『時を告げる』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
時を告げる。
また、テストの点数は九十点まで届かなかった。
ノー勉だと言っていた女の子は全て九十九と百を行き来した点数。
悔しかった。
どうしても勝てなくて、目が腫れるほど泣いて、でも泣きながら勉強して。
強くなるどころか弱くなっていく自分。
何度も過去の自分が書いた自分への手紙を読み返して心を落ち着かせる。
社会を明るくする運動、読書感想文が入賞したって意味ないんだよ。そんなの夏休みの宿題のひとつなんだから。
作文がかけても、国語は得意ではない。
数学ができても自分で考えて新しい解き方をする頭もない。
新しい解き方を生み出したとしても、逆に面倒になる。
英語が何となくわかったって、喋れないしなんとなくだ。
ピアノが引けたって、音楽の点数は四十四点。
出来ているようで、出来ていない私。
ダメダメな時期が続いている。今年もだ。
その数年の一年に入っている今。
親愛なる推しの言葉を聞いて勉強を頑張るよ。
時を告げる
つくつくほうしの声を
聞いたんだ
うれしかった
とても
うれしかった
君との別れの時だと告げる様に
"ピー" という無機質な音が室内に響き渡る
君の前では泣かないと決めていたのに
この時ばかりは声を上げて子供の様に泣きじゃくった
ひとしきり泣いた後ふと窓の外を見ると
いつの間にか時刻は夕方になっていたらしく
空が一面オレンジ色に染まっていた
この日の空は今まで見てきた中でも一番綺麗で
まるで君の旅立ちを天が歓迎している様だった
ー時を告げるー
ゴーン、ゴーン、ゴーン…
時計塔から、時を告げる音がした。
楽しい時間はあっという間に終わってしまった。
今日は本当に楽しかったよ、ありがとう。
今度は、2人で行こうね。
なんて、君には言わないけどね。
「ボス、今何時すか」
「時計ぐらい自分で見れるだろ〜?まあいい。23時54分だ」
「もうそんな時間か〜……なんでこんなことやってんすか」
「しょうがねぇだろ。上からの命令なんだから。俺らは上層部の飼い犬だ」
「ワン!!ってなりませんよ」
「そりゃそうだ」
「そろそろ寝ません?」
時を告げる
この時間が終わらなければいいのに…
そう願っても終わりを告げる時がやってくる
(間に合わなそうなので下書きとして一時保存)
20240906.NO.45.「時を告げる」
近くのマクドナルドへの道路が渋滞している
この時期毎年見かける光景
月見バーガーだ
みんな好きだなーと思いながら横を通り過ぎる
月見なんとかって、みんなたまごじゃん
昔マクドナルドでアルバイトしていた友人が
マックの卵は美味しくない
なんて事を言っていた
絶対そんな事ないと思うけど、
何となく頭にずっと残ってしまった
私は月見は食べない
田舎の田んぼ道
いつもと同じ時間に曲が鳴る
音を聞いて
時間を知り
私は今日も帰宅する
時を告げる
私は今、岐路に立っている。
今動き出さなきゃダメだ。
私が私らしく生きるために。
どこに行こうとも構わない。
もう自分を見失いように走るんだ。
ここから先は未知数。
行くぜ、私!
「一年です」
目の前の彼女に告げた。驚くこともなく、憤慨することなく、ただこの言葉を噛み締めるように俯いた。数年前より痩せ細った身体は、見てて痛々しかった。この先の方針や気休めの言葉を並べることは簡単だ。私には、どうしようが他人事なのだから。彼女は時折小さく頷くだけで、まともな言葉を発さない。 年若い彼女とのこのやり取りはもう十三回に及ぶ。何度も何度も、私は彼女に死を宣告している。言う度に期間は減り続け、彼女はそれにすら気づかない。彼女が口を開いた。
「好きなことをして過ごします、あと一年しかないんだし」
「……それも一つですね」
「先生、わたし、結婚するんです。先生と同じ、お医者さんの人なんですよ」
彼女はそう言って薬指の指輪を見せた。そして嬉しそうに立ち上がり、ゆっくりと診察室を後にする。
私は、愛おしき婚約者にあと何回、死までの時を宣告すればいいのだろう。彼女の指にあった指輪と同じ形の指輪が静かに煌めいた。
題目 『時を告げる』
今日のお題。時を告げる。
昔、ある街に時計塔がありました。
その時計塔は不思議なもので、
いつも独りでに夜明けと日暮れ、正午に鳴るのです。
街の人々は、きっと妖精が知らせてくれているのだと
思って、大切にされていました。
別の街に住んでいた珍しい物が好きな貴族がこれを
聞きつけ、その街の貴族に時計塔を所望しました。
もちろんその方は大反対をし、結果、貴族による侵略が発生。
そしてその地には二度と鐘の音は響きませんでしたとさ。
時を告げる音がする
これから思い出に変わってしまう音、それは、もう戻れない青春の最後を飾っている
あと少しだけ、伸ばしてくれればいいのにそうやって泣く人もいれば、いい思い出だったって笑う人、早く終わればいいのにって思ってる人も、沢山。
そして、終わってからみんな口を揃えて言う、
あの頃は本当に楽しかった、1ヶ月でいいから戻りたい
そう言って今の幸せに気づかない人
私は思う、一瞬で終わってしまう今を1秒1秒幸せに生きたいと。
【お題:時を告げる 20240906】【20240909up】
どうして、こんな事に⋯⋯
ルドヴィカの体力は、もう限界に近かった。
並の令嬢とは違い、それなりに体を鍛えてはいたが、それでもやはりまだ16歳を迎えたばかりの女の子だ、年格好の変わらない女性を抱えての移動ともなれば、負担は大きい。
息が上がり、喉がひりつく様に痛い。
唾液を飲み込む事で、喉の渇きをやり過ごそうとしても、その唾液すら僅かにしか出てこない。
今朝までは、宿で朝食をとり食後の紅茶もしっかりと楽しみ、残り僅かの旅程を今日の昼過ぎには終える、そんな平和な一日のはずだったのに。
「ルド、ヴィカ、様。私の、ことは、置いて⋯⋯」
「嫌よ。ニーナを、置いていく、くらい、なら、私も、一緒に、残る、わ」
「ルド、ヴィカ、様。どうか」
「絶対に、嫌!」
ルドヴィカはニーナの腕を自身の肩にかけ直し、ぐっと脚に力を込める。
脚と背中を切りつけられたニーナの、体への負荷は自分以上だ。
それに⋯⋯、前を歩く男の背に担がれた、その人を見る。
短く切断された右腕と左脚。
止血はしたと言うが、ぽたりぽたりと赤い雫が落ちている。
今以上の出血は、命の危険を伴う。
早くどこか、人のいる場所へ着かなければ。
これ以上、自分のために人の命が失われる事は、ルドヴィカには耐えられなかった。
家を出たのは5日前の早朝、養父母の決めた相手に嫁ぐためだった。
10歳の時に馬車の事故で両親を亡くし、5つ離れた弟と二人、父の弟である叔父夫婦が養父母となり育てられた。
弟が成人するまでの間、養父が代理当主となり領地の管理を行う事になったのだが、叔父はルドヴィカが成人するのと同時に嫁がせたのだった。
せめて弟が成人するまではそばにいたいと言った、ルドヴィカの願いは聞き入れられる事はなく、追い出されるように伯爵家を出発したのだった。
叔父曰く、生前父が決めていた縁談だそうだが、今となってはそれも怪しい。
何故ならルドヴィカ達を襲った盗賊が叔父の名前を口にしていたから。
叔父夫婦はルドヴィカに、侍女であるニーナのみを同行させ、ニーナ以外は誰一人同行させなかった。
街道を行く旅とはいえ、盗賊や魔物が出ることもある。
普通ならば、護衛を5人はつけるだろうがその護衛もなく、用意されていたのは古い馬車1台と年老いた馬と御者と言う有様だった。
ルドヴィカは一番近い街で母の形見のアクセサリー2つを換金し、5人の冒険者を護衛として雇った。
彼らは中堅の冒険者で、気の良い者ばかりだった。
朝、宿を出発し森の中を進んだ。
冒険者達は休まず進むことを進言してきたが、馬が限界だという御者の言葉にしぶしぶ昼前に休憩を取った。
そして、そこを盗賊に襲われたのだった。
御者は馬車と共に走り出し、ルドヴィカ達を森の中に残して消えた。
冒険者達は三倍以上の人数の盗賊から、ルドヴィカを守り抜いた。
3人の命と1人の手と足、そして1人の左目の光を犠牲にして。
冒険者のリーダーであるジンは、ルドヴィカに、このまま目的地には進まず森を抜けその先にある村へ向かう事を進言した。
おそらく盗賊はまだルドヴィカを狙っており、このまま街道を進めばまた襲われるだろうと。
そうなれば、今度は皆殺しにされる未来しかない。
ならば、危険は伴うが森を抜けその先にある村で手当をし、今後の事を考えた方が良いと。
日没までに森を抜けられれば、今夜は安心して眠ることが出来るはずだとも言った。
ルドヴィカはジンの提案通り、森を抜ける道を選択した。
どれくらいの時間、そして距離を歩いたのだろうか。
太陽が沈みかけ、大気がオレンジ色に染まる頃、ルドヴィカ達は深い森を抜けた。
ぱっと目の前に広がったのは、太陽に染められた海。
そしてその手前に、崖に貼り付くようにいくつかの建物と畑のようなスペースがある。
「ここで待っていてください。人を呼んできます」
ジンはそう言うと、背負っていた男を大きな木の根元に横たわせた。
ルドヴィカは肩で息をしながら無言で頷くと、近くの木の根元にニーナを座らせ、自分もその横に腰を下ろした。
ジンがいなくなり、ルドヴィカの呼吸がやっと整ってきた頃、それは始まった。
地の底から響くような低い鐘の音がゆっくりと3回、その後に鳥が歌を歌うように鐘が響き、湾内に響く遅れた鐘の音と新たに鳴らされる鐘の音が混ざり合う。
今まで聞いた事のない、不思議なメロディーが日が沈みゆく小さな村に奏でられる。
やがて始まりと同じ低い鐘の音が辺りに響きわたり、また静寂が戻ってくる。
魔物避けの鐘の音をルドヴィカのいた領都では、時を告げる鐘の音と言っていた。
ここのように1つの鐘楼に複数の鐘はなく、各鐘楼に1つずつ、合計12の鐘楼で規定の時間になると鐘を鳴らす。
王都や、大貴族の治める領地の都や街では、1つの鐘楼に複数の鐘があり、各鐘楼で鳴らされた鐘の音が混ざり合い、複雑な音色を奏で、それはそれは荘厳な響きが辺り一帯を包むのだとか。
ルドヴィカの居た領都もかつてはひとつの鐘楼に複数の鐘があったのだが、叔父が売ってしまったために今では鐘楼の数だけの鐘しか残っていないのだった。
「綺麗な響きでしたね」
「そうね。ニーナ、体調は大丈夫?」
「はい。痛みはありますが、出血もとまったようです」
「そう、良かった」
ルドヴィカは横たわる男の横に膝をつき、ドレスの裾を破いた布で額に浮かんだ汗を拭ってやる。
荒い呼吸の下、男はゆっくりと目を開けた。
まだ年若い、恐らくルドヴィカよりも少し年上くらいの、その青年の瞳はこの辺りでは珍しい暗い茶色の目をしていた。
「すぐに助けが来ます。頑張って」
青年は弱々しく笑うと、また目を閉じる。
右手の肘から先、左足の太腿の中ぐらいから下が彼にはない。
きつく巻かれた布は赤黒く染まり、今でもじわじわと血が滲んできている。
彼がまだ意識を保てているのは、痛みとそしてその若さのお陰なのかもしれない。
ルドヴィカはそのまま、青年の横で額に浮かぶ汗を拭い続けた。
「ルドヴィカ様」
ニーナの声にルドヴィカが振り返ると、ジンともう1人がこちらへ走ってくるのが見えた。
長い金の髪を首元でひとつに結び、シャツにスラックスと簡素な服装に身を包んだその人物は、ジンに小瓶を渡すと自分はそのままニーナの元へと向かった。
ルドヴィカは自分の場所をジンに譲るため立ち上がった。
少しよろめいてしまったのは、限界を超えて肉体を酷使したためだ。
ジンは青年に声を掛けゆっくりと抱き起こした。
青年の整った顔が痛みに歪む中、ジンは小瓶の蓋を開け彼の口元へと運ぶ。
瓶の中には紫色の液体が入れられており、少し離れたルドヴィカのところにも、なんとも言えない匂いが漂ってくる。
「キツイだろうが、飲め」
青年は黙って頷き、覚悟を決めたように口を開いた。
ジンはそこに液体を流し込むと、彼の口を力ずくで閉じ、そしてそのまま彼を抱きしめた。
ルドヴィカはジンが何をしようとしているのかわからなかったが、それも少しの間だけだった。
ジンが青年を抱きしめた数秒後、青年の口から叫び声が上がった。
ギリギリと残った手でジンの腕に爪を立ててしがみつき、無事な脚は地面を蹴る。
どれほどそうしていたのか、やがて静かになった青年をジンは横抱きにして立ち上がった。
「手、怪我するぞ」
なんのことか分からずに呆けているルドヴィカに対し、ジンは顎でルドヴィカの手を指す。
ルドヴィカは促されるように視線を自分の手にやると、自分が手をきつく握り締めていたことに気づいた。
ゆっくりと意識して手の力を抜くと、じんわりと血の通う感覚がした。
「あれは?」
「治癒のポーションです。ニーナさんのは薬師が作ったものなので味も匂いも副作用もなくて良いのですが、彼に使ったのは私の手製なので、味も匂いも良くなくて、ついでに結構な痛みを伴うという副作用もあるんです。あ、でも効果は抜群ですよ。どんな傷でも治ります。ただ欠損部分は復活しませんが⋯⋯」
ジンと共に助けに来てくれた人物はライオネルと名乗った。
ここにたった一人で住んでいるのだと言う。
戦闘の折にジン達が所持していたポーションは全て使うか割れるかしてしまい、ニーナやあの青年の傷を癒すことが出来なかったのだが、ライオネルがポーションを持って来てくてたお陰で、ニーナも青年も助かることが出来た。
「それに、欠損部分は復活しませんが、代わりの手足を作ればいいだけですし。大丈夫です」
「代わりの手足⋯⋯?」
「はい。ジンの左目も見えるようになりますよ」
「え?」
「取り敢えず今日はゆっくり休んでください。あ、部屋の中の物は自由に使って頂いて構いません。デザインは古いですがドレスもありますから、遠慮せずにどうぞお使いください。後で食事を運んできますね。それでは」
ライオネルはルドヴィカとニーナを部屋に残し出て行った。
残された2人は顔を見合わせ、ひとつ頷いた。
まずは湯浴みをしよう、そして食事をとって一息つこう。
これからの事はその後に考えることにしよう。
湯浴みの準備をと風呂場に足を踏み入れたニーナがその広さと既に湯が張ってあることに驚いていた頃、着替えのドレスを借りようと衣装室に足を踏み入れ、そこにズラリと並んだ豪華なドレスやアクセサリー類にルドヴィカは絶句していた。
それから暫くこの小さな村の大きな屋敷に世話になる2人は、数々の常識外れな驚きと遭遇することになる。
翌朝、夜が開けるほんの少し前、村に鐘の音が響き渡る。
澄んだ鐘の音は村を包み、東の急峻な山と屋敷の背後に聳える壁にぶつかり反響し、不思議な音色を奏で始める。
ルドヴィカはその鐘の音を耳にしながら、人知れず決心する。
弟のために、領民のために、何より、領地と領民を愛していた両親のために、叔父夫婦が持つ代理当主の座に自分が着くことを。
この先に待ち受けているであろう困難に立ち向かうため、ルドヴィカは固く拳を握った。
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(´-ι_-`) 8/5のお題『鐘の音』のチョット未来のお話。
太陽が元気に輝いている街の中心で、
忙しくしている少年がいる
彼の郵便配達という仕事は真夏であっても暇はないようだ
ベレー帽に赤い大きなカバンを持った彼は
一軒ずつ、扉を叩いて周る
「こんにちは!」と元気な声が響く
その声を聞いて元気をもらっているようで周りの人も表情が笑顔に変わっている
そんな暖かな街にお昼を告げる時計がなった
時を告げる鐘がゴーンゴーンと鳴り響く
汗を拭っていた少年もお昼ご飯の時間になったと知ると足取りが少し軽くなったようだ
時を告げる
ピッ、ピッ、ピッ、ポーン
時を告げる無機質な音が鳴り響く。
ピッ、ピッ、ピッ、ポーン
休む間なく繰り返される。
ピッ、ピッ、ピッ、ポーン
10秒ごとに刻まれるポーン、という音に時の経過を感じる。
ピッ、ピッ、ピッ、ポーン
『その時』が迫るにつれ、次第に鼓動が早くなる。
ピッ、ピッ、ピッ、ポーン
しくじってはならない。
ピッ、ピッ、ピッ、ポーン
……いよいよ、次だ。
ピッ、
半端ない緊張と、
ピッ、
今にも震え出しそうな手を抑えて、
ピッ、
このタップに全てを賭ける——ッ!
ポーン
「なるほど4時じゃねーの」
昔よく遊んだ友達がいた。
送別会ということで久しぶり顔を合わせると面影はあるが、身長がすごく伸びていてビックリしたけど、相変わらず楽しくやってそうで良かったと思った。
焼き肉屋でゆっくりと飲み食いしながら、最近のことや昔のエピソードで盛り上がった。
話が一段落すると、久しぶりに会えて良かったよと言ってくれた。
僕も、会えて良かった、すごく嬉しかったよと返した。
こういうことって、お互いが解っていても、口にして伝えることは大事だと思う。
・時を告げる
呟き。
朝はスマホのアラームを使って起きるけど、その度に「仕事かぁ……」って考えながら起きている。
予定がある日も「病院行かなきゃ」とか「今日は買い物行く日だー」なんてその日を予定を思い出しながら目が覚める。
時計って今現在の時刻を見るためにあるのに意識してるのは時間じゃなくて予定なのって、少し変な感じだよなぁ。
「時を告げる」
明日には産まれそうだな、というのは意外と分かるもので
お腹の調子が普段と違う気がして、入院の荷物や流れを確認し、買い物に行き、父の還暦祝いを注文して1日を終える。翌日には元気な赤ちゃんが産まれた
そして翌週には里帰りした実家で、皆で父の還暦を祝うのだ
「いよいよ、貴方にはこの宣告をする時が来たようです」
と、向こう側に着席している判事と思しき二人のうちのひとりが、そう告げた
こちら側にいる私はどうやらその宣告とやらを受ける立場のようだ
「正直申し上げますと、貴方はこちらのグループでは些かその流れから外れておられるようで、貴方の使われている言語もこちらでは理解する人も少なくなりました
そろそろ、この上のグループへの移籍をご検討されたらいかがでしょうか?
」
要するに、ここでは年齢的にもう厳しいと言いたいらしい
「あちらのグループでは、きっと気の合うお仲間も沢山お出来になるでしょう
ご自分が時代遅れだと感じることも無いはずです」
失礼な!いつ私が時代遅れだと感じたというのか?
私はまだまだ気持ちだけはバリバリ現役のつもりだし、恋のひとつくらいまだまだ楽しみたいと思っているというのに…
実際に恋愛を楽しむことは無いとしても、「人生を知り尽くした大人達の濃厚な恋愛小説」くらいは書きたい気満々だと言うのに、シニアのグループへ移籍しろと?
ここのグループでは、もうお払い箱だと?
そんな憤りの気持ちで反論しよう、という場面で目が覚めた
何とも後味の悪い夢を見たものだ…
日頃潜在的に心のうちにあった思いが、昨夜のお題をいただいてその思いが夢として形になったのだろうか…
そんな時を告げるための夢だったのだろうか…
それとも
そんな思いを跳ね返すくらい情熱的な物語を書く時が来ていることを告げる夢だったのか…
『時を告げる』