『暗がりの中で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
早く寝ても遅く寝ても疲れていても、いつも明け方前に目が覚めてしまう
もしかして年のせい?
それはともかく、一度目が覚めてしまうともう眠れなくて、ひたすらネガティブなことが頭をよぎるばかり
起きて何かをする気力はなくて、暗がりの中で悶々とする時間がけっこうしんどい
そんなときどうすればいいのか、誰か教えてくれないかな
見えるのは外灯とそのまわりに群がる虫たち
その先に見えるのは小さな星たちの群れ、
そっと手を伸ばしてみて、触れているのは小さな小さな空気の群れ
そんな僕はただ1人、道の真ん中で立っている
暗がりの中で
手探りで、あなたを探す。
深い闇に吸い込まれるのか
声をあげても、響かぬ名前。
暗がりの中で
私は、誰を探す、、、
深い闇に吸い込まれたのか
その名も記憶も、忘れた果てに
私の前に立つ人に
「あなたは、だぁれ?」と
問うのであった。
【お題:暗がりの中で】
ちょうど今日、部屋の電気の電球が切れた。
困ったな。
暗い部屋の中で、スマホをいじっていると、画面だけが明るいから、目が疲れてくる。
明日、買いに行かなきゃな…。
今日にふさわしいテーマでした。
「暗がりの中で」
「ねぇー、やっぱお化け屋敷怖いって」
「僕が守るから大丈夫」
そう言った瞬間に足が震えた。
#暗がりの中で
明度を落とした部屋の片隅で、あかりを灯して机に向かう。
好きなものを集めたデスクの上に、広げたノートとお気に入りのペン。
部屋全体を灯すのが悪いとか、何か都合が悪いとか、そういったことは何もないのだけれど、片隅でひっそり静かに、じっくりと。好きなものに囲まれたこの場所を灯して、暗がりの中でさもここが特別かのようにして過ごす。ここで好きなことをする。お気に入りのお茶と、だいすきな夜時間。思考も深まる、幸せで満ち足りるひととき。
〉暗がりの中で
【あの子は私の大事なお友だち】
みんなね私をいつからか邪魔者いや居ないみたいに扱うのいつからかな確かあの子が来る1.2年前ぐらい前からだったかしらそれまでは仲良くしてくれて居たのにあの時はとても孤独で寂しかった
でもね今はあの子がいるからあの子は私のことをとても大事に扱ってくれるの嬉しいけどそのせいか私は今日もここに居るみたい時々なんで私がここに居るのか分からなくなる時があるのでもそんな時はきまってあの子が【分からなくていいよ】と言ってくれるだから分からなくても良いかなと思ったりするだってあの子と2人なら何処だってきっと楽しいものあの子は私を包み込んでくれる毛布みたいあっそろそろ彼女が朝ごはんを持ってきてくれる時間だわ
彼女のゆうあの子は本当にただの優しいお友だちなのでしょうかそれとも、
夜中に目が覚めた。直前までなにか夢を見ていたはずで、それがあまりいいものでは無かったことくらいは覚えている。天井の輪郭もぼんやりとする中、もう一度眠りたいとは思うものの、尿意と相談をしたいところで、とりあえずはあと何時間寝られるのか知りたい、となればスマホがいる。
メガネもスマホもだいたいは枕の左側、ベッドをピッタリと寄せた壁側に置いている。今日もそこにあるはずだ。数時間前の、眠る直前の自分の思考との推理ゲーム。時々、きちんとサイドテーブルの方に置いているから侮れない。引っ越してすぐは安くてそれなりにお洒落そうなこのベッドを選んだものの、やはりちょっとした小物置きスペースがあるタイプを選んでおくべきだったと、こういう時に実感する。
なかなかスマホの感触が探せない。起き上がる気はなかった。ここで起き上がって、電気をつけて探せばあっという間に見つけられるのはわかっているのに、どうにも意地になって毎度負けられない戦いに身を投じてしまう。愚か。
「スマホー」
「ここだよ」
ひんやりとしたなにかが手のひらを掴んで、ぐっと持ち上げた。そのまま枕の下に突っ込まれると、コツンと固いものに触れた。ケースにもいれていない、私のスマホだ。たしかに、アラームをちゃんと聞きたいときは、なんとなく頭に直接響く気がして枕の下に突っ込む人間なのだ、私は。
私は、一人暮らしだし。スマホを枕の下に潜り込ませた数時間前は、いつも通り一人で眠ろうとしていた。
誰だ、今の声は。
放心しながらもスマホのホーム画面を表示させた。あと三時間で、憂鬱な月曜日がくるらしい。
『暗がりの中』
もう誰にも愛してもらえない私はもう何も出来ない。お先真っ暗…
でもここは違った。凄く暗いのに私を待っていてくれたような気がする
なにもできなくなった私に手を差し伸べてくれたような気がした。
それを知った時から、私はこの場所に毎日もくるようになった
私にとって大切な、なくてはならない場所になってしまった
ここに来ると落ち着くし、ありのままの自分になれるし、本当の気持ちが言える
そして思う存分泣ける
私はここが好き
だから今日もここに来る
毎日、ここに来る
あなたにもこんな場所が見つかるといいですね
『暗がりの中で』
「自信モテ生キヨ 生キトシ生クルモノ スベテ コレ 罪ノ子ナレバ」
何時だったか
太宰治が知り合いを励ますつもりで
書き添えた文章だとか
あの人が そんなことを言っていた
何故か フッと思い出し
呪文のように繰り返す
私は負けた あの娘に負けた
誰かの命を奪うくらいなら
自分が消え失せた方が楽
なんて誰かが言っていたような
確かに そうね
他人を憎むパワーなど
もう 残っていない
現世への未練を断ち切って
アイツへの未練を断ち切って
アイツを
惚れさせることもできなかった
私を殺す…
そう 決めたはずなのに…
私は以外に業が深い
呪文のように繰り返すうちに
生きることに
執着している自分に気付く
暗がりの中で
声一つ上げずに
私は涙を流していた
すべてを断ち切って
生まれ変わったつもりで
生きてみよう
そう思ったら
なんだか 死ぬのが
馬鹿馬鹿しくなった
暗がりの中
向こうの方で
ポッと咲く
光の花
あそこに行きたい
気づくとあちらにも
光の花
きれいだな
ああなりたい
そう思ってきた
今、暗がりの中で
そっと
目を開けてみる
やわらかい光に包まれた
自分に気づいた
そうだった
みんなそれぞれ
光を持っている
それに気づくかどうかだけ
暗がりの中で
僕は何も見えない。
目が壊れている訳では無い。
おそらく五感は機能しているだろう。
そうでなければ、引きちぎられる足の感覚に気づきようがない。
突然、光が目に刺さった。
眩む。やはり目は機能していたようだ。
その中にあなたがいた。
手を差し伸べ、僕を助けようとする。
体を奪おうとする何かから。
それを感じた時、僕は理解した。
「光」が強ければ強いほど、
「暗がり」は深まるのだと。
暗がりの中で彷徨う
いつからか忘れた
心配するような人はいないから
いつまでもここにいても問題はない
だが、ここで死ぬのは
性に合わない
存在しないかもしれない
光を求め、途方に歩く
昨日も今日も明日も
暗がりの中で
外が暗くなるにつれ、子供の声が聞こえなくなってゆく。
近くのコンビニに行こうと外に出ると、昼は明るかったただの道が、月が隠れて街灯のみの暗い夜道に変わっている。
冬が近いからなのか、風がとても冷たい。
何か羽織ってないと凍えてしまうくらいだ。
夜道を楽しもうと自転車には乗らず歩いてコンビニへ向かう。
靴と小石が擦れあってジャリっと音を出す。
コンビニに近付いていくと、いきなり明るい道へ出る。
中に入って、エナジードリンクとタバコを買う。
『ありがとうございあしたぁー』
と面倒くさそうな店員の声が聞こえる。
歩きながらタバコに火をつける
はぁ〜っと息をはくと、真っ暗な夜道に煙が馴染んでいく。
この時間がお気に入りでもある。
女子高生から見ると、これはエモいとやらに入るらしい。
ただのヤニカスがタバコを吸っているだけなのにさ。
明日は休みだ。何をしようか。
そんな事を考える
どうせ何もしないのに
だけどそれが一番良いのかも知れない。
変わらない日常を感じる夜道でした。
―暗がりの中で―
お先真っ暗。
先が見えない。
進むことに疲れてしまった。
帰る場所も捨ててしまった。
何もする気が起きない。
何をしても楽しくない。
なんだか人生のどん底にいる気がしてきた。
「馬鹿言うな。
お前ごときが人生を語るな。
人生はお前が使うには広すぎる単位だ」
どこかから声が聞こえてきた。
私は辺りを見回したが、一面真っ黒で誰もいない。
幻聴か?
だが、その声は私の脳にハッキリと響いていた。
「大体、進むことに疲れたってなんだ?
お前が選んだ道だろ?
お前が行きたいと望んで歩み始めた道だろ?
なんだお前。今更その選択を後悔してんのか?」
違う。私は後悔なんてしていない。
あのまま別の道に進んでいた方がもっと後悔していただろうし。
「無理矢理自分を正当化するのは辞めろバカ。
変に自分を甘やかすから、ムダな自尊心とどうしようもない罪悪感が生まれるんだ」
やめろ。本当にこの道を選んだことには後悔していないんだ。
私はこの道を楽しんで、憧れて……。
好きだからこそ、今俺はここに居るんだ。
「でも、今は楽しくないんだろ?
それって、この道の“終着点”が好きなだけで、この道自体は好きじゃないってことじゃないか。
言っておくが、この道にただ居座ってるだけじゃ、いつまで経っても終着点には辿り着かないぞ。
お前がずっと頼り切っていた、何でもやってくれる親や仲間はもう居ないんだからな」
…………。
「結局、お前は一人じゃ何も出来ないんだよ。
誰かが目標、師匠、そしてライバルにならないとお前みたいな凡人は長続きしないんだ。
無くなったやる気だって、焦る必要が無いから発生しないんだ」
…………。
「いいか? やる気ってのは後から付いてくるもんなんだ。
まずは何か行動しろ。
何もやってなきゃ、そりゃ楽しいも何もねえよ」
…………。
「まずはこの道を選んだ理由を思い出すんだ。
終着点に行きたいからか?
終着点に行ったことによる名誉か? それか報酬か?
この道を進む理由さえ見つかれば何でもいい。
とにかくやれ!」
「黙れ!
こっちだって分かってんだ。
自分が現実逃避をしてるだけなのも。
自分がどれだけ甘えて生きてきたのかも。
そんなに言葉を並べなくても、感覚で理解してるんだ。
正直帰りたいってのも。
心配してくれたのに蹴っ飛ばした親に甘えたいってことも。
でも出来ないんだ!
もう一人じゃ動けないんだ!
誰かに希望を見せて貰わなきゃ生きていけないんだよ!」
……言い切った瞬間、私は気付いた。
さっきまでの幻聴が、全部自分の口から出ていたことを。
ピタリと静かになった視界は、未だに真っ暗なことを。
どこ見渡しても光がない暗がりの中。
私はただひたすら、誰かが来るのを待っている。
でも誰も来ないんじゃないのだろうか。出口なんてある訳ないのではなかろうか。なんて、思ってしまっている。
それが1時間、1日、1年と経ったか分からない時だった。
誰かが私を呼んでいる声が聞こえたのだ。
·····よ……ろう
それは優しくて暖かい、どこか懐かしい声だった。
そして淡く小さな光が闇を溶かすように、広がっていき
迎えにきたよ、一緒に帰ろう
暗がりの中で
悪夢に、目が覚める
内容は思い出せない
ただ、全身汗びっしょりで
心臓がバクバクいっている
今何時だろう
思ったが時計は見ない
部屋は暗く
朝には程遠いことはわかるし
時間を見てしまうと
翌日も同じ時間に起きてしまうって
何かで見た
暗がりの中
電気もつけずに用を足し
軽く汗を拭く
水を飲むために開けた冷蔵庫の明かりが
やたらと眩しく感じられる
ベッドに戻るが
なかなか寝付けそうにない
こんな日は君のこと
考えながら過ごしてもいいかな
暗がりの中で
暗がりの中で、出口が見えない。
どうしたら出られる?どうしたら終わる?
自分自身のせいではない暗がりから出るには
どうしたらいいのか。
逃げるか。
じっとして終わりが来るのを待つのか。
正解はわからない。
逃げてもいいし、
じっとしていても良いのだ。
ただ、絶望しないこと。
必ず光は見えてくる。
だから、どうか絶望しないで。
paki
親に隠れてゲームしたり
先生に隠れて夜更かししたり。
暗いがドキドキで
楽しい時期があったのに
何もないのが怖くて
何か考えるのが怖くて。
いつからこんなに
暗いのが怖くなったんだ。
先が見えない毎日が
暗くて真っ暗で怖い。
光が欲しいって
ずっと思ってる
–暗がりの中で–
僕たちが出会ったのは暗がりの中。僕以外誰も知らないはずだった廃ビルの屋上。仕事でうまくいかなかった時、何もかもを忘れてしまいたい時、僕は自然とここに足が向いていた。
暗がりの中から空を見上げると、都会の喧騒を突き抜けて大空に満天の星が広がっている。僕は三角座りで小さな光たちを眺めて時すらも忘れる。明日はちょうど休日だから僕は時計を見なかった。
星も消え始め遠くの空が白み出した時、後ろでガタンと大きな音がして、僕は振り返る。僕の予想に反して小さな黒い生き物と目が合った。夜に取り残されてしまったのかと疑うほど暗い毛並み。それを呆然と眺めていると、その生き物は僕のとなりにぴょんと飛んだ。優雅に足をぺたんとつけて、クイっと凛々しく顎を上げる。生き物につられるように、僕も空を見上げる。空が淡い青に染まっていくのを見守った。
しばらくして生き物を撫でてやろうと、下を向くと生き物はまるで最初からいなかったかのように消えていた。
1人で見るはずだった僕の夜明けはあの生き物と共有されたのに、その心が浮くような歓びを共有せぬまま消えるなんて。気まぐれな夜明けの侵入者だ。
『暗がりの中で』