海へ』の作文集

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海へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/23/2023, 1:18:35 PM

海へ行くときは必ずといってもいいほど
太陽がついてくる

お節介な気もするけどそれがまたいい

そんな海と太陽は人を元気にしてくるれる
波のさざめきと太陽の眩しい光で

だから僕は
バイトで疲れたり 学校で疲れたり 人間関係で疲れたら
まずは海へ向かう

嘘のように頭も心も軽くなる

まぁ、海に1人でいくのに抵抗のあるひともいるはず
だけど太陽と海と自分を合わしたら3人だから寂しくなんかない。

8/23/2023, 1:17:49 PM

暑さが毎日飽きる事なく押し寄せてくる



『海へ』



行けば 少しは身体も心も癒されるだろうか



磯の匂い



波の不規則にたゆたう様子



哀愁漂う誰かの忘れもの



なんとなく拾ってしまう貝殻



家族と楽しく過ごした記憶



そういえば昔



よく父が連れて行ってくれた海があったな



あれはどこの海だったのだろう



もう父に聞く事はできないけれど



これからもずっと忘れられない海だ

8/23/2023, 1:16:35 PM

小学生の頃、友達と自転車で川沿いに海まで行こうとしたことがあるんだ

でも途中で道が川から離れちゃってどうにもならなくて

おまけに道に迷っちゃって、たまたまあったバス停の路線図を見て、それを参考にして帰って来たんだよ

今考えると、あの川はもう少し大きい川につながってるだけで、海はもっとず~っと先で、自転車で行ける距離じゃないんだけどね

8/23/2023, 1:14:50 PM

海へ


上京して初めて海へ行った日。

驚いた。
私の知ってる海とは全然違う。

灰色の砂浜、散る波飛沫。
岩の多い足場。

潮の香りは確かにするのに
海へ来たという実感は湧かなかった。


白い砂浜に、穏やかな波。
愛犬の散歩がてら走り回った浜辺。


私の知る海はそんな姿で、
それが海の全てだと思っていた。

だけど、これも、海。


海は世界中どこにでも繋がっているはずなのに
なんだか全然違うものに見えた。


友人はこの海が当たり前だと言った。

私の海とは違う。
でも友人にとっての海はこれだ。


世界にはもっと違う海があるのだろうか。

私の知らない海も、空も、川や山も、
世界にはいっぱいあるのだろうか。




ぐるんと、世界が回ったような気がした。

8/23/2023, 1:12:12 PM

有りそうでないもの
無さそうであるもの
なーんだ?

海から生まれて
今の現在まで
絵画、音楽、詩、物語、映画、生きかた…
全て想像で、リアルで、
笑って、怒って、泣いて、ドキドキの渦

海から生まれたのに
まだ海には帰れないのは
なぜ。

8/23/2023, 1:11:53 PM

海へ





ジリジリと照りつける太陽。聞こえてくる、波の音おカモメの鳴き声。
磯の匂いが、海に来たと思わせてくれる。
右手に水鉄砲を持ち、後ろにいる友人たちに声をかけた。

「さぁー、海へレッツゴー‼︎」

掛け声と共に、太陽で熱くなった砂浜の上を駆け抜ける。
段々と近づいてくる、海。顔がにやけて仕方がない。
そして、海へとダイブ。水飛沫が上がり、鼻と口に海水が入った。
ゆらりと起き上がり、水鉄砲を太陽へと向ける。

「夏はまだまだこれからだー‼︎」

その言葉と同時に顔に水がかかった。友人たちの一斉射撃。
少しは待って欲しい時思ったが、いや、違う。
時間は待ってはくれない。今を、この瞬間を遊び尽くせ。

8/23/2023, 1:09:33 PM

今から丁度十年前、僕がまだ十六歳だった時の話。その頃の僕はまだ思春期で、膨張する自我と対話する日々であった。激変する人間関係や、ぼんやりと見えてきた将来に対する不安に眠れない夜を幾度も重ねた。そんなある日の夜、僕はとうとう寝床に収まって居られず家を飛び出た。漠然とした不安が何処からか襲いかかってきそうで、逃げるように歩いた先にあったのは海であった。
月を反射している広大な海面、さざめく波の音。暑い八月の海の淋しげな一面を見て僕は少なからずセンチメンタルを感じた。胸いっぱいに潮風を吸い込んでいた時、波の音に混ざって妙な音が聞こえた。耳を澄ますとそれは音というより、女性がさめざめ泣く声のようだった。少しばかりの恐怖と大きな好奇心を抱いた僕は、若者のご多分に漏れずその声の主を探した。
そこには彼女が居た。暗い海辺に座りながら、声を殺すように泣いていた。白いワンピースがよく似合う、黒髪の女の子であった。私は心配というよりも野次馬根性で、歳も対して離れていないであろうその子に声をかけた。
「ねぇ、どうかしたの?」
しかしその女の子は静かに泣くばかりで、何ら返答を寄越さなかった。その反応を想像していなかった訳では無いが、途端につまらなく感じて僕はその場を去ろうとした。
「行かないで……」
少し枯れた可愛らしい声が聞こえた。振り返ると、その女の子にシャツの裾を握られていた。
「近くにいて……」
それを聞いて僕はとにかく緊張してしまい、従うように女の子の横に座った。知らない人と二人きりでただでさえ混乱しているのに、あろうことか横に居た女の子は震えながら僕の手を握って来た。僕は心臓の高鳴りを抑えられず居心地が良いんだか悪いんだかわからない思いをした。
でも、すぐに邪な感情は消え去った。僕と手を繋いだ女の子は、堰き止められていた感情が一気に流れ出すように、声を荒げて泣き始めた。それは、本当にやるせのない思いが沸き立つ声だった。僕も冷静になり、そこからしばらく波の音を彼女と黙って聞き続けた。彼女が泣きつかれて眠ったのはそこから数十分程経った時だった。
翌日、どうやら僕も眠ってしまっていたようで、強烈な日差しに起こされるのは不快だった。昨夜の一事を思い出し周囲を探ったがどこにも彼女は居ない。何だったのかと思い、そこで足元に書き置きが残してあることに気づいた。それは、砂浜に指で掘られたであろう文字。

有難う
また会えたらいいね

結局それ以来彼女とは一度も会えていない。あの海岸にも何度か訪れたが、居るのは花火をしている集団くらいだった。
これは十年前の話。久しぶりに地元へ帰ってきて、思い出した一夏の不思議な青春。思い出参りに、僕はまた夜の海へ向かった。あの頃と変わらず波のが聞こえる。
すると、昔何処かで聞いたことのあるような可愛らしい声で……
「あれ?君って……」

8/23/2023, 1:09:16 PM

海へ

たった一度の海の思い出
もう叶わない恋だとわかっていた頃
彼は、私をうみに誘った

一緒に子供のように泳いだりはしゃいだり。
最後に2人で見た夕日は今でも頭の中で 鮮やかに蘇る

そのあとすぐに私は病気に、そして彼は、外国に転勤になった

あれから10年。いつも変わらない病室の窓の景色
今日もぼんやり眺めていた時懐かしい声がした。
「久しぶり」
それは、あの時海に誘ってくれた彼だった。
10年ぶりの再会
10年ぶりに私の恋の歯車が動き出す

8/23/2023, 12:59:44 PM

海へ一人で向かうこの時が好きだ。

誰かの意志でなく、自分が行きたいから。
遊ぶんじゃなく、ただ静かに波の音を耳に入れたいから。

行けば何かありそうで、
何かを忘れられそうで、
まだ海は見えないけどドキドキしてる。

8/23/2023, 12:57:39 PM

自転車の後ろに乗せられて、風を切りながら坂道を下ってゆく。どこに行くの?という私の問いかけに彼は叫べるとこだよと元気よく答えた。
数十分前、私は教室で1人で泣いていた。そうしたらいきなりドアが開いて彼が入ってきた。辞書を取りにきたらしい。今まで彼と話したことは片手で数えるほどしかなかった。タイミングがなかったからだと思う。彼はいつもクラスの中心にいて、沢山の友達と賑やかに過ごしていた。笑いが絶えなくて、その周りの人たちも常に笑っていて。悩みなんかなさそうだった。私みたいにつまらないことでいつまでも頭を悩ませているような人じゃないということは見ていてなんとなく分かった。
その彼が、私の涙を見ると、突然手を引き教室を飛び出した。言われるがまま初めての“ニケツ”を促され、彼の自転車に運ばれる。外は今日も快晴で夏らしい空をしていた。これから行く所は叫べる所らしい。私がただなんとなく、大声を出したいだなんて呟いたから。彼はその願いを叶えるために自転車を走らせてくれる。だんだんと風が海のそばのそれに変わってきた。見えてくる青い絨毯。太陽に反射してきらきらして見える。とても綺麗だなと思ったら、それがそのまま口から出ていた。
「きれー!」
「って、ちょい!まだ叫ぶの早いって!」
「だって綺麗なんだもん!」
海も空も優しい青い色をしている。私達の制服の紺色よりも鮮やか。けれどどこか優雅な青。本当に、この青色を見つめて叫んだらとっても気持ちよさそう。私のちっぽけな悩みなんて、海の中に呑み込まれてしまえ。
「もっと飛ばして!」
掴まっている彼の肩を軽く叩く。スピードがぐんと上がった。全然怖くはない。むしろとってもいい感じ。海についたらなんて叫ぼうか。まずは彼に向けてのありがとうを大きな声で叫びたいな。


(……after 8/14)

8/23/2023, 12:57:09 PM

海?
そう、海。海行こうよ。
唐突だな。こんな時期に?そもそもこの場所からはー
わかってるよ。ここを出て、自由になったら一緒に行こうよ。
…自由、ね。
嫌?
いや…ちょっと、想像できないだけだ。
そう?まぁ確かに、お前には似合わないかもね。
だったら誘うな。
かも、だよ。行ってみなきゃわかんないでしょ?
わかったわかった、お前は言い出したら聞かないからな。
やった、約束!
…あぁ、約束、だ。

8/23/2023, 12:56:00 PM

「海の底には面白い世界が
   あるらしいの!」
  と瞳を輝かせた君が
  深い海の底の世界に
  旅立ったのは
  遥か遠い日になる

  君は知っていた
  その世界の入口で
  今までの記憶は
  全て失われる
  自力で思い出すことは
  ほぼ無理だろう
  それでも
  その世界に魅了された君は
  扉を開いた

  君の体験の全てを
  僕からは視ることができる
  君の気持ちは
  手に取るようにわかる
  だけど
  君からは何も見えない
  何も覚えていない
  自分が何者だったのかも
  そうして
  何千年もの間
  君はくり返しくり返し
  その世界を生きてきた

  そして…
  とうとう
  君は思い出し始めた
  ここではない場所を
  自分が何者だったのかを
  
  君は気がついた
  自分を待っている存在のことを…
   


     「ただいま」
     「おかえり」  




              〜海へ〜


イメージの中に
いつも出てくる砂浜がある
そこでのんびりしている
何をするわけでもない
いつかたどり着く
場所なのかもしれない

8/23/2023, 12:53:52 PM

『書店の海』
  書店さんのイベントへあんずは、ヘルパーさんと行きました。児童書ですが(^_^;)大好きな京都在中の作家さんに会えるイベントでなのができた💛
そのイベントは、夏休み向けのイベントで〜す🌻私の大好きな作家さんとはもう5年ぐらい前かな〜?、🤔大型書店で、お会いしたの。
私は、ドキドキ💗しながら、私は、その作家さんの先生に、等身大のまんまのあんずのまんまて質問をした。
『先生、どうしたら、ファンタジーの作家になれます🦟??』と、訊いた。
『私は、ドラえもんののび太君やネバーエンディングストーリーのような物語が書きたいです❢』と、心の底の声を声にした。
お客さんに、ちょっと笑えたけれども私は気にしない。ーーだって、私の夢だから。ヘコたれないぞ❣❢
先生は、色々とアドバイスを下さいました❤最後に、霧が晴れるみたいに先生は、『夢をみて下さい❣』と、私を鼓舞をした。
私のファンタジーへの道はそこからはじめなきゃダメなんだと、深く深く、想った。
 それから、なんやかんやで、その先生とは、手紙とかイベントで、お会いしに行って
たりした。昨年は、諸事情で、私は、夏休みのそのイベントへは参加出来なかったの。
事しかは、晴れてその先生に、行けるんだ〜。💗夏空なようなトキメキいっぱいになった。
ヘルパーさんとランチを讃岐うどんで食べた。生醤油すだちうどんの冷たいのをオーダーした。夏3と私の夢みる気持ちがマッチしたしたような、味がした。
 イベントは、本の海でした〜♫入り口には、かいけつゾロリ先生もいた(⁠☉⁠。⁠☉⁠)⁠!私は、うわあ~、ゾロリ先生は、スタッフさんに手を引かれて楽屋に入って行くところでした〜♫ゆっくりとうどんを食べるてたかはな~(^_^;)でも、ゾロリ先生にもお会い出来て嬉しかったで💛(*^^*)
 千春先生にも、会ました〜❤『あんずちゃん、よく来たね〜^_^♫』、千春先生は、笑顔で、私とヘルパーさ迎えて下さいました〜^_^♫❤ わ
私は、車イズから降りてよつばいで歩いた。
千春先生と、ヘルパーさんも、見守って下さいました〜。ε-(´∀`*)ホッ
最初は、絵本の読み聞かせだった。手遊びもありました(*^^*)💛📕私みたいに、大人の方も多少おられました〜ε-(´∀`*)ホッ
河童の絵本とポストがぽつんと、いう、絵本聞いたの。
河童の絵本は、楽しくて、ポストがぽつんは、絵本作家さんの声が、声優さんみたいにカワイかった(*´∀`*)
でも、ポストがぽつんは、楽しさの中に切なさが残る物語でした😢
終わりは、みんなで、『海』の歌を歌われました〜💙(*^^*)♫楽器と小豆の効果音と共に。私は、呼吸器が弱いからみんなの歌を聴いた♫
普通の童謡なのに、心に響きました(T_T)ーー大人や子供さんの声がハーモニーを奏でていた。何となく、懐かしい風景に会えた気がした。コロナ禍で、何とも風景が、普通が当たり前では、なと知った。途中で、千春先生が『あっ、(⁠☉⁠。⁠☉⁠)⁠!波の音だぁ〜』と、言った。何もかもが私の胸を熱くした。ジーン(´;ω;`)
ヘルパーさんがが次のお仕事のためにタイムリミットになった。私は、このあとに、千春先生とお話ししたかったが我慢した。カメラもちゃんと用意したのに……。
『千春先生、ヘルパーさんのお時間なので失礼します🙇‍♀』と、私は、言った。千春先生は、ヘルパーさんの方をチラリと見た
『ーーあんずちゃん、また、何時だって会えるからーー』と、泣きそうな私に笑顔で言って下さいました。千春先生の声が胸の中は反響した。.。o○
胸がいっぱいになりました(´;ω;`)先生のその言葉を私は、リフレインしては、抱きしめてた、何処までも暑い夏の帰り道。終わり
















『いとをかし、私の夏』
先日、あんずはプールへ行きました〜。
コロナ禍明けで、1番私がしたがったリスト。
それは、プールへ行くことだった。一昨年、昨年もなんやかんやで、見送った。
一昨年は、手術後だから、さすがにNGだったが、昨年は、自粛した。
 でも、友達が、水着を忘れた😱でも、私は、大丈夫。よく勝手の知ったプールだからです。
何時もは、支えて下さっていた
お姉さんのことを失ってから、はじめて有難うございました(*^^*)と、心から感謝した。
でも、1人で、頑張るって決めたんだ!!と、心に言い聞かせた。
free!のみんなに再会するために、私も気を付けて頑張ります。!!
何なんく、スムーズに着替えられたが、汗でセパレートの水着が下りなかった。
『『すみません。ちょっと、手伝ってもらえますか??』と、おばちゃんに、汗でつかえた水着を下ろしてもらった。
『ありがとうございます💛』と、心を込めて私は、言った。
1人だと、こんなに大変なんだ。(^_^;)
おばちゃんが、先帰るねと、更衣室を後にされる時にもう一度お礼を、私は、言った。
 それで、友達と、合流した。キツキツの水泳帽を被っていざ、プールへ。♫
私の心は、free!一色だった。
プールは、8月なのに、思ったより少なかった。
ラジオ体操を簡単にして、アキレス腱を伸ばして、手足をブラブラして、軽くジャンプしてーーいざ、プールへ。
(⁠☉⁠。⁠☉⁠)⁠!水は、案外、冷たかった。
ずっと、端っこ掴まりながら歩いだ。
free!のみんなとは、違うけれども、あんずは、あんずなりにfree!の世界観をエンジョイ♫するんだ。
一歩一歩力を込めて、想うようにならないけれど今好き💙と、水の中を歩いた。友達も、一緒にプールサイドを歩いてくれた。^_^♫
久しぶりの負荷を楽しみながら、私は、夢中で歩いた。
カベに、タッチは、当然した(*^^*)
『あんずちゃん、25メートルだヨ^_^』とか、友達は、私に教えてくれた。
3往復したぐらいに、友達が『この歌、あんずちゃんとが好きな歌と違うかな〜??』と、言った。
よく耳をすました。鬼滅の刃の刀鍛冶の里編の主題歌だった。
『教えてくれてありがとうございます(*^^*)♫』と私は、笑顔で言った。
『天月さんやめいちゃんの曲がかかったらいいのにな〜』と、私が言ったら友達は、有線だからね〜^_^と言った。
心の中で、天月さん、めいちゃんの歌が何時か聴けたらいいな〜💛と願った。^_^♫
もちのろん、休憩なは、友達と他愛ない話しをしながら、頑張って負荷を楽しみながら歩いた。
ーー5往復した💙
それで、私は、更衣室が混むから上がることにした。
手摺りを掴まりゆっくりと、地上へーー。(⁠☉⁠。⁠☉⁠)⁠!さつきまで、あんなに体が軽かったのに、ズシンと重りを付けたみたいに身体が重くなった。
これも、頑張った証だヨ^_^と、友達が言った。久しぶりの感覚を楽しんだ。
ーー帰り道、私は、父の車では、無口だった、全然、元気なのに、疲れていたんだ。
楽しかった夏の想い出と、友達へ手を振った。終わり

8/23/2023, 12:47:35 PM

潮の香り、それは君の香り
15回目の夏に
この海にかえった君に
逢いに来ました。
今更ですが、海(きみ)が好きです。

8/23/2023, 12:46:53 PM


























8/23/2023, 12:44:28 PM

☆海へ
毎日のように通勤で海沿いの道を車で走る
そう言えば、もう何年も海をぼんやり眺めたり、潮風に当たりながらのウォーキングなんてのもしていない

ちょっと疲れてるからこれを機に海からパワーをもらうのもいいかもしれない

8/23/2023, 12:43:20 PM

Episode.5 海へ


突然だが、私はもう死んでいるはずだ。
生きていた時の苦しさから逃げるため、海に身を投げたからだ。
そういえば、死後の世界があるという噂を聞いた。


次に目を開けた時は、心地よくて暖かい場所にいた。
あたりは少し眩しく白い、地球の空のようだった。
ふと、私の右から誰かの声が聞こえた。

「お目覚めになられましたか、海琴様。」

見たことのない男性が、知らないはずの私の名前を呼んだ。
その男性はまるで神の使いのようで、とても美しく儚い人だ。

「ここは…どこなんですか?」

「ここは死後の世界の受付場所、あなたの今後について
 のご説明とご契約をさせていただきます。」


何を言っているのか分からない。


「……あなたは誰?」

「私はヨゼフと申します。
 死後の世界で働く、元々人間だった者です。」

「元々って…今は人間じゃないの?
 確かに人間なのか疑うような美貌だけど…」

「ふふ、ありがとうございます。
 私もここに来る前は、海琴様と同じ人間でした。
 後に詳しい説明をいたしますが、ここでは死後も、
 生前と同じような世界が作られており、そこで働く
 ことも可能なのです。もちろん、次の生命として生ま
 れ変わることもできます。私はここで働くと決めた際
 に人間を辞め、神の使いになるという契約を交わ
 したのです。」

ここで死んで来た人にこの世界の説明、案内をする人は神の使いになる契約をするらしい。
ただ死後の世界を楽しむ人は、それを同意する契約を交わす。
この世界は平和が絶対で、違反した者は連れられる。


「…説明は以上です。
 何か質問等はございませんか?」

「私、あの世界で受けたことが嫌で。耐えられなくて。
 それで海に身を投げたんです。
 …まだやりたいことがあるんですけど、この世界に
 も海はありますか?」

「ええ、もちろんございます。
 但し、この世界では命を絶つことはできません。
 もし自ら命を絶つような行動が発見されれば、その場
 で強制的に次の生命へと生まれ変わることになりま
 す。」

「それは大丈夫です。同じことはもう…大丈夫。」

正直、まだ躊躇いがあった。


私があの世界から逃げる時に海を選んだ理由。
生前好きだった女の子が、海で自ら命を絶った。
そして彼女と最後に交わした会話。


「もしも私も海琴も死んじゃったら、またこの海で会
 おうよ!夕暮れ時の海、なんかワクワクしない?
 水着持って行ってさ、青春しようよ!」

「急にそんな事言わないでよ…怖いなあ。
 でも約束!絶対忘れないでよ。」

「もちろん!まかせなさい!」


彼女は父親からの暴力に耐えられず死んだ。
私も彼女が死んでから何も手につかなくて、暴力を振るわれるようになって、耐えられなくて死んだ。
どうせ死ぬなら彼女と同じが良かった。


「…それでは海琴様、お気をつけて。」

「ありがとうございます。」


行きたい所があれば想像をする、そうすると目を開けた時にそこにいるらしい。
かの有名なアニメみたい、ちょっとワクワクする。



時刻は夕暮れ時、その海には2人がいた。
私とあの時約束を交わした彼女が。
ずっと、私が来るまで毎日待っていたのだろうか。
私はゆっくり彼女の方へ歩み寄った。

足音に気付いたのか、彼女は振り向いた。

「…海琴?」

「うん、ちゃんと来たよ、煒月。」

「…う、うわあああん!みこと、みことだああっ!」

泣きながら抱きついてきた。

「煒月、もしかしてずっと待ってたの?」

「待ってたよお…約束、覚えてたのうれしい!」

「忘れるわけないよ、会えてすごくうれしい!」


そこから、私達は会話を続けた。
誰がどう見ても友人の感動の再会だ。
…私にとっては少し違った。
でも煒月はきっと、煒月は、そうじゃないから。
期待はしてなかった。もう諦めていた。


「海琴!海、一緒に遊ぼうよ!
 水着着替えよーっと!可愛いの持ってきたんだー!」

「行こ行こ!私だって可愛いの持ってきたよ!」


でも、これもまた幸せで。
これ以上の関係を求める程に達しなかった。

私達は、再び海へと走り出した。

8/23/2023, 12:41:38 PM

「海へ」

全てを終えたのだ
最後に向かうのは、命の源だ
海へいこう

8/23/2023, 12:37:34 PM

『海へ』



海へ。
私は、小さな頃から海に憧れていた。
夕方の時の長い影よりも、親よりも、大きな所だった。
そんな海と同じくらい、大きな心を持ちたいと思った。
そして、私にとって、海はいい居場所だった。
嫌な事があった時、もうどうしようもない時。
海に呟けば、許される感覚がした。
ゆらりと揺れる光。沈み行く月が美しく、夜、息が詰まるような家を抜け出し、夜が明けるまでずっと海岸から眺めていた。
流れ行く雲。照らされる空と町。
夜が明ける頃の空が、綺麗だと感じた。
この町が変わっても、それだけは変わらないでいてほしい。
どうか……。

8/23/2023, 12:25:45 PM

海へ向かって歌う。
この歌がどこまでも届くように。

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