『春爛漫』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【後で書きます…!】
2025/3/27 「春爛漫」
『春爛漫』
カキーン、と心地よい音が鳴り、野球少年たちの歓声が上がる。
春休みに入ったばかりの小学生達のはしゃぎ声が聞こえる。
桜は満開になり、花見客がぞろぞろとやってくる。
そんな春爛漫な河川敷の真ん中、
いい歳した成人男性がスーツ姿のまま寝転がっていた。
その名も四条健一、僕である。
暖かい春風が頬を撫で、優しい日差しが僕を照らす。
あまりの心地よさに現実を忘れ、眠りに落ちそうになって…
そこまできて現実に引き戻される。
あぁ、明日からニート生活かぁ。
僕はさっき、本当についさっき、職を失った。
クビ宣告をくらった直後、自暴自棄になってこうしている。
まぁブラック企業だったし、いっか。
…いやよくない、ただでさえ家賃カツカツなんだぞ僕。
「こんにちは、お隣いいですか?」
「へっ!?あ、あぁ…どうぞ」
突然すぎて変な声が出たが、
僕に声をかけてきたのもスーツ姿の男性だった。
僕とそう歳は離れてないように見える。
「僕が言えたことじゃないですけど、何してるんです?」
僕の隣に腰掛けながら、笑い混じりに聞いてきた。
まぁそりゃそうだ、こんな状況なんだから。
「いやー、お恥ずかしいんですけどね…」
「今さっき会社クビになって、自暴自棄になってました」
言いながらやっぱり少し恥ずかしくなる。
「まじすか!?僕もです!」
「え、ええ…!?あなたもですか?」
「はい、さっきクビになりました」
「なんか、現実逃避中?って感じです」
僕もそのまんま、同じ理由だ。
そんな偶然あっていいのだろうか。
…まぁあったからこうなっているのだが。
「あ、どうせだし名刺交換でもしますか?」
「僕、元〇〇商社営業部の谷口です」
文脈ってもんがなさすぎる…って、〇〇商社?
「え、僕も元〇〇商社です…」
「え、そうなんですか!?」
「はい、元〇〇商社事務部の四条です」
「これ、名刺」
谷口さんの名刺を受け取る。
確かに、見慣れた会社の名前が刻まれていた。
「わ…偶然ってすごいですね」
「本当ですね」
「この際仲良くしましょう!LINEやってます?」
「やってます、交換しますか」
春は別れの季節。そして、出会いの季節。
良い会社に出会えるように、谷口さんと一緒に頑張るか。
春風が強く吹いて、桜の花びらを僕らの方へ飛ばしてきた。
「春の色と言えば?」
「桜のピンク」
「芽吹きの緑」
「晴天の薄青」
「たんぽぽの黄色」
「スミレの紫」
「式典の黒」
「つくしの茶色」
「リボンの赤」
「そうね、意外とカラフルね」
‹春爛漫›
虹のイメージで選んだのと
染まる爪先の整列
足りなくないかと問えば
7つじゃない国もあると
そんなものかと思って
ある日思い出し調べてみて
なんだあの子は嫌いな色を
抜いただけじゃないかと言えば
好きな色だけにしたで良いじゃないと
言葉を裏返しカードを捨てた
‹七色›
いにしへの 奈良の都の 八重桜 今日九重に にほひぬるかな
花が咲き乱れて、暖かい光が満ち溢れて。
そんな風景を見たのは何年前だろう。
思えば 一日中、画面ばかり見ていた気がする。
画面越しの桜じゃなくて、
現実の桜でなくてはいけない理由はないけれど、
自然の甘い香り、風がこちらまで運んでくる花びら。
さわさわと葉の擦れる音。
見上げると桜の大樹がこちらを見下ろしていて、
大樹を前にしか感じられない何かに圧倒される。
10年後、50年後に桜を見て 懐かしく思うためにも、
画面の中ではなく 現実の桜に向き合おうかな、なんて
春爛漫 ❦14
涼やかな風が吹き抜け、枝にはつぼみがつけられた。都にもとうとうあたたかな春が訪れようとしていた。町のあちこちで、少しずつだが活気が戻りつつある。
しかし、少年にそんな暇などはなかった。文机に向かい、筆を握りしめ、ひたすら紙に文字を書く。ここ最近、ずっとそれだけ。
どんなに日光が恋しくても、これを終わらせない限り、外には出られない。御簾(みす)を上げて出ていけばいいって? いやだめだ。障子の向こう側には、地獄の王より良い耳と目を持った“人“がいる。
「集中力がなくなってきたか」
向こう側から、背を向けたその人が独り言のように呟いた。だがそれは確実に少年に向けて放った言葉であるに違いない。何より図星なのだ。少年は外の様子が気になって、筆を握る手がプルプル震えている。恐ろしいのは、それを少年の姿を一度も見ることなく当てたことだった。
「茶を淹れてこよう。気休めだけれど、悪くないだろう」
着物の擦れる音が立ち、だんだんと小さくなっていく。それが聞こえなくなると、少年は「ハア゙〜〜」と大きな溜め息を吐き出した。
「き、キンチョウした……」
張り詰めた糸がプツン、と途切れたような感覚。筆を置いて畳の上に寝そべると、途端に脱力感に襲われる。この開放感は、ちょっと気持ちいいかもしれない。天井をボーッと見つめながら一息吐く。
「何してる?」
水のように冷たく澄み渡った声が聞こえると同時に、少年はびくりと肩を震わせてバネでもついているかのように体を起こした。
「ご、ごご、ごめんなさい!!!」
「……これ飲んで、少し落ち着きなさい」
差し出された茶は湯気が立ちのぼっている。湯呑みを持とうとしたとき、ふと視線が気になった。目の前のこの人がまっすぐこちらを見ている。試されているような、否確実に試されている。茶を飲むときの礼儀がなっているか、確かめるつもりなんだ。
ただ、少年には茶を嗜む趣味もなければ、拝飲の際の礼儀も知らない。数秒間迷った挙句、指先をピンと立てて、両手で湯呑みの側面を挟み、それを口に運んだ。一気に茶を飲み込んだあとすぐ、舌がヒリヒリ火傷に襲われた。
「っはは」
アチチ、舌を出して熱を覚ましていたところ、小さな笑い声が聞こえた。声の主はもちろん、このこわい人。この人と過ごしてちょっとばかし経つが、笑う姿を見たのは初めてだ。
「すまない。全く同じ飲み方をする奴が、昔いたんだ」
まさか、またお目にかかれるとは。
笑声を含めながら、湯呑みを見つめた。言い方からして、多分作法としては間違っているのだろう。トホホ恥ずかしい。しかし、もっとこわいと思っていたこの人は案外、人間らしいということも知れた。
「さて、問題集の方はどうなった?」
「あ〜、えっと〜……」
冊子を手に取り、十数枚渡るそれら全てに目を通す。その間、少年はこの人と視線が合うのが怖くてずうっと目が泳いでいた。
「うん――全問不正解だ」
「全部間違いですか!?」
ニコリ。効果音がつきそうなほど清々しい笑みを浮かべたこの人。あれだけの時間を費やした意味とは、そもそもこの問題の意味とは。全問不正解の言葉を受けて、少年はすっかり気力を落とした。
「これは学舎に行くようだな」
「ガクシャ、ですか?」
「ここでは知ることのできないことも、学舎に行けばたくさん知れる。世間知らずのお前が世間の知るいい機会だ」
《春爛漫》
「もうすっかり春だねぇ……」
一文だけ書いたけどまた後日!
20253.27《春爛漫》
"春は正月より、新年感あるよな。"
と友達と話していました。
春は新しい事を始めるのに最適なタイミングですよね。
僕はスポーツジムに通っているのですが、この時期になると会員さんが増えてジムが混雑します。
しかし、大半の人は夏までにフェードアウトしていきます。
一度奮起しても、継続できずに終わってしまう。
この儚さは、まるで桜のようです。
僕は散らない桜で在りたい!
今年も頑張ります。
春爛漫
春は色んなことにエネルギーを使うから疲れてしまう人もたくさんいると思う
たまにはゆったりする時間もあってもいいと思うよ
はるらんまん
一文字ずつからエネルギーを感じていやになる。
春と聞けば桃色が真っ先に浮かぶが、
春から水色を感じる人間しか好きになれそうにない。
今日はそんなことしか書く気力になれない。
春爛漫。
この言葉を好きになれる日が早くこればいいのにと思う。
春爛漫
ピンクに色づく故郷の山で
われら少年少女探検隊は
勇んで花見をしたものだ
桜が咲き誇るこの季節、私は毎年、あの丘に足を運ぶ。
丘の上には一本の大きな桜の木がある。その下には古びた木のベンチ。私はそこに腰掛け、柔らかな春風に吹かれながら、満開の桜を仰ぎ見た。
「今年も、綺麗に咲いたね」
隣には誰もいない。それでも、私はそう呟かずにはいられなかった。
十年前の春、私はここで彼と出会った。
彼は旅の途中でこの町に立ち寄った青年だった。桜の下で本を読んでいた私に話しかけてきたのが最初だった。話してみると、彼は絵描きで、世界中を旅しながら美しい風景を絵に収めているのだと言った。
「この桜も、いつか絵にしてみたいな」
彼はそう言って、スケッチブックに桜の木を描き始めた。その真剣な横顔を、私は今でも忘れられない。
彼はこの町に数日滞在し、毎日この丘で絵を描いた。そして、旅立つ前の日にこう言ったのだ。
「十年後、またこの桜の下で会おう。きっと、もっと素敵な絵を描けるようになってるから」
私は笑って頷いた。そして、彼は旅立った。
それから十年、私は毎年春になるとここに来た。だが、彼が戻ってくることはなかった。最初の数年は期待して待っていたが、次第にそれも薄れ、今ではただ静かに桜を眺めるだけになっていた。
今年もまた、そうして桜を見上げていたその時——。
「……久しぶり」
懐かしい声がした。
振り向くと、そこに彼がいた。少しだけ年を重ねた顔、でも変わらない優しい笑顔。
「約束、守れなくてごめん。でも、今度こそ……君を描かせてくれる?」
春風がそっと桜の花びらを運ぶ。
十年前と同じように、彼はスケッチブックを開き、筆を走らせ始めた。
私はただ、微笑んで彼を見つめていた。
完
お題:春爛漫
春爛漫。
花が咲き乱れる様子の言葉だが、季節柄圧倒的に桜に対して使われるようだ。
「爛」は、爛れると書けるように、湿疹のように赤く、細かい所を表現しているらしい。逆に痛々しいとも読み取れる。
春は、花が咲き乱れて白紙に色を付けるような芸術的タッチ。それが桜並木として敢然と続くのである。風に煽られ、靡き、そしてたなびく。余波の一部が空を舞い、ひらりと剥がれていく桜のトンネル。
「春爛漫」
春爛漫かーーーー
そのような言葉、初めて、知ったよ
春爛漫とはって調べたらね
「春爛漫」とは、春の花が咲き乱れ、光に満ちた様子を表す言葉です。
だって、意味をみただけで多幸感がすごいね。
春爛漫のような人になりたいね。
話は変わるけど、
「人生一度きりだから思いっきり楽しみましょう!」
っていう有名人が嫌い、有名人じゃなくても嫌い
なぜかって、楽しみたくても楽しめない人間もいるんだよ、
一度きりの人生を思う存分楽しめるほど、器用じゃない人もいるんだよって
それが私、いつも思う、そんなひねくれた考え方してる
春生まれの私は、春爛漫とは程遠いのであった,
朝の陽気が眠気を飛ばしたある日
だるそうに体を伸ばし隣を見やると、昨日泊まって行った彼がいた。
筋肉質の体に、赤紫色の短い髪。
彼の手をそっと握り、これが夢じゃないんだと改めて認識する。
起こさないようにベットから降り、身支度を済ませる。
顔を洗って、髪を溶かして、お手洗いに行って、着替えて冷蔵庫を開ける。
昨日の残り物を取り出し、レンジで温める。
ガチャリと扉が開き、彼が顔を出す。
レンジの音で起こしちゃったかな
「おはようございます桜さん」
「おはようございます よく寝れましたか?」
「はい、おかげさまで。桜さんがいなかったら、今頃俺は野宿でしたよ。」
「この辺りにカプセルホテルなんて、ないですもんね。
お役に立てて何よりです」
若干しどろもどろになりながらも、日常会話を行う。
大丈夫私?ちゃんと喋れてる?顔に出てないよね!?
「このお礼は絶対…」
「あ、あの!お礼なんですけど!」
「ん、はい。何がいいですか?」
手を後ろで強く握り、顔が熱くなる。
それでも今しかないと直感がそう言っている
私の直感は大体当たるんだ
「よかったら、川沿いの桜を見に行きませんか。
私一人じゃ、その………寂しくて!」
桜のような綺麗なピンク色の恋が、ここで始まったような気がした。
お題『春爛漫』×『愛慕』
更新なう(2025/04/16 21:56:50)
▶136.「手を繋いで」
それと前話が掲載できていませんでしたので修正しました。
申し訳ありませんでした。
更新なう(2025/04/08 22:44:12)
▶135.「大好き」「どこ?」
更新なう(2025/04/06 21:33:41)
▶134.「叶わぬ夢」
更新なう(2025/04/01 22:57:07)
▶133.「花の香りと共に」
更新なう(2025/04/01 17:32:04)
▶132.「心のざわめき」
【お知らせ】
元々リアルの都合があってこちら、なんとか逃げ切って完結させる予定でしたが、リアルに追いつかれました。具体的に言うと引き継ぎのファイルが5冊来ました。もう無理…始まってもないけど。
ということで、もうどうしようもないので、諦めました。
今回をもちまして、保全中のものが書き終わるまでお題ストックはストップします。設定より執筆スタイルの方が先に崩壊しました。
物語の方は作者的には最終章に入っていることもあり、
完結は諦めず、じわじわ更新していきます。
伴いまして、名前を『崩壊するまで設定足し算』から『24』に変更いたします。
ごめん!
でも書くことは諦めない(ง'ω')و三 ง'ω')ڡ≡シュッシュ
春爛漫:保全中
私が満開の春を見るにはあともう二ヶ月は要するだろう。この頃東京は、桜が咲いているらしい。
春爛漫
〜あなたが居ないと生きけれない〜
銀さん『………』
志村新八は重度な程にアイドルオタクしている
神楽『新八なんてほっとけアル』
志村新八『フォーーーーーーー!!!!!』
司会者『次は〜』
銀さんは志村新八の態度に呆れて少年ジャンプを読み始める
思い出ずっとずっと
追いかけた夢
神楽『恋愛ソングばっかりネ』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
私の次回予告!?
婚活で出会った彼、明日会う、彼がよく聴いている
キタニタツヤ[次回予告]を、私も毎日聴いている。
その為、
中島健人✖️キタニタツヤ
GEMNファタールを毎日聴く
(ケンティーのコンサートに行ったことがある
から)
次回、私は告白される
次回も見てくれよな!
志村新八『絶対見てくれよな!』
銀さん『見ねぇよ!』
「すごくキレイ」
青空が広がり、散歩するには快適。という今日、キミと公園に来た。
「ホントだね。まさに、春爛漫って感じ」
公園内を進むたび、いろいろな種類の花たちが大きく花を咲かせ、来た人たちを歓迎しているようだった。
「今日は温かいし、気持ちがいいね」
「そうだね、少し暑いくらい…」
とそこで、キミは足を止める。
「どうしたの?」
一歩先にいる僕が振り返ると
「…春から夏って、だんだん暑くなっていくとさ」
「うん」
「汗をかくでしょ」
「まあ、そうだね」
「そうするとさ」
「うん」
「手、つなげないなって…」
キミは俯く。そんなキミの言葉にクスッと笑うと
「何で笑うの」
顔を上げたキミが、僕を睨みつける。
「ごめんごめん。かわいくてつい」
なだめるようにキミの髪を撫で
「キミがイヤじゃなければ、僕はいつでもキミと手を繋ぎたいよ」
手を出すと
「イヤじゃないから、手を離さないでね」
キミは僕の手を取り、微笑むのだった。
桜が満開になる頃には
わたしの恋♡が光はじめる
もしかしたら
突然の恋の出逢いからの
恋♡の予感の流れになるのかな
急に光が激しくなり
そこには
桜の木を
一眼レフで
撮っている男性に出逢う
桜とその男性は
まるで
絵の中にいる主人公のように
見事マッチしている
わたしは
じっと
その様子を見ていると
男性が
わたしの方を見て
声をかけてきた
もし良かったら
桜の木の下で
モデルをやってみたいかと
わたしが
モデルデビューするのかな♡
そんなことはないか
わたしは
その男性に言われた通りに
桜の木の下にいる
わたしと桜って
女の子にとって
憧れかもしれないね
綺麗な髪の毛が
風に揺られながら
桜が舞い散る姿に
ロマンチックでいいよね♡
そんなことを考えているうちに
写真を撮り終えた
見せてもらうと
おおとても素敵に
写真に収められていた
プロのカメラマンの方かな
素人では
ここまで
上手く写すことができない
ありがとうございますと
言いながら
静かに去っていった
もしわたしの写真が
何かの展覧会で
金賞とか
何か賞を
いただくことができれば
わたしにとっては
名誉なこと
そうだったら
うれしいなあ♡
金賞
タイトル
桜🌸と少女の過ぎ去り日々の恋♡
なんてね
パンダのマークのトラックが来た
絶対に動かないと思っていた家具たちも
運ぶのが面倒な階段も、
捨てきれない思い出たちも
お金をかければ簡単に片付いていく。
私達の問題も他に頼れば、
こんな風に簡単だったんだろうか。
生暖かい風は、2人を後押ししてくれるよう。
「元気でね」
まったくもう。あなたは口をへの字にして。
#春爛漫