『沈む夕日』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『沈む夕日』
「あの山の
お家に帰る
夕日さん」
色づく空に
手を振る我が娘(こ)
沈む夕日は、
美しく、哀しい。
熱が消えていくのが、寂しい。
夜空のほうが、
その哀しさを感じないのが不思議だ。
でも、
消えていくものだからか、
心を奪われ、目を離せないのだ。
#沈む夕日
[沈む夕日]
沈む夕日が、広場を照らしている。
遊具はない。誰もいない。
ただ、左側に小さな舞台がある広場。
そんな、淋しくも温かみのある絵は、音楽室の隅にひっそりと飾ってあった。
誰も居ないと思っていた舞台の影に、小さな人影があると気付いたのはいつだったか忘れたけど。ピアノの練習をする僕を見てくれているような気がして、少し嬉しかったのを覚えている。
放課後。夕陽に照らされた音楽室で、僕はピアノの練習をする。
たったひとりの小さな観客に、僕の拙い音はどう聞こえているのだろう。
分からないけど、いつまでも沈まない夕日は、僕の音を静かに受け止めてくれた。
「今日も聴いてくれてありがとうね」
僕は、絵にお礼を言って帰り支度をする。
外はすっかり暗かったけど。いつの間にか舞台の端に座ってこっちを見ている少年は、今日も暖かな夕日に照らされていた。
なんだか絵の淋しさが減った気がする。
それが僕のピアノの影響なら、ちょっと嬉しい。
金曜の夕方。
初夏に差しかかると、仕事が終わるころもまだ明るい。
珍しく定時に会社を出ると、周りはまだ日暮れになっていなかった。
金曜がまだ半日残っているような錯覚に陥る。
金、土、日の二日半、自由を得た僕は、
早々に帰宅すると、シャワーを浴び、休日モードになる。
スーパーにでも行こうか。
車に乗って、食料の買い出しに向かった。
週末の夕方、国道はひどく混む。
普段ならイライラを募らせるが、今日は余裕だ。
カーラジオからは、週末の催し物を伝えるアナウンサーの声。
数週間後の父の日に贈るプレゼントの商戦が始まっているようだ。
ふと、父親のことを思い返した。
定年を迎え、悠々自適に余生を過していた父が、ガンで亡くなったのが、3年前。
葬儀の後、母と共に実家で遺品を整理していたら、
たくさんのキャンプ用品が残されていたのが印象的だった。
定年後に趣味として始めようと買ったのだろう、
使い込まれていないまだ新しい品々に、胸が締め付けられる思いだった。
あのキャンプ用品、そのままにしてたな…
気がつくと、高速の乗り口へ。
実家方面へとハンドルを切っていた。
沈む夕日を背に、一路。
週末は、ソロキャンプと洒落込むことにした。
沈む夕日
ある日の仕事終わり、トボトボ歩いているとふと眩しい夕日が目についた。
周りからの重圧と仕事量に押し潰されそうになっていた、そんな疲れ切った週末の帰り道だった。
ふと見上げた空はとても澄んでおり、青とオレンジのグラデーションが綺麗で、なぜか涙ぐんでしまった。
最近は空を見上げる余裕すらなかったからだ。
こどもの頃に見た夕日は、帰りを急かされるような寂しいイメージだった。
いつしか大人になり、沈む夕日は、家に帰れるホッとした気持ちにさせてくれるものに変わった。
わたしも大人になっちゃったなぁ。
君と海に来ていた。
少し肌寒く感じるが上着を貸すのも違う気がした。
「あのさ・・・。」
「もうすぐ日が沈むね。」
「そっそうだね。」
「波の音も日中聞くにはリラックスするのに夜になると怖くも聞こえるなんて不思議ね。」
「うん。」
「凄く悲しいときは景色がいつもより鮮明で多分この夕焼けは忘れられなさそう。」
「ごめんな・・」
「仕方ないよ。海外事業部で転勤決まったなんて応援しないわけにはいかないよ。」
やけに波音がうるさい。彼女の声が消え入るようだ。
本当はついてきてほしいとも思ったが彼女は家族を置いていける環境ではない。
なんて言って良いか分からず夕日は闇まであとわずかになった。
「最後にキスして良いか?」
「うん」
彼女の顔を見ながら数々の思い出が浮かび上がる。
感謝を伝えたいけど言葉に出来ずそっと唇に触れて
今までありがとうと思った。
「行こうか。」と海岸を歩き始めた。
もう暗闇が後ろから追いかけて来たがコンビニの明かりを目指して車まで戻った…
『沈む夕日』
書く習慣/3日目。
沈む夕日、
あれって海辺で見ると、
はっきり沈んでる所見れていいよね。
そしたらボブが言ったんだ
ボブ「失恋したお前の心は沈むが、相手は次の朝日スーパードライ↑の奴と行ってるからよ」
私「それは聞きたくなかった」
ボブ「今日が終わっても明日が勝手にくるさ、元気出せよ。」
私「〇〇[奇声]〜!」
……あ、忘れてた。
ボブもリア充でしかも明々後日には結婚式をする事に、
『あれ?招待状もらってないが』
私は本当に沈む夕日だ。
私「チクショー」コウメ太夫かな?
沈む夕日を眺めながら、目を瞑る 過去の思い出が蘇る
楽しかった思い出、悲しかった思い出 色々あったなぁ
そういう思い出を噛み締めながらあの子の事を思い出した
あの日、この場所で、彼女に告白した 彼女は笑って言った
「今は何も言えない、だけど大人になったらまたここで答えを言うね」 20歳になった俺はまた戻ってきた 彼女はいない (そりゃ、そうだよな) 俺は今日
この場所で飛びたったあの子のように 宙を舞う 今いくね
生前、彼女は言った。「私ね、鳥になりたいの」(なんで?)「だって、鳥は自由だからさ」(へぇ、)
あの日
「私、空飛ぶんだ」(え?どういう意味?)「えへへ」
バイバイ、愛してるよ
沈む夕日に向かって
二度と昇ってくるなと願っても
どうせまた
いつもと同じ
朝が来る。
沈む夕日
沈む夕日を見ると
寂しい気持ちにも懐かしい気持ちにもなる。
なぜだろう不思議だな
少し離れた草原のあの人が
親しい知り合いだったように思えてくる
沈む夕日と共に歩む自分は
誰かにそう思われているのかな
水平線に沈む夕日
この景色、あのときと同じだ
僕がきみにプロポーズしたあの日
きみは頷いてくれた
一生幸せにするから
そういうと、きみは頬を赤らめ
また頷いた
しかし、それは叶わなかった
きみはあの大きな夕日に吸い込まれた
友達と一緒に乗った船と共に
僕もきみのところへ行きたい
でもきみは嫌がるんだろうな
だから僕が行くまで待っててね
こんな会話をするのが毎日の日課
きみが亡くなった時間に
きみとよく歩いたビーチで夕日を眺める
楽しかった日々を思い出しながら
今日はこれくらいにしようかな
それでは。
沈む夕日をまた見に行きたい
悲しみを流しに
想い出を流しに
笑顔になるために
再出発のために
夕日を見に行きたい
海に太陽が沈む錯覚は
宇宙が地球にくれた
ロマンチックなギミック
なのかもね
–沈む夕日–
ずっと見ていると
時間が経つのが早く感じる
振り向くと空は少し暗くて
雲は薄紅色に染まっている
太陽も、もう見えなくなった
そろそろ帰ろ
*沈む夕日
貴女の瞳に沈む夕日が写っていた。それが瞳に写っているはずなのに妙に鮮やかにまた美しく見えた。段々と夕日が沈んで行くのが分かった。貴女の眼にはそのとき私が写ることは一度もなかった。
堕の纏
哀しみの色が
私を染めて
照らす月 遮る・・・
淋しさの夢に
心は沈んで
煌めく星 嘆く・・・
霞んだ瞳に
濁り混じり
空白の日々
溢れ出した
堕とした雫の数に
報われ無い
想い称え 彼方へ・・・
褪せてく刻の流れ
救いの無い
願い謳う 場所へ・・・
傍に居た 孤独に
優しい 口付けて
「何処迄も・・・」
夕日が静かに静かに沈んでいく
隣の君も夕日に照らされ輝いている
沈む夕日はそんなことも思い出させる
もういやだ
あの時隣にいた君はもういないのに
沈む夕日
それを見るのは
きっと今日で最後だ
最後に綺麗な夕日が見れて
本当に良かったと心から思うよ
心残りはない
だから僕は、僕はね
この綺麗な夕日と共に
消えるんだ
美しい終わり方でしょ?
お題 沈む夕日
新しいクラスが発表されて
私のクラスにあなたの名前はなくて
後ろの盛り上がる友達の声が
切なさを増して泣きたくなる
今日は悲しみのせいか
沈む夕日も寂しく見えた
沈む夕日
夕日を見るのは何とも言えない感情になる
少しずつ太陽が見えなくなり、少しずつ周りが暗くなる
変化をじっと見るのは風情があっていいものだ