『海の底』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「海の底」
海の底には
深海魚 目の退化した魚
不思議な魚 世界が広がっている
私の心の底には
何があるんだろうか
大した事はない気もするが
見せたくない自分もいるに違いない
その記憶たちは
もう目が退化して見えなくなっているのだろうか
私の心の底には
見せたくない自分が
沢山いるに違いない
海の底/海の底から
目を閉じると聞こえた
海の中を渡る声が
暗い深海から響いてくる
その声は泡に絡め取られて
上ってきた
遠くで響く声で
あなたは繰り返す
響き渡ってくる声が懐かしい
いつから話してなかったか
思い出せないけれど
懐かしい声が聞こえる
記憶の海に沈んだ底から
あなたはどうしているかしら
長い間離れていたけれど
故郷でまだ元気でいるかしら
遠い昔に一緒に
笑った日
泣いた日
思いが泡になって浮かんでくる
海の底に揺れていた思い出が
丸い気持ちで浮かんでくる
目を開けると景色が滲んだ
【海の底】
きらきらひかる鱗
ゆらゆら揺らめく尾ひれ
透き通るような歌声が
海の世界に響き渡る
誰も足を踏み居ることは
許されない
それが私の世界
ある日、ふと本屋に入った。当てもなく店内を歩き回って、本棚にあった本を手に取った。
魚の本だった。立ち読みをするつもりもなかったが、私はその本のページをめぐり始めた。その中に書かれた海の底にいる深海魚の生態の話を食い入る様に読んでしまった。海の底は全く光の刺さない真っ暗いところらしい。魚達はその暗い中に住んでいて、光の当たるところに出たくないのだろうか?それとも出たいと思ってもなすすべもないのだろうか?人間は選択肢もあるのだから、恵まれている。たとえ、海の底にいるようなどん底でも這い上がれるすべも探せる。私は、魚から教えられたような気がした。
もがいても抗っても、逃れられない恐怖がいつまでもくっついてくる世界は、海の底と言っても強ち間違いではない。
「海の底」
海の底って宇宙みたいだな。
宇宙が好きな男はそう思った。
海の底は暗くて静かで、遥か彼方にキラキラと輝くものが見える。
手を伸ばしても届かない。
近付き過ぎたら翼は溶けてしまうから。
堕ちていく。意識と共に、底の方へと。
でも思ったよりも暖かくて、心地良くなって、目を閉じた。
まるで宇宙に放り出されたようで、なんだか幸せな気持ちになった。
浴槽の底で発見された男の顔は、どこか幸せそうな顔をしていた。
『海の底』
「海の底」
「ドラえもん のび太の海底奇岩城」いつもラストで落涙必至
戻れない寂しさが
喪った悲しみが
届かない侘しさが
容赦なく襲う
そのまま光が遠くなって
気づけば冷たい〖海の底〗
(堕ちていく 逆様に)
しばらく時が空いてしまいました。
お題×3を1作にまとめて投稿します。
#閉ざされた日記
#君に会いたくて
#海の底
※この物語はフィクションです。登場する人物および団体は、実在のものとは一切関係ありません。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
タイトル『拝啓、乙姫様』
拝啓、僕の乙姫様。
君が『少し深いところまで行ってくる』と潜水艇に乗り込んでから、三ヶ月が経とうとしています。時間の流れというものはあまりにも早くて残酷です。
僕はいま、この文章を誰に見せるためでもなくだらだらと綴っています。宛先のない手紙を書くように、僕の心に浮かぶ言葉をつぶやくように、ただただ指の動くまま筆を走らせています。
この文章が君の目に触れることがあるのか、いまの僕にはよくわかりません。あまりに気恥ずかしくて、もしかしたら永遠に本棚の奥に隠しておくのかもしれません。
ただ、今日のように寒い夜は、どうしても筆を執らずにはいられないのです。
君が見ている世界は、この夜空よりももっと深く、暗く、寒いのでしょうか。見上げた空が、君のいる場所とつながっていると知りながらも、そこに君との遠い距離を思わずにはいられません。
君が潜水士という過酷な職業を選んだその日から、僕はこうして君と離れることが多くなるのだろうと、覚悟をしていたつもりでした。しかし、それはあまりに時間的にも、物理的にも、とてもとても遠い距離でした。
重いボンベを背負い、冷たい水圧に身をゆだねながら、深い海の底に潜っていく君の姿を想像して、まるで竜宮城へ帰っていく乙姫様のように感じるときがあります。
君が帰ってくるその日に、僕は君よりも幾分か歳を重ねている気がしてなりません。
けれど、それも君が選んだ道であり、ようやく叶った夢なのですから、僕はその背中をきちんと見守ってあげるべきなのだと自らに言い聞かせる毎日です。
君がいなくなったこの部屋は、静かすぎて退屈です。もしかしたら君がいる深い海の方がまだ賑やかなのかもしれません。
君から話を聞くまで、太陽の光も届かない海の底というのは、外界から遮断された神域のような静寂なのだと思っていました。
でも、君はいつも言っていましたね。
『海の中は思ったよりたくさんの音に溢れている』と。
高い圧力に包まれた暗い海の底で、君はいま、どんな音を聴いているのでしょう。
たまに目を瞑って、君のいる世界を想像します。海の底でも風の音は聴こえるでしょうか。船舶が海の上を進む音も沈んでくるのでしょうか。クジラやイルカは君の話し相手になってくれているのでしょうか。
空を飛ぶカモメの鳴き声に思いを馳せる時があるでしょうか。
君と僕の間には、何万リットルという水の層が深く分厚く横たわっています。
それは物理的な厚み以上に、決して越えられない境界線のように感じられます。
僕はこうして陸の上で、何不自由なく呼吸し、温かいコーヒーを飲み、夜になれば静かに眠りにつく。
けれど君は深い海の底で、呼吸もボンベに頼らざるを得ず、昼が夜かも判別のつかない闇の中を漂うように泳いでいるのでしょう。
同じ星にいるはずなのに、君と僕のいる場所には、まったく違う物理法則がはたらいているように思えます。時間の流れすらも超越した全く異なる世界のように。
時々、良くない思考が僕の頭を支配します。
君がそのまま深海の静寂に魅せられて、地上の騒がしさを忘れてしまうのではないかと。君の夢が海水に圧縮されてしずんでいるようなあの場所で、君の心までが水の密度に溶けて、二度と浮上してこないのではないかと。
そんな心に留めておけない不安を、僕はこうして文字に起こすことで、心の外に追い出そうとしているのかもしれません。
君にはいつも、夢に触れていてほしいからこそ、僕はただただ自分のためにこうして言葉を綴るのです。
君に会いたい。
そんな短い言葉でさえ、この遠い距離と時間の壁を前にして、君に届くのかと不安に思えます。それは言葉というより、ただの祈りのようです。
君がいない部屋は、まるで空気が抜けた真空のようです。君が笑うときに細める目や、明るい声、手の温もりに、海の香りを秘めた髪の匂い。君がいない時間の中で、それら全てが、僕にとっては酸素そのものだったのだと思い返して、胸が苦しくなるときがあります。
でも同時に、僕がまだ、それらをありありと思い出せていることが、まだ救いのようにも思えます。
いま、再び夜空を見上げると、遠くの方で小さな星がわずかに瞬いたのが見えました。
この地球を取り囲む空気の層の向こう側に、はるか彼方まで広がる宇宙もまた、君のいる世界とよく似ているのかもしれませんね。
そう考えれば、果てしない宇宙より。底のある海の方が、まだ近くに感じられるような気もします。
君が戻ってくるまで、あと一ヶ月ほどでしょうか。調査の進捗によっては延長される可能性もあると聞きました。
もし、このノートが最後のページまで埋まってしまったら、僕はどうすればいいのでしょうか。新しいノートを買うべきか、それとも海へ向かってこの日記のような拙い想いを投げ捨てるべきか。
これを君が目にする日は来るのか分かりませんが、僕はいつも君のことを考えています。君のことを見守っています。
君が帰ってきた時には、両手で君のことを深く抱きしめて、君と離れていた時間を取り戻すように、この胸で君のすべてを噛みしめるでしょう。
どうか無事で帰ってきてください。
そしてまた、今よりも賑やかになったこの部屋で、二人向かい合って温かいコーヒーを飲みましょう。また君が見た世界の話を聞かせてください。それだけが僕の楽しみです。
敬具
まだ玉手箱を開けられずにいる浦島太郎より
追伸
僕の乙姫様。たとえ君が戻ってきた時に、僕がよぼよぼのお爺さんになっていたとしても、その時は笑わないでくださいね。
最近、ある噂が流行している。
この星の海の底には、『何か』があるらしい。
本当かどうかも分からないが。
でも、何があるのか見てみたくなった。
私の友人から深い海の場所を聞いて、荷物の準備をして、準備は完了した。
何があっても自己責任。
その恐怖よりも好奇心が勝ったから、今私は海の奥深くにいる。
「ん? 誰か居る……?」
少し先に誰かが居る。
その正体を知りたくて、もっと奥深くに行った。
そこには巨大なシャコガイが。
ぼーっと眺めていると、急に引っ張られた。
「……っ!?」
気が付くと、私はシャコガイの中に居た。
出ようとしても出られない。
さっきここに入ってた男は『悪いな、姉ちゃん。誰かを身代わりにしないとここから出られないんだ』と言って逃走した。
けど、息がだんだん苦しくなってきた。
…………………。
早く身代わりを探さないと。
海の底
締め付けられるような沈黙
光さえ届かない静寂
見えないことの恐怖
聞こえないことの孤独
それでもどこかで
ずっとこの身を委ねていたいような
安息の時
独りよがりでもいい
なんと言われようと
壊れてしまうくらいなら…
この深く暗い刻さえ留まる
海の世界で
まだまだ未知の海の底
海の底そして、地球の核
いったいどうなっているのかな?
まだまだ、知らない生命が頑張っているんだろうなぁ〜
未知のままでも良いけど 知りたい気持ちもある
世界中のみんなで力を合わせ、地球を守れますように〜!
「海の底」
海に抱かれて
見えない底へ
涙も声も
潮水に 溶ける
波にのまれて
深い溝へ
誰も彼も
ついて来れない
泡に包まれ
コバルトブルーの
悲しみへ
-海の底
海の底
底はあるのだろうけれど
どこが「底」なのか
見えている岩や石が果たして海の底か
だれがわかるというのか
わからないから神秘であり脅威であり畏怖なのだ
[海の底]
宇宙より遠いって聞いたことあるけど、ほんとかな?
海賊船が沈んでたり
実は、人魚が住んでたり
しないかな?
そういえば、カレー好きな君が
実は、シチューにも目がないって今日知った
こんな近くにもまだ辿り着けてない海の底があったように感じた
辿り着けない場所ってたくさんあるんだろうな
「海の底」
海は、とても広い。
視界いっぱいに広がる青色に、波の音が押し寄せてくる。
砂浜には、キラキラと光る小さな貝殻が、地面に散らばっていた。
一度貝殻に目をやれば、ついつい拾いはじめてしまう。
そう過ごしていると、
やがて時間は進み、夕日も沈んでいく頃には、
海の色は、空の色と同じように変わっていた。
真っ暗な海に、光を照らし、覗き込んでみても
底は見えないくらい、深い色で続いていた。
「今日は何が釣れるかな。」
と、期待を寄せながら、釣竿を投げ、待ってみる。
「あっ、フグ…」
目の前に来たフグが、餌に食いついた。
毒があり食べられないので、すぐ逃がす事にした。
その後、何度も魚はかかったが…
「結局、フグしか釣れなかったな…」
釣れたフグ達を海に返すと、あっという間に、霧のように海の底へ見えなくなっていった。
今日は引き上げ、早めに帰る事にした。
物事を深く考えてしまう癖がある。
幼い頃の親と共生する為の生き方が癖になってしまったのだ。
言葉を事実としてではなく、本質や解釈を付け加えて相手の言葉をより一層理解してあげようとする自己犠牲精神。健全なコミュニケーションの中に自己犠牲はいらないと知ったのは25になってからだ。
それはそれは驚いた、自分がしてきた事がまるで無駄だったかのような、否定されたような、最初は理解できなかった、飲み込むのにすごく時間がかかった。
だけど全部が全部無駄ではなかった。私はそれをしてきたからこそ、他人の弱い所や隠している事に気づく事が出来る。
それを教えてくれたのは4個も下の彼、
21の若者のキレのある物言いにグサッとなる事が多い。
私は繊細な生き物なのだ。よしよし。とそっと心で自分をかわいがる。
自分より若い彼に言われるとまだまだ経験が足りないくせにという意地みたいなものと一緒に真剣にぶっ刺さっている自分がいる事にムッとする。
より若いとか、より大人とか "より"を付けて自分を下げなくていいですよ。とも言われた。グサッ。
日常的に話す機会が多いから他愛もない話からビジネスとか専門的な話もする。
ふとした時に彼が言った「過去にしぬほど悩んだ事がある。それに1人でしぬほど向き合った、どうせしぬなら変わってやると思った。泣いて泣いて、自分に怒った。」
初めて他人にこんな事言いましたよ。と少し息を大きく吸って吐く彼。
あぁ、彼の底はそこだったのか。
家に帰ってから本棚の端にあるノートを手に取る。
「私の中には小さな海がある。
潮の満ち引きのように心が揺らぎ、
時には大波がくる。」
中学の時に走り書きして残している時の情景を思い出す。ずっと1人で夜はずっと長かった。
読み返して中学生ながら生意気な気づきだな、ポエマーしてんなと思う。
海には底があり、そして波がある。
私の海の底に気づいた彼もまた、
別の海をもちその海の底をもっている。
彼の海の底を見せてくれた事が嬉しかった。
他人の海なんてわかりっこない、
わかりたくないと思っていたけれど、
出会うべくして出会ってくれたのだろう。
#海の底
海の底に辿り着いたと思えるなら、ボクはまだ全てをすり抜ける幽霊ではないのだろう。それならいつか揺れる海藻にしがみつき、海底探索する潜水艦が目の前を通り、海底火山の噴出口がエレベーターのようにボクという存在を運ぶこともあるはずだ。浦島太郎のように長い年月を過ごした気もするし一瞬の出来事だった気もする。世界はどうなっているだろうか?海の底でコールドスリープされていた意識で考える。バラバラな思考の羅列を磁石のように結びつける。そうだ、今日は旅立ちの日なんだ。楽な気持ちで過ごせるだろうか?真面目な性格が全力で頑張る姿を見せたがっている。あまり無理をするな。自身に言い聞かせる。今日はまだ始まってすらいない。
題『海の底』
気づけばここにたどり着いていた。
温かくも冷たくもない水で満たされている海の底。空を見上げても、深く暗い青がずっとずっと広がっているだけ。海水のこぽこぽする音しか聞こえない。静かで、暗くて、ちょっと苦しいけど……
ここにいればすべてを忘れられる。
悲しかったことも、辛かったことも、何もかも。何も感じなくていい。何も思わなくていい。それを許してくれるこの場所が大好きだ。
時間ができるたびに僕はそこに行って、一人で心を落ち着かせた。嫌なことを思い出した日は、一日をそこで過ごした。僕の心は、いつも穏やかだった。
海に沈むようになってから一ヶ月。
……最近、なんだかおかしい。「わからない」と思うことが増えたのだ。
泣けると話題の映画の良さが分からなかった。
野良猫のかわいさが分からなくなった。
やりたいことが分からなくなった。
今までの夢は、もうワクワクしない。
そもそも「ワクワク」とは何だったか…?
僕の心は、いつのまにか動かなくなっていた。
『海の底』
お題『海の底』
あのね、お父様。
私、本当は知ってたの。
私《ムー》と言う【大陸】は、本当は存在しない事。
私は、今まで生きて死んできた人間達の、【数多の夢の集積体】でしかなかったって事。
本当は、私を直接消していれば、
お父様が悩む様な犠牲も、問題も無く、
全て、解決できた事も。
でも、お父様は私と言う存在をわかっていても、何も聞かなかったわよね。
それどころか、
ずっと、ずっと、
周りに居る1人の人間として、
孤児の子達と同じ様に、《自分の子》として、
色んな事を教えてくれた。
色んな景色を見せてくれた。
色んな事を話してくれた。
だからかしら。
私、人間の事大嫌いだったけど、
今は『好きじゃない』程度なのよ?
コレって凄い事なのよ?
私、隙あらば【私から】今度こそ、みんなを《海の底》に沈めようと思ってたんだから。
でも、気付いたらあっと言う間に時間になっちゃったし、私も、お父様と同じ様に人間に愛着を持ってしまった。
だからね、お父様。
お父様だけでも、私達の事を覚えてて欲しいの。
私が全て、《海の底》に連れて行くから。
私、今ならお父様との思い出とか、今まで会ってきた人達との思い出があるから、
また、あの冷たい《海の底》に行っても、寒くないと思うの。
だからね、お父様、そんな顔で泣かないで。
泣き笑いでもイイから、最後は笑ってお別れをしましょう?
きっと、お父様の夢は、まだ続いて行くのだから。
私も、笑ってお父様にお別れするから。
だからね、元気でいてね。
私を見つけた、もう1人のお父様。
By 【姫】と呼ばれた、ある大陸の化身より