『澄んだ瞳』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
瞳は角膜などにより
実際とは別のものが見えている
触るまでそこにあるものは何か
それはわからない
確実ではない
触っても感覚が狂っていたら
確実ではない
私を見ないで
惨めになるから
あなたのその澄んだ瞳にうつってしまったら
私が私じゃいられなくなってしまうから
違うの
惨めだとかそんなこと本当は思ってないの
私はこわい
あなたのその澄み切った海みたいな
純粋すぎる瞳にどううつるのか
あなたにとって
私がどんな存在なのかを
知るのがこわいの
私は
ただこわいの
「澄んだ瞳」
かつての教え子がビー玉のような瞳を生徒に向ける。
その真っ直ぐな熱意とまなざしに絡めとられるんだ。
まっすぐに見つめてくるきみ。
その瞳は全てを見透かしているようで。
この胸の奥の想いも、もう知られているのかも、なんて。
「澄んだ瞳」
人間の本当に
澄んだ瞳というのは
ある一定期間しか
見られないと思ってる。
人がこの世に産まれ落ち
迷惑そうに瞼を開けるあの瞳だ。
あの瞳こそ澄んだ瞳と
言えるはずだ。
人は皆その瞳を
持って産まれてるはずなのに
その一定期間しか
澄んだ瞳を見た事が無い。
#14 澄んだ瞳
あなたの澄んだ瞳が、私の心を切り裂いた。
あまりにも眩しくて、私にはどうすることもできなくて。だから、無抵抗のままその瞳を受け入れて--壊れた。
私はそれでも幸せだ。
あの子は
ぱっちりとした明るい目
あの子は
つり目で目の中がはっきりと反射してる
みんなそれぞれ
済んだ瞳だなあ
「澄んだ瞳」
周りの一重の人が急に二重なってて
びっくりしました。
二重でも、めっちゃ目大きい人がいれば
それなりの人もいますよね。
あ、いや、小さいって訳ではないです!!
『澄んだ瞳』🧡
好奇心。
純粋。
真っ直ぐに。
そんなものは
どこかに捨ててきた。
今の僕には疑うことしか
できなくなってしまった。
またいつか失ってしまうんだ。
『澄んだ瞳』
戦隊ヒーローを澄んだ瞳で観ている甥を見ながら「あなたも昔は同じように戦隊ヒーローに憧れて、団地の友達といつもヒーローごっこをしてたのよ」と言われた。
自分にもそんな時代があったのかと赤面。
同時に、今の自分を見て、過去の自分は、自分に憧れることはないだろうとも反省。
ヒーローのように強くはないけど、誰にでも優しさをもてるようにしようと思った。
自分の産んだ
子供の目を見て
とても綺麗な
澄んだ瞳
あなたの間違いで
子供を汚さないで
私の旦那は目が綺麗だ。
だからいつも彼を見つめてしまう。
つまらなそうにテレビを見つめる目、
私と話す時の楽しそうな目、
ああ、なんて綺麗なんだろうか。
けれども彼は私を見ない。
初めてあった日も、たった今私と話している時も。
決して彼の目に私は映らない。
だから綺麗だ。
私の顔は決していい方ではない。
どう頑張っても中の下が関の山だろう。
そんな私を彼は見ない。
なんて素敵な目なの。
私なんかじゃ釣り合わない彼と結婚できたのも、
すべて彼の目が見えないおかげだ。
彼は私の内面を観てくれる。
こんな私の事を好きになってくれるのだ。
彼の目が見えない事に感謝さえしている。
カフェ話す時も、キスする時も、
私の顔の事なんて気にもしていない。
だから私の旦那の目は綺麗だ。
穢れを映さぬ、澄んだ瞳だからだ。
見透かされる心の底まで胸の奥から想いの発露を
狂おしくて逸らせないそうそのまま見透かして
---------------透きとおった瞳 ---------
澄んだ瞳
産まれて幼い頃は
そうだった
成長して
その瞳は変わってく
でも
それは経験という色
彼の澄んだ瞳は私の心を動かす。
宝石のように光り輝き私を見つめる。
「貴方の瞳はとても綺麗ですね。世界に一つしかない宝石のようです」
「ちょっと〜、それは褒めすぎでしょ」
俺は、彼女の瞳が好きだ。他の誰も持っていないような輝きを放ち、魅力を秘めているそれらには、俺が映っている。思わず夢中になって見つめていると、照れた彼女が顔を逸らしてしまった。
「もう!見すぎだよ…照れるじゃん」
「ふふ、ごめんなさい。それぐらい魅力的なんですよ」
その澄んだ瞳に見つめられると、たくさんのポジティブな感情を感じる。微笑みかけてくれれば嬉しくなるし、甘えるように上目遣いで見つめられると、思わずドキドキする。これからも、その瞳に映り続けていたいと強く思っている。
テーマ「澄んだ瞳」
#澄んだ瞳【2】
澄んだ瞳は、今まで、
赤ちゃんのイメージだった。
なぜなら赤ちゃんは、優しい目を
しているからだ。赤ちゃんは、
誰からでも好かれるのもこれが関係
していると思う。
そう思うと色々と考えさせられる。
2024年7月30日(火)
冬の夜
冷たい風
光る川面
見上げる空に
冴えざえと 月は澄んだ瞳
見つめられて
街も 木々も 私も
静かに澄みわたっていく
「澄んだ瞳」
#473
その澄んだ瞳に見つめられると、いつも罪悪感を覚えた。
うるさいと思ってごめんね。
鬱陶しいと思ってごめんね。
大きい声を出してごめんね。
今思い出しても、あの頃のどうにもならなかった悲しみが込み上げてくる。
ずっと一緒にいたんだもんね。これからも近くにいるよ。
「わぁ、綺麗。この子、澄んだ瞳をしていますね」
気配を消して掛けた言葉に、素っ頓狂な声を出して驚く彼が面白かった。
こういう人にはいたずらしたくなっちゃうんだよねぇと思いながら、人形を抱える。もちろん許可は取ってから。
陶器のような白い肌に美しく澄んだあんず色の瞳。
瞳の色が、切り揃えられた白髪によく似合っていた。
瞳はガラスでできていて三ヶ月ほどかかるけれど毎回海外から取り寄せていると聞いたときにはわざわざ三ヶ月も掛けて取り寄せる必要があるのかと疑問に思ったけれど、間近で見てみるとわざわざ取り寄せる必要が判るほどに美しい。
「この子の瞳、綺麗ですよね。…僕も、気に入っているんです」
彼を見ると、若草色の瞳を細めて微笑んでいた。
やっぱり、彼は人形のことになると感情が豊かになる。
「…そういえば、カタルさんの眼ってガラスアイ、ですよね?」
何かに気付いたように私の顔、特に瞳をじっくりと見つめる彼に、思わずたじたじになって後退りしてしまう。
それを追いかけるように彼は私の瞳をじっとみる。
だるまさんが転んだのようになり、遂には扉にぶつかる。
そのまま腰を下ろした私をみて、獲物を狙う猫のようにまた私の顔をじっくりと見つめる。
「…あのぉ……晶、くん?」
名前を呼ぶと、はっと我に帰ったように目を見開いた。
「ぁ…ごめんなさい……綺麗だったからつい…」
きれい、綺麗?私が?いや判ってはいたけど。自分でもこの眼綺麗だとは思うし。
しばらく彼は瞳をみつめて、ゆっくりと口を開いた。
「本当に、澄んだ綺麗な瞳をしてますね。人形の眼にしたいくらい」
澄んだ瞳
これほど澄んだ瞳を私は見たことがなかった。うっすらとあがる口角。こちらをまっすぐに見つめる瞳。その瞳には悩みも迷いもなく、ただ無心にこちらを見つめるように思われた。しかし筆頭医師は悲しげに彼を見やった。
「これは1000ヤードまたは2000ヤードの凝視と呼ばれるものです。彼らの瞳は澄んでるんじゃありません、拒否しているのです。拒否こそ澄んでるんだという考え方もありますけどね」
***
作者より。意味がわからない人は「1000ヤードの凝視」で検索してみてください。