『流れ星に願いを』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
-流れ星に願いを-
したことはあんまり無いけれど、素敵なおまじないだなと思う。
このおまじないを考えた人(たち)は何時の時代に生きていた誰なのかしら
その人は、何をお願いするためにこのおまじないをうみ出したのかしら
嫌なお願いごとじゃなかったらいいな、とちょっと思う。
流れ星に願いを
あの日みた流れ星は、願い事よりも先に貴方に教えたくなった。全ての景色に貴方がいてほしくて、自分のことなんてどうでもよくなってた。1人で眺める空に流れ星を思い浮かべては貴方を思って、鮮明に残るあのときの感覚を好きという感情を思い出す。
「流れ星に願いを」
双子座流星群がもうじき見られるという話を聞いた私達天文学部はとある場所へと向かった。大学から少し離れた所に位置している山である。天に最も近いであろうこの山は、地上の光など遥か遠くで一切届かない。あるのは天から降り注ぐ月明かりと星の光だけだ。
「晴れて良かったな。雲もほとんどないから星がよく見える」
「そうですねー部長」
冷たい夜風が肌を撫でる、山上ということもあって余計に冷え込む。こういった場所のほうが都合が良いから仕方ないんだけど。
「あ、流星群始まったよ!」
満天の星空と降り注ぐ流星が視界いっぱいに映る。ここにいるのは星に魅入られた同士、進む道は違えど星に対する思いは同じだ。
来年も、またこうやって星が見られますように。
流れ星に願いを
わたしを幸せにしてください
わたしを幸せにしてください
わたしを幸せにしt
そんなことを言っている間に流れ星はもうそこにはなかった。
わたしにはなにもない
目立った力も名声も権力も
何もかもがない
そんなわたしを幸せにして欲しかったんだ。
だが、そうはいかなかった
わたしは殺された
其奴はこう言った
「美味しい食事を摂れて
当たり前のように家に帰り
いつも変わらず働いて
貯めたお金を好きに使え
おじさん幸せだね。」
そうか。わたしはなにが欲しかったんだろう
幸せってなんだ…ろう…。
そしてわたしは事切れた
自分にはわからなかった幸せを噛み締めて…
流れ星に願いを
明里 [パパ まぁ〜だ!]
パパ [もう少しだよ。]
ママ [アーちゃんは、バァバの
田舎ははじめてだね。
空気がとってもキレイ
なんだよ。]
明里 [ふぅ〜ん。]
パパ [さあ、着いたぞ。あそこが
バァバの家だよ。]
明里 [わぁ〜オッキ〜]
バァバ [明里〜よくきたね〜。
美月さん長旅しんどく
なかったかい。
流星おかえり。]
パパ [ただいま 母さん。]
バァバ [みんな、お風呂に入って
おいで。すぐに夕飯に
するからね。]
パパ [ごちそうさま 母さん。
美月の料理も美味しい
けど、母さんの味は
格別だね。]
ママ [ほんと、この煮物の
味付け、後で教えて
下さいね。]
バァバ [まぁ嬉しいねェ
最近はひとりで食べて
るから、みんなで食べ
るとほんと、美味しい
んだね。明里は美味し
かったかい?]
明里 [う〜ん... マックが好き。]
パパ [コラっ!明里‼️]
バァバ [良いんだよ。子供は
そうでなくっちゃね。]
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パパ [明里はもう寝たか?]
ママ [横になったらすぐに寝息
を立ててたわ。]
バァバ [今日は私も飲もうか
ね。]
パパ [母さんもいい歳なんだか
らソロソロ一緒に...。]
バァバ [私はここが...。]
[それよりもうひとり
くらい,,.。]
パパ [明里もひとりじゃ...。]
ママ [あら、アーちゃんどう
したの?]
明里 [ママ、おトイレ。]
ママ [ハイハイ、こっちよ。]
パパ [そうだ明里、いいものを
見せてあげよう。]
明里 [いいもの?]
パパ [ああ、とってもいいもの
だよ。一緒にお外に
行こう。]
パパ [さあ、空を見てごらん。]
明里 [わーぁ!ちっちゃい電気
がいっぱいだ〜。スゴイ
空気よりキレイ〜。]
ママ [あはは、そうだねー。
あれは、お星様よ。]
明里 [お星様〜。アーちゃん
お星様大好き〜。]
パパ [おっ!流れ星だ。
明里、流れ星にお願い
すると願いを叶えて
くれるんだよ。]
明里 [え〜ホント!
アーちゃんお願いする〜
(... 大っきくなったら
パパのお嫁さんに
なれますように。
ママが怒りん坊に
なりませんように。
んとんと、チョコレート
がいっぱい食べたい
です。)]
ママ [アーちゃん何をお願いし
たの?]
明里 [な〜いしょ。]
おわり
星乃 砂
『流れ星に願いを』
夜、私はいつものお話アプリを開く。
「流れ星さん、こんばんは!」はい、こんばんは、と挨拶を交わし、レモンちゃんとお喋りするのが毎晩の日課だ。
レモンちゃんは人懐こくて、自分のことを何でも話したがるタイプ。ある日、そんなレモンちゃんが「以前このアプリで繋がっていた人に失礼な態度をとってしまったの。もし会えたら謝りたい‥。」
うん、分かった。流れ星の私にお願いしたんだからきっとその願いは叶うはず。だから心配しないで。
レモンちゃん。
レモンちゃんの想い、ちゃんと僕に届いたから。
僕は名前変えていつも君の側にいたんだよ。
願いより祈りに近く星空を見上げて後(のち)に背筋を伸ばす
_流れ星に願いを
"流れ星が消える前に願い事を三度唱えると叶う"
三度も唱えられないのだから、
流れ星に心を奪われて見とれてしまうのだから、
願い事は叶えるもの。
そう思うけどね、
"大丈夫、運もあなたの頑張りについてくるのだから"
なんて綺麗事、私は好きじゃない。
七夕の短冊に書いた願いが叶わないように、
流れ星に願いをこめても叶わないように、
星がはただ自然現象の一つというだけだ。
それでもそこに意味を持たせてくれたことに、意義があるのだから。
羊飼いが見上げた星空に、百獣の王の姿を見出してくれたように。
願いを叶えるのは自分の力だ。
それでも少しだけ、ほんの少しだけ、手助けをすることがすることができるなら。
気高い姿を見出して、そこに意味を持たせてくれるなら、それに付随するどんなものも受け止めよう。
瞬く星に、流れる星に意味を持たせよう。
そのためにただ誇らしく星空にあろうと、しし座は瞬いている。
“流れ星に願いを”
流れ星に願いを
私は、祖父の温かい大きな手が大好きだった。
祖父の膝の上は居心地がよくて、小さい頃は祖父がしているズボンのベルトを舐めたりしてよく困らせてた。
鼻が詰まって苦しそうな私をいつも抱きかかえて、私の胸にタイガーバームを塗って心配してくれていた。
私が学校で虐められて苦しんでいる時、そっと背中をさすって黙ってそばに居てくれた。
就職した後、なかなか会いに行けなくて申し訳なかったな。
会いに行くといつも、手を振って嬉しそうな笑顔で出迎えてくれた。帰る時は車が見えなくなるまで外で手を振ってくれた。
亡くなる直前まで強くかっこいい、優しいおじいちゃんだった。
あなたが亡くなって、2年目の4月を迎えました。
もし流れ星に願いをするなら、もう一度あなたに会いたい。名前を呼んで貰いたい。頑張れって前みたいに背中を叩いて励まして欲しい。
あなたが恋しくてたまりません。
4月で祖父が亡くなって2年になりました。祖父は肝臓癌の末期で見つかった時には、時すでに遅く余命3ヶ月もって1年と言われました。
理解ができず、夢の中にいる気分でした。
最期の最期まで弱音を吐かず、闘い抜いた祖父が私の誇りです。
「星に願いを、ねぇ。流れ星って宇宙の塵でしょ?そんなのに願っても何も叶わないんじゃないの?」
少女は教室の机に頬杖をつき、気だるそうに窓の方を見ながらそう言った。
窓のカーテンが静かな教室の中、優しい風に吹かれてゆらゆらと穏やかに揺れている。
「もーそういう事言わないでよー。」
ぷんぷん、と可愛らしく頬を膨らませた彼女は、少女の昔から仲の良い幼馴染だ。
「だってそうでしょ?そんな願ってる暇があるなら願い事を叶える準備やら何やら出来るんじゃない?」
「ぐぬぬぅ、この現実主義者め…。」
少女は、頬杖をついていた方の手を机に下ろし、彼女の方を向いた。
彼女は少し悔しそうな顔をしていたが、嫌な顔はしていなかった。
「まあ、こうやって私たちが話してるのも、私から友達になろうって言ったからだし、行動した方がいいって事だね。」
少女は彼女の顎をくいっとあげてふっと笑った。
「今は、友達以上になったけどね。大変だったよ。」
刹那、彼女の顔がぼっと赤くなり、薔薇色に染まった。
静かな教室の中、まるで2人を祝福する様にカーテンがゆらゆらと揺れていた。
4/25 歯科検診
以前は一年に一回は必ず行っていた歯科検診。行かなくなったのは口に水が溜まるのが苦手で、喉元が苦しくなって、呼吸が上手く出来なくなって、えずいてしまったから。呼吸関係の苦しみはトラウマを産む。以来歯医者から遠のいた。それが何故また行こうと思ったのかと言うとそろそろ虫歯が出来ているんじゃないかと言う恐怖心から。恐怖が恐怖を上回る。小まめに水を吸引してくれそうな愛想が良さそうな歯医者を口コミで探して、予約する時も小まめに吸引してくれると助かります。と言う要望を伝えて、いざその日。アンケートに施術は怖いですかと言う項目があったので迷う事なくチェックを付ける。問診ではいきいきといかに苦手かと言う事を語る。手を挙げても水を吸ってくれなかったんですよぉ。と言うような話をする。診察台に行って口の中を診てもらったけど、どうやら虫歯もないし歯石もない様子。良かった良かった。しかしここから歯の清掃が始まる。よく映画で車ごと川に転落して水がどんどん侵入して来るシーンあるよね。あれ見てるだけで、苦しくなって来ませんか?口の中に水が溜まるとそんな感じになる。後もう少しすると溺れそうな感覚。目をつぶって全然関係ない事を思い浮かべようとする。だけど、呼吸が浅くなる。息を吸っても胸までしか循環しないで吐き出されるみたい。開けた口が自然としまっていってしまう。でも歯科助手さん?は一所懸命水を吸ってくれたし小さな口でもなんとか施術してくれた。俺はついに沈みゆく車からの脱出に成功したのだ。
[あの子と隣の席になりますように]
心の中で願った事
明日の席替えで大好きなあの人と隣の席に
そう心の願ったことが現実になれたら
いいのにな〜
そんなことを思いながら眠りに落ちた
楽しみにしてた席替えの時間がついにきた
先生が黒板に新しい席を張り出す
それを見て私は昨日の流れ星のおかげ
だと思った
隣の席の子は笑顔でよろしく!って声をかけてくれた
お題[流れ星に願いを]
No.97
流れ星に願いを
流れ星にお願いをすると、願いが叶うらしい。
それを聞いた当時5歳の私は夜になると
ベランダに出て空を見て
「流れ星ないかなー」
って探していた。
それを何となく思い出して
ベランダに出てみた。
弟がはやく起きますように
そうお願いしようと
毎日夜空を見ていた10年前の健気な私。
やっぱり流れ星は見つからない。
弟も起きない。
なんだかとっても、りふじんなきがして
いっつもみつけるおつきさまをにらんだ。
流れ星に願いを
お金持ちになりたい
頭良くなりたい
あの人と恋人になりたい
なんて流れ星に願っても叶わなかった
自分で動かなきゃ叶わない
当たり前のことだけど怖いしめんどくさい
あー流れ星
一つ願いが叶うなら
優勝させてくれ
私のことはどうでもいい
とにかくあの人達の笑顔が見たい
満員を作りたい
大好きだ
大好きだから
優勝させてください
流れ星に願いを(6月4日)
A.流れ星!
B.願い事何にする?
A.んー...
僕は流れ星を見れただけでも幸せだと思う
だから欲張り過ぎないようにしようかな...
この想いを
途切れることのない気持ちを
捨てきれない感情を
いつか必ずと夢を見て
わたしは今日も流れ星に願う
僕はもう死ぬ。
くらいくらい檻で1人。
仲間の声では無い僕と同じように叫ぶ人たち。
何を言ってもあいつらは聞かないんだ。
巨人は酷いやつだ。
叩くし
見捨てるし
捨てるし。
僕たちは何年も前から共存していたのに。
今は自己中心的になって話も聞いてくれやしない。
でもいつかは死ぬ。
僕は死ぬ。
だからもう一度、もう一度だけ。
巨人は酷い。
自分たちのせいで僕たちが死んでも可哀想って言う。
憐れむ。
僕たちが死ぬのを見たくないから最後まで1人 。
僕たちに優しくするのに、優しくない。
巨人は僕たちが死んだら泣いて、生きてたら怒る。
僕たちが死んだら巨人は困っている。
そんな中僕たちは思うがまま。マリオネットのように手のひらの上で命を転がされている。
くらい、寂しい夜。施設を抜け出す。昔と打って変わって夜でも明るく眩しい。頭がクラクラするほどの光が色も見えず白単調に僕の頭に刻まれる。
そんな中誰よりも強い光が僕を自由にさせる。虹のように弧を書いて流れ落ちる。
流れ星に願いを込める。地球に届くその日を願って。
『人間と動物が共存出来ますように。次に犬に産まれたら人間を困らせませんように。』
願いは____。
私の願いはたった一つで、それはいつか必ず叶うもの。
早く来ないかな、なんて願いながらも。
まだ叶わないでほしい、と思ってしまう。
そう、出来ることなら。
風に散る葉や花弁のように。
砕けて散っていく波しぶきのように。
夜空に走る一条のプラズマのように。
跡形もなく。
テーマ「流れ星に願いを」