黒鳥 ゆう

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《昨日へのさよなら、明日への出会い》

僕たちが気にすることは大体

未来のこと か 過去のこと

大体の人は今、現在を見ていない。

これは僕自身も例外では無いらしい。

何かしらの悩みがあって苦しんで居るときは大体過去のことを考えている

ここで少し僕の昔話に付き合って欲しい。

こんな僕にもかつて自分のことよりも優先したいと思うような人に出会ったことがある。

そうだな、ここでは貴方と表現しておこう。

貴方と初めて会ったとき、僕は周りが見えなくなるほどに貴方に夢中になっていた。

何だか他と違ったようなオーラを身に纏い、儚くも勇ましかった。

僕らは自然と惹かれ合うように近くに居たのだが、

僕らを引き裂くある事件が起こった(ここでは明確に表記しないことをお詫びする。)

最後、僕らの別れは「またね」と言う3文字だった。
言葉では表せられ無いような感覚になり、言葉にまるで魂が宿ったように貴方に届いた実感があった。


あれからざっと6年。
未だにその約束は果たされていない。たまに約束が果たされる手前の出来事は数回、片手で数える位はあったけどしっかりとした再会はまだ果たされていない。

もしかしたら貴方は諦めてしまったかも知れない。

でも、残念ながらねちっこくて諦めの悪い僕は未だに諦めきれていない。

昨日へのさよならを出来ていない自分が醜いとすら感じる。

あの時感じたことは嘘ではないと思いたい。

だからこそ明日への出会いに期待して、

今日は貴方への思いを綴ってみた。



5/22/2023, 10:42:53 AM