『沈む夕日』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
沈む夕日を見ていると
少し元気が出る
大変で必死に生きた今日も
あと少しで終わりだと思えるから
夕日が沈みきったら夜がくる
そしたら
朝日が昇らないようにと
願っている
明日も日が昇れば
また必死に生きなければいけなくなるから
#沈む夕日
【沈む夕日】
沈む夕日に背を向けて歩き出した、もう戻らぬようにと祝いと呪いを込めて。戦いが終わる日にかけられた魔法の呪い。
「もう、戻って来ないの?」
「もう、戻って来られないの。」
悲しそうな顔には弱いんだ。やめてよ、そんな。見たくない。夜になる頃にはきっと忘れて強くなれると信じている。だから、今だけ寂しい背中を向けさせて。優しい顔して見送られても振り向いてはいけない誓約、誓い。沈む夕日に誓って背中を見捨てた哀れな剣士。
「背中を向けたら死んじゃうんだっけ。」
沈んでいく夕日をみて
君も見てるかなって
いつも君のことで頭がいっぱい
「日が沈む前にあそこに先に着いた方が勝ちな!」
そうやって、いつも私は置いていかれた。
男のくせに私に手加減とかしないで、ずっとずっと走っていく。
置いてかないでよ。手を引いてよ。
一緒に連れてってよ。
「じゃないと、追いつけない……」
いつかのゴール地点で一人、しゃがみこんだ。
10歳の夏、事故で、私は突き放されて。
惨めに尻もちをついて、文句の一つでも言ってやろうと思って見上げた先には、もういなかった。
隣に立とうと努力をしてきた。
いなくなった後だって、何だか勝ち逃げされたようで悔しくて、努力をひたすらに積み上げた。
足りないまだ足りない。
名前の知らない感情に身を焼かれながら、
そうして、10年がたった。
そして今、あの時のスタート地点に立っている。
目の前に沈みかける夕日に、なんだか急かされている気がして、意味もなく走り出した。
誰もいないこの道を一人で走る、なんて滑稽なんだと頭の隅で思ったけれど。
気づけば、いつかのゴール地点に立っていた。
ああ、懐かしいなあ。何回も何回も二人で走って、結局追いつけなかったなあ。
もっと私が頑張れば、隣にたてたのかなぁ。
押し寄せる思い出と付随してきた思いに、心がぎゅっと潰される。耐えきれなくなって、しゃがみこんだ。
そうだ、隣にたちたかったんだ。
ひたすらに追いつこうと走っていたあの頃も、がむしゃらに意味もなく頑張り続けたあの頃も。
そうか、名前の知らない感情は恋だったのか。
ポロッと流れる。
夕日は一際強く輝いて、沈んだ。
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『裏、汝を殺すであろう』
沈む夕日?
うん。沈むから夕日なんだと思うよ
昇ったら朝日になっちゃうやろ?
的な事しか頭に浮かばない今0:33
しばらく夕日 ゆっくり見てないなぁ…
土日は久しぶりの連休だから
沈む夕日でも見てみようかな
雨予報だけど
頭ン中も曇ってるみたいで
ホント動かない模様
夕日 沈まなかったら夜来なくてイイかも?
ずっと休めるやん!
て、子供みたいな事が頭に浮かんだ
疲れてる
どーか、明日は夕日が沈みません様に!!
沈む夕日に問いかける
おまえは明日も同じ顔で見てくれているのか?
お題:沈む夕日
沈む夕日
間に合わないって、知っていたはずだ
もう少しで暗くなる
そしたら夜だ
タバコはもう最後の一本
お酒なんて、もつと思った自分がバカだった
手元に残された拳銃も弾は三発
こんな山奥に俺が持ってる拳銃の弾が都合よく置いてるなんて有り得ない
こんな俺を待つ夕日なんて、あるはずがない
日が沈むほどに、気も沈む
でもこれが、気のない俺が俺か
さて
今日の夜が見れることを願うよ
くたびれたシャツ
崩れたメイク
脱ぎたいハイソックス
一日が沈んでゆく
茜が滲みる帰路のハイウェイ
𓏸︎︎︎︎𓈒 𓂃沈む夕日
「いや、なんて暴風なんだっ」
朝からの強風は、仕事終わりの帰り道も変わりなく吹き荒れていた。
あまりに強い風が洗濯物をぐちゃぐちゃにし、私の髪の毛もぐちゃぐちゃにし、ベランダに置かれた荷物もぐちゃぐちゃにしてゆく。
「ああもう……」
空は分厚い雲に覆われていて、沈む夕日が欠片も見つけることができない程だ。
一雨来る前に帰宅出来てほんとに良かったが、こんな強風のなかじゃあ夜はうるさくて眠れないかもしれない。
「うーん、せっかくの週末だし、こんな日は眠るのを諦めてしまおうか」
息をつくと、作業部屋へと行き分厚い本を手に取ると、夜明け近くまでそれを読みふけった。
言い訳して言い訳して言い訳して
自分で自分の退路を塞いで
私は結局、何処に行きたいのだろう
気づいたら
もう道は、ひとつしか残されていなかった
どうせなら、と
首に手をかけた
山の端が段々と碧くなってゆくその刻々と変わりゆく姿に、不図昔日の記憶が蘇る。届かない想いが、また胸の中で燻り、妄想に陥って仕舞う。
砂浜に座って
海に沈む夕日を見るのが
僕の日課だ
夕日は僕に毎日、違った顔を見せてくれる
あたかも、毎日同じ日などない
だから一日一日を大切に過ごす事を
教えてくれるかのように。
#沈む夕日
『うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』
急に走り出すあの子に驚く。
「なになになになに…?!」
『あはははっ!!』
狂ったように笑い出すあの子。
考えていることは何もわからない。
淀んだ目は、私を映してもいない。
『私さぁ…明日死ぬつもりなんだ!』
言葉とは裏腹に快活に笑う。
…あぁ、どうしてこうなってしまったんだろう。
赤赤しい夕日が私たちを照らす。
さよなら、とそっと呟いて歩き出した。
お題とは全然関係ないんだけど、今日、新橋に飲みに行った。久しぶりにこんなに沢山の人と沢山の酔っ払いを見た。駅で座り込んでる人とか何年ぶりだろう。濡れないでね。風と雨が強いけどみんな元気に帰宅してほしい。
ぼくは時計を持っていない。
日の出を見て 朝を知り、
お腹の音で朝食にする。
太陽が高いところにある時には 海へ。
青い空がぼくを出迎える。
白い浜辺で探すきらきらの貝殻。
空の宝石が星だとしたらこれは海の宝石だな、
なんて思いながら,水に濡れてにじいろに光るそれを太陽にかざす。
あっという間に時間が過ぎる。
沈む夕日を見て 日没を知る。
袋いっぱいの海の宝石を持って急いで君のもとへ。
早く見せたくて 家まで駆けてく。
ざざーん、ざざーん……
波が押し寄せては引いていく。
私は裸足で誰もいない砂浜を歩く。
真っ赤になっている夕日は、自分の影を伸ばしていく。
長く、長く伸ばしていく。
ちゃぷ、
私の足元まで、波がやってきた。
烏さんもそろそろ帰る頃。
カァカァと遠くで鳴いている。
真っ赤な夕日も海に溶け込む頃。
私もそろそろ帰らなきゃ。
今日の夕飯はなんだろな。
大好きなハンバーグならいいな。
〜沈む夕日〜
〜【沈む夕日】
沼地の誘惑〜
「イシガァ、アルゥ…」フラァ
「ん?夕日…?」タジッ
「ヒロイニッ…!イクゥ”ッ!」ガッ
「えっ待って待て待てオイ!?」バッ
スカッ
\ボッチャアアンッ!/
「アッ!コノカワ!フカイッ!!ボッボボボホォ!」ゴボゴボ
「夕日いいいい!」バシャッバシャン
「何やってんだお前ええええええ!」バシャバシャジタバタ
「こっちのセリフじゃボケエエエエイ!アホオオオオ!」ガシッ
〜数分後…
「ハァっ…っはぁ…はぁ…っ…!はぁ…!」ゴホッ
「何だ息切れして体力少なぁwww」ゲラゲラ
「お前…!?誰のせいだと思って…!?」カッ
「入水だよ。知ってるかい?入水(じゅすい)。」
「…は?」
「僕は今自殺しようとしたんだよ。それを君が止めるから…」ハァ…
「嘘こけお前明日推しの誕生日ケーキ予約してるだろ」
「漫画の真似してねーでホントの事言えよ。笑わないから。」
「…絶対に笑わない…?」チラッ
「…ああ…勿論。」コクリ
「…」
「…」ジイッ
「何か…本当に良い感じの石が…あって…その…
ウン…エヘ…ハ…ハハ…」
「…」
「…」フルッ
「…良かったw笑われなくて笑」
「…フッ…wンッングッ…www」プル…プル…
「えっあれっ…ちょっ?」
「ングッ…www
アハハハハ↑↑↑↑ヒィー↓↗wwwwwwwww」
「…てっ…」
\\テメエエエエエ!//
<ウアアアアア!
〜
保育士
「こうして、太陽と月は喧嘩して、お互い相手が居ない時間に同じ場所に現れる様になったんだよー」
「好きな物は同じだけど、気が合わない奴と会いたくないから時間変えてるなんて凄いよね!
皆も真似、出来るかなー?」
幼児達「??????」(スペキャ顔)
保育士「あれ」
他の保育士「(何でやねん)」トオイメ
〜完〜
どんどん、日照時間が
長くなってきた。
桜も散り、いつのまにか
衣替えに追われ、次は梅雨。
長雨と湿気に辟易した辺りで
今年も暑いだのとお決まりの言葉が
飛び交うんだろうか。
1年のうちに、のんびり夕日が
沈むのを見る機会なんて僅かしか
ないけれど。
夕方は、時計と睨めっこして
忙しなく用事をこなす日々だって
一生続くわけじゃないんだろうから。
それまで休息は、たまにで良いのかな。
【お題:沈む夕日】
『沈む夕日』
彼の故郷では、夕日は海に沈むのだという。
「小さな島だからね。太陽は海から昇って海に沈むんだ」
海というものを、私は見たことがない。私は草原の国に育った。広い大陸の中の広大な平野の中で、遊牧民として暮らしていた私にとって、太陽は地平線の彼方から昇り、また沈んでいくものだった。
そして今、私と彼がいるこの国では、太陽は建物の間から昇り建物の間に沈んでいく。
巨大な帝国の学園都市は、故郷では首都に行かなければそうそう見ることもなかった背の高い建物が立ち並び、わずかに遥か遠くの山脈が透かしてみえるだけだ。今居るこの大学講堂の屋上庭園からも、見えるのはそびえ立つ摩天楼とその間に沈む夕日だ。
「毎日見てたから特別なものだと思ってなかったけど、今見たら多分綺麗だって思うんだろうな」
故郷の夕日をそう評す彼に、私も頷いた。
「ねぇ、いつか私も君の故郷の夕日が見てみたいな」
海というものを、見てみたいと思っていた。初めてそれをみるならば、彼のよく知る場所がいいとそう思った。
彼は、なぜだか私の顔をまじまじと見つめ、すこし頬を赤くする。
「なんか、プロポーズみたい」
「は!? 違うし!」
思わず彼の肩口を平手で叩くといい音がした。
「はは、そうだね、プロポーズは僕からしたいなぁ」
それはプロポーズではないのだろうか、と少し思ったが、私は何も言わずに口を噤む。
「僕も、君の国の夕日が見たいな。君の育った場所で、君と一緒に見たい」
彼の顔が赤いのは、既に姿を隠した夕日のせいではないだろう。けれど、私の顔だって負けないくらい赤いに違いない。
昼の名残の赤と夜の先駆けの紫が混じり合う空の下、もう少しだけ二人でこうしているのも悪くない。
2023.04.07
沈む夕日
ただ、足を滑らせただけだった。
最後というにふさわしい場所で、見渡した世界があまりにも美しいことに気づいた。あんなにも憎んでいたのに、あんなにも大嫌いだったのに。眼下に広がる世界はただただ美しくて、敵でも味方でもなかった。
何かを掴みたくて、手を伸ばし、空を切る。そのとき、風に煽られて、足を滑らせたのだ。
そんな気なんて、もうなかったのに。
視界の端に映った沈む夕日が上って見えたのはきっと私が逆さまだったから。