海へ』の作文集

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海へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/23/2023, 3:12:29 PM

お題:海へ

この惑星にはマグロ漁師という危険な職業があるらしい。

1年近く海の上で生活する者。船酔いで吐く者。命を落としかねる者。

ただ、この惑星の住人には帰りを待ってくれている者もいる。



宇宙人ジョーンズ 地球調査レポート vol.1

8/23/2023, 3:10:37 PM

海へ行こう。

林が思い付きを口に出してしまったらもう止まらない。

気付いたら俺たちは海辺近くのコンビニで、車を止めるついでに買ったシャンメリーとゼリーまで持って、浜辺に突っ立っていた。

「なんでシャンメリー?」

「いやあ、俺は帰りの運転で飲めないじゃんか。でも海って言ったら酒じゃない?」

「それはお前だけだ。」

年末だしコンビニにもシャンメリー置いてて良かった〜、なんて言いながら、早速プシュッと栓を開けるバカ林を横目に、ため息を吐きながらポケットをまさぐった。

年末の寒い海に人なんて居ないだろうし、まあ良いかなと、携帯灰皿にひしゃげたタバコだけ持って出てきてしまったが、しまったな。
肝心な"アレ"が無い。

「なぁ、お前さ……」

「あるよぉ、フレイム。はい、ファイヤー」

「火を一々言い換えるなうざったい。」

食い気味で渡された、ずっしりと重いジッポには龍が描かれており、フレイムファイヤーといい、中学生みたいなセンスだなと思った。

この一本、二本のためにクソ寒い中こいつに付き合って出てきたのだ。

大学の喫煙所にいつも漂ってる教授の加齢臭とは違う新鮮な空気と、煙たい空気を同時に吸い込むと、身体に悪いはずなのになんだか健康な気分になってしまう。

変人教師だとはいえ、風呂に入ってない自慢はしないでほしい。その内、最前列と通路側に誰も座らなくなっちまうぞ。

なんて事を考え、最後の煙を吐き出しながら、革製の携帯灰皿で火を潰すと、隣からオレンジゼリーが差し出される。

黙って受け取り、フィルムを剥がしたが、プラスプーンもない事に気がつく。

「スプーン無いんだけど」

「俺も」

スプーンが無いというのに、林はシャンメリー小脇にグレープゼリーのフィルムを真剣な面持ちで剥がしている。

「こうするんだよ」

林は見てろとばかりに、軽く掲げたグレープゼリーにかぶりついた。
鼻にシロップが付いて、後で痒くなりそうだなと思ったが、俺も手に持ったゼリーをこのまま持ち帰るなぞしたくないので、仕方なくゼリーにかぶりつく。

口に残った苦味が、甘味で浄化されていくようだ。

途中からは2人して、カップを揺すっては無理やり啜るを繰り返し、中々の大きさのゼリーを食べ切った。

「カップ出して」

空のカップを差し出しながら林が言うもんだから、「俺が捨てるのでここに重ねてくれ」という事かと思い、自分のカップをほいと渡したら「違う」と言われた。

シロップでベタついたカップを返され、そのまま持っていると、そこにシャンメリーが注がれる。

「乾杯」


憎らしいドヤ顔だ。

8/23/2023, 3:00:19 PM

勉強しろ勉強しろ、とだけ言われて育ったわたしは、勉強できなくなった途端に失望された。にも関わらず、世間体を気にする母はそれでも勉強を強要した。それにわたしは疲れていたみたいだった。母が肉塊になっただけで、わたしは体の疲れが一気に流れ出た。気分が楽になったわたしは、肉塊を放ったらかしにして散歩をすることにした。
3時44分。世の中はとっくの昔に夜が更けていた。海風が、わたしの頬を撫で、涙を一緒に連れ去っていく。誰もいない海は、罪を犯したわたしを許すまじと、闇で包む。けれどわたしはそれとは正反対に、清々しい気分でいた。
どうしてあんな化け物と一緒に暮らせていたのだろうか。そう考えれば考えるほど、なぜか晴れ晴れとした気になってくる、涙は絶えないけれど。
わたしはようやく、人になれた気がした。




#海へ

8/23/2023, 2:59:28 PM

「悪魔執事と黒い猫」二次創作

題名『未定』

「お父さんは、海の向こうへ行ったんだって」
パラソルの下、並んで海を眺めていた主様が呟いた。
「ひいおばあちゃんも、お隣のクッキーも。昔、お母さんが教えてくれた」
東の大地の一部の地域に、そのような言い伝えがあると耳にしたことがある。
「帰ってこないくらい、良いところなのかな」
ねえ、知ってる?と戯れを口にする主様の瞳は潤んで見えた。
「……私が旅をしたのは、大陸の中だけですから」
僅かな逡巡の後、そう返せば
「そっかぁ」
と笑って、ストローに口を付けた。
パレスの面々のはしゃぐ声が遠くに聞こえる。
「それなら、いつか行ったときは、どんな場所だったかルカスにも話さなくちゃ」
「お待ちしております。この海で、ずっと」
私の手を取った主様に小指を絡められ、されるがまま軽く揺らされる。
子供じみた誓いは、波の音に攫われ溶けていった。

8/23/2023, 2:57:32 PM

不謹慎なことだと承知の上で

自ら死を選ぶ人生があったとしたら
海へ入水して——


この道に飛び出したらトラックに......
痛いな
線路に飛び込んだら......
いくら支払わなきゃなんだろう
こんなこと考えて
できないって思ってた日もあったけど


あの海を見たら
波が来て楽しそうにしているふたりを見てたら
万が一、そんな時が来たら
ありかもしれないと思った
——なんてことは、ふたりには内緒。

8/23/2023, 2:52:49 PM

休日。特にすることないし2人とも暇だったから海に行った
私は泳げないから砂浜の貝殻を取るくらいだけども。
お互い日焼け止めを多いくらいに塗って、砂浜に行く。
こんな猛暑だから砂浜は焼けるように暑かった
君は海に入った事ないって言うし、あんまし入りたくない、
と言うから一緒にシーグラスとかを探す事にした
私は探すのに夢中で波なんて気にせずに探し回っていた。
その途中、私は瑠璃のような色のシーグラスを見つけた。
私はそれを大事にポケットにしまって次のグラスを探す
そして見つけたのは、エメラルドグリーンのシーグラス
それを手に取ろうとした刹那。
波が私の足を掬う。
私はそれで転んでしまった
下着までぐっしょり濡れて、最悪だった。
そしてそのシーグラスも見失っちゃったし…
と悲しい気持ちでいると
彼がこっちに駆け寄ってくる
「大丈夫?怪我してない?」
ととても心配してくれた
私は涙目で
「シーグラス見失っちゃった…」
と呟く。それを見た彼は私に優しく問いかける
「じゃあ、俺のあげよっか?」って。
私はパァッと顔を明るくしてコクコクと頷いた
そして私は頬を桜色に染めあげて、「ありがとう」という
どういたしましてと言わんばかりの顔でニコッと笑う
そして彼は私の手を掴む。また波に足を取られないように、腰に手をやる
その時、ぐっしょり濡れた服が手に当たったからだろうか、
「めっちゃ濡れてんじゃん!家帰って着替えるよ!」
という、だけど家に帰るまで、これはどうすればいいのか
胸にまで波がかかって少し透けているのだ。
さっきまでの自分へ、下着は着てくれ、ホント。
そのせいでこっちは酷い醜態晒すんだぞ
とか何とか思ってたら黒いシャツ?みたいなのがかけられた
私の腰くらいまであるそれはちょうど色んなものが隠せるサイズだった
「やっぱり優しいね、ありがとう」と照れながら言うと
「それ見ていいのは俺だけだから」という執着強めの回答が返ってきた
そしてふと思いついたように彼は「そういえば綺麗な貝殻拾ったんだ、後で一緒に見よ?」
と笑いながら言う。その顔が眩しくて私は目を瞑りそうになった
私はその顔が大好きだ

8/23/2023, 2:52:31 PM

海を飛び込んでたくさんの汚れを落とす。
虹色の海で、ピンク色のくじらと共に
3つの太陽を眺めながら、

私たちは遠くを思い描く
自分自身につながる

8/23/2023, 2:50:46 PM

海へ

北海道函館朝市は
なんでも美味しいけれど、
中でもタラバガニが美味しかった🦀

山形県由良海岸の釣り堀が
¥1,200で釣り放題お持ち帰り自由で
コスパ最高💸

富山県氷見漁港の
きときとのお魚は
鮮度が段違いで忘れられない。

8/23/2023, 2:45:38 PM

海へ

 薄れゆく記憶の影に少しでも輪郭をつけようとするのは愚かでしょうか。会いにくくなって、会わなくなってからずいぶん経ち、あなたの声を忘れそうになることもこれまで何度かありました。言葉は僕らの関係をどうとでもできますが話してしまうと声とともに風化していきます。もう言葉が届かない今、手紙のように認めて僕の人生にとって大切な人を丁寧に愛でることが本懐なのです。
 あなたがこれを読んでいるのなら、僕はもういないのでしょう。何もかも唐突に告げることになって申し訳ないのですが、これが僕の向き合い方でした。欲を言えば、本当は、少しでもあなたに逢いたかった。僕がいたと確かに言ってくれそうな人全員に自分の言葉で伝えたかった。でも、わがままはいけませんね。やりたいことばかり数えるたびに涙が溢れてしまいますから。

8/23/2023, 2:43:29 PM

海へ

あー飛べたらな、、
どこにだって行けるのに。


君と一緒に
ゲームセンターだって、
ショッピングセンターだって、
どこにでも行けるのに、

でも、明日は
君の彼氏と私とで、

遊びに行く

君は好きな人がいて、それは彼氏で
私にとって君は好きな人


心の準備のために



海へ行こう

8/23/2023, 2:38:20 PM

金髪に濃いめのメイク、
キャミソールにミニスカ履いて
8cmのヒールサンダル。

レゲエ、HIPHOP、R&B…

車はもちろん
キャデラックハイドロ
ローライダー

ウーハーはボンボンと音を上げながら
ブラックライトをチカチカさせる。

海沿いを走り、
砂浜で朝日が登るのを見る。


毎日のように、海へ繰り出して騒いでいたあの頃。
懐かしくて、あの頃の曲を聞いてみる。

楽しかった思い出が蘇る。



#海へ                 8/23

8/23/2023, 2:36:02 PM

海へ

盆を過ぎた夕方の海は静かだった。
ようやく自分は夏はすでに訪れていて、もう去ろうとしていることを実感した。
夏にやり残したことをこのビーチでやってしまおうと私は波打ち際まで走り、その勢いで服のまま海へ飛び込んだ。

びしょびしょになり砂浜に座った。
磯の香りとしょっぱい海水。この短時間が今年の夏の最大瞬間風速となった。満足して立ち上がりあたりを見渡した。誰もいない。沈もうとする太陽、波の音。
強い西日が自分を照らす。その影はやっぱり猫背で頼りなかった。

もちろん服の替えを持って来てる訳では無い。
服を思いっきり絞り、許容範囲の濡れ具合になってから車に乗って帰った。楽しくはなかった。でも、今年の夏を後悔する気持ちは無くなったと思う。
来年も寂しい夏を過ごすことになるのだろうか、不安な気持ちで薄暗い道を楽しい音楽をかけて家へと進んだ。

8/23/2023, 2:35:18 PM

海へ行こう

太陽に照らされた暑さを和らげるように

海へ行こう

神秘の世界を覗きに

海へ行こう

バカンスを楽しむために

8/23/2023, 2:32:23 PM

#63【海へ】


運転免許を取得して
ちょっとドライブするのに丁度いい目的地が
海だった。

ほぼ一本道だし
車の通りも少ないし
安心して走れる。

助手席に母を乗せて
ドキドキしながら運転したっけ。
「帰りはお母さんが運転してね!」って言ったのに
結局私が運転して帰ったんだ。
懐かしい。

今でも海には
ぽつぽつと初心者マークが集まる。

デートしてるのかな?
友達と遊びに来たのかな?

遠い日の思い出が
陽炎と重なる。

眩しい若葉はきっと
あっという間にオレンジに染まるね。

あと何回、海に行けるだろう。
日差しが和らいだら
久しぶりに観に行こうかな。

真っ白な灯台のある場所まで
あの頃みたいにデートしようよ。

8/23/2023, 2:27:10 PM

海へ

大丈夫だいじょうぶ
海のような心を持つんだ
深くて
広い
海のような心

全部放り込めばいいんだ
流しちゃえばいい

涙 涙 涙

大丈夫…だいじょうぶ
海は決してあふれたりしない

さざめいて
波打って
押し寄せて

飲み込まれて
沈んでく

だいじょうぶ……

だいじょうぶ?

気づけなくなっていた

この手を掴んでくれたのはあなた

8/23/2023, 2:26:54 PM

階段を下り砂浜に立つ
足が砂に沈む
靴を脱ぎ裸足になる
砂はひんやりとして心地良い
夜明け前でまだ薄暗く辺りに人気は無い
少し強い風に髪が乱される
沖合で白波が立っているのが見える
ザクザクと砂浜を歩く
少し進んだ先で腰を下ろした
砂に手をつくと砂以外のものに触れた
シーグラスだ
私の手が触れていたのは水色
その向こうには緑色のシーグラス
更に向こうに茶色のシーグラス
よく見ると彼方此方にシーグラスが見える
1つ2つ拾う
3つ4つ拾う
気付けばすっかり夢中になってしまっていた
空が白んでいる
両手いっぱいのシーグラスを波打ち際で濯ぐ
濡れたシーグラスを1つ目の前にかざす
それと同時に日が昇り始めた
シーグラスが太陽の光を浴びてキラキラと輝く
ああキレイだ
気に入ったものをいくつかポケットに入れる
良く解らないが満足だった
心が満たされたような気がした
またザクザクと砂浜を歩く
砂を払って靴を履き階段を上がる
またこの海に来よう
輝く海を見ながらそう思った


―――海と私


                     #51【海へ】

8/23/2023, 2:19:19 PM

浜辺に、海藻じゃなくて貝殻の落ちている海へ行ってみたい。
 白い砂浜。打ち寄せる波は淡いブルー。
 そんな、理想郷のような海へ。

8/23/2023, 2:18:00 PM

『海へ』

浦島太郎っていう物語、知ってる?
あの話に出てくる竜宮城って実在すると思う?
私は、あると思ってる。
きっと、黄泉の国より素敵なところ。
え、理由?
だって城から帰ったとき、
地上ではとんでもなく長い時間が経っているでしょう?
てことはさ、
あの子もあの子もみーんないなくなってるってことでしょ?
そんなの、最高じゃん?

だから、探しに行くの。

え、見つからなかったら?
なにいってるの?あるニきマッてるデショ?
だって、
一昨年行った女の子も
その次に行ったお祖母ちゃんも
一緒に行ったお祖父ちゃんも
去年行った男の子も
10か月前の女性も
5ヶ月前の男性も
みーんなみんな

カエッテコナカッタンダカラ。

8/23/2023, 2:13:37 PM

#海へ

小さな頃から、海の中で彷徨う夢をよく見た

魚の大群が前から来たかと思うと
ものすごい勢いで横を通過して行き
息が止まりそうになる夢

子供の頃は恐ろしさと苦しさで目が覚めていたけど
大人になると同じ方向に泳がなきゃと焦って目が覚めるようになった

そのうち違和感なく海を漂う夢を見たら
安心して最期を迎えるので
わたしの灰は海へ放ってください

8/23/2023, 2:13:01 PM

海に逝くために

海を見てると自分が考えることなんか小さく見えて、どうでもよくなるらしい。
青くて、キラキラしてて、皆が楽しそうにしてる。
そんな場所なんだと聞いたことがあった。
私も海にいってみたいな。
あ、でも死んだらみんな海に還るんだって。
そしたら海を見てみたい。

海へ

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