『星空の下で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「星空の下で」
星空の下で僕は仰向けで横になる。
数え切れないほどの星。
すごく綺麗だった。
星になってみたい、ふとそう思った。
星からの世界はどう見えているのか気になった。
星空の下でそんな考え事をする。
星空の下を、ゆったりと歩いた。
満天の星空、雲ひとつない。澄んだ空気。昼間は暖かくなってきたとはいえ、夜の空気はまだまだ少し、冷たかった。
「上着を持ってきたらよかったね」
誰ともなしに呟く。吐く息が白いような気がして、はあと吐き出してみた。だけども当然そんなわけはなくて。夜空を見上げて星座を探す。たくさんの星々を結びつけて、熊とか、犬とか、白鳥とか。そんなお絵描きを楽しんだ人間が、遠い昔にいたんだね。遠い昔に生きた誰かも同じ空を見上げていただなんて、考えてみれば、すごく不思議な気分になった。
「今日も明日も明後日も」
毎日は続いていくわけで。遠い未来の誰かも、同じ星空を見上げるのだろうな。空に誰かが書いたお絵描き。メッセージ。
星空って、素敵なものだね。
「あたしが死んだら、一番輝く星になるわ。あなたに見つけてもらえるように」
何を言っているのか分からなかった。
お前は私と地獄に堕ちるのに。
お題:星空の下で
わたしはスーパーマンが好きで、もともとのライターとアーティストのシーゲルとシャスターもけっこう好きで、伝記のコミックスももっているし、スーパーマンの新聞連載版コミックストリップをまとめた本も何冊も持っていて、それで、実は、レックス・ルーサーの方が好きだ。
レックス・ルーサーは人間で、そのうえなんでもできる。レックス・ルーサーは、超初期の頃、どちらかというと魔術師めいていて、その後、超科学が使える謎の支配者(願望が強い)になって、アウトローになって、社長とか市長とか会長とかそういう、社会的な地位と権力が張り付き出したのは、スーパーマンに農家の養子という設定が張り付いてからだ。
スーパーマンに農家の養子という設定が張り付く前のスーパーマンのことが好きだ。そのスーパーマンは恐ろしいくらいなんでもできるので、超高速すぎて人類にしてみれば複数箇所に同時に存在できるし、時間も自由に行き来できるし(これは今もそうなってることもある)、星を1から作ることもできるし、惑星も移動させられるし、どんな言葉も読めて話せて、サンタクロースとも出会う。海の底にも宇宙の果てにも行ける。ちょっとした記念にヒートビジョンで惑星に文字を彫ったり山に顔を彫ったりするし、出来すぎた彫像もやたらと作る。写真より精巧に作る。何故ならスーパーマンは写真に写された以上の情報を完璧に記憶し続けられるからだ。心音で個人の識別ができるし、人の毛穴なんて離れてたって全然見える。などなど。ありとあらゆることができる。ライターの想像力がそこに辿り着けさえすれば、スーパーマンはできる。(その後、いかに“できない”を描くかという風にかわってしまう)
それで、レックス・ルーサーはなにせスーパーマンのアーチーエネミーであるから、そのころスーパーマンにできることはできるようになることが結構ある。アウトローだから社会の常識は通用しない。機械で空も飛べるし、宇宙のどこへでも行けるし、どんな本でも読んでおり、ありとあらゆることに閃き、その閃きを実現でき、脱獄もするし、地球以外の星で権力を手にしたりもする。このころは、どこまでいっても、レックス・ルーサーは人類のままだったし、そして人類のままで、生命を作ることができる、場合があった。
シルバーエイジと言われることもある時期に描かれた、レックスとスーパーボーイ(少年時代のスーパーマン)の出会いには、レックスが生み出した生命体が登場するが、ただの生命でしかないそれが、そこに描かれていることが、なんだか恐ろしく好きなのだ。
なんでもできるスーパーマンではなく、なんにも躊躇わない、禁忌のないレックスが、それをつくったということも。
スーパーマンもレックス・ルーサーもよく宇宙に行く。星々はとても近い。でもその、自己の形を保てるかどうかという生命体の、無垢さが、どうしても悲しくて傷ましくて輝かしくて好きだ。
だから実は、ギャラクティックゴーレムもことも好き。初登場回以降、再登場なんてさせないで欲しいくらいには。
初期のころのクラーク・ケントのどこが好きかもいつかできたらな。ロイス・レーンは大好き。
#星空の下で
気乗りしない宴からの解放
気疲れで中途半端な酔いっぷり
蛍光灯に群がる虫の如く
ふらふら〜っとコンビニへ
気付けば眼前には大人たちのガソリン
今夜は濃いめのハイボール
お店のドアを開け放ち
いつもの行儀はポケットへ
春の夜風と共に一口二口
痺れるような心地よさ
自然と軽くなる足取り
ふーっと夜空に息を吐く
「星空の下で」
題と関係ない
今日は年に2回ぐらいしか電話で話さない人と
今年初の電話をした。
その人絶対に人の話を否定しないんだよなぁ。
話してるうちに何となく答えというか
希望というか…まぁいっか、自分のペースでしか
進めないし。って思えてきて
できることからやるかって気持ちになる。
ありがたい存在。
星空の下で星を浴びて
真上を向いて深呼吸
心が落ち着いていても
心が波立っていても
息をして生きている
星空の下で生きている
『星空の下で』
空一面の星空なんて、フィクションの中にしか存在しないと思ってた。
田舎では見れるんでしょなんてことが無礼とも思わずに言うのもいるけど、田舎にだって街灯はある。
そもそもいつの時代で止まってるだろう、ああいうの。
いまはそんなことは関係ないのだけど、そんな実物を見ることがないと思っていたものをいま、心ゆくまで眺めている。
けれどそれは本物ではない。
「これをこうやって、穴を開けてその中に明かりを入れるわけよ」
「わざわざ手作りしなくても通販でもっといいもの買えるのに」
「作ってみたいから作るのに、なんで買うなんて選択肢が出ると思うわけ?」
まあ、それはそうだ。目的は作ること、その結果はついででしかない。
目的と手段が入れ替わっているなんてよく言うけど、この場合は目的イコール手段だからたぶん関係ない。
「開けた穴にセロファン好きなの貼っていいよ」
「カラフルすぎない?」
「不自然なほうがいいじゃん、こういうの」
「じゃあ黒を」
「潰そうとするんじゃない捻くれ者め」
捻くれ者はどっちだよ。
わざわざ和室を暗幕で仕切って作られた不自然な暗闇の中で不自然な明かりの群れを映そうなんて、ひねくれてる以外言葉がない。
「よし、できた。とりあえずやってみますか」
そう言って見えた光景は幻想的とは程遠いチープなものだったけど、それがいまの自分たちにはちょうどいい。
「この中で願い事とかしたら叶うかな」
「偽物の願いなら叶うんじゃない?」
そんなことを偽物の星空もどきの中で話してた。
星空の下で
二度と来ることはない「いつか」の時を
君と共に過ごしたかった
いつも見ていた夜空は何故かあの日は寂しげに感じた。
街の光がないと見える綺麗な光、見れば見るほど寂しく感じる。
綺麗なのに切ない景色、もう見ることのない景色。
あの日、あの人とみた星空の下で…。
狐猫
星空の下で名前のない猫に出会った
「どこからきたの?」
返事もせずに、こちらを見つめるだけ
機械的な会話も通じないあなたといると
少し心が落ち着く気がした
星空の下で
父が唐突に「今、僕たちが見てる星は何百年も前の光なんだ。」と言った。息子は「何百年…星はそんなに長く光り続けているの?」と聞く。「そうだぞ。星は止めることなく光り続けている。今も、ずっと先も。」と父が言った。「そんなに光っていて疲れないのかなぁ。」と息子は言った。父は少し考えて、「疲れないと思うよ。」とこたえた。「なんのために光っているんだろう。僕だったら光るの嫌になっちゃうなぁ。」と息子は言った。「僕は、あの星達はなにかのために光っているわけじゃないと思うよ。星は誰かの光になることができる。もちろん、それは星じゃなくてもできる。でも、暗闇の中を自然に照らしている星だからこそ響くものがあると思う。だから、星になって無意識に誰かを照らし続けるのもありだと考える。」と父が上を見上げながら言った。父は続けた。「これからの人生、困ることや迷うこと、苦しいこと、悲しいことがいっぱいあると思う。その時には、僕のところに休憩しにきてほしい。2人だけの約束だよ。」息子には父がなんでそんなことを言うのかわからなかった。そうしていると、母が来て「早く寝るよ。明日も学校あるからね。」と言った。母と息子はすぐに家に入ったが、父は家に帰ってこない。
そこで、目が覚めた。この夢を見るのは何回目だろう。僕と父親の最後の会話だった。僕は約束を守ろうと、ほぼ毎日父を探した。でも、見つからない。どこに行ってしまったのだろうか。あの日、あの星空の下で話したこと、それからのこと全てを父と話したい。会いたい。また、あの星空の下で。
星空の下で
「今日、10年に1回の流星群らしいよ。」
大人2人で並ぶと少し狭いくらいのベランダでココアを飲みながらそう呟いた。
「だから今日、珍しくベランダに出ようだなんて言ってきたんだね。」
彼も同じようにココアを飲みながら言った。
キラキラと輝く星空の下、2人空を見上げながら手を繋いだ。
(10年後もまた2人で同じように見れますように。)
私は彼の横顔を見た。彼の目にうつる星空は何よりも綺麗だと思った。
星空の下で――――
夜中に山奥で夜景を見ている男女。傍から見ればカップルと思われてもおかしくない組み合わせだ。
でも僕達は付き合っていない。何処にでも居る在り来りな男女でしかなかった。
ほら、見てよ。
月明かりと満天の星空が広がる夜空。
人工的な光が一切無い世界ってどう?
物珍しそうに食い付いてるね。
現代じゃ中々見られない景色だし、がっついちゃう気持ち分かるよ。
楽しい?喜んでくれて僕も嬉しいよ
――――え?いやいや気の所為だよ。大丈夫、安心して?まだ何も言ってないからさ……あっ、もう答え言っちゃった。ロケーションも完璧だし、折角の機会だから僕から言おうかな。
僕と付き合ってください。
星空の下でキミに恋した僕
星の王子さまと星空の下で大人について語り合いたいなぁ…✩°。⋆⸜(*˙꒳˙* )⸝
「星空の下で」
星空の下で
夜の星よ
汝は幾千の時を美しいまま夜闇を照らす
そんな美しき汝らを先祖に例えるのは
いささか申し分ない
なので某は汝らを「幻の結晶」と例えよう
人は過去に見上げることを捨て、
星を見ることを忘れてしまったようだ
時に星は人の上を見る役を果たす
それでも礼のない日々はさぞ虚しかろう
某は共感の感情が滲み出る
なぜなら某は星であるゆえ
理解できるというとこだ
某を取り囲む無限の宇宙よ
星が某のみであれば人は私を特別に思い
幾度の夜も某を見てもらえるだろうか
だが他の星がいまいと私はただの見世物だ
仲間がいないと孤立する毎日さ
星空のした
雨上がりの世界で生きる人の目に某はいない
星空のした
水溜まり
君だけが汝らを見つめてくれる
星空のした
皆は私を忘れてく
星空の下、少ない光の中でぼんやりと見える君の輪郭が、たまらなく愛おしい。
星空の下で今日もきっと踊っているのだろう。とても上手なあの人を見たいような二度と目に入れたくもないような、怖れと執着の中でひたすらに不安定。きっと楽しくやっている羨ましいようで妬ましい苦悩も努力も踏み越えて美しく踊っているのだろう。苦悩の分だけ誰かを助け足掻いた分だけ幸せにそのようになっているのだからきっと何もかも幸せにしてしまえるほどのあの人の、素晴らしいあの踊りの裏には苦悩と苦難が積み重なっているのだろう。それでもなおあの美しい踊りに嫉妬してそれを知らない夜があったことをもううまく思い出せないほどのこの苦しみだけは。きっともう誰にも救いようがない。
星空の下で
かつて親友と星空の下で交わした約束があった
“大人になったらまたここで会おう”
結局、その親友は小学校を卒業する際に親の都合で
遠くに引越してしまった
当時私たちはまだスマートフォンを持っていなかった為
お互い、電話越しでしか連絡を取ることができなかった
だから再々話せるわけでもなく、
だんだんと疎遠になっていった
もう会えないだろう
親友の存在が頭から離れようとしていた時
家の押し入れからある物が出てきた
それはタイムカプセルだった
ただ普通のタイムカプセルと違うのは、
それを作ったのが自分ではないということだ
小学生の頃、その親友と未来の自分に向けた
メッセージを書いた紙を菓子の容器に入れ、
タイムカプセルを作った
そして別れる際にそれを交換していたのだ
“未来のお前へ
ちゃんとした仕事についていますか?
綺麗な奥さんはいますか?
辛いことがあったらいつでも言うんだぞ!
星空の下、あの場所で待ってるからな”
それを読み終わり、自分が微笑んでいることに気づいた
星空の下、あの場所で…
…行ってみよう
親友と共に過ごしたあの場所へ
数日後、その場所へ行ってみた
それは小さな公園だった
交互に滑った滑り台
並んで乗ったブランコ
一緒に登ったジャングルジム
全部あの日のまま残っていた
まるでこの場所だけ時間が止まっているかのように
やはり親友はいなかった
空を見上げた
星が出ていた
しばらくして目の端で光るものを捉えた
流れ星だった
“また親友と会えますように”
絶対にまた会える
私と親友は同じ星空の下で繋がっているのだから
今日は星がすごく綺麗に見えた。
だからなのか、思い出してしまった。
あなたと見た最初で最後の綺麗な星空。
今まで見たことのない程の満点の星空。
私たちは星空の下でキスをした__。