『木枯らし』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今朝から木枯らしが吹き荒れて
落ち葉がくるくると舞い踊る
僕はマフラーに顔を埋め
家路を急ごうと
手を引く息子を覗き込む
僕とは正反対に
息子は目をキラキラさせて
踊る落ち葉に夢中だ
その息子の瞳に
懐かしい気持ちが蘇る
僕の日々の幸せのひとコマ
—木枯らしヘア—
木枯らしが吹きつけてきた。
それを正面から受け、隣で歩いている彼女と一緒に、髪を持ち上げられた。
「せっかく髪の毛セットしてきたのに……」
彼女はそう言い、そばの店の壁を鏡代わりにして、前髪を整えた。
「そんな整えても、また風に吹かれるよ」
「そうだけど……」
彼女の視線は、僕の頭に向けられた。
「あなたはもっと気にした方がいいと思うよ」
「え?」
彼女は、今にも吹きだしそうになっている。
彼女にならって自分の髪を見てみると、髪が前に立っていた。
まるでドラえもんに出てくる、あのキャラのようだ。
「顔、近づけて」
彼女にそう言われて、近づけると、髪を分けられた。いつも髪を下ろしている僕は、なんだか落ち着かなかった。
「うん、似合ってるじゃん」
「そうかな」
彼女がそういうのだから間違いない。
しかし、安心していると、また木枯らしに吹きつけられた。
さっきと同じように、容赦なく髪が立つ。
「前見て」
彼女は、スマホで自撮りをした。
二人とも前髪が立てられたツーショットが撮れた。
僕たちは、顔を見合わせて笑った。
お題:木枯らし
「木枯らし」 #250
この風を
木枯らしと言うには
すこし、寒すぎる
その愛も
恋と言うには
すこし、ぬるい
あなたのは恋じゃないかな
それとも、私がほしがりなのかな
もしかして、木枯らしで冷えちゃったのかな
そう、信じていたい
#木枯らし
小柄死男性です
いつも風当たり強い−
「木枯らし」
木枯らしの中、貴方と手を繋いて歩く。
……温かいね🥰
- 木枯らし -
よーいどん誰にも追いつけやしない孤独な君は木枯らし1号
寒い冬がやってきた。木枯らしもやってきた。
でも、どこかウキウキしている。
なぜなんだろう?
行きつけの店に新メニューが出るから?
来週、彼氏と遊園地に行くから?
どれも違う。
私は冬が好きだから。
こんなにもウキウキしてるんだ。
「寒っ!」
でも…やっぱり冬は寒い。
僕も晩秋の季節にたたずむ
木のようになりたい
だから
木枯らしが
君への気持ちを
吹き落としてくれないか
どんなに辛い人生でも、
最後の最後は救われたいから
私が生きる世界には
小さい時、絵本で見たような
魔法が使えて、動物は人の言葉が話せて
小さい時、憧れていた
お姫様や王子様がいるところがいい
私が気づかなかっただけで
何処かでそんな事があって、何処かで1度でもそんな人たちとすれ違えていたら
少しでもその人たちの歴史に関われていたなら
私はそれでいいのです。
私が描かれるのは表紙じゃなくて挿絵でいい
全て終わったあとにそれを知って
ひとりでこっそり喜ぶ
全く孤独なことでなないでしょう?
それが理想です。
私はそれがいい。
『閉じて、そしてまた開く』
木枯らし
寒い木枯らしの吹く日にあなたは教えてくれた。
愛というものはね、最も手早くて簡易的な呪いなんだよ。
ずぶ濡れたコートみたいに、着ても脱いでも寒くって、
ぼろぼろの布団みたいに、あってもなくても苦しいの。
だから私は愛はいらない。
最初からなければ、知らなければなんともないのだから。
目の見えない人が、見えなくて可哀想
と言われてもわからないように。
耳の聞こえない人が、聞こえなくて苦しいね
と言われてもわからないように。
知らないことは、弱みだけれど大きな盾になってくれる。
だから愛を知らないままでいる。
これが私の選択。
でも、けれども。
木枯らしの吹く日にあなたが教えてくれたものは。
木枯らしの吹く日にあなたが与えてくれたものは。
あれは、愛ではないと言えるのか。言えるのだろうか。
ついこの前木枯らしが吹いたと思ったら
あっという間に積雪し
新年を迎えた
砂のように流れる時間の中で
一体どれだけのことをこなせるだろうか
引っ越したその日、台所用品を開けていたら、くっきりと木目が見える丸いボールが出てきた。
その正体を思い出せず、でもなんとなくきれいだし、あいつに聞いても知らないっていうからおれが引き取ったのだった。引っ越した先で見てもそれは綺麗なボールだった。足の親指くらいのサイズで握り心地もいい。一箇所穴が空いていて、もともと何かについていたんだろうことを伺わせる。それは正体不明のまま、トースターの前に転がされることになった。
トースターの前というのは案外何事も起こらない場所なのだ。
入れる時も出す時も蓋を開けて蓋の上で作業してしまうし、だから蓋を閉めた状態で皿が置けるほどの幅もなく、何かをちょっと置けるわけもなく、だからそのボールは転がりもせずそこにあって、おれはその日、食パンを焼いた。
ところでおれの日常的な飲み物は緑茶である。出身地のせいか、急須を持たない暮らしがあることにかつてえらく驚いたことがある程度には常飲する。茶葉を買って、急須に入れて、お湯を注いで、マグカップに入れて飲む。食事のお供もおやつのお供も、暖をとるのも喉の渇きを癒すのも、おおよそ緑茶なのだが、トーストのときだけは、どうも緑茶は相性が悪いとおれは思っていて、実は紅茶も香りがパンに負けてしまう気がしていて、そのときばかりは、なんとなしにコーヒーが欲しくなるのだが、コーヒーは常備していないのだった。今は別れたかつての同居人は常備していた。大抵はインスタントで時々ドリップパックで、気づくとそこに飲み終わったカップがあるくらいには飲んでいて、それで
「ああーーー…。」
思い出して、おれは天を仰いで、それから俯いて、ちょっとだけ奥歯を強く噛んだ。
おれが茶葉を使って緑茶を淹れるのみならず、ティーパックに文句を言うのものだから(美味いのはわかってるんだでも、茶葉をあんなに粉々にした上、すぐ抹茶を混ぜるだろう。そしたら旨みは強いに決まっているし、おれにとって常飲したい味ではなくなるのだった。)、影響されたか対抗心か、コーヒーミルとドリッパーとドリッパーケトル、フィルターとコーヒー豆を買い込んできたことがあった。豆を挽いて、香りを楽しみ、丁寧にドリップするなんてのはあいつの暮らしと噛み合わず、結局一、二回使われた程度だったのじゃなかったか。ケトルとドリッパーは貰ってくれる人がいたのだけど、ミルだけは譲り先もなく、結局捨てることにして、そのときハンドルの持ち手のところだけ、外して捨てずに取っておいたのだ。反省のためだか戒めとしてだかなんだか、どっちが言い出したのかもう忘れたが、ともかくハンドル部分の持ち手だけは木製でワックスも艶やかで、それを外して捨てずにおいたのだ。で、それがこれ。
「ゔゔ。」
うめき声も出るというものだ。トースターが軽い音をたてる。音が鳴る家電の中でトースターの出来上がりの音だけは好きだ。乾いて、短くて、しつこさがなく、高すぎず、明るい。手の中に木製のボールを握り込む。
捨て、ないだろうたぶん。同居人は結構面白いやつだったのだ。おれは結構気に入っていたのだ。トースターの音のような軽さのあるその距離感も、あいつ自身のことも、気に入っていたのに、それらはもうここにないのだ。
でも別れたからこそ、その明るい軽さが明るい感触のまま胸に残っているのかもしれない。いい機会だったのかもしれない。後悔はあんまりしていないのも本当だ。
余熱で落ち葉を思わせる色に焼き上がった食パンを、吹き飛ばす勢いで腹に収め、コーヒーのことなんてすっかりわすれたかおをして、そのボールをトースターの前に置く。
置いて、びしっと指でさす。
「未練とかじゃないから、ほんとに」
ほんとに。
木枯らし
木枯らし木枯らし寒い道〜♪
焚き火だ焚き火だ落ち葉焚き〜♪
保育園の頃が懐かしいなぁ
樹木から葉を巻き上げるのに飽けば寒波を呼んで騒ぐ北風
題-木枯らし
外に出ると冷たい風にお出迎えされ一気に体が冷える
まだ10月だと思ったがもう10月だった
歩いて行くとコートを着る人もいれば手袋やマフラーで防寒する人ばかりだ
春夏秋冬の中で好きな季節を聞かれたら、その時の季節で答えが変わってしまうくらいにはどれも好きでどれも嫌いだった
しかし最近は秋や冬が好きな気がする 寒くて動くのが億劫にはなるが布団やこたつに入った時のあの暖かさが幸せだからな気がする。
…寒い。
さっきの幸せは外に出てない冬であって外の冬は寒いし辛い。こんな時期に呑気に散歩なんてするもんじゃなかったかもと少し後悔する
しばらく歩いて行くと芝生広場があった 普段は通り過ぎるが何となく目が惹かれ入ってみた こんなに寒い時期にここに来る人はいないらしい ひとり、広々とした芝生の上を歩く
芝生の色、落ちている枯れ葉、ほとんどの葉が落ちた沢山の木。
これら全てが秋の終わりと冬の始まりを告げている。
また冷たい風が横切る 木にいた枯れ葉は冷たい風について行くように旅に出て、芝生や落ちている枯れ葉は応援するように微かな音をたてる
心地いいがやはり寒い。
こんなに寒く体が冷えれば暖かい部屋はきっといつもより幸せに感じられる また答えは変わってしまうかもしれないがそれでも今はこの時間が好きだ
冷たい風と背中を押されながら枯れ葉と共に帰路に着いた
木枯らし
【木枯らし】
気付かぬうちに身を纏うものは多くなった
1年が終わりに近づいていく日々
私は何も成果を残せていないのではないか
この1年何が成長したんだろうか
私の気持ちは木の葉と共に
どこかへ行ってしまったのだろう
木枯らし
『あっしには関わりのねぇことでござんす』
紋次郎
「木枯らし」
一人の寂しい男がいた。男が一人で寂しいのは、男自身のせいであった。その男は、どうにも寒々しく、乾いた木枯らしのような男であったのだ。
情に薄く、何を言っても冷たく乾いた笑いを見せるだけ。ウェットなジョークをいうでもなく、冷笑してばかりの男は、当然人に好かれるはずもなく、上辺だけの付き合いのほかはもっぱら一人寂しく過ごすのみであった。
若い頃はそれでも良かった。斜に構えて、孤高の一匹狼でも気取っているフリをしていれば、多少なりとも興味を持って寄ってきてくれる物好きがいた。
それが今や、ろくに友人もいない、とっつきにくいだけの痛々しいおじさんだ。休日に遊ぶ相手もおらず、趣味といえば家で読書をするくらい。男の心は乾燥して冷え切った、木枯らしが吹いた後の冬の山のようだった。
地元では珍しい台風のような強い風が吹いている。
無論北風なので外出が億劫になるほど冷たい。
何だったら雪が混じりそうな雲の色もしていたので、今日はおとなしく引きこもることにした。
「まさに木枯らしって風だね」
炬燵にいた彼女がうんざりした表情でそう言ったが、馴染みのない単語に思わず思考が停止した。
「何その顔」
「え、木枯らしって実在するのか?」
「何言ってるの?」
彼女が困惑しているが、困惑しているのはこちらだ。
全国ニュースで聞くには聞くが、地元ではその単語を聞いたためしがない。
後から知ったが、ニュースに出てくる「木枯らし一号」は、関東地方と近畿地方でしか発表されないらしい。
こちらでは木枯らしが吹こうがニュースにならないのだ。
精々強い北風が吹きましたと言われるのみ。
馴染みがないのも致し方ない。
まさか風のことで彼女との生活圏の違いを思い知らされるとは。
予想外の出来事だった。
お題『木枯らし』
木枯らしが吹く道を君と二人並んで歩いてる
顔が紅くなる
まだ慣れないなぁ…
僕は恥ずかしくて顔を背けてしまう
友達だった時はそんな事なかったのに
僕らを通り過ぎようとした親友が君に言った。
「お前、流石に前みて歩けよ。隣、見過ぎw」
僕はその言葉に驚いて、思わず君の顔を少し見上げる
基本、誰にも塩な君が、
いつも姿勢まあまあな君が
すっごい猫背で僕の顔、眺めてた
目が合うとめちゃくちゃニヤけ顔 で微笑む
周りが見たら引くレベル
そんな僕だけに見せる表情
おいおい
ますます照れるじゃねぇか
「ん」
恥ずかしさゆえに、僕は無言で手を差し出す
わぁ⸜(*ˊᗜˋ*)⸝って効果音が出そうなくらいの笑顔で
嬉しそうに僕の手に指を絡める
数分前まであったクールさはどこいったんだよ、
目の前のオオカミさんはどうやら大型犬の間違いだったらしい。
君の手って結構冷たいんだからな
まぁいいんだけど
木枯らしが手と手の間に入り込んでくる
寒くないように強く握り返す
君の手、暖めるのは僕の役目
恋人なって1年以上
未だにちょっと照れてしまう僕ら
木枯らしから君の手を守るのは、これからも僕でありますように...
※性別は想像にお任せします……( . .)"
#木枯らし