今日のお題。時を告げる。昔、ある街に時計塔がありました。その時計塔は不思議なもので、いつも独りでに夜明けと日暮れ、正午に鳴るのです。街の人々は、きっと妖精が知らせてくれているのだと思って、大切にされていました。別の街に住んでいた珍しい物が好きな貴族がこれを聞きつけ、その街の貴族に時計塔を所望しました。もちろんその方は大反対をし、結果、貴族による侵略が発生。そしてその地には二度と鐘の音は響きませんでしたとさ。
9/7/2024, 8:17:27 AM