限界パンナコッタ

Open App

沈む夕日


ある日の仕事終わり、トボトボ歩いているとふと眩しい夕日が目についた。
周りからの重圧と仕事量に押し潰されそうになっていた、そんな疲れ切った週末の帰り道だった。

ふと見上げた空はとても澄んでおり、青とオレンジのグラデーションが綺麗で、なぜか涙ぐんでしまった。
最近は空を見上げる余裕すらなかったからだ。

こどもの頃に見た夕日は、帰りを急かされるような寂しいイメージだった。
いつしか大人になり、沈む夕日は、家に帰れるホッとした気持ちにさせてくれるものに変わった。

わたしも大人になっちゃったなぁ。

4/7/2023, 10:21:39 AM