『海の底』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
海の底
見上げる光の粒
たゆたう間の理由
こごえる時間
まばゆい地図よどこ
細かい砂
奇妙な生き物
静寂
薄暗い
不気味で心地よい世界
真夜中に聴くあなたの声は
低く落ち着いていて
とても心地よくて
目を閉じれば
しんと静かな闇の中
まるで海の底に沈むように
深い眠りに誘われる
揺れる。ふわりと浮くのは無重力からか、単純な浮力か。昔、水中は重力がないと考えてた。いちばん身近な宇宙だと。教科書を読めば違うと分かったが、全くの別物でもないと思う。だって、青くて、暗くて、寒くて...。身動きも取れず、息もできない。苦しくて寂しい空間。でも何故だかそれが、心地よくて好きだった。
[題:海の底]
2024/01/21(日)No3.『海の底』
※かなり暗い内容です
⚠苦手な人は読まないようにしてください
※フィクション
―――――――――――――――――――――
僕は時々、パニックを起こすことがある。
人混みや人前での発表など場面はそれぞれ違うが、その時必ず思うことがある。
―…海の底のようである、と。
不安…、暗くて何も見えなくなって、体が重い…
必死に抵抗しても喋ろうとしても呼吸ができなくてどんどん苦しくなっていく…溺れていく……
僕はいつも周りに助けられていた、、
ある友達はパニックを起こす僕を嫌うことも引くこともしなかった。不安になるといつも隣にいて「大丈夫」と言いながら笑いかけてくれた。
そして、海の底から救い出してくれた…
僕はそんな友達に甘えすぎていたのだろう、
中学校で出会ったその友達とは大学に入って社会人になって忙しくなるにつれて話すことが減っていった、、一人でパニックを起こしたとき、いつも隣にいてくれた友達のありがたさを理解した。
しかし後に、その友達は自らの命絶ったと聞いた
きっと優しすぎて生きることに疲れたのだろう。
「君も海の底で溺れていたのだろうか……?
今更君に感謝してももう遅いのだろうか…?」
その問いに返事が返ってくることはなかった…
「海の底」
海の底深く
冷たく
足がひんやりする
潜るのも大変
#104 海の底
人生ゲームで転落人生
東京湾で死のうかな
【海の底】
♫みんなひとりぽっち 海の底にいるみたい だからだれか どうぞ上手な嘘をついて♬
中島みゆきの「孤独の肖像」の歌詞の一節である。
本当の海の底は、やっぱり孤独のイメージ。
ダイビングができるくらいの海なら仲間もいて光もさし色とりどりの魚たちも鮮やかだろうが…
深海の底は光も届かず真っ暗闇、魚たちもじっと息を潜めているような…もっとも水圧が高いから、どれほど生き物がいるかさえわからない。
私は山よりは海が好きだし、死んだら海に還りたいと思っている。
それは海の底が孤独なところだと思っているから。
でも光もささない真っ暗な海の底に沈んでいくのは、やっぱり怖い、淋しい。それは死への恐怖と同じなのかもしれない。
陽の光にキラキラ輝く海は明るく、それだけを見ていれば綺麗で憧れてしまうが、世の中のすべての物は表裏一体。
輝く海の底は真っ暗闇の世界。
人の人生もそんなものなのだろう。
たぶん私はキラキラ輝く思い出を胸にいつかは底へと沈んでいく。
それで良しと心に決めている。
(と言いつつその時がきたらジタバタ沈んでいくのかもしれないが…)
海の底へ沈むにつれて静けさは増していく。
はるか上空にあるように見える水面とそれまでの景色、雑音のない静けさがこれ以上ない心地良さをもたらす。
心地よい、ずっとここにいていたいと心から思う。
だがやがて肺から酸素がなくなりたちまち全身を苦しさが襲う。周りに広がる景色は相変わらず美しいし、煩わしいノイズも存在しない。
だが苦しい。
そしていつか私は溺れ死ぬ。
私にとって心地良さとは苦しさだ。
そしてこの心地良さをずっと享受し続けること、それは死を意味する。
夜の闇に落ちていく。眠っているような眠っていないような夜だった。
もう一人の寝息だけ鮮やかで。
それ以外の音が消えて光も消える。
もう大切なものなどない。降り落ちる空気の澱が滲む奥底で、すべてが終わった夜に沈む。
マリンスノーって知ってる?
海底に雪が降るなんてロマンチックだよね。
海を模したスノードームを指して笑う君に、
その雪の正体を教えることは出来なかった。
<海の底>
【海の底のひとりぼっちより】
ひとりぼっちの海の底
誰かとつながりたくて
Bluetoothをオンにしたけど
私を受信する何モノもここにはなくて
やっぱりひとりぼっちの海の底
#海の底
海の底
深い深い海の底。
子どもの頃は、
何があって、どんなところなのかと、
想像を巡らせていた。
地底人とかいるのかな…とか。
見たこともない生物で一杯なのかなとか。
現在。
技術の発展により、
随分と鮮明に海の底が分かるようになった。
確かに技術の発展は素晴らしい。
だが、私の、
夢もロマンも地底人も海の藻屑となり、
消え去った。
paki
暗くて何も視えない。
水圧に潰されて息が苦しい。
それでも、まだ生きてる。
一匹のイルカは深海を目指した。
そこに何があるのか知りたくて。
命と引き換えに知ることを選んだ。
イルカが海の底に着いたとき。
自分の世界がどれだけ狭かったのかを知った。
もう嫌だ。というか、無理だ。
こんなことになるならもういっそのこと海の底に沈みたいくらいだ。それくらい、今回のことは僕の中で受け入れ難かった。
10年間片想いしていた彼女が結婚することになったのだ。相手は、僕の弟。
おめでとうお幸せに。定例的なお祝いの言葉すら出ないほど僕は驚いた。だって、なんだって君の生涯の相手が僕の弟なんだよ。まぁ僕も僕で、よく10年間も思い続けたもんだとは思うが。それにしたって身内とあの子が結婚。つまりあの子は僕の義妹になる。嫌だ、激しく嫌だ。これからは“お義兄さん”なんて呼ばれてしまうのだろうか。それを想像しただけで頭痛を呼び起こしそうになる。
でもこれで、ようやく10年にも渡った僕の仄かな恋物語は幕を閉じるというわけだ。結局、受身の姿勢じゃいつになっても報われないんだということがよく分かったよ。そうだよな、弟は僕に比べてずっと肉食系で社交的だ。そういう男が選ばれるということなのか。それが夜の中の仕組みなのか。
「はあ……」
溜息虚しく、何かしようと思いとりあえず散らかってる部屋の片付けをすることにした。僕が、弟よりもう少し饒舌だったら。あと少し背が高かったら。未来は変わっていたのだろうか。そんなことを考えても何も意味ないけど。でもたしかに、彼女のことを好きだったから。これまでの人生の中でTOP3に間違いなく入る衝撃のデカさだ。目眩がまだ収まらない。ゆるゆると立ち上がり鏡の前に立つ。情けない顔の僕がそこにいた。
「失恋って、幾つになっても辛いもんなんだな」
鏡の向こうの僕は今にも泣きそうだった。世界一惨めで不細工な僕だった。
『海の底』
頭上に広がる青は、空の青ではない。
ここでは何もかもが青に染まっている。舗装された道路も、高くそびえ立つビルも、電気で動く車も、鏡に映った自分の顔さえも。
だが、実際にそれらが青色をしているわけではない。
深い海の底にたった1つ届く青色の光が、この街を青色に染め上げているのだ。
ぼくは海の底にあるこの街で生まれた。海から出たことは一度もない。だから本当は本物の空の色を知らない。
ただ昔、人間が地上で生活していたことは知ってるし、その時の映像も見たことがある。
桃色の花を咲かせる桜、燃え盛る炎、黄色に茶色の網目が映えるキリン。ぼくの知らないたくさんの色がそこにはあった。
なぜ地上で暮らせないのかと大人に聞いたことがある。
だけど誰も答えてはくれなかった。ただ大人たちは真っ青な顔で互いに視線を送りあった。この街のすべてが元々真っ青だというのにこんな言い方をするのはおかしな話なんだけど、やっぱりあの顔は真っ青って言うのが正しいと思う。
このことを同い年で親友のたっちゃんに話してみたけど、たっちゃんは「ふ〜ん」と言っただけで、あんまり深く考えてないみたいだった。
だからといってはなんだけど、ぼくは自分で調べてみることにした。1度でいいから青以外の色を見てみたかったんだ。
ぼくはこの街で一番重要な施設(父さんがそう言ってた)にこっそり忍び込んだ。前にたっちゃんが空気口を使って忍び込むのについて行ったから簡単だった。まぁ、途中で頭を5回くらいぶつけたけど。
でもぼくは後悔した。秘密なんて知るもんじゃなかったって。
大人が何も答えなかった理由。いや、答えられなかった理由。
すべては大人のせいだ。こんな海の底深くで暮らさなければならなかったのは大人が原因だったんだ。
正しくは、今の大人がまだ子どもたった頃の大人がしたことらしい。
争いが絶えなかったその頃の地上で、その大人たちは間違った答えを選んで世界を壊してしまった。
壊したものは元には戻らない。それをぼくは知ってる。
だけどぼくはあきらめないって決めた。
だって青しかない世界なんてつまらないじゃないか。
いつかぼくらも大人になる。
でも大人みたいな大人にはならない。
ぼくはこの手で、色に溢れた世界を取り戻す。
海の底って暗くて冷たいってイメージがあるけど
本当かな?
光が届かないから暗い
水だから冷たい
本当に?
光源は太陽以外にもあるよ
水じゃなくてお湯かもしれないよ
ねぇ、一緒に確かめに行かないかい?
2024/01/21_海の底
Woman's heart has a deep ocean of secrets.
He saved me in a eyery way that a person can be saved.
〜Titanic〜
Roseのような恋をした。
心の海の奥底。
誰にも言わない、彼だけの場所がある。
人が人を救える最大限で、呪縛を解いてくれた。
生きる勇気をくれた。
彼なしでは私は今の私ではない。
尽きることはない感謝と愛情が眠る場所。
もう2度と会うことはなくとも。
【海の底】
月光の差し込む黒い海を君と二人で眺めていた。このまま暗くて深い海の底まで二人でどこまでも沈んでゆければ良いのにと望むくせに、本当にそんな道を選ぶ度胸は互いにないんだ。立場も、名声も、家族も、何一つだって切り捨てられない僕たちは、朝になればまたそれぞれの日常へと戻るだけ。
海の底の世界を夢想しながら、夜の海辺で二人きりで手を繋いでいる今この時間だけが、僕たちの交わす全てだった。
目覚めの悪い朝。
検討はついている。
最近、夢に出てくる山田くんのせい。
山田くんというのは、私の初恋の男の子で、中学校時代の私の心を奪ったたった1人の男の子。
運動部だった痩せ型の彼は、クラスの中心的なグループにいつつ控えめで、そんなところが好きだった。
(1度も同じクラスになったことはない)
私はそれはもうたくさんアピールしたけれど(今思うとあんなに積極的なことは出来そうにない)、でも、山田くんは奥手だったので私たちは毎日メールを送り合うだけの仲だった。
卒業式の時に最後にもう一度「好き」と伝えると、「俺も好きだったよ」と言われた。
呪いみたいな言葉。
それから10年、私はたくさん恋をしたし、今は大好きな彼と同棲をしていて今年結婚をする。
彼も2年ほど前に地元から離れたところで、私の知らない人と結婚をしたと聞いた。
山田くん。
私はもう覚えてないよ、君の顔も声も。
ずぅっと前に忘れてしまった。
それなのに私に呪いをかけた君は夢の中に出てきて、もがいてもどうしようもない苦しさだけを残して消える。
とても身勝手だと思う。
【海の底】