外に出ると冷たい風にお出迎えされ一気に体が冷える
まだ10月だと思ったがもう10月だった
歩いて行くとコートを着る人もいれば手袋やマフラーで防寒する人ばかりだ
春夏秋冬の中で好きな季節を聞かれたら、その時の季節で答えが変わってしまうくらいにはどれも好きでどれも嫌いだった
しかし最近は秋や冬が好きな気がする 寒くて動くのが億劫にはなるが布団やこたつに入った時のあの暖かさが幸せだからな気がする。
…寒い。
さっきの幸せは外に出てない冬であって外の冬は寒いし辛い。こんな時期に呑気に散歩なんてするもんじゃなかったかもと少し後悔する
しばらく歩いて行くと芝生広場があった 普段は通り過ぎるが何となく目が惹かれ入ってみた こんなに寒い時期にここに来る人はいないらしい ひとり、広々とした芝生の上を歩く
芝生の色、落ちている枯れ葉、ほとんどの葉が落ちた沢山の木。
これら全てが秋の終わりと冬の始まりを告げている。
また冷たい風が横切る 木にいた枯れ葉は冷たい風について行くように旅に出て、芝生や落ちている枯れ葉は応援するように微かな音をたてる
心地いいがやはり寒い。
こんなに寒く体が冷えれば暖かい部屋はきっといつもより幸せに感じられる また答えは変わってしまうかもしれないがそれでも今はこの時間が好きだ
冷たい風と背中を押されながら枯れ葉と共に帰路に着いた
木枯らし
1/17/2026, 1:24:59 PM