暗がりの中で』の作文集

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暗がりの中で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

10/28/2023, 1:35:03 PM

暗がりの中で

土倉に閉じ込められて何時間経ったのだろうか。
そろそろ限界である。
僕はチョークで地面に父の似顔絵を書いていた。似顔絵にイタズラするためである。
元はといえば、父がテストの点数についてアレやコレやと必要以上に文句を言ったからだ。
あの時の僕の気持ちを、貴方はしらないだろうけどね。
父よ、僕は怒っていたんだぞ。頑固なアンタにゃ何を言っても分かんないでしょうけど、僕は怒ってるんだ。
居間に正座した僕の正面。ガシガシと叱る父の背中の掛け軸。
「大切なものだ」
父さんはいつかそんなことを言ってた気がする。
父さん。僕も大切なものがあるんだ。
それは例えば学校の宿題を忘れたら無くしてしまうくらいに脆くて、触れられると毛が逆立つくらいに大切なものだ。
それを貴方は侵犯したんだ。
でも父さんには分からない。僕の怒りが、分からない。
だから教えてやるんだ。
そうして僕は掛け軸を破いて、この土倉に閉じ込められた。
さて、そろそろ出来上がるかな。
最後に眉を書くと、床には父さんそっくりの似顔絵が出来上がった。
掛け軸破いても分からないならこうしてやる!
「おりゃ! くらえ!」
僕は小便した。
僕は悪くない。
だって元はといえば、テストの点数で僕を必要以上につついたのは父さんなんだから。
掛け軸を破いた僕の怒りに気が付かないのは父さんなんだから。
そのときだった。
「言いすぎた。……蕎麦でも食いに行かないか」
父さんの声と共に倉の扉がそっと開いたとき、僕のそれはまだズボンの外だった。

10/28/2023, 1:34:13 PM

【暗がりの中で】

視覚がくらむ中、聴覚がやたらと鮮明に反応する。

10/28/2023, 1:29:08 PM

暗がりの中で
 台風21号の時、4日間停電した。
水道も止まった。
 幾つかの懐中電灯や100均のLEDランプが役立った。
 近くの電柱が3本ぶっ倒れていた。復旧は市内でも最後の方だった。
 暗がりの中でラジオたけが情報源だった。う〇こはガマンした。余り食わないようにした。トイレは大は使えないから‥‥
 コンセント🔌を差せる無停電バッテリーがあったが忘れていた。充電も出来てたか解らないし何処にあったかも分からなかったが。
 電気も水道も止まった所は少数派だった。その大変さは体験したものにしか解らない。

 その前は家が火事なって電気が止まった。と言うよりコンセント🔌の差し込み口から埃か何かに引火して壁をつたい天井が一部屋分丸焼けになった。 
 モーニング娘。が人気絶頂の頃だった。 
 自分は、鼠が電線を囓って火事になったと主張した。相手にされなかった。 
 (数年後、東北か何処かの原発の火災現場では火元の近くに鼠の死骸が見つかった。電線が齧られた跡の前で‥‥‥)
 近くに、ばあちゃんが住んでいたので、取り壊し前の市営住宅に入れてもらう前に、其処に避難した。
 トイレはじっくり派なので、家に、しに戻った。冬だったのでカセットコンロをトイレに持ち込んで暗がりの中で、う〇こをした。

 釣りが趣味だった。プロ釣り師に成ろうと思った程だった。釣り雑誌にも投稿した。和歌山がホームグラウンドだった。
 夜行列車で真夜中に中紀地方の渡船屋についた。辺りには灯りが全くなく宙(そら)には雲一つなく満天の星空が広がっていた。
 暗がりの中で
 「あ~、今、俺は宇宙の真っ直中の地球の一点上に立っている」と感じまくった。平成の始めの頃だった。

46作目
暗がりの中ではHはしたくない進んで灯りをつけたい 🤔徳博

10/28/2023, 1:23:30 PM

『暗がりの中で』。
部屋にいるときはわりと暗がりに小さな電気だ。自分を見てくれているかのようなこのアプリ。
暗がりの中で映画を観る。水槽の魚を見る、ちょっと怪しいかな。本を読む、最近読んでないな。
暗がりの中で寂しくなってきたらお風呂に入って暖まろう。

なんだって…怖い話を聞きたいかい?
この前の夜の事。家の猫が可愛かったので、久々にちゃんとしたカメラで撮ろうとした。二階の部屋、小さなスタンド蛍光灯を一つ付けていた。暗がりの中で、ピント合わせにシャッターを半押しした。赤いランプが辺りを照らす。一回、二回。私の猫はじっとカメラを見つめている。三回、四回。今顔が写ったな、私の顔が反射したのか?五回、六回
…ん?
私の顔が反射する?私はカメラの液晶を見ながらピントが合うまで半押しを繰り返していた。四回目の時だけ、猫の斜め手前、液晶に収まるくらいの顔が半透明に赤く写った。おかしいだろう、反射するわけがないだろう。それに明らかに自分の顔じゃなかったし、もう少し若かったし目がパッチリ二重だった。私は究極的な一重であるから間違いではない。誰ですあの女性は。猫と同じ目をしていた。光の玉とか影とかは見えたことあるけれど、幽霊と言われる人は見たことなかったので今でも見えたことを疑っている。猫が普通にしていたのであまり怖くなかった。女性の顔も睨んでるとかではなかったので少し寒くなっただけだった。最後にシャッターを切ってみたけど、猫以外なにも写っていなかった。あの時シャッターを切っていたら、あの人は写っていたのかもしれない。

10/28/2023, 1:18:04 PM

『暗がりの中で』2023.10.28


 暗がりの中で、荒い気遣い、喘ぐような声が口からもれる。体はじっとりと汗ばんでいて、無意識で繋いだ手が熱い。
 相手からも同じような感情が伝わってきていて、嬉しいようなそうでないような。
 ビクッとこわばる体。動きが止まり、先へ進めない。
 早く、と急かしても彼は動かない。こんな状況で焦らすなんて意気地のない男だ。こちらが軽く刺激を与えると彼は、声を上げた。
「なにすんだ!」
 顔を真っ青にして、彼は器用に怒ってみせている。
「さっさと行けよ。ビビッちょるんか?」
「うう。もう無理だってぇ。お前が先に行けよ」
「年下を先に行かするなんて、意気地のない男たい」
 こうなることは、予想はついていたので、仕方なく先頭に出る。ついでに手も振り払ってやろうと思ったが、思ったより強く握られているので、諦めることにした。
 今、俺たちはお化け屋敷ロケの真っ最中だ。くじ引きで俺とお化けが嫌いな彼とが同じチームになり、順路を進んでいる。とにかく彼はビビりなので、かなりの鈍行となっており、なかなか前に進めない。
「手ぇ、離すなよ」
 はたから見ればかなり男らしいセリフに聞こえる。しかし実態は、怖いので手を離さないでください、という意味だ。
 手を繋いでいるだけならまだ許せるが、大きな体でしがみついてくるものだから、うっとうしくてしかたがない。
 これが美女ならいいのにと思いながら、背中で悲鳴を上げまくる彼を引き連れて、ゴールへ向かって進んだ。

10/28/2023, 1:17:34 PM

灯火が消えた。部屋に二人、肌を触れ合わせている。
色っぽい雰囲気なら……いやせめて、彼女の髪を撫でて優しい言葉を掛けてやっていたら…どんなに良かったか!
私のしたことは逆だった。彼女を押し倒し馬乗りになって、細い首に手を掛ける。言え、と低い声で圧をかけた。

『何故、他人のために毒なぞ飲んだ。』

周りの目を欺き由緒ある家から出奔しようとした何処ぞの姫の替え玉となり、その死を偽装するために。
毒に耐性があるから意識不明で済んだ。とはいえ耐性を付けるためには、長い時間をかけて毒を体になじませなくてはならない。私だけでなく部下たちも、体調を崩しがちな女に負担をかけないよう、滋養のあるものを食べさせ休養を十分に取らせ気を配ってきた。それなのにその不調が、日頃の服毒の結果だというのは許し難い。
姫様の…と私の下で女が呟く。許嫁は母君と通じていた、父君はそれを知っていて嫁がせようとしていたんだ、と。
不遇……否、それは確かに不幸だろう。
だが、だからといって、なぜ君が。女は表情を消し、淡々と言葉を続ける。
            
母と疎遠で、父に見捨てられ、恋も知らない
友は離れて行き、ただ生き延びるために、毒に親しむ
そういう少女を救いたかった
かつての自分を、その孤独を救いたかった―――と。

虚ろな目が閉じる。私が暴いた女の秘密、その全て。
……灯火が消えた。

闇の中で軽い体を抱き起こし、そのままその背を掻き抱く。
そうか。もういいよ、何も言わないで。
…ごめんね。いつもの君の屈託ない笑顔が、こんな寂しい覚悟の上に貼り付いていたなんて知らなかった。
腕の中の髪を撫でる。彼女は人形の様に脱力して、抱き返してはくれなかった。どうかもうしないで、と願い縋る心を叱咤する。髪の中から柔らかい耳を探り出し、指で撫でながら唇を寄せた。


【暗がりの中で】

10/28/2023, 1:15:43 PM

暗がりの中で


黒っぽいバッグが置いてあってさ

もしかしてって思って

そっとさわったら

黒猫だったこと本当にあるからね

10/28/2023, 1:10:27 PM

暗がりの中で



「くらいところはきらいなの!
 だっておばけがでるじゃない?
 しょーちゅーこうせいになっても、
 おとなになってもきらいだとおもうなあ」

『そんな小さい頃の日記を見ていた私。
 現在停電中の自分の家にいます。

 外では雷がゴロゴロ鳴っていて、
 停電してしまっているので友達にも
 連絡ができませんし
 何より一人暮らしなのです…
 どうしましょう…雷は大の苦手なんです!!!』

と、漫画のようにそう心の中でぶつぶつと言っていた。


ゴロゴロゴロピッカァァァァァァァァァン(※雷の効果音のつもり…)


「ひぇっ…!」


 誰か助けに来てくれないかな、なんてことを考えながら半べそをかいて1人部屋で小さな悲鳴をあげる。


ゴロゴロゴロォォォォォォォン(※雷の効果音のつもり…!!)

「ひぃぃっ…!うぅっ…」


もう限界。泣いてしまう。そんな時だった。


ピンポォォォォォォン(※インターホンのつもり…)


「え…こんな時に?誰…?────はい」

 扉を開けるとなんと私の好きな彼が目の前に。
私はびっくりして腰を抜かしてしまった。

 彼は「どうしても心配で何も持たずに来てしまった」と言った。

「ふふっ」

いつも真面目な彼がそんなこと言うなんて、面白くてついつい笑ってしまった。

「ごめん、真面目なあなたがそんなこと言うなんて
 面白くてさ」

変な意味で笑ったわけじゃないよって伝えたくて、 そう私は言った。


 彼の表情は暗くてよく見えない。でも、きっと優しい顔をしているんだろうな。
なんて思っていたその時────唇に何かが当たった。




そう、彼は暗がりの中で────私にキスをした。







     ──────フィクション───────

10/28/2023, 1:09:22 PM

ある夏の日、

クラスメイトの陽キャが

立ち入り禁止の洞窟の中に行ってみよう

と提案した。

クラスのみんなも行こう行こうと

クラスメイト全員参加で夏休み行くことになった


〜そして当日〜

真っ白なワンピースを着て

小さな明かりがいひとつ、ついている街灯の近くが

集合場所だといい、そこに行った。

すると、もう10人くらいは集まっていた。

「もう行こーよー」

集まっていたクラスメイトはどんどんと

立ち入り禁止の看板を倒して洞窟に入っていった。

みんな入っていったが、私は他のクラスメイトを

待っていた。10分くらいたったが1人も来ない。

近くのベンチに座り、LINEで来ていない

クラスメイトに「まだ〜?」と送信すると

「用事あるから行けなかったの〜
強制じゃないからさ〜」

私は強制参加だと思っていたが違ったらしい。

確かに陰キャはほとんど来ていない…


私は走って洞窟に入った。


クラスメイトを探しても探しても

見つからなく、迷子になった。

私は、暗がりの中でただただ静かに歩いていた。

「暗がりの中で」

前の作品の最後に書いてありましたが、今日は発表会
でした。セリフは長かったですが、何とか噛まずに
発表できたので…緊張しすぎてみんなで歌うとこ
みたいなところ歌い忘れてたけど…
今日私の誕生日会をしました。
明日が誕生日なんだけどね笑

10/28/2023, 1:05:53 PM

早く寝ても遅く寝ても疲れていても、いつも明け方前に目が覚めてしまう

もしかして年のせい?

それはともかく、一度目が覚めてしまうともう眠れなくて、ひたすらネガティブなことが頭をよぎるばかり

起きて何かをする気力はなくて、暗がりの中で悶々とする時間がけっこうしんどい

そんなときどうすればいいのか、誰か教えてくれないかな

10/28/2023, 1:04:35 PM

見えるのは外灯とそのまわりに群がる虫たち
その先に見えるのは小さな星たちの群れ、
そっと手を伸ばしてみて、触れているのは小さな小さな空気の群れ
そんな僕はただ1人、道の真ん中で立っている

10/28/2023, 1:03:07 PM

暗がりの中で
手探りで、あなたを探す。

深い闇に吸い込まれるのか
声をあげても、響かぬ名前。

暗がりの中で
私は、誰を探す、、、

深い闇に吸い込まれたのか
その名も記憶も、忘れた果てに

私の前に立つ人に

「あなたは、だぁれ?」と

問うのであった。


【お題:暗がりの中で】

10/28/2023, 1:02:39 PM

ちょうど今日、部屋の電気の電球が切れた。
困ったな。
暗い部屋の中で、スマホをいじっていると、画面だけが明るいから、目が疲れてくる。
明日、買いに行かなきゃな…。
今日にふさわしいテーマでした。

               「暗がりの中で」

10/28/2023, 1:01:30 PM

「ねぇー、やっぱお化け屋敷怖いって」
「僕が守るから大丈夫」
そう言った瞬間に足が震えた。



#暗がりの中で

10/28/2023, 1:00:20 PM

明度を落とした部屋の片隅で、あかりを灯して机に向かう。

好きなものを集めたデスクの上に、広げたノートとお気に入りのペン。

部屋全体を灯すのが悪いとか、何か都合が悪いとか、そういったことは何もないのだけれど、片隅でひっそり静かに、じっくりと。好きなものに囲まれたこの場所を灯して、暗がりの中でさもここが特別かのようにして過ごす。ここで好きなことをする。お気に入りのお茶と、だいすきな夜時間。思考も深まる、幸せで満ち足りるひととき。


〉暗がりの中で

10/28/2023, 12:59:16 PM

【あの子は私の大事なお友だち】

みんなね私をいつからか邪魔者いや居ないみたいに扱うのいつからかな確かあの子が来る1.2年前ぐらい前からだったかしらそれまでは仲良くしてくれて居たのにあの時はとても孤独で寂しかった
でもね今はあの子がいるからあの子は私のことをとても大事に扱ってくれるの嬉しいけどそのせいか私は今日もここに居るみたい時々なんで私がここに居るのか分からなくなる時があるのでもそんな時はきまってあの子が【分からなくていいよ】と言ってくれるだから分からなくても良いかなと思ったりするだってあの子と2人なら何処だってきっと楽しいものあの子は私を包み込んでくれる毛布みたいあっそろそろ彼女が朝ごはんを持ってきてくれる時間だわ

彼女のゆうあの子は本当にただの優しいお友だちなのでしょうかそれとも、

10/28/2023, 12:54:51 PM

夜中に目が覚めた。直前までなにか夢を見ていたはずで、それがあまりいいものでは無かったことくらいは覚えている。天井の輪郭もぼんやりとする中、もう一度眠りたいとは思うものの、尿意と相談をしたいところで、とりあえずはあと何時間寝られるのか知りたい、となればスマホがいる。
メガネもスマホもだいたいは枕の左側、ベッドをピッタリと寄せた壁側に置いている。今日もそこにあるはずだ。数時間前の、眠る直前の自分の思考との推理ゲーム。時々、きちんとサイドテーブルの方に置いているから侮れない。引っ越してすぐは安くてそれなりにお洒落そうなこのベッドを選んだものの、やはりちょっとした小物置きスペースがあるタイプを選んでおくべきだったと、こういう時に実感する。
なかなかスマホの感触が探せない。起き上がる気はなかった。ここで起き上がって、電気をつけて探せばあっという間に見つけられるのはわかっているのに、どうにも意地になって毎度負けられない戦いに身を投じてしまう。愚か。
「スマホー」
「ここだよ」
ひんやりとしたなにかが手のひらを掴んで、ぐっと持ち上げた。そのまま枕の下に突っ込まれると、コツンと固いものに触れた。ケースにもいれていない、私のスマホだ。たしかに、アラームをちゃんと聞きたいときは、なんとなく頭に直接響く気がして枕の下に突っ込む人間なのだ、私は。
私は、一人暮らしだし。スマホを枕の下に潜り込ませた数時間前は、いつも通り一人で眠ろうとしていた。
誰だ、今の声は。
放心しながらもスマホのホーム画面を表示させた。あと三時間で、憂鬱な月曜日がくるらしい。

10/28/2023, 12:54:38 PM

『暗がりの中』
もう誰にも愛してもらえない私はもう何も出来ない。お先真っ暗…
でもここは違った。凄く暗いのに私を待っていてくれたような気がする
なにもできなくなった私に手を差し伸べてくれたような気がした。

それを知った時から、私はこの場所に毎日もくるようになった
私にとって大切な、なくてはならない場所になってしまった
ここに来ると落ち着くし、ありのままの自分になれるし、本当の気持ちが言える
そして思う存分泣ける

私はここが好き



だから今日もここに来る

毎日、ここに来る

あなたにもこんな場所が見つかるといいですね

10/28/2023, 12:54:22 PM

『暗がりの中で』

「自信モテ生キヨ 生キトシ生クルモノ スベテ コレ 罪ノ子ナレバ」

何時だったか
太宰治が知り合いを励ますつもりで
書き添えた文章だとか
あの人が そんなことを言っていた

何故か フッと思い出し
呪文のように繰り返す

私は負けた あの娘に負けた

誰かの命を奪うくらいなら
自分が消え失せた方が楽
なんて誰かが言っていたような

確かに そうね
他人を憎むパワーなど
もう 残っていない

現世への未練を断ち切って
アイツへの未練を断ち切って

アイツを
惚れさせることもできなかった
私を殺す…

そう 決めたはずなのに…

私は以外に業が深い
呪文のように繰り返すうちに
生きることに
執着している自分に気付く

暗がりの中で
声一つ上げずに
私は涙を流していた

すべてを断ち切って
生まれ変わったつもりで
生きてみよう

そう思ったら
なんだか 死ぬのが
馬鹿馬鹿しくなった

10/28/2023, 12:54:06 PM

暗がりの中

向こうの方で
ポッと咲く
光の花


あそこに行きたい


気づくとあちらにも
光の花


きれいだな
ああなりたい

そう思ってきた



今、暗がりの中で
そっと
目を開けてみる


やわらかい光に包まれた
自分に気づいた


そうだった
みんなそれぞれ
光を持っている


それに気づくかどうかだけ

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