『星座』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
いつか来たはずこの場所は、変わらず星が綺麗。
鞄から星座の早見表を手に取る。
かつて隣にいたはずのあの人が、私が小さい頃に教えてくれたこと。
北斗七星から、うしかい座へ。
そこから更に線を延ばす。
「恒星“スピカ”
おとめ座の1等星だよ。」
不器用で少しキザな、あの人の言葉を辿りながら。
【No.8 #星座】
踊りませんか?
「うふっふー」
ガチャン、と自販機から吐き出された緑茶のペットボトルを拾う。
「懐かしいですね」
「知ってんだ? 世代じゃないでしょ」
「CMで」
あーこれね、とお茶を掲げる。缶コーヒーで指先を温めていた部下は、思い出すように首を捻った。
「何でしたっけ、なんとかの勲章とか」
「それは違う曲ね」
「え?」
「CMでしょ。2曲が上手いこと繋がってんだよね、あれ」
「え……初めて知りました」
あはは、と笑うと息が白く凍った。
巡り会えたら
運命の人。
恋愛とか結婚とかそういうのは置いといて、人生を変えるきっかけをくれた人。
例えば、小学校の先生。パン屋さんになりたい、だなんて幼い夢をあしらうことなく、真剣に道筋を示してくれた人。
例えば、高校の友人。小麦アレルギーで、パンなんか見るのも嫌で、でも本当は誰よりもパンに憧れていた人。
例えば、働き始めたホテルの料理長。甘えと妥協を易々と見抜き、厳しく指導してくれた人。
貴方もきっと気づく。運命に。
奇跡をもう一度
「君に出会えたことは奇跡だった」
なんでよ。馬鹿じゃないの。そんなクサイ台詞。キャラじゃないし。
走って、走って走って走って走って。
人波を走り抜けて、時々ぶつかって、謝りながらまた走る。息が弾む。喉が干上がる。
足が絡まって転びかける。何とか持ち直すけど、足が止まった。それでも顔だけ上げて周囲を見回す。人、人、人。その中に彼の姿はない。
奇跡だっていうなら、もう一度起きろ。
悪態をついて、また駆け出した。
星座、誕生日、血液型、画数、干支…占いって色々な種類があって矛盾することもある
どの占いを信じたらいいの?
結局占いなんて嘘なの?
当たりそうな占いを信じればいいと思う
その時の気分で変わっていい
好きな人と星座占いの相性が悪ければ血液型でチェック
それでもダメなら干支で
それもダメならいっそのことタロットカードもあり
私がいちばん信じてる占いは厄年
これはマジでやばい
星座占いで1位の日でも厄年が絡んでくると星座吹き飛ぶから
だけど自分が信じるものは自分で決める
それでいいじゃない
幼い頃の記憶
祖父に連れられて見たしし座流星群
田舎の空に広がる満天の星
思い出すとその時の感情が蘇る
懐かしい記憶はどうしてこんなにも
胸を締めつけるのだろう
【星座】
「星ってさ、綺麗じゃん」
「うん」
ふと、思い出したかのように、彼はぽつりと言葉を零した。
相槌を返して、続きを待つ。
ずっと遠くで輝いている煌めきは、手を伸ばしても届きそうに無かった。
なんとなく上に伸ばした手が、空を切って下に落ちる。
「俺、星になってみたいんだよね」
「そうなんだ」
辺りは人工の明かりひとつなく、暗闇に包まれている。
風に吹かれて擦れ合っている草の音と鈴虫の声が控えめに満ちていた。
「嫌だったら全然いいんだけどさ、お前と一緒だったら嬉しいなって思ってるんだよ。だからさ、もしよかったら…」
「いいよ」
最後まで聞くこと無く、私は返事を返した。
先程よりも少し早口で言葉を紡いでいた口が閉じられる。
ちらりと横目でどんな顔をしているかを確認すると、案の定何か変なものでも食べたかの表情をしていた。
「顔、変になってるよ」
「いや…お前それで良いのかよ」
良いから「いいよ」と言ったというのに、何を戸惑っているのか。
その事を伝えると、諦めたかのように彼は手を広げて後ろに寝転がった。
背の高い草がクッションのように彼の体を包み込む。
まるで隠されているかのように、あっという間に体が見えなくなった。
「明日、満月らしいからその日にするか?」
「新月のほうが好き」
「新月? ま、それでもいいか」
明日もここで集まって満月見ようぜ、と彼が言った。
その言葉に無言で返す。
長い付き合いだ。無言が肯定なことなんてとっくの昔に知っているはず。
沈黙で満ちた場には、連なる星星がただ輝いていた。
星座
夜
独りで歩く
ねぇさみしいよ
独り言
オリオン座が見える
星座はそれくらいしか知らない
君は何処かに行ってしまった
生ぬるい風が
肌を触って消えていく
星座
満天の星空
人は星と星を繋げて絵を作るけど
私には全然わかんない
ここと、ここと、これを繋げたら
クマに見えるよね
なーんて言われたって
イマイチピンとこない
直線を繋げて見て
何に見えるかなんて人それぞれ
それに
ここは星が多すぎて
取得選択なんてとてもできないや
それでも人は
星座に願いをたくし
人の運命を占う
それもひとつのロマンなのかな
あたりは純白の霧に包まれ、時折聞こえるせせらぎに耳を澄ませば、その虚空からきこえる古の音色は静かにその身を打つ。
此処は銀世界。人は神々が住み、戦場に散った勇ましき英雄達が終わらぬ祝宴をあげていると信じる場所。
ヴァルハラとも呼ばれた天空は、いまや一つの少年のものだった。彼の名はカムパネルラ。オーディンより推薦され、一筋の彗星とともに夜空を彩る星々となった者。
そして、空に住まう者たちに、永遠からの解放をもたらす者。今の名を、Benedictio ベティオという。
僕の生前は、賢い少年だったとベティオは語った。そして友人を助けて溺れ死んだが、親友の行末が気になるのだとも。
そして、他のたちも彼にその生涯を語って聞かせた。
永遠の祝福は、決して手放しで喜んでよいものではない
矢を射るケンタウルスは、聡明で、彼に全てを教えた。
彼自身、星座は神の悪戯のふしがあると貶し、しかし多くの偉大なるものとの巡り合いには、感謝せねばと笑った。彼は師を務めていたことがあるらしい。
蠍にも、獅子にも会った。彼らはヘラという神の使徒だったが、向かった先で殺されてしまったという。
今思えば、あれも神の一興だったのだろうと呟いていた
ベティオは聡明な少年だった。
オーディンの鴉が目をつけるほど、彼は全てに長けていた。状況に甘んじることは無く、親友には最後の邂逅を果たした。
だからこそ、彼は皆に祝福を与えることにした。
永遠の祝福という鎖に縛られ、死してなお神の遊戯に使われるものたちを、彼は心の底から憐れみ、自らがその立場にあることに強い怒りを覚えていたのだ。
すべてを受け入れ、抵抗の意を見せたベティオに、神々はあっけなく天空を明け渡した。
そして、今彼は粛々と別れの儀をとりおこなおうとしていた。
一片の欠けもない漆黒の石板に埋め込まれ、装飾を彫られた翡翠にアメジスト、多くの玉石は天が照らす光に瞬き、うつくしかった。
それはまさしく星座に、夜空を輝かせ、民を導く役目を果たし続けてきた偉大なる者達の光。
ベティオは不意にこの光を失うことを酷く恐れる気持ちに襲われた。それは彼が今まで経験してこなかったもの
周りが知らず知らずのうちに彼に課していた重圧。
それは彼を苦しめたが、ここまでのものではなかった。
今彼を苦しめるのは、初めて自分が、自分から誰かを救うのだという自負。
ベティオはまだ少年だった。
「ベティオ」
! 射手座の声が、今日はやけにはっきりと聞こえた。
射手座の重厚な声はベティオに全てを任せると物語っていた。ここにきて、知り合い、寝食を共にした仲間達。
多くの想い出は、決して消え失せることはない。
時は、彼等から何も奪えはしない。
『ut benedicat tibi (祝福を) 』
【星座】
キミの涙に約束しよう…
別れじゃなくて…
これが出逢いさ…
キミのために僕は強くなる…
あの空を見上げて…
Another Orion 藤井フミヤ
例え僕が間違っていても…
正直だった悲しさがあるから…
ウオ…ウオ…ウオ…
流れていく…
流星 吉田拓郎
星に願いを ウォルト・ディズニーとか
星座にまつわる唄は多数ありますね✨
コブクロの流星も好きです
日本一星が綺麗な町が長野県にあるそうです!
私は長野県ならどこもそうだなぁ…って…✨✨✨✨
松本市内でも諏訪でも野辺山や小谷村はもちろん…🍀
星空の守り人に感謝して…
おやすみなさい✨✨✨✨✨🍀
そんな彼の帰り道。
ふと空を見上げると、星達が綺麗だった。
彼は足を止め、魅入ってしまう。
なんの星座だろう?
彼は何故か気になり調べてみる事にした。
ペルセウス座か。
今まで気にした事なかったのに、
何か気になるな。
彼は不思議な感情になるも、
帰路に着くのである。
星座
夜空のは
ほぼ区別が出来ない
最近は見てない星座占い
ぼっちざろっくに
星座になれたらって曲がある
星座にはなれない
それを星座と捉えてるのは人間だけ
知ってはいても
星座の名前と一致しない
想像力が凄くないかと今更ながら思った
なんで名前をつけるのか
それは人々と共有する為だと思われる
でもほとんどは共有されてない
その界隈だけに限定されてて
ほとんどの人には判らない
こんなところだけはどの分野も似ている
よくは知らないんだから
同じ様にみえてしまう
こればかりは仕方がないのかもしれない
星座
かつて私は空にいた。
何年、何十年、いや、きっともっと数えるのも億劫になるほどの長い期間、私は空の一部だった。
星という存在で、光輝き、私はようやくその一生を終えた。
それから、生まれ変わって、初めて夜空を見たとき、懐かしさで泣きそうになった。優しい声でどれがどんな星なのか、教えてくれるその人に、聞いてみた。
「あそこで光っている星は?」
あれはね、と説明する声に耳を傾けながら、かつて私だったその星を見つめる。とある星座の一部だと、知ってその星座を指でなぞるように繋げた。
繋がるその星々はかつての友人であり、家族であった。嬉しくて涙を流していると、その人は柔らかく微笑んだ。
「綺麗だもんね」
その一言で、あの途方もない時間が報われたような、そんな気がした。
ホロスコープは自分の生まれた場所とその時の星の位置を表した円盤の表で、基本12の室(部屋)と10個の天体が配される。
各部屋と天体には個性があり、その組み合わせによって、自分の性格や嗜好、ひいては自分の課題等がわかると言われている。
同じホロスコープを持つ人はなく、各自オリジナルの表になるとも言われているので、自分のホロスコープ=世界に一つのオリジナルと言っても過言ではないのかもしれない。
この文をお読みの皆さんは、星座の性格というのを知っているだろうか。
例えばおひつじ座だとリーダー気質と言われていたりするアレだ。
私は、正直自分の星座の性格と似ていなかったりするので毎回微妙な気持ちになっていたりする。
私と同じように自分の星座(太陽星座)と自分の性格が似ていない、腑に落ちないと思う人は、月星座を見ると良いと言われている。
ホロスコープで月が入り込んだ部屋=自分の月星座となる。気になる人は一度調べてみると面白いかもしれない。
占いは当たるも八卦当たらぬも八卦と言われているが
私は、統計学の一種だと思っている。
過去の人たちの悩み、因果関係等そういったデータを集めて、悩む人の助けになるように出来たもの=占い。
自分の悩みや抱く感情に至るまで
過去の人が既に経験済みである可能性は大いにある。そして、
そのデータが占いに組み込まれているとしたら。
占いで得られるアドバイスは、
先人たちの経験の結晶なのかもしれない。
そう思うと、なんだか心強いと思ってしまうのは
私だけだろうか。
「星座」
いつもこの星空を見る時は真っ暗な部屋一人だった
でもこの星たちはみんな集まり星座を作ってもう一つの名前をもらっている
それが一人でいた私にとっては泣きたくなるほど羨ましかった
星座
毎日朝のニュース番組の終わりに流れる、星座占い。
出発前の慌ただしい時間だけど、欠かさずに私と気になる彼の星座は見てる。
もしかしたら、二人きりで楽しく話せるかもしれないなんて、淡い期待を抱きながら。
今日の一位は彼のてんびん座だった。「恋の動きそうな予感!ラッキーアイテムは黒いペンケースです」と、アナウンサーさんが陽気に伝えている。
彼の恋が動くなら、私の恋だって…。
テレビを凝視していると、いつの間にか最下位の星座になっていた。自分の星座は見逃していない。ということは…。
「最下位は残念!みずがめ座のあなた!人間関係を一歩進めようとして失敗してしまうでしょう。ラッキーアイテムは金色のピアスです」
やはり、私の星座だ。しかも、彼の星座のコメントと悪い方で噛み合っている。彼の恋が動いて、私は人間関係で失敗するなら…。私は失恋するのだろうか。しかも、高校生だからピアスはつけられない。
なんだか不吉に一日が始まってしまった。
彼の占いも私の占いも外れますように。
神様に祈るような気持ちで、家を出た。
冬の夜空に輝く大三角形。
彼は、それを取っ掛かりにいくつか星座を教えてくれた。
楽しそうな彼の声に、内容はうっちゃりで私は胸のときめきを抑えられない。
大好きな彼の声。仕草。夜空を真っ直ぐ見ている横顔。
不自然なほど反芻しなくては内容が頭に入ってこないぐらい、心臓の音が煩い。
【星座】
綺麗…あれは火星かな。
マイナス二等星くらいだっけ
でも星座なんて見えないんだよね。
目が悪いから。
星座名なら授業で習うからだいたい知ってるけど
空を見ても見えない。
人もそうなのかな
いつも笑顔の子とか、少し周りと違う子とか
こんな性格っぽいなって分かるけど
何を考えて、何がしたいか、本当の性格は?
なんて分かるはずない。
だって思考なんて読めないし。
授業でみんな違ってみんないいとか習うけど
人をどれだけ見ても分からない。
普段見えてる一等星はほんの一部
二等星、三等星も見えないけどあるんだよ
そんな感じで普段見えてる性格はほんの一部で
ほんとはこんな子とかあるかもしれない。
――――――――――星も人も同じ?
その星座は俺様の家にいた「くせい座敷わらし」に似てるな
「秋の星座って何かあるのかな?」
引越しを終えた夜、まだ無造作に置かれた段ボール箱を放置し、内見の時から気に入っていたベランダで缶ビールを飲んでいると、夜空を眺めていた彼女がふと問いかけてきた。
「ーーペルセウス座、ペガスス座、アンドロメダ座なんてのがあるよ。ペガサスに乗ったペルセウスが、化けくじらに襲われて生贄にされそうだったアンドロメダ姫を助けてその後結婚したんだって」
「詳しいね」
「今、ネットで調べた」
スマホの画面を見せながら笑うと、彼女は「ふーん」と言って僕の肩に頭を乗せた。
「じゃあ、私がアンドロメダ姫であなたがペルセウスだね」
そう言って彼女は笑った。
ーーあの日の夜空はこんなだったかな?
寝転がって開いた窓から夜空を見上げる。今までこんなにしっかりと星を眺めたことはあっただろうか。都会の夜空は明るくて、星は少ししか見えない。あの時彼女がみていた星もこんな感じだったのか。いや、もっと輝いて見えていたかもしれない。スマホの中の星座しか見ていなかった僕にはわからない。
引越し準備を終えた部屋はあの日と同じ様だけれど、彼女の笑顔だけがなくなってしまった。仕事を言い訳にして甘え、家にいる時にはスマホゲームばかりしていて彼女の話を聞いていなかった。いつも笑っていたはずなのに、思い出すのは悲しそうな、怒ったような顔ばかりだ。今更になって後悔するなんて図々しい。僕はペルセウスにはなれなかった。
「化けくじらか…」
呟いた声が静かな部屋に響く。この家を出ていく日、彼女は笑っていた。どこか寂しそうな、それでいてすっきりとした笑顔だった。僕は彼女を縛りつけてしまっていたのかもしれない。
星座は旅人の道標になると聞いたことがある。どうか、これからの彼女の人生が照らされますように。そう願いながら、もう少しだけ星空を眺めていようと思う。
目覚ましと共に目を覚ました私は一瞬にして震えた。
今日はとても寒いのだ。
朝の支度を済ませ、外へ出る。
「さむっ」
『マジさみぃー』
「あっ、いたんだ。おはよ」
『おう』
いつも通り幼馴染である遼と一緒に登校している。
同じクラスである私たちは一緒の教室へ足を踏み入れた。
暖房の入った教室
昼にかけて気温の低くなる外
時間が経つ事に教室も寒くなってきた、。
お昼は遼と一緒に食べ、休み時間も一緒に過ごす。
この光景は日常茶飯事だ。
クラスメイトも慣れたものだろう。
6時間目までの授業を終え、掃除の時間になる。
2人して廊下掃除。
廊下は窓が空いており、凍え死ぬほどの寒さだ。
何とか耐え抜いた2人は委員会へ向かう。
2人は図書委員。
図書室の清掃、本を綺麗に並べるなど沢山の仕事をこなし、
時計を見るともう18:00。
窓の外を見ると、真っ暗だ。
こんな時間まで仕事をやらせた先生たちの頭はどうかしていると思ったのは私たちだけでなく、他の図書委員もそうだろう。
「終わったー、」
『よし、帰るぞ!』
「おー!」
下校中ふと上を見ると沢山の星々が輝いていた。
「きれー」
『ほんとだ』
「あっ、一番星!」
『あれ、オリオン座じゃね?』
「いや、違うでしょ笑」
たわいもない会話をしていると、そこに流れ星が。
「流れ星!」
『お願いごとしなくちゃ、』
2人は手を合わせた。
『何おねがしたん、?』
「んー?おしえなーい」
「逆になにお願いしたのよ」
『教えるわけないやん』
「ひどー笑」
『お前も同じだぞ!笑』
「(同じことお願いしてたらいいな)」
『(頼む、同じ願いであってくれ)』
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________𝐩𝐫𝐨𝐟𝐢𝐥𝐞________
「」私
『』遼(りょう)
2人は小一の時に同じクラスになり、そこから仲が良い中学三年生。
委員会→図書委員会
部活 →バドミントン
毎朝、遼が家の前まで迎えに来てくれる。
お互いのこと好k、、、。