玲奈

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月夜

広い和室の真ん中で
襖の隙間から差し込む月の光に見惚れていた。
そして、周り廊下の冷たさを足の裏で感じながら
雪のように、触れたら溶けてなくなってしまいそうな月を見て、貴方を思い浮かべます。
庭の池には1枚の桜の花びらが浮かんでいる。
私にとって、貴方は桜。
いつか私に春が来たことを、知らせにきてください。

3/7/2023, 11:36:29 AM