『沈む夕日』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
沈む夕日
間に合わないって、知っていたはずだ
もう少しで暗くなる
そしたら夜だ
タバコはもう最後の一本
お酒なんて、もつと思った自分がバカだった
手元に残された拳銃も弾は三発
こんな山奥に俺が持ってる拳銃の弾が都合よく置いてるなんて有り得ない
こんな俺を待つ夕日なんて、あるはずがない
日が沈むほどに、気も沈む
でもこれが、気のない俺が俺か
さて
今日の夜が見れることを願うよ
くたびれたシャツ
崩れたメイク
脱ぎたいハイソックス
一日が沈んでゆく
茜が滲みる帰路のハイウェイ
𓏸︎︎︎︎𓈒 𓂃沈む夕日
「いや、なんて暴風なんだっ」
朝からの強風は、仕事終わりの帰り道も変わりなく吹き荒れていた。
あまりに強い風が洗濯物をぐちゃぐちゃにし、私の髪の毛もぐちゃぐちゃにし、ベランダに置かれた荷物もぐちゃぐちゃにしてゆく。
「ああもう……」
空は分厚い雲に覆われていて、沈む夕日が欠片も見つけることができない程だ。
一雨来る前に帰宅出来てほんとに良かったが、こんな強風のなかじゃあ夜はうるさくて眠れないかもしれない。
「うーん、せっかくの週末だし、こんな日は眠るのを諦めてしまおうか」
息をつくと、作業部屋へと行き分厚い本を手に取ると、夜明け近くまでそれを読みふけった。
言い訳して言い訳して言い訳して
自分で自分の退路を塞いで
私は結局、何処に行きたいのだろう
気づいたら
もう道は、ひとつしか残されていなかった
どうせなら、と
首に手をかけた
山の端が段々と碧くなってゆくその刻々と変わりゆく姿に、不図昔日の記憶が蘇る。届かない想いが、また胸の中で燻り、妄想に陥って仕舞う。
砂浜に座って
海に沈む夕日を見るのが
僕の日課だ
夕日は僕に毎日、違った顔を見せてくれる
あたかも、毎日同じ日などない
だから一日一日を大切に過ごす事を
教えてくれるかのように。
#沈む夕日
『うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』
急に走り出すあの子に驚く。
「なになになになに…?!」
『あはははっ!!』
狂ったように笑い出すあの子。
考えていることは何もわからない。
淀んだ目は、私を映してもいない。
『私さぁ…明日死ぬつもりなんだ!』
言葉とは裏腹に快活に笑う。
…あぁ、どうしてこうなってしまったんだろう。
赤赤しい夕日が私たちを照らす。
さよなら、とそっと呟いて歩き出した。
お題とは全然関係ないんだけど、今日、新橋に飲みに行った。久しぶりにこんなに沢山の人と沢山の酔っ払いを見た。駅で座り込んでる人とか何年ぶりだろう。濡れないでね。風と雨が強いけどみんな元気に帰宅してほしい。
ぼくは時計を持っていない。
日の出を見て 朝を知り、
お腹の音で朝食にする。
太陽が高いところにある時には 海へ。
青い空がぼくを出迎える。
白い浜辺で探すきらきらの貝殻。
空の宝石が星だとしたらこれは海の宝石だな、
なんて思いながら,水に濡れてにじいろに光るそれを太陽にかざす。
あっという間に時間が過ぎる。
沈む夕日を見て 日没を知る。
袋いっぱいの海の宝石を持って急いで君のもとへ。
早く見せたくて 家まで駆けてく。
ざざーん、ざざーん……
波が押し寄せては引いていく。
私は裸足で誰もいない砂浜を歩く。
真っ赤になっている夕日は、自分の影を伸ばしていく。
長く、長く伸ばしていく。
ちゃぷ、
私の足元まで、波がやってきた。
烏さんもそろそろ帰る頃。
カァカァと遠くで鳴いている。
真っ赤な夕日も海に溶け込む頃。
私もそろそろ帰らなきゃ。
今日の夕飯はなんだろな。
大好きなハンバーグならいいな。
〜沈む夕日〜
〜【沈む夕日】
沼地の誘惑〜
「イシガァ、アルゥ…」フラァ
「ん?夕日…?」タジッ
「ヒロイニッ…!イクゥ”ッ!」ガッ
「えっ待って待て待てオイ!?」バッ
スカッ
\ボッチャアアンッ!/
「アッ!コノカワ!フカイッ!!ボッボボボホォ!」ゴボゴボ
「夕日いいいい!」バシャッバシャン
「何やってんだお前ええええええ!」バシャバシャジタバタ
「こっちのセリフじゃボケエエエエイ!アホオオオオ!」ガシッ
〜数分後…
「ハァっ…っはぁ…はぁ…っ…!はぁ…!」ゴホッ
「何だ息切れして体力少なぁwww」ゲラゲラ
「お前…!?誰のせいだと思って…!?」カッ
「入水だよ。知ってるかい?入水(じゅすい)。」
「…は?」
「僕は今自殺しようとしたんだよ。それを君が止めるから…」ハァ…
「嘘こけお前明日推しの誕生日ケーキ予約してるだろ」
「漫画の真似してねーでホントの事言えよ。笑わないから。」
「…絶対に笑わない…?」チラッ
「…ああ…勿論。」コクリ
「…」
「…」ジイッ
「何か…本当に良い感じの石が…あって…その…
ウン…エヘ…ハ…ハハ…」
「…」
「…」フルッ
「…良かったw笑われなくて笑」
「…フッ…wンッングッ…www」プル…プル…
「えっあれっ…ちょっ?」
「ングッ…www
アハハハハ↑↑↑↑ヒィー↓↗wwwwwwwww」
「…てっ…」
\\テメエエエエエ!//
<ウアアアアア!
〜
保育士
「こうして、太陽と月は喧嘩して、お互い相手が居ない時間に同じ場所に現れる様になったんだよー」
「好きな物は同じだけど、気が合わない奴と会いたくないから時間変えてるなんて凄いよね!
皆も真似、出来るかなー?」
幼児達「??????」(スペキャ顔)
保育士「あれ」
他の保育士「(何でやねん)」トオイメ
〜完〜
どんどん、日照時間が
長くなってきた。
桜も散り、いつのまにか
衣替えに追われ、次は梅雨。
長雨と湿気に辟易した辺りで
今年も暑いだのとお決まりの言葉が
飛び交うんだろうか。
1年のうちに、のんびり夕日が
沈むのを見る機会なんて僅かしか
ないけれど。
夕方は、時計と睨めっこして
忙しなく用事をこなす日々だって
一生続くわけじゃないんだろうから。
それまで休息は、たまにで良いのかな。
【お題:沈む夕日】
『沈む夕日』
彼の故郷では、夕日は海に沈むのだという。
「小さな島だからね。太陽は海から昇って海に沈むんだ」
海というものを、私は見たことがない。私は草原の国に育った。広い大陸の中の広大な平野の中で、遊牧民として暮らしていた私にとって、太陽は地平線の彼方から昇り、また沈んでいくものだった。
そして今、私と彼がいるこの国では、太陽は建物の間から昇り建物の間に沈んでいく。
巨大な帝国の学園都市は、故郷では首都に行かなければそうそう見ることもなかった背の高い建物が立ち並び、わずかに遥か遠くの山脈が透かしてみえるだけだ。今居るこの大学講堂の屋上庭園からも、見えるのはそびえ立つ摩天楼とその間に沈む夕日だ。
「毎日見てたから特別なものだと思ってなかったけど、今見たら多分綺麗だって思うんだろうな」
故郷の夕日をそう評す彼に、私も頷いた。
「ねぇ、いつか私も君の故郷の夕日が見てみたいな」
海というものを、見てみたいと思っていた。初めてそれをみるならば、彼のよく知る場所がいいとそう思った。
彼は、なぜだか私の顔をまじまじと見つめ、すこし頬を赤くする。
「なんか、プロポーズみたい」
「は!? 違うし!」
思わず彼の肩口を平手で叩くといい音がした。
「はは、そうだね、プロポーズは僕からしたいなぁ」
それはプロポーズではないのだろうか、と少し思ったが、私は何も言わずに口を噤む。
「僕も、君の国の夕日が見たいな。君の育った場所で、君と一緒に見たい」
彼の顔が赤いのは、既に姿を隠した夕日のせいではないだろう。けれど、私の顔だって負けないくらい赤いに違いない。
昼の名残の赤と夜の先駆けの紫が混じり合う空の下、もう少しだけ二人でこうしているのも悪くない。
2023.04.07
沈む夕日
ただ、足を滑らせただけだった。
最後というにふさわしい場所で、見渡した世界があまりにも美しいことに気づいた。あんなにも憎んでいたのに、あんなにも大嫌いだったのに。眼下に広がる世界はただただ美しくて、敵でも味方でもなかった。
何かを掴みたくて、手を伸ばし、空を切る。そのとき、風に煽られて、足を滑らせたのだ。
そんな気なんて、もうなかったのに。
視界の端に映った沈む夕日が上って見えたのはきっと私が逆さまだったから。
沈む夕日
昨日と今日の交差点にさしかかる手前の
信号の色が変わるみたいに
赤く染まっていく君の目を見つめる
君の目がまばたきをするたびに
夜空に星が増えていく
気づけば2人、星空の下で
夜が明けるのを聴いている
沈む夕日と私の心
本当に連動してる感じなの
なんだかさみしい気分になって
なんだか虚しい気持ちになって
ひとりじゃないのにひとりぼっちのようで
怖い
目の前の世界がずんと広がって見えて
いや狭くなったのかも
分からないけれど怖いの
夕日が沈む時間は得意じゃない
誰かがそばにいてくれたら
そばにいて大丈夫だよって言ってほしい
沈む夕日と
下がる気分
タイムリミット
5時までのあの頃。
君は一人崖の上
どこから来る風を嗅ぐ
潮の匂いが鼻に抜ける
大きく息を吸い込んで
溜まった物を流し出す
落ち着いた瞳で前を見る
どこまでも青い海
どこまでも青い空
その境に消えかかる夕日が1つ
吸い込まれそうな
この世の景色に
思わず君は息を飲む
呼吸の仕方も忘れ去り
時が止まったかのように
瞳の奥に焼き付いた
固まる時間は羽音と共に動き出す
独占する鳥の舞に
これまた感動を抑えれない
この世はとても美しい
沈む夕日は登る月にバトンを渡す
沈む夕日を背にして歩き出した。
その先には月が輝いていた。
どこかでなにかが終わりを見せる時は
どこかでなにかがはじまりを見せる時。
「沈む夕日」
もうたくさんの数え切れないくらいの
地球の毎日に沈む夕日
意味を持たせて感傷にひたるのはワタシ
恐竜たちはどうだったかな?