『時計の針』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
チッチッチッチッ…
「どうしたのっ?」
"この音に身を委ねるな"
「…なんでもない、」
チッチッチッチッチッ……
「楽しいね、楽しいね!!」
"勝負の流れが持ってかれるぞ"
「………」
チッチッチッチッチッチッ…
「勝負は最後まで分からない!」
"聞くな、耳を塞げ"
「うるさいッ!!」
チッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッ……
もうあの荒々しいギターも、思うままに鳴らしたピアノも、重いベースも、俺の耳には聞こえなくなっていた。
『えーと、次の技は…おっし、』
「つたこんぼう!」
「こんな時まで急所…!」
聞こえるのはカーソル音だけだった。
_2024.2.6.「時計の針」
プレイヤー
画面の外側から 神 の御力を受ける目の前の主人公と、諦めかけた友達。
時計は何も云わず
風は吹いている
時計の針は時代のこどもたちに
何を伝えるのか、
哀しみに暮れた明日を
穏やかな今日のギフトを
許し難い混沌に時計の針は
風を呼び微笑を湛えた
くまさんのことぶき
時計の針
時計が好きだ。
アナログ時計のカチッカチッというリズミカルな音が好きだ。
秒針の立てる音を聞くとはなしに聞ききながら、物思いに耽るのも良い。
気早な性分で、気がつくとオーバーペースになってしまう自分にとって、あの音とリズムは、ゆったりと落ち着きを取り戻すのにも良いものだ。
会話のテンポ、歩調、間。
整ったリズムは心地よい。
それは、朝、駅へ向かう途中。
同じ時間、同じ場所で同じ人たちとすれ違う。
顔は知っているが名前は知らず、毎朝挨拶を交わすだけの関係が出来上がる。
その関係にもちょっとしたドラマがあり、それが思いの外心地よい。
それは仕事。
予定通り片付くと、だんだん調子も上がっていく。
まるでパズルのピースのように、ピタッとはまる面白さ。
しかし、それは二面性を持つ。
一端「時に支配されている」と感じると、心地よかったものが、途端に窮屈な枷(かせ)と化す。
そんな時はペースを変える。
すると、これまで見えなかった世界に出会えたりする。
もしかしてそれが、時計の針が一回りして、時が繰り上がる事の意味だったりしてね。
小さい頃、絵本で読んだことがある。
『時計の針が重なる瞬間、
別世界への入口が開く』
ふと家の壁掛け時計を見てみた。
あぁ、時計の針が重なろうとしている。
私をどこに連れて行ってくれるのだろう。
何かに夢中になったとき、時計の針は自分が思っていた時刻より進んでいてなんか損した気分になる。
いい加減寝なきゃいけないと。
部屋の明かりを消しまぶたを閉じた先にある暗い空間。
聞こえるのは時計の針の音。意外とよく聞こえる。
よく聞こえるがゆえに針の音と早く寝なきゃの圧力が重なって眠りにつけない。
自然と目が覚めた。
今何時か確かめたとき、時計の針はアラームが鳴る時刻の手前に到達していてなんか損した気分になる。
もう起きなきゃいけないのかと。
くたびれた一室に わたしとあなただけ
あなたの声に浸かって ゆるりとゆれていたい
いろあせた物語に もはやわたしだけ
とまった時を眺めて ひと粒のなみだをながしていたい
(時計の針)
あと6時間…
早起きしてしまった
あと6時間後、とびっきりの笑顔に会える、笑顔になれる
あと6時間後、私はお気に入りの靴で憧れのあの町を歩く
あと6時間後、右手を繋いで優しい顔を見上げる
時計の針をずっとずっと、にらめっこしても、
なかなかあの時刻までは…待ちくたびれる
6時間後、早くなぁれ!!
長針じゃなくて
短針でもなく
"秒針"
恋が進む速さは
愛を刻む音
#時計の針
君 と 話 せ る の は 決 ま っ た 時 間 だ け
そ の 決 ま っ た 時 間 い っ ぱ い に 話 せ な い の は
ど う し て も 、 僕 達 は 未 完 成 の 子 供 で あ る か ら し て
親 に 縛 ら れ 、 自 由 に 話 す こ と が で き な い
で も 、 そ れ で よ か っ た
決 ま っ て い る か ら こ そ
縛 ら れ て い る か ら こ そ
こ の 話 し て い る 時 間 は 「 特 別 」 だ と 思 え る
そ う 思 え る な ら
僕 達 は ま だ 幸 せ な ん だ
明 日 も 話 そ う
明 後 日 も 、 来 週 も 、 再 来 週 も
他 愛 な い 会 話 を 続 け よ う
お 互 い の 時 計 の 針 が 壊 れ る ま で 、 ず っ と
2/6 「時計の針」「気道話す特別な時間」
#作者の日記帳
《時計の針》
兄はとても優れた人だ。
双子なのに、デビッドとは大きく違うのだった。
「セドリック殿下がいらしたわ!」
「ごきげんよう!」
兄が通り掛かると皆笑顔で声を掛ける。
「デビッド殿下……ご、ごきげんよう」
だが、弟であり背格好に大きな差がない筈のデビッドには、皆気まずそうに挨拶をするのだ。
それも仕方の無いことだった。
セドリックとデビッドが二人きりで紅茶を楽しんでいたとき、途端にセドリックが苦しみ出した。
後にわかったことだが、毒を盛られていたのだ。
紅茶自体に毒が盛られていたならば兄弟のどちらもが倒れていておかしくない。
なのに、セドリックだけが毒を飲んだ。
状況から鑑みて、デビッドが毒を持ったのではないかと噂されたのだ。
当時十二歳だった彼は犯行する理由もなく、また、被害者であったセドリックも弟を庇った。
しかし、庇い続けているのが悪手だったのか噂は広がり続けた。
事態を収める為にデビッドは幼いながらにも思考し、王位継承権の破棄を申し出た。
だが、毒を盛ったと一人の使用人が告白したことと、国王が王位継承権の破棄を認めなかったことにより噂は収束へと向かった。
それが今から二年前だ、まだデビッドを快く思わない者も少なからずいるだろう。
それでも兄は変わらず接したし、弟も兄と過ごすことを選んだ。
それでまた、元通りの筈だったのだ。
「……はッ……っ……なんで……?」
だというのに、またセドリックに毒が盛られた。
しかもその毒を口にしたのはセドリックではなく、一歳の妹だった。
たった一口、口にしただけだ。
紅茶が美味しいからと、兄が優しさのつもりで世話係が見ていない内に一口スプーンで飲ませた。
その瞬間、妹の口からは笑い声でなく、泣き声ですらなく、血が零れた。
「……嘘だよ、なんで、こんな……!!」
「ごめん、ごめんなさい……俺のせいだ、俺が……」
顔面蒼白になった兄を見たのは、初めてだった。
後は大人が処理をした。
血塗れの妹に、兄弟は言葉を失い、泣いた。
けれどもデビッドはやはり、疑われたのだった。
二年前に引き続きまたそこにいた、それが大きな理由だったらしい。
「あんなにもセドリック殿下は庇って下さったのに」
誰も彼もが、セドリックを可哀想だと言う。
「この恥知らずが、妹まで殺めるなんて」
誰も彼もが、妹の死を悼みデビッドを罵倒する。
「ああなんて恐ろしく醜い子なんでしょう」
誰も彼もが、デビッドの声を聞かずに蔑む。
「「「「「「また犯人はデビッド殿下か」」」」」」
誰も彼もが、セドリックの庇う声も、デビッドの弁明の声も聞かず、犯人として頭ごなしに決めつける。
そしてその主張は国王の耳にも入り、デビッドは謁見の間に呼ばれた。
「……用件はわかっているな、デビッドよ」
「はい。ですのでまず、王位継承権の破棄を申し上げます。その上でなんなりと、罰を」
弱冠十四にして、デビッドは醒めた瞳をしていた。
全てわかっているのだろう、父としてではなく国王としての命を下される。
「……東の塔にて暫く謹慎せよ。世が再び命ずるまでは、塔を出ることを禁ず。また、世話係以外の者が塔に近付くことを禁ず」
「……はっ! ……陛下、恐れながら申し上げたいことがございます」
「なんだ」
「……僕の所為で迷惑掛けてごめんなさい、父さん。妹を殺してしまったかも知れない僕を、生かしてくれてありがとうございます」
それを告げると、デビッドは謁見の間を後にした。父の無言は、もう用が済んだいう証だ。
本来なら王族であっても王族殺しは重罪で、良くて極刑といったところだろう。
謹慎程度、父としての手心がなければ実現しない。
民の混乱を防ぐ為に一時的な処置として、謹慎を言い渡したのだろう。
デビッドは父に感謝をしながら、塔へと向かう。
「……デーヴ! なんでお前が謹慎なんて……!」
「兄さん! 心配しないで、また戻ってくるから」
「でも、だからって王位継承権まで奪うなんて!」
「いいんだ。だってどうせ僕に権利があったって、王になるのはセディ兄さんだ。だって僕より強くて、賢くて、かっこいいんだから」
なおも縋りつこうとした兄を使用人に渡し、デビッドは東の塔へと入った。
壁に沿うように、ずっと上まで続く螺旋階段。その階段をお構いなしに壁に埋め込まれた本棚には、所狭しと本が並べられていた。
一階が居住可能で、ベッドやテーブルなんかは扉を開いてすぐ正面にあった。
「……本は好きなだけ読んでいいらしいから、また今度兄さんに面白い話、教えてあげるね」
「絶対会いに来るから! またな、デビッド!」
涙を押し殺した笑顔で、使用人に連れられてセドリックは去った。
デビッドの中の時計の針は、ここで止まってしまったのだ。
それからというもの、セドリックは毎晩護衛の目を盗んで塔の前にやって来て、扉越しに会話をした。
重い扉は鍵が掛かっていて、開けられなかったのだ。顔を合わせられないのは残念だが仕方ない。
「兄さん、今日も来てくれてありがとう。おやすみなさい、また今度」
「ああ、おやすみ、デーヴ。またな」
そんな会話をして、少し経つとセドリックが訪れる日に間隔が空くようになった。
抜け出していることがばれて、護衛が増えたのだと言う。
二日に一回となり、五日に一回となり、二十日に一回となり——やがてぱったりと現れなくなった。
それから、どれだけの時間が経ったのだろう。
日は沢山昇ったし沢山暮れたように思う。
生活は全て塔の中で完結しているものの、与えられている食事も服も、セドリックが働き掛けたのか兄とと比べても遜色ないものが与えられている。
清潔さも保たれているし、特に苦はない生活だった。それ故に、時の流れが淀み止まっているような日々だったのだ。
扉の開く音がして、また食事かとデビッドは階段を下りる。
「……デーヴ、迎えに来たよ」
しかし、そこにいたのは、セドリックだった。
すっかり背も伸びて声変わりもしていたけれど、セドリックだと、兄だとわかった。
第一デビッドを愛称で呼ぶのも、わかり易い。
「……セドリック……陛下」
その指に嵌められた押印を認めて、デビッドは苦く笑った。
それが、時計の針を動かすきっかけだと知って。
「昔みたいに、呼んでくれないのか。俺のワガママだけど『セディ兄さん』って、呼んでくれよ、デーヴ」
悲しげに目を伏せる兄に、デビッドは、
「……セディ兄さん」
「……ああ」
「来てくれてありがとう。……父さんは?」
「十日前、暗殺されたよ……それで、祭事も終わって漸く来れたんだ。遅くなってごめんな、デーヴ」
「ううん、来てくれただけで嬉しいよ。ありがとう」
父の死を悼み、デビッドは目を伏せた。
そんな弟を兄は抱き締める。
「……さあ、帰ろう。歩けるか?」
「……歩けるけど、力が上手くはいらな、」
デビッドが言い終わらないうちにセドリックは弟を抱き上げる。
「安心して、腰抜けちゃった?」
「……わかってることは言わなくていいの!」
にやりと笑ったセドリックの表情は、デビッドにとって初めて見るものだ。
「デーヴ、もう強がらなくていい。俺がいるから、もう安心していいぞ」
唯一無二の、デビッドの味方となってくれる兄。
その兄の腕の中にいるだけで、どれほどの安堵感が広がることだろうか。
自然と感情を抑えてしまっていたのか、その言葉で止まらなくなってしまった。
大好きな兄の首に抱き着き、デビッドは泣く。
「……た、助けてくれてっ……ありがとう、セディ兄さん……! 僕、兄さんが大好きだよ……ずっと、離れないでねっ……!!」
「……ああ、俺も大好きだ。愛してるよ、デーヴ。安心して。ずっと、ずーっと——離さないから」
セドリックは仄かに薄暗い、愉悦に染まった笑みを浮かべていたが弟は気が付かなかった。
時計の針は、まだ、動かない。きっとこれからも。
時計の針
時計の針は1日86400回チクタクと動いている。
時計だけで86400回も動いている。
それじゃ私達の心臓は1日で何回動いているのだろう。
でも時計も心臓も必ずいつかパッと動かなくなる。
永遠に動いている物は存在しない。
チク、タク、チク、タク…
誰もいないこの部屋では秒針の音がよく聞こ
える。ましてや、夜もふけるとそれは顕著にな
る。
なんだか、寂しい。…かも、しれない。
1秒間は♩=60。これは心拍数に近く、安心
するような音楽になる。
「たまには、こんな曲も」
ぼそっと呟いて、感傷的な僕はパソコンに向
かう。
(追記:ハートが200超えました。いつもありが
とうございます…!)
* 時計の針 No.16
【193,お題:時計の針】
少しでいいから止まってくれないかなぁ
まだ、学校の課題が全然終わって無いんだよなぁ...
チック、タック、チック、タック
刻まれた数字は何に示されることもなく、
ただ軽い機構の音だけが響いていた。
「がっかりだよ」
黄を飾った細棒を拾い上げる。
忙しなく動くからこそ、カットの多い石がキラキラ輝くのが好きだった。
「時を止めるって言うから楽しみにしてたのにさ。
これなら写真の方がマシだったよ」
青を飾った短棒はその手の中。
角度を変える瞬間、強く煌めく石は、過ぎた時間を数えるのにぴったりだった。
「……どうして一人で止めてしまったの」
赤を飾った長棒は、その胸貫き紅を溢れさせる。
いつも鮮やかに光を放つ、君によく似た石だった。
紅に飾られた君は眠るよう、
冷たく、永遠に、時を止めていた。
<時計の針>
時計の針
規則正しく動き、1寸の遅れもなさない機械。
午前
正午
午後
1寸の狂いもなく、動き続ける。
だが、勿論形のあるものは必ず壊れる。
時が経てば、狂いをなし、そのうち動かなくなる。
どれほど、大切にしていても、壊れる。
動かなくなる。
最近、人が死ぬ夢を見た。
時計のように、急に壊れ始めて、動かなくなった。
病であれば、じっくりと錆付き壊れていく。
鈍く光る凶器で刺されれば、すぐに紅く色をなして崩れていく。
輪っかの縄に、首を入れれば、崩れることは無いが壊れてしまう。
時計の壊れ方と人間の壊れ方は少し似ている。
だけど、
時計の壊れ方と人間の壊れ方は少し似ていない。
理解できそうで理解できない。
分かりそうで分からない。
いつか、私の身近な人も、私自身も、知らないどこかの誰かも、いつかは壊れた時計のように、動かなくなってしまうんだろう。
どこか、心が痛む気がする。
『時計の針』
時計の針…
私が子どもの頃は、見かけるのはほとんどアナログ時計で、秒針の音が大きいものも多かった記憶。秒針の音の間隔がだいたい正確に頭の中でカウントできる人が、私の周りではたくさんいた。時計の存在感は大きかった。静かな場所で存在を主張する秒針の音があったから。
祖母の実家には鳩時計があって、秒針の音は静かだったけれど、そのぶん鳩が出てくる時はけたたましかった。初めて鳩時計の鳩が飛び出す時間に居合わせた時は本当にびっくりした。二本の鎖の下端に、松ぼっくりを象った錘が付いているもので、「おしゃれな時計があるな」ぐらいの感覚だった。鳩時計の挙動にビクついたら、祖母が「鳩時計、っていうものだよ。時間で鳩が出てくる」と教えてくれた。
そういえば、時計の針自体が自分の間近に無くなっている今日このごろだ。若い頃は腕時計を着けて使っていたけど、今は時刻の確認の多くをスマホの画面でしている。自宅の居間にはアナログ時計を掛けてあるけれど、あまり見ない。
暮らしの中での自分と時計の関わり方を考えると、社会システムの動きを測るためだけに使っていると言って過言じゃない。在宅で祖母の介護をしているせいかもしれないが、私の生活は「半真空パック」のようだ。子どもの学校にまつわる行事等がなければ、割と「社会という外の世界」から隔絶気味になる。内的な時間感覚と、時計が示す時間経過とは必ずしも一致するものでないのは誰しも同じだろうと思うが、なんだか時間の流れるテンポが、「外」とずれているような気がしてしまうのだ。
私にとって、時計の針は「社会の動きの目安」に過ぎない。自分の動きや進みの程度は時計の針ではかれるものでもない。「みんなに合わせる」ための「物差し」なのだ。自分自身の内的な時間は、一気にはるかへ飛ぶときもあれば、ゆっくり進むときもある。…だから鳩時計にびっくりしてしまうのかもしれない。
夜、怖い映画を見た。そのときは友達と居て、あんまり怖くなかったんだけど、怖くなってきた。静まっている家の中で1人の私。かちこちとなる時計の針。
時計の針の音が私の恐怖心をくすぐって怖くする。こわいから、スマホを見る気にもなれないし、起き上がって、何かをするわけじゃない。けど、このままだと、時計の音が怖くて眠れない。スマホを見ると時刻は0時24分。もう真夜中だ。友達がいると安心する。カチカチする時計の針の音がしつこい。もしかしたら、時計の音じゃなくて、見えない何かが言ってるのかもしれないと、考えてしまう。目を瞑る。そうすると、怖い映画が蘇って怖くなる。何も考えないで、目を瞑る。そうすると、安心して眠れた。
翌日、わたしは、冷たくもなくて、温かくもない枕に頭を乗せ、布団をかぶって起きた。布団の中は暗くて、息ぐるしい。そうしていても、朝、無言のわたしに朝だよ…と話しかけるように時計の針の音が鳴る。
布団から顔を出すと、冬の寒い冷気が顔を襲う。
つんと鼻が冷たくなる。顔を横にすると、真新しい眼鏡があって、メガネをかけようとメガネに手を触れると、とても冷たい。氷ほどではないけどとても冷たい。無言の私は、耳でずっと、時計の針の音を聴き、時計の針を動くのを私は見ている。朝起きて誰も居ないリビングで朝食を食べる時も、調子が良くないので、テレビをつけない。そうすると、静かな部屋のなかで、時計がカチカチなっている。そうやって、無言の私は無意識に、時計の針の音を聞いて、時計の針を見ている
〜時計の針〜
次の1秒をどのように過ごそうか
次の1時間をどのように過ごそうか
そう考えているうちに一秒一秒針は進んでいく
そう時間とは今ここにあるのだ
未来でもない過去でもない
今を刻んでいる
未来をどうするかではなく
今をどうするかなのだ
時計を見ていつも後悔しているから、時計が嫌いだ
そんな人。
時計の針を巻き戻そうと
もし巻き戻せても同じこと
いつも時計の針は信じられる
けど巻き戻そうという人は
いつも信用ならない