『時間よ止まれ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『時間よ止まれ』
疲れているときの風呂ほど嬉しいものはない、と感じることが増えた。
仕事、家事、育児に加え、最近の異常な暑さにより疲れがたまっているせいだろう。
一人でお湯に使っているときは、何も考えずボーっとしていられるし、次の休みにどこへ行こうか計画を立てることもできる。
子供のために浴室に貼っている日本地図を見ながら、まだ行ったことのない場所へ思いを馳せるのもよい。
何時間でもお湯と一体化していたいが、残念ながらのんびりもしていられない。
この後は、子供たちを風呂に入れ、着替え、ドライヤー、歯みがき、寝かしつけ、とやることは盛りだくさん。
自分だけの入浴時間はせいぜい十数分しかなく、いっそ時間が止まればいいのにと思う。
今度自分だけの休みが取れたら、銭湯にでも行って、心行くまでお湯に浸かろう。
習作
あるゲームの夢小説です
(ネタバレを含む可能性があります。)
※捏造注意
∅*。
時間よ止まれ
“時が止まればいいのに”
そう思いだしたのは何時からだっけ
でもずっと、ずっと前から思ってたこと
今はもう止まってるも同然なんだけど、そうじゃない気がする
もうとっくに忘れちゃった
何が欲しかったんだろう
でも楽しいからいっか
あなたにいつでも会えるしね
退屈しない
どんな残酷な最期も、どんな幸せな最後も
私は見てきたよ
でも、
なんとなくあなたにはあなたなりの選択をして欲しいな
時が止まれば良いと望んだ私に感謝しなきゃ
そうじゃないと、あなたにこんな気持ち沸かなかった
沸くはずもなかった、なんて思うんだよね
あなたにこの事を言うことはないと思うけど
それでいい
そうじゃなくちゃ楽しくないじゃない?
少しくらい生意気じゃないと
面白くないでしょ?
ふふ
(彼女は無邪気に微笑んだ)
『時間よ止まれ』
藍から青へ、青から白へ、白から橙へ。
レンズ越しに覗いた白む空の変遷を、カシャリカシャリと軽い音を立てて、写真の中に閉じ込めていく。
瞬く間に移ろいゆくグラデーションを、ただ無心に焼き付けて。止まることのない時をせめてこの写真の中に捉えようと、私はシャッターを切り続けた。
そして今日もまた、夜が明ける。
雪が降り積もった冬のある日。
朝焼けを見に行こうと誘った君の言葉に乗って、まだ空に月が浮かんでいる時間に家を出た。マフラーに顔を埋めて寒さから身を守ろうと縮こまる君が差し出した手を握って二人でゆっくりと夜の道を歩いた。
暫く歩いて開けた河川敷に着いた。並んで草の上に腰を降ろしたのは失敗だったかもしれない。二人のズボンに雪がたくさん着いた。
くだらない事を話しながら夜明けを待つ。
「あっ!」
君が小さな驚きの声を上げた。ふと見ると、朝焼けが近づいてきたようで、空が少しずつ明るさを増していた。暫く二人でじっと水平線の彼方を見つめていた。
一瞬のうちに空の色がどんどんと変わっていった。いつもと同じ空のはずなのに、何色もの色を巧みに使い分けて造られた空は、いつもよりずっと綺麗だった。空が藍色から水色に変わって、水色から黄色に変わって、黄色から橙色に変わって、橙色から赤色に変わって、そして最後に朝が来た。
「…綺麗……!」
思わずそう零した君の横顔は数多の色の空の光に彩られていて、つられて思わず零してしまった。
「綺麗…」
ああ、カメラを持ってこなかったのは失敗だったな。カメラさえあればこの時間を永遠に残しておけるのに。ああ、このまま
「時間が止まってくれたらいいのに」
太陽が別れを告げる夕空、放課後。
その下で友人とわたしは、帰るべき場所へと向かっている。
「ねえ、時間が戻るならいつの時代に戻りたい?」
素朴な雑談のテーマといったところだろうか。友人は唐突に話し始めた。
「うーん、いつの時代か......。江戸時代かな」
日本史の小テストが明日あるので、思わず浮かんだ時代を口にする。
「それ、小テストの範囲じゃない?」
友人は吹き出しながら、私の答えに突っ込む。コンマ1秒で友人に心の中を読み取られてしまった。
ばれたかーと、頭をかきながら、友人にも聞いた。
「じゃあ、そっちはどの時代に戻りたいの?」
「私はねー......」
友人は、か細い腕で背伸びをしながら答えた。
「文化祭の日」
こうして、 交差点前についた。
「じゃ、ここから1人で戻るね」
そう言いながら友人は横断歩道を渡っていく。
「大丈夫?道わかる?」
「馬鹿にしないでよねー」
小言を言い合いながらも、友人は遠くへと消えていく。
何か言いたいのに、言葉が詰まって出てこない。
次第に歩いていく姿は、視界が滲んでよく見えなかった。
「文化祭の日」
あの日は本当に楽しかった。友達とやりたい事を全力で準備してやり切って。これ以上ない出来事だった。
でも翌日、私は救急搬送された。癌だった。手術をしても、進行が早かったので寿命は半年。
すぐ学校は行けなくなった。でも、たまに病院近くを通る友達へ会いに行くために、こっそり病室を抜け出した。
真面目で生徒会も受験も忙しい、私の友達。
もっと一緒にお出かけして、お弁当も食べて、テスト前には勉強会もして。恋バナとかもしたかったな。
交差点を渡る途中、痩せ細った体を無理矢理動かしながら、考える。でもきっと、
「文化祭が楽しかったな」
そう、戻れるなら文化祭の日がいい。友達と過ごした1番楽しかったあの日。
だけど、ちょっと違うかも。
「戻る」というよりは、あの日を永遠に。そう、いっそのこと『時間よ止まれ』。これが合っているだろう。
『時間よ止まれ』昨日の夜に。
今、開かない駅で電車を待っている。置いてこようと思った飲み物食べ物はやっぱり持っていこうとリュックに詰めこんでいた。歩いてくるとき重かった。先を考えると辛いので、途中に難民がいたらあげようと思い探した。都合良く居たらスゴいと思いながら歩く。なんと駅に着いたら沢山いた。段ボール引いて、寝転がったり座ったりしているから都会にはこんなに難民がいるのか、これではあげる人を選ばなきゃいけないじゃないか無理だ、と思ったら駅が開くのを待っている人達だった。「まだ二時間もあるのに」と、タクシー運転手が私と待機民の集団を見てヒソヒソと話した。私はその場を離れて歩道橋の階段に座った。ぬるい風と工事の音がする。通行人もほとんど居なくて気楽だった。さらに夜の工事の作業者が離れにいて明かるく賑やかだったので安心できた。
悲しくて涙が出た。悲しいのか寂しいのか、不甲斐ないのかみっともないのか。配慮にかける自分への苛立ち。
食べ物の匂いを嗅ぎ付けたカラスが近くで鳴いている。餌はここだぞ。
通りすがりの男性が見えなかった私に気付いて、わ!と驚いた。ごめんよ。自転車のおじさんがやってきて「ここは何処にありますか」とスマホを見せてきた。文字だけが書いてあり、スナックかと思って店名を調べたら、スーパーマーケットだった。まだ開店してないけど良いのか聞いたら何も言わない。開店は午前10時..今は午前2時半ですおじさん。一応場所がある方を指差して教えたら無言で去っていった。待ち合わせでもしていたとゆう事にしよう。これもやはり工事の人達が作業しているお陰で安心できた。彼らも少しは作業に張り合いが出るかもしれない。こんな時間なのに賑やかな街で気は紛れる。この気持ちを吐き出すことで、気が紛れる。
「ここならいいか。」
彼を担ぎ、慎重に歩く。追われる身ではあるが、負傷した彼を休ませるため洞窟に入る。日は射さないが、一時しのぎにはちょうどいい場所だった。
兵服を丸めて置いて、彼の頭をそっとのせる。彼の体が冷えないように自分のマントを上からかけ、ぴたりとくっついて横に座る。
見下ろした彼の無心の寝顔が、いつか本当に彼が目覚めない日を私に想像させ身が震える。彼の顔におもむろに手を近づけ、優しく頬を撫でる。指先に伝わる熱が愛おしくて、惜しい。
つかの間の休息が終われば私たちはまた戦いに行かなければならない。こんな状況なのに、私は今この時が永遠に続けばいいと願った。
『想いは永遠に』
時間よ止まれ
心の底からそう思ったあの数日間
私は灼熱の国で恋に落ち
気持ちの整理をする為に
彼とさよならをする為に
何回も訪れたこの国を
最後にしようと決心してそこに居た。
時計を何度も何度も見ては
残された時間を思った
いま私の周りに眠る子供達は
彼の子では無い。
でも言えるのだ。
あの気持ちは
あの苦しくて切なくて
気が狂いそうな程の心の痛みは
そこまで人を恋慕ったあの経験は
私を確実に変えたのだと。
あの時ほどの
時に対する自分の欲望は
年月を経ても色褪せない
時間よ止まれ、止まってください。
もしかしたらもう1人の私は
彼と止まった時間の中で
笑いあっているのかも知れない
そんな風に思うほどに。
「ねぇ、もし少しだけの間、時が止まるとしたら何をしたい?」私は友人に訪ねた
「そうね、、少しだけの間止まるなら彼の頬にキスをしたいわ」
彼女は頬を赤らめて言った
「ふーん、ロマンチストね」
「そういうあなたはどうなの?」
彼女は、はぐらかすようにして質問を投げ掛けた。
「私?そうね、、、私は,彼の顔をずっと眺めていたいわ」
「彼はいつも煌めいていて、いつも見ることができなかったの」
「彼は、どういう人なの?」
私は高ぶる感情を押し殺して言った
「透き通るような肌に、真っ黒なメガネだった気がする、あっ!.あと彼は真面目で優しくて、お茶目で、少し子供っぽかった気がするわ」
「ふーん、そうなの」
友人は詰まらなそうに相づちを打った。
「彼はいつも眩しくて見えなかった,だから私さ、時が止まってくれるなら彼の顔を見つめ続けたい」
「彼は私にどんな顔で話していたのか,彼の唇はどんな色なのか,、今まで見渡せなかった分全部見たいわ」
私はうっとりとした目で語り始めた。
もし願いが叶うなら、どうか神様、彼の顔をしっかりと見れるチャンスを下さい
「なっ、、、あんた大丈夫?!」
「えっ、、、?」
私は、とっさの事に戸惑ったがすぐに気付く
「顔中鼻血で埋もれてるよぉ!!」
その合図と共に私は激しく床に叩きつけられた。
「ええっ!!、また倒れるのぉー、今回で何回めよ!!」
彼女は口をへにしてそう発した。
「今年で13回目、、、」
彼女はおぼつかない手付きで13と指でさした。
「おめでとう、あなたの出席番号と一緒よ、これ以上増やさないで」彼女は深いため息をつく
彼女は私の体を背中に移動させる。
「お願いだから、、、そんなに、興奮しないで下さい」
私は、頭が朦朧とする中テレビで聞いたことのある有名な台詞が聞こえた。
命は、一所には留まれない。
空を流れる雲のように、深い海の底を巡る海水のように、絶えず流れていく。
流れていく間にバラバラに砕け、どんどん小さく解れていって、やがて散り散りに。
微粒子になって他のものと混ざり合って、少しずつ寄り集まって、全く新しい命となる。
愛して、愛されて、そしてまた、命は還っていく。
アナタも私も、皆、ここから去る時がやって来る。
命は、一所に留まることは出来ないから。
巡り廻った先の先で。
きっと、また。
テーマ「時間よ止まれ」
時間よ止まれ!
いや、違う。
時間よ、巻き戻せ!
いや、それだと戻っただけだ。
時間よ、もう一度やり直せ!
それもまたなんか違うな。
時間よ、今の記憶があるまま30年前の自分に戻れ!
うん、これがいい。
どうせなら、時間を止めるよりは、タイムワープする方がいいんじゃないか。
想い出は置いてきたの
海を越えたあの場所へ
キミの横顔が近く遠い
此処にあるのは真実で
永遠は此処にはなくて
遥か彼方に見つけたの
小さく光る星をひとつ
照らすは進むべき道程
忘れない忘れたくない
キミの言葉の温もりを
『時間よ止まれ』
《時間よ止まれ》
過去に戻りたいとか
未来に行きたいとか
そういうことを思うのは簡単だけど
今が楽しい今がずっと続けば
と思うのはなかなかむずかしい。
だけど今を最大限に楽しめる人になりたい
やりたいことやって、過去とか未来とか気にせずに
過ごしたい。
とか言ってるけど割と刹那主義ではあるよ
時間よ止まれ
時間の止め方を知っている。
ただ念じるだけ。
私は止めてる間に勉強して
圧倒的差をつけていく。
ただ1つ問題が残った。
進め方を知らないのだ。
こんな能力使わなければよかった。
私はもうずっとひとりぼっち。
時よ止まれ。
何度そう思っただろう。
一生分の幸せが詰まった時、
愛おしい我が子が生まれた瞬間、
大切な人と過ごす時、
または不治の病に侵された愛おしいものと過ごす一時。
様々な場面が頭の中をよぎるでしょう。
時には悲しい時もある。
未来に恐怖し立ち竦む時もある。
幸せすぎて逆に恐怖を覚える時も…
今この瞬間さえ、私は思っている。
今この瞬間が色々な出来事が交差した結果なのだから
この瞬間こそが奇跡なのだと、
なくなる日が訪れると知っている。
だからこそ思う
「時横の幸せを永遠のものにしたいがための我儘だ。しかしこの思いが途切れることも、なくなることもないのだ。
私は一生願い続けるのだろう。この瞬間を全てから切り離し永遠とすることを…それこそ時を止めるかのような奇跡を…」
時間よ止まれ
「そろそろ帰ろうか」
楽しかった一日の終りをあなたが告げる時、
時間よ止まれ。私はいつもそう願ってる。
他にはもう何も要らない。
今はあなただけを見つめていたい。
だからどうか。
#32
時間よ止まれ
が今日のお題だけれど止まらなくていいからどうか無くなってくれ。
世界ごと一瞬で滅んでくれーーー。と何度も思う。
頼むもう限界
だけど私の事を愛してくれる家族がいる限り迷惑や心配や悲しみを私から上げたくないという気持ちとただ単に勇気が足りなくて死ねないから
早いうち世界ごと滅んでくれ
君の後ろを歩いていた
ぬるい風が強く吹く夜
たった一昨日の夜
もう二度とはやって来ない夜
君の赤い髪が揺れていた
振り返った君と目が合った
君は安心したように笑っていた
今この瞬間に死んでしまえばいいと願った
あまりにも幸せだったから
自分の時間を永遠に止めてしまいたかった
未来なんて見たくはなかった
風が強く吹いて
前髪で前が見えなくなった
君は先を歩いていた
人間が聴覚で得る情報は
たったの11%だって
その意味が痛いほど分かった
久しぶりに会った君は
僕の目をよく見るようになっていた
そして僕に何度も問いかけた
「きみはどうしたい?」と
その度に瞼の裏で過去の自分を想った
何をするべきか操るかのように
全て決められていた自分を想った
誰も言ってくれなかったその言葉を
こうも易々と言うのかと
本当は少し泣きそうだった
愛とは何だろうと
心の中で何度も問うた
君といつか結ばれる誰かの
愛の方が僕より強いだなんて
なんて理不尽なんだろうかと腹が立った
君の幸せを願いながら
君の願いが叶いませんようにと
祈る自分の小ささを殺めたかった
誰かが僕を見つめる視線を何度も感じた
そんなものに何の意味もないと思った
その中から僕が誰かを選ぶことは
きっとないだろうと苦笑していた
「綺麗だね」
『…そうだね』
屋上から、君は空を見つめる。
そんな君を、僕は見つめる。
「…あ」
風で帽子が飛ばされる。
ぐっ…と君は前屈みに手を伸ばす。
ガクンッ
『え』
次の瞬間、君が視界から消えた。
血の気がスッと引いていくのがわかった。
ほんと、嫌なぐらいに。
その場から動く事ができなかった。
ただただ、時が止まって欲しいと
強く願う事しかできなかった。
ー時間よ止まれー
今日は久しぶりに学校の図書館へいった。授業をまっている間本を読んでいたがあっという間に時間が過ぎてしまい、時間よ止まれとおもった。