『涙の理由』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
涙の理由
漫画とか小説なんかのどうでもいいシーンで涙が出ると年を取って涙腺弱くなったのを実感する。
肉体のあらゆる箇所が劣化し衰えている。筋肉とかそういうのでも年は実感するけど一番わかりやすいのが涙腺かなって思う。
でも逆に年を取ると本気で泣くことはなくなるな。現実を理解して感情が冷めてるからなにをしても無感動になる。
ただ無感動といっても本当に感情がまったく動かないわけじゃないからちょっとした心の動きで涙が出ちゃう。がたついてるんだ、この体。
だから涙の理由があるなら経年劣化ですかね。もう体がぼろぼろでちょっとした弾みで液体が漏れちゃうんですわ。
ふとした時に、泣きたくなる瞬間は、誰にだってあるでしょ?
朝起きて、フカフカの布団の中にいる時、友達と何気ない会話をしている時、ひとりぼっち夕暮れを見ながら佇んでいる時
その涙に理由(わけ)なんかないだろうし、でも実は、何か隠れていたりするのかもしれないし…
自分にすら嘘を吐く私は、今日も周りと自分に言い聞かせる。
理由、なんかないんだよ、たぶん
そんなの聞いてくるぐらいなら、
助けてよ
涙の理由
なんで泣いているかなんてその時は分からない
ただ気持ちの起伏を鎮めるために涙を流してる
あの時、なんで泣いたんだろう?
と泣き止んでから考えて
理由を後付けする時もあるけど
思い当たる節すら涙と一緒に流したから
やっぱり分からないんだよね
『涙の理由』
言えなくて飲み込んだ言葉たちが
悔しさを伴ってあふれてくるんだ
「涙の理由」
飲み込んだ
言葉がついにあふれ出す
悔しさという涙となって
涙の理由
偶然会って数年前の話になった。数年前に受けた映画のオーディションの話。
なぜ君を選んだと思う? 監督が言った。
1番、上手かったから、ですか。
いや、1番じゃなかったよ。
ならなぜ?
泣き、さ。それだけは他より良かった。
それはどうも。それだけ、っていうのが気になるけど。
君は理由も無く泣ける。そこがいい。
ありがとうございます、でいいのかしら。
いいに決まってる。女優だからな。でも。
でも?
それが人としていいことなのかどうかは知らない。完全に、芸術とプライベートを分けられるならいいんだろうが……。そんな器用なこと、俺にはできないからな。
私は大丈夫。できます。
ほう、言い切るね。
だって女優ですから。
監督は笑った。
そうだった。本物の女優は人じゃない。化け物だったな。
暗闇の小舟荒波櫂握り日の出を見つけ深く潜った
「涙の理由」
最後だけいい人のふりをする人たちのようにはうまく笑えない
「涙の理由」2
生まれる日泣いて笑って
死んだ日は笑って泣いてくれたらいいな
「涙の理由」3
目にゴミが
鼻に玉ねぎ
アレルギー
それとも秋がそばにいるから
「涙の理由」4
悲しみを悲しいことと感じずに真顔で流すわたしに気づいた
「涙の理由」5
あー眩しい。午前中はこの日差しとの戦いかー。会社に来るなり、ガラス張りのオフィスに悪態をつく。二日酔いにこの光度は堪える。なまじ管理職になってめっちゃ明るい壁際の席を用意されてしまった。
デザインの会社なんだからセンスのいいオフィスに入らなくちゃな!という社長の意向で数年前に移転したが、光の反射でPC画面が見えないだの、西陽で背中が焼かれるだのとクレームが相次ぎ、現役のデザイナーは直射日光の当たらない席に一斉避難している。管理職は逃げられなかった。
太陽を避けようと俯いて頭痛と格闘していると、目の前にデザイナーのカシマが立っていた。
「ナカガワさん、ちょっといいですか?」
「ああ、今日は早いな」
「まあ、最近ゆっくり来てたんで」
カシマは若手のデザイナーでフレックスタイムをフル活用して働く柔軟な性格だ。お昼ぐらいに出社することも多いが、月の労働時間はキッチリまとめてくる。
「あのー、転職サイトの案件なんですけど、メインビジュアルのことで聞きたいことがあって」
仕事に関しては真剣。クライアントの要望に応えることを最優先に考えている。
「このー『女性が目に涙を溜めている』ってところなんですけど、これ何の涙ですかね」
ん?ほう、はあ。
「いや、理由知りたいじゃないですか。打ち合わせのとき何か聞いてません?」
「いやー確かに。いや、聞いてないな、すまない」
そこわかんなきゃダメかな。うーんそうだよな、表情も変わってくるか。自分がデザインするんだもんな。
「そうっすか。ナカガワさん、なんだと思います?」
だよな。そりゃ聞かれるよな。打ち合わせに参加したの私だもんな。
「例えば、悔し涙じゃないかな。今の会社でつらいことがあって、転職して見返してやる!とか」
「でもクライアントは転職をプラスのものとしてアピールしたいんですよね。キャリアアップとか自己実現とか」
ホントに真面目だな。この感情を読み違えたらいいデザインが描けないと確信している。ついこの間も彼女の案について修正を依頼したら、意図を理解して的確に直したものを送ってきた。それだけじゃなく、自分でブラッシュアップした私の指摘とまったく違う変更案も同時に出てきたことがあった。自分のデザインを主張する気の強さも持っている。
「じゃあ、転職が上手くいかなくても諦めないっていう強い意志」
「それも考えました。負けないぞ!っていうのもありなんですけど、転職は簡単じゃないってわざわざ広告にメッセージとして入れるかなぁ」
言われてみれば。だんだん私も向き合わなきゃいけない気がしてきた。
「ナカガワさん、1番にお電話です。ディープランニング様からです」
「ああ、はい。すまん、電話だ。今の感じでラフ案をいくつか作っておいてくれるか?」
「はーい、わっかりましたー」
不承不承の様子で席に戻っていった。
「お電話代わりましたナカガワです。え?ホントですか、あ、ありがとうございます、本人にもすぐに伝えます!はい、ありがとうございます!」
吉報だった。ゆっくり受話器を置くと、私からカシマのデスクに走っていた。
「カシマ!この前のコンペ、君のデザインに決まったぞ!」
カシマは驚いた顔で立ち上がった。
「え?マジっすか。えっと、どの案でした?」
「君が勝手に描いてきたC案だ」
そういえば、あれを通したことを伝えてなかった。
「ナカガワさん、あれも通してくれてたんですか?うわ、嬉しい、やだ泣きそう」
言いながらカシマの頬に涙が伝っている。
「カシマ、それ、じゃないか?」
「え?なに?」
「その涙」
「やだ、泣いてないっす、あっ」
カシマの涙目が大きく見開かれる。そんな目でこっちを見るなよ。
「自分がやってきたことが報われた、やってきてよかった、そのときの涙なんじゃないか?転職広告の涙は」
「あは、そうだ、うわーすごいタイミングで実感しちゃったわ」
今度は泣き顔に照れた笑いが加わる。
「ナカガワさん、あたし、いいデザイン描けそうです」
人間やめたいなと思いました。
この気持ちの悪い感情は
どこに吐き出しても気持ち悪い感情のままで
口に出してしまえば
きっと
どこかドロドロとしたなにかになってしまうのではないかと
考えてしまう。
こんなにも死にたいのに
こんなにも生きていたいのは
なんて
【文字が渦巻いている…どうやらお題を忘れてどうしようも無くなったみたいだ。乙】
人間っていうのは疲れを覚えて楽になろうとする生き物だ☆
→10 月10日
カレンダーを見て、私は衝撃を受けた。
漢数字とローマ数字の10。
↓ ↓
十 X
斜めに見ると
↓ ↓
ローマ数字 漢数字
つまり、
十月X日=X月十日
なんてこった……。
少し首を傾けただけで、ローマと日本が交錯しやがった。まったく、世界ってのは驚きと発見に満ちてやがるぜ、ヘヘ。
私は今、感涙している。
テーマ; 涙の理由
「涙活」という言葉が広く知られるようになってから、涙腺の弱い私はそれほど躊躇なく涙を流せるようになった
嬉しい涙も幸せな涙も、悔しい涙も悲しい涙も涙の理由が何であれ、どんな涙も心だけではなく体にも良いらしい
「泣いた後は何だかスッキリする!」というのはただの気のせいではなく、科学的根拠に基づいているものだと識れば
、ますます涙も流したくなる
ところが、最近は流れてくるニュースも心を締め付けるような見るのも辛いものが多く、気持ち良く流す涙より嗚咽しなが心の深いところから込み上げてくるような涙を流しがちだ
涙は流す理由によって、実は味が違うことも分かってきている
実際のところ、これは嬉し泣きだから甘いわとか、これは辛くて流した涙だからしょっぱいわ…とか、味覚で判断できるほどの差ではなく、涙の科学分析上の話ではある
それでも出来ることならやっぱり、幸せいっぱいの「甘い涙」を流したい
父が臨終の際、もう意識もほとんど無い中でひとすじの涙を流した
おそらくあれは、すべてを悟りこの世への未練を断ち切った後の、心に残ったものは感謝の気持ちしかなかったことを涙という形で私達遺される家族に送ったメッセージだったと私は思っている
私が今まで見た中で、一番美しい涙だった
『涙の理由』
涙の理由
最初は、分からなかった『涙』と言う
物が私には、涙を流す機能が無いから
そう言う風にプログラムされてないから
博士は言った「君は、まずいろいろな経験を積んで外部からいろんな刺激を受けるんだそうすればたとえ涙を流す事が出来なくてもいろいろな事が分かるはずだよ」
(いろいろな事? いろいろな事って何?)
訳が分からなかったが博士が言うなら
従わなければならない だって私は博士に
作られたのだから命令なら実行しなければ
ならない こうして私は博士の命令通り
いろいろな物を見たり聞いたり
博士以外の人間とも触れ合った。
そうしてその命令を実行して30年の時が
過ぎたいつしか仲良くなった人間達も
年を取り皆『死』と言う物を迎えた。
私は、『死』と言う物も具体的には
分からなかった。
唯 『死』と言う物を迎えたら皆消えて行く でもそれは、私達のいわゆる『壊れた』とは、違うらしい
死んだら修理して直せば良いと思っていた
でも人間の体は、修理して直す事は
出来なかった。
治療して心臓を動かしたり怪我に絆創膏や
包帯をしたり病気をしたら薬を飲んだり
そう言う事は、私達の修理とは微妙に違うらしい
私達は、部品さえあれば修理して完璧に
体を直す事が出来るけれど人間の治療は
違うらしい手術と言う治療を施しても
時には感染と言う物をしない様に人体の一部を切る事もあるらしい
病気をして薬と言う物を飲んでも時には
それは、病気の進行を遅らせるだけで
完璧には、直らない事もあるらしい
そう常に人間は、生きると言う行為をする
だけで『死』と言う物に直面する
それなのに人間は何故立ち上がろうとするのだろう いや 絶望する人間も
確かに存在する でもそんな時は他の人間がその人間を励まし支えようとする
そんな姿の人間を見ると何て言うんだろう
私のプログラムのデータの中では見つけられない言葉で上手く表現出来ないが....
そんな姿の人間を見ると何だか一層輝いて
見えるのだ....
ふいに気が付くと私の目からオイルが流れた。
月の上にて─
月にいるのは僕らだけじゃない。
とりあえず会ったことがあるのはレディとカニさんくらいだけど。
ある日、そのレディが大泣きして、涙でほんとに月の海ができてしまった。月の湖かな?
「わあ…」
静かに広がった水面の淵で、レディはまだ泣いている。
側でカニがうれしそうに鋏を上げて水で戯れている。
「レディさん、どうしたの?
なんで泣いているの?」
「なんで…」
レディは抑えていた手から離れて顔を上げた。
「なんでだったのかしら…
理由は、あったのかしら…
わからない…
わからないけど、…泣きたいわ!」
わっと、また泣き始めてしまった。
「…………。」
うさぎたちは顔を見合わせた。
帰り道、うさぎたちは話をした。
「女の人、むずかしいね。」
「うん。むずかしいね。」
「よく、わかんないね。」
「うん。よくわかんないね。」
「そのうち泣き止むかな。」
「うん。泣き止むよ。レディさんはいつもは素敵な笑顔なんだから。」
「湖、まだ大きくなるのかな。」
「どこまで大きくなるかな。」
「きっともう少しで止まるよ。」
「うん。そうだね。もう少しできっと止まるね。」
「………カニさん、うれしそうだったね。」
2羽は顔を見合わせて、ぷくく、と笑った。
「涙の理由」
参考 : 9/11「カレンダー」
9/17「花畑」
9/19「夜景」
9/28「別れ際に」
10/1「きっと明日も」
涙の理由
旧千円札の野口英世を見て
幼かった娘は
満面の笑顔で言った
「パパ❕」
涙を流しながら笑った
✴️176✴️涙の理由
涙の理由
夜の電車
目の前に座るスーツの女性が
静かに涙を流している
鼻をすすりながら
目と鼻を真っ赤にして
彼女は表情を崩さぬまま
彼女にしかわからない感情と
戦っている
あなたが泣いている理由をしらない
あなたのことを何もしらない
むしろ今日この電車に乗って
初めてあなたを見た私ですが
これからあなたのために
私のお気に入りの
赤い金魚のハンカチを
渡してあげようと思うのです
叶うことのない願いと
祈りの虚しさ
届かない想いの
やるせなさに
溢れ落ちた雫は
紛れもなく
あなたへの未練の涙
どれほど
逢いたくても
傍にいたくても
想い出をひとつづつ
反芻することしか出来ない
秋の夜は長く
今日も
わたしの眠りの国は遠い
# 涙の理由
人が涙を流すというのは様々な理由があるが、
感情の器に入っている液体が溢れてしまったから
といった比喩を用いた説明がなされることがある。
感情の器が小さくて溢れる場合もあれば、液を注ぐタイミングが多い場合もあるし、誰かに無理やり器を倒されることもあるだろう。
自分の器のサイズや形状、液の注ぎ方を知ることは自分を知る一つの手段なのかも。
だからいっぱい泣いたっていいんです。
涙の数だけ強くなれるってそゆことね。
岡本真夜さん、さすがです。
涙の理由
ニュースを見て
本を読んで
あの子を泣かせて
申し訳なく
涙を流す
夜になぜか涙が流れるのはなぜだろう
涙の理由
ジュリア…〇〇
ヴォルフラム/ルスラン…三浦春馬
ファルラー…岸優太
ゼル/ヴィン…平野紫耀
リュド…中島健人
ルカ…北村匠海
ディルク…高橋海人
ルスランの父…松本潤
キエフ…ジミン
マリー…小芝風花
フローラ…平手友梨奈
ジャンヌダルク…ジャンヌダルク
語り手…坂口健太郎でした
※2021年7月24日に、見た夢を夢小説化しました。
【時は1700年ヨーロッパ。申し遅れました。語り手を務める坂口健太郎です。とある地域に少女がおりました】
私は、とある地域に住むジュリア
私たちの国が、戦に巻き込まれ、戦に負けて
民衆達が白ドレスを着ている為、城で白ドレスに身を
包み、私の結婚相手の王子ルカ(演・北村匠海)と
相談した上で、
『1人で逃げよ』
と、私1人で涙を流しながら城の裏口から出た途端に
『おや?〇〇様?』
と、ニヤリと笑う副騎士団長のヴォルフラム(演・三浦春馬)により、バンっ!と、高くジャンプして
押されて私の頬を叩いて私は気を失いファルラー(演・岸優太)により、ヴォルフラムとファルラーにより
ジュリアは、馬車の中へと運ばれた。
気がつくと、私が知らない古びた屋敷に囚われていた。
『お目覚めかな?』と、私が知らない
男が発言したのだ。
薄暗い屋敷だ。私が立とうとしたら
手が自由に動かない。
自分の手を見たら、後ろ手拘束されていたのだ。
『何だと!』
ルカ王子は、私が囚われていることを知り
『おい!!すぐオーロリア帝国を支配しろ!!』
と、命令を出した。
私が囚われている国は、私の敵国オーロリア帝国だった。(リープ城+チリンガム城+ロンドン塔みたいな城でした)
カッカッカッ………
『ヴォルフラム…』
『ヴォルフラムではない。俺の名は、ルスランだ』
と、冷たい瞳で私を見つめている人は、ヴォルフラムだった。彼は、私が囚われている牢屋の中に入り、
無言でジッと冷酷な顔で見つめられて、私の切り傷ができた頬にソッと触り、そして
『コイツを…さらに縛れ』
と、彼は、私を指で指しては牢屋に出る。
冷静なニヤリ顔で私を眺めてオーロリア帝国の騎士団達が入り込んだ。
『何するの?やめて!』
【彼女は、必死に抵抗してもダメだった】
『すぐ終わるので』と、騎士団長らしい男が発言
私の縄を解いても、さらに長い縄が
私の身体を拘束される。
逃げようとしても男たちが私の身体を抑えられている。
ルスランという男は、私の表情を見ながら窪みがある布で猿轡されるところをニヤリ顔で爆笑していた。
『ンン〜‼︎』
私は、ルスランに向けて鋭い顔を見せて抵抗したが、ずっとニヤリ顔で返された。
そしてリュドという男と共に、2人で立ち去って行った。
最後に麻袋で私の顔を被せて誰かに肩を触られた。
そして
『大丈夫です。死ぬことはありませんから…』と。
ワーワーと、民衆達の声がする方向へ暗闇の中、歩き
『凸凹は、ありません』と、ルスランではない声に連れて歩いてゆく。
そして、麻袋を外されては、バルコニーだった
だが、、、、、、
【あぁ、なんてところなの………】
立ってはいけない場所だった
バルコニーから近い広場で、ギロチンが設置されていて血が垂れていたからだ。
必ず処刑が来る………
私が幼き頃に見たのは、家族だった
私がまだ0歳で、メイドにより屋敷から脱出できたが、
ジュリア以外の家族全員は、オーロリア帝国によって
私が今いるバルコニーに立たされて、ギロチンで処刑されたからだ。
涙が流れ出す
ルスランが私のことを衆民に報告している間に、
民衆達の間に化けて、私たちの味方である騎士団長の
ゼル(演・平野紫耀)副騎士団長のディルク(演・高橋海人)ルカが見守っていた。
ルスランの報告が終わると、バルコニーに立っている私は、また麻袋を被せて、処刑されるはずだが、
どこかに案内された。
『おい、女、座れ』と、