『月夜』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
月夜
広い和室の真ん中で
襖の隙間から差し込む月の光に見惚れていた。
そして、周り廊下の冷たさを足の裏で感じながら
雪のように、触れたら溶けてなくなってしまいそうな月を見て、貴方を思い浮かべます。
庭の池には1枚の桜の花びらが浮かんでいる。
私にとって、貴方は桜。
いつか私に春が来たことを、知らせにきてください。
暗闇でひとり寂しくないように
あなたの道を照らしましょう
嬉しいことがあったなら
夜空を見上げて喜びを聞かせてください
悲しいことがあったなら
美しい天の羽衣を
そっとあなたの心へと
今宵は満月
あなたはどんな1日でしたか
月夜が優しくあなたを夢の中へと誘います
おやすみなさい
淡く光る雲の隙間から顔を覗かせる月。
今日は満月かな。
明日は晴れるかな。
そういえば、となりに住んでた大学生のお兄ちゃん、元気かな。
そんな他愛もないことを考えながら今日も夜道を散歩する。
夜の風は冷たく私を包み込む。
昨日の風で散ったのだろうか。
昨日まで空に手を振っていた桜の花びらは、今は色を濃くした絨毯と化している。
今日もなんだかんだ良い日だったな。
月夜
満月が明るい夜
神秘的な感じがして好きだ。
月明かりに照らされながら歩く夜道
影が濃く出るのにも、気分が上がる。
こんな夜には、不思議な出来事でも
起こらないだろうか。
ひっそり影に妖精や小人がいないかな…
なんて、幼稚なことを考えてみたり。
昔からそういう事を考え
空想話を頭の中で膨らませるのが好きだった。
いい大人になった今も。
月夜の晩には
魔法がたくさん使われていて
いつにも増して、幸せな夢を見れる人達が
たくさんいて
みんな、翌日にはスッキリ幸せに
起きられるんじゃないかと…思いながら
私は、眠りにつくのだった。
乙女な発想かもしれない…クスッと笑いながら。
『月夜』
どこかの森の奥深く
不思議な茶会が始まった
タキシードを着たウサギが
お客様をおもてなし
ケーキにドーナツ
ゼリーにクッキー
かわいいマカロン おひとついかが?
猫のパティシエ 大忙し
孔雀が羽を広げたら
小人たちのオーケストラ
小鳥たちのコーラス隊
美しい音色を奏でだし
色とりどりのドレスを纏う
蝶々が妖しいダンスを踊る
どこかの森の奥深く
月夜の茶会
夜な夜な続く…
母は私を心底憎んでいた。
「何だか猿みたい」
弟が産まれたとき、4歳の私が呟いた言葉。
その言葉に母は激昂した。
「お前なんかもっと醜かった」
その時から、母は鬼になった。
鬼は私を下女と呼び、すぐに殴った。
弟が欲しがれば、私の物を取り上げた。
お弁当も弟だけ。
弁当を忘れたと言って家に戻ると、一粒のご飯も残っていない。
寒い夜に外に放り出された。
月が出ていた。
その夜から、私は涙を忘れた。
幼い日 車窓の景色が流れても
ずっとついてくる月
「お月さまはわたしのこと好きなのかしら」
若い悩みに押し潰されそうな時
遠い月からわたしを眺めてみたら
「自分も 自分の悩みも塵ほどのもの」
悲しみや孤独に身をすくめて歩く夜
見上げた空に月を見つけて
「ありがとう 今夜もそこにいてくれて」
そして今 同じ月を見ているだろう
誰かを思い浮かべる時の
心のあたたかさ
誕生の時から 地球とその上の生き物たちを
見つめ続けてきてくれたその存在の
頼もしさとなつかしさ
「月夜」
#38
ある日、棺の中で目を覚ました。
幸いなことにまだ埋められていなかったので、棺は簡単に開いた。長く眠っていたせいか腰が痛い。
痛む腰や背中をおさえ、立ち上がった。
空は月が輝き、一面に海が広がっている。見渡す限り他の島はない。
海辺には、つたない文字でSOSと書かれてあった。
誰かいないかと私は探すことにした。
少し歩くと、案外近いところに小屋があった。なぜだか私はとてもわくわくしていた。
何か面白いものがあるのではないかと思って。
そっと扉を開けると、錆び付いた金属の音がした。なかには腐食した女性がベッドに横たわっていた。顔も分からなかったけど、私は女性に釘付けだった。
ベッドの横のテーブルに、茶封筒がおいてあった。
おかしい。私の名前だ。私は封筒を開け、中身を見た。なかには手紙が入っていた。
どうか今は安らかに眠って。
たった一文だけだった。
この人を私が寝ていた棺にいれることにした。
女性を入れ、小屋で工具を見つけたのでもうひとつ棺をつくることにした。
-ある日、まん丸な形の綺麗な惑星が見つかったとニュースで報道された。
惑星は小さいが、水も空気もある。とっても狭い島が唯一の陸地らしい。
その後のキャスターの言葉は、耳を疑うものだった。
島には小屋がひとつと棺と思われるものが二つあり、片方は開いていると。
その中には女性の腐敗した遺体が二つあると。
深夜二時 月の光に照る二人
潮の満ち干き あなたの吐息
輝く月の下
涙を流す君の姿は
言葉にできないほどに美しく
儚かった
紛れもなく君は
あの月夜に光り輝いていたよ
月夜
言葉のイメージって、よく考えると全く関係ないものまでついていると思った。
今日のテーマは月夜。うんうんと唸って、ついでに満月輝く空の下まで顔を出して、やっと出てきたのがこの言葉だ。
涼やかな風に当てられ、雲一つない空に輝く満月を見た。”まさに、月夜って感じ”これがその瞬間に思ったこと。次いで、”おや、おかしいぞ”と思った。だって、月夜に関係のないものも含めて、まさに、なんて言葉を使ってる。
ともすれば寒く感じてしまうような風は心地よいが、月夜という言葉には当てはまらない。夏のうっとうしい空気の中でも月夜は月夜だろう。月の光の大きさも輝きの美しさも変わりはしないはずだ。
でも、いくら想像しても、暑苦しい夜に月夜なんて使わない。”まさに”なんて言葉はもってのほかだ。だからきっと、涼気を湛える空気も含めて、月夜って言葉は成り立ってる。
それがどうとうわけにはならないけど、言葉の持つイメージの多さっていうのは、中々にたまらない物がある。
月夜を想像して、言葉の涼しさに触れるのは、とっても分かりやすい体験だ。
一度やってみたらきっと、肌を撫でる風の感触と、ぽつりと浮かぶ月が、頭から離れなくなることだろうね
月を眺めて何を想うか
ふと浮かんでは諦める
これが最後と何度思ったか
しばらく控えてくれ
君は今日も私を縛る
月を眺めて何を想うか
ふと浮かんでは諦める
明るく去ったつもりだが
今日も送りたい言葉がある
さよならは言えないよ
月を眺めて何を想うか
ふと浮かんでは諦める
月の光の
零れる夜は
想い出の小箱を
そっと開けて
あのひとの面影
抱き締めて
出さない手紙を
出せない手紙を
書きましょう
お元気ですか
いま 何をしていますか
相変わらず 忙しいのですか
煙草の数は 増えてはいませんか
お酒は 飲み過ぎてはいませんか
待つのは 無駄なことですか
……
書いた手紙は
月夜の海に
祈りを込めて
流しましょう
いつか
優しい
波の音となって
あのひとの耳に
届くよう…
# 月夜 (61)
私は非常識なのかもしれない。
ふつう車が出てきそうになったら車の後ろを通るでしょ
私はそれができてなかった、
危うく車とぶつかりそうになった。
ぶつかってた場合運転手が責められてしまう
そんな酷いことを私はしようとしてた。
非常識な自分を殺めてしまいたい
二十一歳の時分、共通の友人の紹介で知り合った相手と毎日毎晩連絡を取りあっていた。朝起きて挨拶のトークを送ると、返事が返ってくる。連絡を取りあって間もない頃というのは、お互いにぎこちなく何処か緊張しているのか遠慮しているのかよそよそしかった。次第に打ち解けていったことで、挨拶からたわいもない話をする仲になった。
まだ交際はしていなかった私たちも、その辺のカップルのようにお互いを想い合っていた。どちらも告白をするでもなく、ただただ行為を寄せていることを直接伝えては嬉しい気持ちになっていた。直接会うことは基本的にはなかったが、親しくなっていったことで、会いたいと思う気持ちが芽生えた。
五月半ばだっただろうか、シェアハウスをしていた私は二十二時を回った頃にアパートを出た。近所のミニストップに立ち寄って酒と夕飯を買って、アパート近くの植え込みの縁に腰掛けてスマホをポケットから取り出した。電話帳をスクロールして、いつもの連絡先をタップすればコール音が聞こえてくる。「もしもし」と嬉しそうな声が耳に心地よい。酒のプルタブを上げて小気味よい音を立てながら、その声に答えて大きくひと口流し込む。なんてことの無い会話を続けているうちにさらに夜が深くなっていく。パトロール中の警察官の職務質問に答えた後に、また話を再開する。すると今度の八月に実家に泊まりに来ないかとの誘いを受けるが、相手はなにも気にしていない素振り。お盆休みに泊まりに来て欲しいというが、実の所は両親や親戚にも「共通の友人の紹介で知り合った恋人が泊まりに来る」と吹聴していたのだという。そして、家族や親戚は歓迎しているというのだから驚きを隠せない。
何も気にすることなく、遊びに来て欲しいと嬉しそうに話す相手に勝手なことをしてくれるなと憤りを感じながら、やっと会えるのだなと胸が高鳴るのを感じた。
執筆中、お待ちくださいませ。
...執筆中だったのを忘れていた。はて?これは一体なにを書こうと思ったのやら。
仕事帰り空を見上げたとき、綺麗な満月だったらちょっと嬉しい♪
疲れたときに月夜は目に優しい
暗闇の中で光る一筋の光が
私の足元に影を落とす
導き出される舗道の先は
吸い込まれそうなほど未知なものだ
人生は
先を見過ぎると暗くて怖くて足が竦んでしまうから
少し手前に目を向けて月明かりを頼りに歩くほうが
地に足をつけて一歩一歩踏み出せる
『空に輝かり星』
今日は七夕
月夜の横で輝る星は
君と輝きを示すものにしか
見えなくなってしまう
これは君に依存している
自分ではそう思う
夜が輝く空で
織姫と彦星が会うように
今日は君に会いに行く
47テーマ【月夜】
月夜
遠くのうさぎに
想いを馳せて
春風に吹かれる
星月夜
こんな荒削りな物語を読んで頂いて、本当にありがとうございますm(_ _)m
いざ書き出すと、まだ決まっていない設定があれこれ出てきて文字が進みません…(^_^;)
時代背景は30年前の1990年代です。でもイレギュラーな展開がある為、実際の90年代とは食い違ってくると思います。
たとえばインターネットの普及が早まったり、ドローン等の無人機が出てきたり。
少年たちのミラクリスト能力って何?超能力と何が違うの?
うーん…(゜-゜) 小さな対象に気力のような力を発生させるのが超能力。対してミラクリストは、
そこに居るだけで大規模な力が発生する。周囲にも何らかの影響が波及する…みたいな感じで考えてます。
ジャックという米国人は何者?
宇宙からやって来るある危機に対応する為に、世界中から特異な力を持った人間を集めて育成するのが彼の役割です。主に日本の担当で、他国にも彼のような育成者がいます。
危機って何?
まだ明確には言えません。彗星という説が有力。
…とまぁ、物語って作ると大変ですが面白いです(^o^)
頭の中を整理しながらやってますので、書き上がったらまた読んで下さい。
いつもありがとうございますm(_ _)m