夢の犬

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沈む夕日

間に合わないって、知っていたはずだ

もう少しで暗くなる
そしたら夜だ

タバコはもう最後の一本
お酒なんて、もつと思った自分がバカだった

手元に残された拳銃も弾は三発

こんな山奥に俺が持ってる拳銃の弾が都合よく置いてるなんて有り得ない


こんな俺を待つ夕日なんて、あるはずがない

日が沈むほどに、気も沈む
でもこれが、気のない俺が俺か

さて
今日の夜が見れることを願うよ

4/7/2023, 3:28:50 PM