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僕はもう死ぬ。
くらいくらい檻で1人。
仲間の声では無い僕と同じように叫ぶ人たち。
何を言ってもあいつらは聞かないんだ。
巨人は酷いやつだ。
叩くし
見捨てるし
捨てるし。
僕たちは何年も前から共存していたのに。
今は自己中心的になって話も聞いてくれやしない。
でもいつかは死ぬ。
僕は死ぬ。
だからもう一度、もう一度だけ。



巨人は酷い。
自分たちのせいで僕たちが死んでも可哀想って言う。
憐れむ。
僕たちが死ぬのを見たくないから最後まで1人 。
僕たちに優しくするのに、優しくない。
巨人は僕たちが死んだら泣いて、生きてたら怒る。
僕たちが死んだら巨人は困っている。
そんな中僕たちは思うがまま。マリオネットのように手のひらの上で命を転がされている。


くらい、寂しい夜。施設を抜け出す。昔と打って変わって夜でも明るく眩しい。頭がクラクラするほどの光が色も見えず白単調に僕の頭に刻まれる。
そんな中誰よりも強い光が僕を自由にさせる。虹のように弧を書いて流れ落ちる。


流れ星に願いを込める。地球に届くその日を願って。
『人間と動物が共存出来ますように。次に犬に産まれたら人間を困らせませんように。』

願いは____。

4/26/2024, 7:39:21 AM