『昨日へのさよなら、明日との出会い』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
《昨日へのさよなら、明日への出会い》
昨日へさよならを告げて
明日との出会いに思いを馳せる
なら、見つめるべきは今日
ショーゴくんは最近、嫌な夢を見たことはあるかい?
そうか、ないのか。羨ましいな。僕は昨日……と、いっても今日か。嫌な夢を見てしまったんだ。
いや、なに。実につまらなくてくだらない、嫌な夢だよ。君がいなくなってしまう感じの……。
──いや、違う。もし、君と出会わなかっただろう世界の、続きのような夢だよ。
夢の中での僕は高校一年生で、でも制服は今着ているものとは違くて、友人は中学時代の人と今野同級生が混ざり合ってて、それで遅刻しそうだった。いつもなら君が迎えにきてくれるから、遅刻なんてするはずがないのに、夢の世界は君がいないから遅刻して「なんで起こしてくれなかったんだろう。でも誰に起こして貰いたかったんだっけ?」と、思いながら坂道をのぼるんだ。
その後は、授業でも昼休憩でも友達と話して、誰か隣にいたはずなのに、誰かがいない気がする。おかしいと思いながら、過ごしてるんだ。そんな、君がいない夢だった。君のことが全く思い出せない夢だった。目が覚めてほっとした。
なあ、ショーゴくん。今日……いや、明日の夢には僕に会いにきてくれるかい? ちゃんと僕と出会って、話をしてくれるかい?
……そうか。なら、昨日? の夢にさよならして、明日? と、安心して出会えるかな。
お題 昨日へのさよなら、明日への出会い
昔は愛してたなんて
言うつもりはないけれど
あの頃が蘇る日は時々ある
若くて何でも出来たあの時は
昨日も明日も変わらないと思ってた
だけど昨日にサヨナラすることで
新しい明日に出会えることを
痛いほど知ったた夕暮れ時
夢のなかだ、とすぐに気が付いた。
明晰夢というものを割とよく見るたちで、そういうときは決まって、マンゴージュースのような烈しい橙色の夕陽に染まる自室に立っている。今日も、電気を消して暗闇にしたはずの部屋が、目にも鮮やかなオレンジ色に変わっていた。
すると突如、電子音が響き渡る。少し考えてから、それが聞き慣れたスマホの着信音であることに気付き、特に慌てることもなく部屋着のポケットに手を入れると、やはりそこには硬く薄い感触があった。
取り出したスマホの画面では、起きているときと同じ、着信を訴えるアイコンが踊っている。「非通知」と表示されているのが、いかにも夢の中という感じがして、お約束加減に少し笑ってからアイコンをタップした。
耳を澄ますと、電波の悪いラジオのように、ひどくノイズ混じりの音が聞こえた。
──し、もし、もしもし、聞こえますか?
聞こえますよ、と返事を返すと、電話の向こうで安堵したように息を吐き出す気配がした。
聞こえた声は、機械音のようで、性別はおろか人間なのかすら判別できない。
──やっと、繋がりました。あまり時間がないので手短に。突然ですが、わたくしはあなたの生まれ変わりです。驚きますよね、ごめんなさい。
はあ、という気の抜けた声が出た。夢にしても、今日はあまりに突飛だ。驚きすぎて、逆に冷静になってしまう。
──死後の世界やら来世の有無について議論する余裕はないので、どうかただわたくしの言うことを聞いてください。あなた方は知らないけれど、あなたたちが過ごす時間は一定期間のループの中にあります。
SFっぽくなってきたな、と冷めた感想しか浮かばない。
──いつからいつまでがループなのかは検閲事項のためお教えできませんが、結論から言うと、昨日の日没をもって既存のループは終わり、明日からは別のループに突入します。
そうなんですか、と言う以外に何が言えただろう。
──そして、誠に残念ながら、あなたは次のループの中で命を落とします。もちろん寿命ではなく。
死ぬんですか、私。今更だが、これは本当に夢だろうか。
──いつどのように死ぬかについても、やはりお伝えできません。申し訳ありません。ただ、来世のわたくしからひとこと申し上げます。
なんでしょうか、と初めて返答と呼べる言葉を返すことができた。
──なんの心配もいりません。怖くないですよ。だけど、食べたかったものは食べて下さい。見たかった映画やドラマも見ておいて下さい。いつか読もうと思っている本も、読めるだけ読んで下さい。言いたいことがある人には、それを伝えて下さい。とにかく、考えうる限り、未練が残らなそうなことをしてください。あなたの未練がひとつでも減れば、生まれ変わりであるわたくしも……。いえ、なんでもありません。ああ、時間です。さようなら、前世のわたくし。検討を祈ります。
最後にまた耳障りなノイズを発して、不可思議な声は聞こえなくなった。無音のスマホを握りしめて立ち尽くす。
あんな話を信じるのは馬鹿馬鹿しいことだと思えたが、それでももし、万が一にも本当だったとしたら。
目覚ましの音で目が覚めた。
部屋はオレンジ色などではなく、当たり前だがカーテンの上部から漏れる朝日しか見えない。
緩慢に身体を起こして、ひとつため息をついた。なぜか急に納得したのだ。
よし、結果がどうであれ、後悔を残さないことに全力を注ごう。死ぬのは今日なのか明日なのか分からないのだから、とそこまで考えて、そもそも私達はあの妙な警告がなくとも、いつ終わるともしれない生命を抱えて生きていたんだった、と今になって実感した。
さあ、文字通り、死ぬ気で生きてみようか。
(昨日へのさよなら、明日との出会い)
昨日へのさよなら、明日との出会い
深夜11時。
あと1時間で明日になる。
濮は布団にくるまり、真っ暗の部屋の中でスマホの光だけを頼りにする。
嗚呼、もうすぐ終わってしまう。
気がつくともう11時半。
流石スマホ……時間を忘れて熱中してしまった。
「 く ぁ ~ 」
大きな欠伸をひとつこぼす。
あと1、2分で今日が終わる。
1、2分なんてあと少しなのだが、何故かもどかしい。
5 … 4 …… 3 ……… 2 ………… 1 ………… 0 !
時刻は12時丁度。
今日が終わってしまった。
いいや、違うな。
昨日が終わってしまった。
友達にLINEで”おはよう”と送ってから
スマホの電源を落とす。
昨日が終わってしまった、と言うのにまだ
実感がわかない。
……考えてても仕方ないか、
と考えを放棄して目をつぶる。
実感が湧くのは朝日が昇ってから。
だから、今日も濮は
数時間後に待っている”朝”に向かって
大きな声で言うのだ。
” 昨日よ !! サヨナラ !!! ”
教室の片隅で、私たちの会話はいつも唐突に始まる。
「人ってさ、昨日のことと明日のこと考えているくらいがちょうどいいんだ」
「どういうこと?」
「過去の行いを振り返っていくら後悔しても時間の無駄だし」
「うん」
「先々のことばかり考えてずっと不安に襲われてたら、何もできないじゃん」
「はぁ」
「だから昨日と明日くらいのことだけを考えてるくらいの方が、生きやすいと思うんだ。予習復習だってそうだろう? 前の日とその日と次の日。そのくらいがちょうどいい」
「なるほどねぇ。それがこのテストの点数の言い訳か」
私は彼の前にある一枚の紙を、ぺらりとめくってやった。10点。そこにはそう書かれている。これは10点満点の小テストではない。つまり赤点は確実だ。再テストだ。
彼はいつもこう。数学だけやたらと点数が悪い。国語なんてほぼ満点だったりするのに。
「なっ、勝手にめくるなよ!」
「テストがあるって何ヶ月前に知らされたんだっけ? それでこれは、私も引くわー」
「うるせぇっ。お前とは頭の出来が違うんだよ!」
「そっかそっかぁ。勉強付き合ってあげようと思ったのに、いらないのねぇー」
「あ、すみません、天野様。ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします」
「それが言えるのにこの点数なのが呆れるんだって」
私はひらひらと振った紙を、彼の机の上にそっと載せる。
——彼はわざと赤点を取り続けている。その可能性には気づかない振りをして、私はにこりと微笑んでみせた。
昨日は何があったのかな
もう忘れてしまったけど
とにかく無事に過ごせたみたい
今日は夜になって
良い知らせがあった
明日はどうだろう
明日も良いことがあったらいいな
楽しみにして迎えたいな
【昨日へのさよなら、明日との出会い】
毎日19時、お題が更新された瞬間から私の苦悩は始まる。来る日も来る日も、まるで宿題に頭を抱える小学生みたいだ。
とにかく、思いついたことをiPhoneのメモアプリに書き連ねていく。創作モノは、いくつかのシチュエーションを用意して書き出しとキーフレーズを決める。そして、その間を埋めるかのように文章を肉付けしていく。
ところが、どうしてもその先を書き進めることができないときがある。ジグソーパズルに例えると、そんなときは「ピースがはまらない」ときだ。一旦、そのままにして別のシチュエーションで書き直してみる。すると、その先から結末まで一気に書くことができたりする。
こうして「ピースがハマった」とき、文章は完成する。見直して見直して、もう1度見直して…とまで念入りには確認しないが、「これでよし!」と思ったところで文章を投稿する。その瞬間、私は前日のお題に別れを告げ、翌日のお題に思いを馳せるのだ。
それにしても今日は、パズルのピースがハマるのが早かったなぁ。それではまた、明日19時に新たなお題でお会いいたしましょう。さようなら。
昨日へのさようなら、明日との出会い
明日はどんな出会いが待っているかな
昨日は運が悪くて悲しい1日だったよ
明日はいい1日だといいな
昨日の自分おやすみ
明日の自分おやすみ
今日の自分お疲れ様
〈昨日へのさようなら、明日との出会い〉
昨日へのさよなら、明日との出会い
さよならはあるのでしょうか。
昨日があるから今日があり、明日を迎えることが出来ます。
自己の連続性には過去が必要で、過去の様々の出来事に思いを馳せるから明日を思えるのではないでしょうか。
忘れたいこと、無かったことにしたいことは沢山ありますが、辛い後悔も抱えて行くから未来の達成感があり、成功体験があるから未来の自己をより肯定出来ます。
昨日にさよならしたいですか?
と聞かれたら答えは「いいえ」です。
忘れてしまうのは仕方がありません。どんなに覚えていたくとも大切なことや大切な人を思い出せなくなるのは悔しいですし、悲しいけれど自分の力ではどうしようもないのが人の性です。
ただ、全てを抱え込むのが苦しくなったなら。その時には辛い思いをタイムカプセルに仕舞い込み、深く深くへ沈めるのです。
いつかの明日にそれを託し、また抱きしめられるようになる日までお片付けします。
仮初のさよなら。
いつだって懸命に生きているから辛くても大切な宝物です。だらけていてもね。
朝日が嬉しいのは昨日の日没を知っているから。夜を越えて来たことを知っているから。
そんなことをぼんやり考えた今日でした。
過去と未来
どっちも大切
これまで積み重ねてきた
たくさんの経験は
捨てることができない
大切なもの
夢や希望を持って
未来に向かって
歩んでいたい
どっちも大切
昨日にさようならもできないけど
明日に向かって
歩き続けたい
どんな昨日でも必ず明日が来る。
ただただ、それの繰り返しだ。
そこに感情を乗せて色々な色を塗る。
それが生きるということ。
昨日とのさよならが嬉しかったり悲しかったり、
明日と出会いたかったり出会いたくなかったり、
そんなことを繰り返して、時間を過ごすだけのこと。そこにはきっと意味なんてなくて、それなのに人は意味を作りたがる。
いつか明日に出会えなくなる時に後悔しないように。
「昨日へのさよなら、明日との出会い」
昨日も明日もない。
ただ目の前に今があるだけ。
昨日は今日だったし、明日は今日になる。
それだけのこと。
昨日まで、そして明日から
悔いなく大切に毎日を
明日があることに感謝
変わりゆく日々
良いことばかりではなく
困難があり悲しみも
私らしく
楽しい人生だったと
最期に思えるよう
生きていこう
舞
昨日へのさよなら、明日との出会い
色んなことを調べて知った気になった私へ
何でも知っている
私のことも、あなたのことも、世界のことだって
そんなことが当たり前だった……
そんなときに、私自身が心身不調になった
誰も手を差し伸べてはくれなかった
当たり前だ。私は、全てを蹴落としてきた
逆になれば、誰も私を助けてくれないのは
当たり前だったのに……
あれから、幾月幾年がたった
今は、昔の私はいない
手を差し伸べることができる範囲で手を差し伸べたい
あのときに、私を変えてくれたあなたのように
わたしも頑張っていこう
昨日への何も知らない私はさよなら
まだ見ぬ明日との出会いに、祝福を
ただ地球がまわってるだけなのにね
太陽に照らされる時間と
影に入る時間が交互に来ているだけでしょ
でもそんな環境の中で生まれてきた私たち
時間で区切って
日にちで考えて
昨日とか、今日とか、明日とか
そうやって生きている
(地中の生物はどうなんだろ)
昨日へのさよなら、明日との出会い
その真ん中の今日という日にたたずむ私
無意識に朝を望んで目を閉じる十二時半のあたしが嫌い!
《昨日へのさよなら、明日への出会い》
僕たちが気にすることは大体
未来のこと か 過去のこと
大体の人は今、現在を見ていない。
これは僕自身も例外では無いらしい。
何かしらの悩みがあって苦しんで居るときは大体過去のことを考えている
ここで少し僕の昔話に付き合って欲しい。
こんな僕にもかつて自分のことよりも優先したいと思うような人に出会ったことがある。
そうだな、ここでは貴方と表現しておこう。
貴方と初めて会ったとき、僕は周りが見えなくなるほどに貴方に夢中になっていた。
何だか他と違ったようなオーラを身に纏い、儚くも勇ましかった。
僕らは自然と惹かれ合うように近くに居たのだが、
僕らを引き裂くある事件が起こった(ここでは明確に表記しないことをお詫びする。)
最後、僕らの別れは「またね」と言う3文字だった。
言葉では表せられ無いような感覚になり、言葉にまるで魂が宿ったように貴方に届いた実感があった。
あれからざっと6年。
未だにその約束は果たされていない。たまに約束が果たされる手前の出来事は数回、片手で数える位はあったけどしっかりとした再会はまだ果たされていない。
もしかしたら貴方は諦めてしまったかも知れない。
でも、残念ながらねちっこくて諦めの悪い僕は未だに諦めきれていない。
昨日へのさよならを出来ていない自分が醜いとすら感じる。
あの時感じたことは嘘ではないと思いたい。
だからこそ明日への出会いに期待して、
今日は貴方への思いを綴ってみた。
【昨日へのさよなら、明日との出会い】
昨日までの僕にさようなら
今日の僕におはよう、こんにちは、こんばんは
今宵の月は細くしなやかで美しい
今日の僕にサヨナラを
明日の僕にハジメマシテ
明日の僕はどんなだい?
書く習慣/48日目。
「 昨日へのさようなら、明日との出会い 」…
そう、そうだね
月が出て日は沈み、
明日への日にちに変わる…
今日が昨日になり明日を迎える
だが、
私「昨日に さよなら して、明日と 出会う けど…今日はどうなるんや?」
考えてみよう。
〈カーン、カーン、カーン〉鐘の音がする
昨日「はいこれ、明日、ワタクシの誕生日なの、もちろん来るよね」招待状を渡す
明日は、その招待状を見事に引き裂く
明日「・・・」(ドヤ顔)
〈ヒュ〜〉と風が吹く
昨日「ひ、ひどい…」涙をする
…明日は昨日の涙をとる、
昨日「あぁ」…
そして、明日は昨日の耳元で囁く…
明日「お前をころす」
昨日「!!!」
〈デデン!テテテンテテン!テレて〜♪〉
(bgm 任務遂行♪)
昨日「!!?」
君達「なんなの…この人」
『意味がわからないヨ』
・・・と、
↓(この人が)
私「そんな感じに思われてるだろう…」
私「ん?…そんな目で見るな…」
まぁ…確かに、
昨日は昨日で過去のモノ
過ぎた事はどうしようもないから
昨日へのさようなら、
明日は明日で未来のこと
何があるか知らない先を見に
明日との出会い、
そして、今日は…
皆んな書く習慣を書いたり見ている、
特に、そこの君達と私だ。
でも、毎日書いてる人にとっては
お題はいつも変わるから実質
「 昨日へのさようなら、明日との出会い 」
をしてるだろう…多分!?
さてと、私のいる場所、
今日の天気は大雨だから、急がないと…
ココで完結!。
では、また 明日!
昨日「クールに去るぜ」。
↑(元、今日だった遺物)