『沈む夕日』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私の想いを振り切って、無情にも沈む夕日
まだ、まだ、もう少しだけ
けれど空はどんどん暗くなっていく
「もうこんな時間だね」
その言葉が胸の内にずしりと重く響いた
私が今どんな顔をしているのか、薄暗ければわからないから都合がいいのかも知れない
「さようなら、またね」
本当は離れたくなんかないのに
次があるかだって分からないのに
不安な気持ちは全部飲み込んで、別れの言葉は私から。
(沈む夕日)
夕日に照らされ揺れる彼女はどうしようもないほどに綺麗だと、そう思った。
たなびくロングの黒髪のその先が夕日に触れる度、スポイトのように彼女はそれを自分のものにする。私は彼女の髪に触れて、あたたかさに身を焦がされてしまいたいと、そう、素顔で願うのだ。
#23 沈む夕日
保育園の迎えは
いつも日が落ちていて
早く家に帰って
早くご飯食べさせて
早くお風呂にいれて
早く寝かす
忙しない毎日をすごしてた
1番可愛い時期にゆっくり
夕日を見たかったなぁ
私と彼との出会い
私が彼と出会ったのが、私が2歳の時...
今この瞬間の
美しい景色を
真っ先に伝えたくて
大切なあなたが
生きているということを
感謝せずにはいられないのです
『沈む夕日』
『沈む夕日』
最期のお別れだよ
微笑む君を真っ赤に染めて
僕の世界は真っ黒だ
誰よりも君を想う
月も星もない暗がりで
いつかの出会いを夢想した
光り輝く夕陽が、辺りの山並みを黄金色に染めてゆく。その光景を川辺りで見ていた。
空も雲も町並みも染めてゆく夕陽は、ゆっくりと山並みに沈んでいった。最後のいっぺんまで強烈な光を放ちながら。
夕日が沈む。
夜が来るにはまだ早い。
明るい空に、黄金の気配が残っている。
【沈む夕日】
沈む夕日で思い出すのは
部活終わりの帰り道
虹色に染まった空を見て
疲れた身体で沈む夕日を追うように
家に帰る。
家に着いたら
誰もいないリビングで
「疲れた」という独り言を吐き
ソファへ倒れ込む
そして気づけば空は黒く染まり
夕日ではなく月が煌めき
誰もいなかったリビングには
いい匂いが漂っていた。
―――――――いただきます。
すぅっと消えていく明かり。
ぷっつりと消えていく癖に、刹那の輝きは本当に綺麗で。
この光景を、あいつはもう何年も見ていない。
”昼に起きていられない病”
そんなもの、本当にあるのか疑問だった。
でも、夜明けと共に気絶するように眠ってしまう姿を見て、嘘じゃないって解って。
同時に、すごく、苦しくなった。
あいつが起きている世界は、暗闇に人工の光が煌めく世界で。
俺がいる自然の光に彩られた、鮮やかな世界とは真逆で。
そんな世界に取り残されたあいつと、どうしても話をしたくて。
だから、俺から会いに行こうって思ったんだ。
”沈む夕日”が再会の合図だなんて、あいつが知ったら呆れたように笑うんだろう。
沈む夕日
夕日って言ってんだから沈むってわざわざ言わなくても沈むに決まってんだろ。3文字も無駄してる。って某俳句の先生に言われそうだ。チゲ鍋とか、サハラ砂漠とか、日本語の妙みたいなとこあるよな。
吾輩はクソみたいに言葉を連ねたい質なので、17文字に言いたいこと納めるなんて高等技術は素直に尊敬する。あのせんせーすげーよ。まじで。
沈む夕日 昇る朝日
太陽が勝手に現れたり隠れたりしてるだけって、ただ思い込んでいたい春休み最終日だったわ
どうせ明るくなったら人間は活動を始めなければバスに乗り遅れちゃうんだよ
高校生活でバス登校が始まるからには時間にルーズな自分とおさらばしたいよね
頑張って✊😃✊
完
私は夕日が大嫌いで大好き。
夕日を見ると、その日一日中頑張ったこと褒められるみたいですごく好き。
でも沈む夕日を見てるとまた明日になって頑張らないといけないんだなって。だから嫌い。
いつか夕日を真正面から好きになれるようになりたい。
終わらないで、、、
この夕日が沈みきったら会えないかもしれない
今日は朝からバタバタしてた。
最後の高校に行く日
これからそれぞれ選んだ道へと歩んでいくのだと先生の服装、保護者がいることそして先生と生徒全員同じ飾りを胸元につけていたことが物語っていた。
3年間の思い出が溢れ出てくる。
長いようで短い月日だった。
この夕日が沈みきってしまったら
いつものメンバーで
いつもの教室で
いつもの時間
を過ごすことはもうないんだなって思うと寂しいし不安もあるけど
あのメンバーで過ごした歳月は無駄じゃないし別れも必要
出会いあって別れまり
出会いがあれば必ず別れもある
けどもう少しだけこのメンバーで過ごしたかった。
夕日が沈めば朝日が登る
次の夕日までどんな明日があるだろう
お題[沈む夕日]
No.21
沈む夕日
叫ぶ。
哀ちゃんは赤井さんとくっついてほしいー!!
―沈む夕日―
濃い藍に飲み込まれるように
沈む夕日と相対的に
夜がどんどん近づいてくる
どれだけ西に逃げたとしても
いずれは追いつかれてしまう
追いつかれると私は
空気に押しつぶされてしまう
その空気の呼び名は
孤独感だったり
喪失感だったり
虚無感だったり
劣等感だったり
罪悪感だったり
焦燥感だったり
日や時期によって色々
そしてそいつらが
私を殺しにかかってくるのは
決まって夜
月が顔を出す頃
布団を頭から被っても
いくら堅く目を瞑っても
そいつらは私をボロボロにする
ようやく眠りにつけても
そうあまり時間の経たないうちに
そいつらがテーマの悪夢を見て
夢の山場を迎える直前に目覚める
言うまでもなく最悪な目覚め
それが1晩のうちに何度も
だからもう数年前から
十分な睡眠を取っていない
だから私は沈む夕日に祈る
どうかまだ私の上で輝いていてください、と
神頼みしかしない私の祈りなど
叶うはずもなく
だから今日も
沈みゆく夕日をじっと見つめる
私は夜が嫌いだ
題「沈む夕日」短歌
1文字ズレはおkです!
好きだけど、
やっぱり言えない
あの二文字
沈む夕日に
涙を流す、、、
〈解説〉
本当は、両方好きだけど!どうしても、あの二文字「好き」が言えない、、、好きなのに大好きなのに
両方言えない、だから私、俺は「沈む夕日に涙を流す」という意味です!
あの場所から見える夕陽がいつも好きだった。
今は遠い場所に来てしまったけど、忘れずに覚えている。
また会いに行くね。
【火点し頃】
粘着緻密な悪意、遁れようとも湧き立って。愚鈍な足捌きは切断されるかのように縺れその身体ごと傾れ込む。それでも陰間に愉悦を覚えるこの志は、堕ちた巳に酔っている。とんだ酒乱チキなのだ。クダラナイと今日切り捨てたものから逃れてきた脆弱心は未だ本当の絶望に至らない。傾くだけそして其れに気づきながら看過しているだけ。あゝ一日甘んじて生きました。如何なるものにも勝ったフリで演者で居ました。泣き腫れた瞼の重たさと何度でも降る陽光の眩しさに目を閉じる。今日も、何かが抜け落ちた感覚と小踊りしながら布擦れと自分の吐息を聞きながら疑似自殺と云わんばかりに表面向きの自分を殺す作業を殺す二重構造を往く。
いわんや、この生きた白骨よ。明日も明後日もあれもこれも沈みかねない。
一人の患者が窓から夕日を見ていた。
『沈んじゃった。また一日が終わったね。』
彼女は寂しそうに笑っていた。
「終わっちゃったね。」私も笑った。
彼女の余命はあと一年半位と医者に言われていた。
助かる可能性なんてほぼ無いに等しかった。
『やだなぁ』彼女はそう呟いた。
「そうだね、私もやだよ。」貴方が居なくなるのは。
彼女は入院する前に、私を遠ざけようとした。
でも、私は貴方が泣いているのを知ってしまった。
学校には転校と言って辞めていた。
私は出来るだけ残り少ない貴方と居たかった。
でも貴方は、『学校での話、聞かせてよ。』
なんて言ってさ。
だから午前中だけ行って、お昼は貴方と食べる。
そんな生活をしていた。
一年たったある日、貴方はよく夕焼け空を見るようになった。
残り半年。
医者に言われた通りならば、残された時間は少ない。
貴方は何時も沈んでく夕日を見て、
『もっと生きていたいな』
『ホントに死んじゃうのかな』
そんな事を言う。
やめてよ、実感しちゃうじゃんか。
もう少しで貴方が居なくなることを。
貴方と見ている夕日は、沈んでいく夕日は、
とても綺麗で、貴方の命の灯火のよう。
何時かは消えてしまう、綺麗で、寂しいもの。
あの太陽のように、貴方は戻っては来ない。
夜が来て、朝になれば太陽はまた、輝いている。
けれども貴方はもう居ない。
私はもっと、貴方の傍に居たかった。
夕日を見る度に思い出す。
夕日が沈んでいくのを見る度に。
貴方と過ごした思い出を。
貴方の持っていたカメラの中には、
夕焼け空を眺めている私の写真があった。
お題〚沈む夕日〛
「沈む夕日」
どこか遠くへ、行きたい
どこでもいい、ここではない何処かへ