が映し出すリアル。

故郷を捨てて、大人になるためのプロットを経て、すべてがうまくいく魔法はないと知り、澄んだ瞳に陰りが生まれた。
あの日、両親に見送られて、遠く新しい世界を目指していた私はどこへ行ったのか。

道を誤ったボクサーのように、がむしゃらに生きることに疲れ果てた夜。
闘志と汗にまみれたその瞳は、どこまでも澄んでいて、誰よりも真実を見据えていたのに。
そっと今、リングを降りる。

澄んだ瞳で見つめられたら、もう一度すべてをやり直したいとさえ思えた。

人の子として生まれ、同じ世界に生きて、隔てるものなど何もないのに、あなたの瞳はフェイクのガラス玉。
濁るはずもなく、綺麗に磨き上げられて、世界の現実をありのままに映し出す。
残酷な、生きるに値しない世界を。

私は今日も、生き続けるために、濁った瞳で世界を見下ろしている。

7/30/2024, 12:04:40 PM

僕の瞳が澄んでるって?

はは、それはどうかな。

だってさ、どんなに透き通った海だって、

海底の砂の下がどうなってるかは誰にも分からないだろ?


【お題:澄んだ瞳】

7/30/2024, 12:04:30 PM

澄んだ瞳

純粋で人を疑わない人の目。
希望夢がある人。
人を疑うことを知っていてもそれをしない人の目
なのかもしれない。

7/30/2024, 12:03:55 PM

【澄んだ瞳】
彼女の瞳は澄んだ瞳で
その瞳で前を見つめてる

その瞳見つめると
恋に落ちてしまう程の
美しい瞳

7/30/2024, 12:01:21 PM

忘れない。
貴方のその、澄んだ瞳を。
忘れない。
貴方のその、整った顔立ちを。
忘れない。
貴方のその、凛々しい口元を。
忘れない。
貴方のその、キリリとした鼻筋を。
忘れない。
貴方のその、筆字のような眉を。
いつの日も、忘れてはいけない。
いつまでも、忘れられない。
貴方のその、澄んだ瞳を。

7/30/2024, 12:00:45 PM

澄んだ瞳
あなたに初めて会った時 瞳の綺麗な人
が第一印象だった
会う度に その瞳に吸い込まれそうになり
澄んだ瞳に見つめられると恥ずかしのと
あなたに触れたいと思った

10年越しに見た貴方は外見は 変わってはいたけど 目を見た時に 目は変わってなく
澄んだ綺麗な瞳のままで
貴方だと実感した
その澄んだ瞳に いつまでも私を映してて欲しかった
ずっと…

111

7/30/2024, 11:58:55 AM

〜澄んだ目〜
真っ直ぐに見つめるその目に
私の心は動かされた
全て見透かされたのかもしれない
こんなに綺麗な目に見つめられたら
全て隠せなくなってしまう
たくさんの嘘
たくさんの隠し事
たくさんの愛想笑い
全て解き放った時
私もこんな澄んだ目になるのかな
ひとつずつでいい
だからひとつずつ素直になっていきたい

7/30/2024, 11:57:20 AM

「澄んだ瞳」

あんな澄んだ瞳を見てしまうとイチコロだ。
ずっとその子を見てしまう。
可愛くてしょうがない。
見てるだけで、癒やされる。
仕事中に癒しをくれてありがとうね。

7/30/2024, 11:56:51 AM

サイダーを溶かした瞳で「夏だね」と花火にはしゃぐ君こそが夏

題-澄んだ瞳

7/30/2024, 11:56:11 AM

澄んだ瞳を持つことの無防備さ
その瞳から心の内を覗き込める
知りたくなかった
その瞳が語る真実を

7/30/2024, 11:55:34 AM

澄んだ瞳

純真無垢
嘘偽りない
清廉潔白
汚れのない
穢れのない

すべてを映し出しそうな

澄んだ瞳

7/30/2024, 11:53:37 AM

澄んだ瞳

どの状態と比べて
澄んでるのかなっと

水面だと底に沈んでる
淀みや濁りが
瞳ならどうなんだろうか

眼は口ほどに物語る
って言うけど
知ってないと聞こえない
ある程度、一般的に

澄んだ瞳にも
淀みがあり
濁りもある
上澄だからね

何もない瞳は澄まない
比較的な表現だから
いつも通りで
比較するなら他人とになる

他人からみて
その瞳が澄んでるのだけど

無知と好奇心
期待に羨望
とかが簡単に浮かぶ
浮かびはするのだけども

瞳ではなく
別のところでも
淀みや歪みは感じる

何も映さない瞳を
澄んでるって表現すると
捉え所がなくなる

捉える側の勝手な解釈で
それが澄んでいるなら
濁りは捉えてる側にあるのでは?

瞳がどうかより
その他も含めて
感じるもの考えるもの
その他には当然、見てる側も含まれている

何が淀んでいて
何に濁って
何を揺らしているの
あなたを歪めてるものは何

7/30/2024, 11:53:13 AM

「澄んだ瞳」

アナタは生まれた時から澄んだ瞳をしていて
目力は他のきょうだい猫達より強かった。

歳を重ねていく度に病気をして、きょうだい猫が亡くなって、
他の同居猫も亡くなっても澄んだ瞳からは目力は落ちなかった。
きっとその澄んだ瞳と目力はアナタの生きる力になっていたのかも。

最期まで澄んだ瞳は濁ることもなく目力も落ちることもなく
きょうだい猫達の所に行ってしまったアナタは、
きょうだい猫達の面倒をいそいそとしているでしょうね。

7/30/2024, 11:53:10 AM

「師匠っていつも本読んでますよね。休憩時間中も昼休みも。なんなら自習のときも本読んでますよね」
 放課後の文芸部室で、赤信号を平気で渡る師匠に話しかけた。部員は師匠と私の二人。二人だけの異質な空間。
「休憩時間中は分かるが、自習のときは分からないはずだが……まぁ、本を読んでる」
 師匠は一つ上の先輩だが、なんとなく教室で一人ぼっちなのは想像できる。だって人を明確なる殺意を持って殺したことがあるのだから。
「なんでいつも本読んでるんですか? 英書とか、ミミズが這ったような文字の本なんかも読んでましたよね」
 いつものくだらない会話。
 師匠はライトノベルをパタリと閉じて机の上に置いた。裏表紙のバーコードには五十円と書かれたテープが貼ってある。いつも新書ではなく中古本を読んでいた。お金がない……というわけでもないのに。
「僕はね、知っての通り自他ともに認める倫理観の欠如した人間だ。他者と話してもいいんだが、それだと思考や行動がワンパターンになる…………」
 私の顔が理解できないという表情になったのかもしれない。それを察知してか分かりやすく話してくれた。
「例えば、太った人たちの集まりに標準体型の人間を入れたら同じように太ってしまう……みたいな。朱に交われば赤くなる、っていうのが一番分かりやすいと思うんだが、まぁ分からなくてもいいや」
 文芸部なのに国語の点数はいつも欠点だ。だから私は師匠の話の三割くらいしか分からない。一を聞いて百を知る人間にはいつも尊敬してしまう。師匠のことなんだけど。
「とりあえず、僕は本を読んで見識を広げているんだ。欠如した……というか人間が勝手に決めた暗黙のルールの答えを僕は他者ではなく本に求めた。本は一応作者の主観とそれを最初に読む編集の客観の両方が入っているからね。他者と話すより効率的だ」
 つまり師匠は自分に無い倫理観を、読書を通して補おうとしている……ということでいいんだろうか? 
「メグちゃんの、その何も分かってない目を見てると、僕の説明力はまだまだだなって実感させられるよ」
 やれやれと言った表情をしている。
「まぁ、そのすんだ瞳を見ていると、愚かな人間の知ったかぶりよりは、かなりマシだ。無知の知。メグちゃんくらいだよ。分からないことを正直に分からないと言ってくれるのは」
「師匠は私を馬鹿にしてるんですか?」
 まるで何もわかってないと馬鹿にされてる気がしたので聞いてみた。ホントのところ、師匠の話は分からないんだけと。
「昔の偉い人は言いました。『馬鹿と天才は紙一重』と」

7/30/2024, 11:52:30 AM

詩(お題)
『澄んだ瞳』


うたがうことを知らないで
信頼寄せるまなざしで
それが若さと言うように
まるで恋かと間違える

澄んだ瞳に会ったなら
初恋のひと…思い出す
いっそ刺されて死にたくて
赤子みたいに抱かれたい

澄んだ瞳のきみがいる
にごったこの目がうらめしい
愛は醜態さらしては
いつも純情、そのものさ

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