『手を繋いで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【書く練習】
[興味]
寝不足でだるい
お陰で仕事にも集中できなかった
なんとなく不安感が付きまとう
落ち着かない
最近は不調のことばかり書いてる気がする
もっと楽しいことを考えよう
楽しいこと…
この病気になってから
何が楽しかったのかわからなくなった
趣味にしていたことも、嫌いになったわけではないのだが
興味が失せてしまった
テレビも映画も楽しいとは思えず
ただ付けて流しているだけ
チャンネルなんかも数年変えてないかも
小さな楽しみとか探してみようと頑張るが
興味がないと探せない
興味ってどうしたら持てるんだろう
手を繋いで
触れるって凄いことと最近思うのです。まして、手を繋ぐなんて…
口下手なので思っていることの半分も伝えられない。でも、思いきって手に触れてみる。
少しふるえている私と温かいあなたの手。伝えたくて伝えられない不器用な私に力強く握り返したあなたの手。
もう何も言わなくてもわかっているよとあなたの手は語っていたの。
もう怖くない、寒くない。
歩いていく、あなたとずっと。
もう戻れない、何もかも捨ててきたから。手を離さないでね。
繋いだこの手だけが私の命。
わたしは、わたしと真逆の性格の、もう一人のわたしとけんかをした。
そのけんかの理由は、互いに”自分では絶対にしないような言動や行動”をしていて、全く理解できないからである。
やがて、話をしなくなった。互いにいないものだと思ってやり過ごした。
わたしともう一人のわたしは、いつまで経ってもそんな調子だった。
それをみかねたある人が、わたしたちの間に入ってきた。
その人は、わたしともう一人のわたしを足してニでわった中間にある人で、わたしともう一人のわたしの気持ちのどちらもわかっている。
わたしともう一人のわたしの話を、何度も頷きながら話をきいて、思いを受け止めてくれた。
そして、わたしともう一人のわたしは、危ないところへいくのではなく、着実に丁目いいくらいのところを目指していくことを諦めないことにした。
中間にある人は、目では見えないし耳では聞こえないが、いつも自分の心の中にいる。見守ってくれるときもあるし、見張っているときもある。
価値観に縛られることもあるけれど、それに気がついたら軌道修正していけばいい。価値観が違っても、手を繋ごう。手も心も温かい気持ちになるだろう。
______________________手を繋いで_______________。
『手を繋いで』
ふと手に目をやる。
あー大きいあの手。
あの手に包まれたら安心できそうだなぁ…って思う。
ん?ほれ。
って手を差し出してくれて。
手を繋いで隣を歩けたら。
なんて幸せだろうって考える。
そんな幸せな妄想を頭の中で今日も考えて。
これが現実ならなぁって。
手を繋いで体温を感じたいんです。
冷たくなった手を眺めながらそう思う。
こころのいちばん柔いところから
ぜったいこの手を離さない
こころのいちばん柔いところとは
ぜったい誰とも繋がらない
こころのいちばん柔いところには
わたしの手でしか触れられない
閉じすぎていると自分を叱る
それでも自分が離さない
孤独な過去を離さない
孤独な現在を離さない
離さないままでも大丈夫
そういうふうにできている
[手を繋いで]
手を繋いで
寂しい。
寒い。
そんな時、手を繋ごう。
そうしたら、心も体もあったかくなる。
きっと、そうやって世界は繋がってる。
手を繋いで
この手を離さないで。
ずっと繋いでてね。
ずっと一緒にいたいな。
この手をずっとずっと離さないでほしい。
「手を繋いで」
息子と手を繋いで、武蔵浦和の駅によく電車を見に行った。
当時、息子はまだ2歳か3歳だった。
まさに魔のイヤイヤ期で、洋服を着替えるのもイヤ、靴を履くのもイヤ、泣き喚いて垂らした鼻水を拭かれるのも「イヤ!」
たびたび癇癪を起こしては泣き喚き、ある時は極寒の道路に座り込み地蔵のように動かず鼻垂れ地蔵となり、またある時は雨上がりの水たまりに激しくダイブして泥団子となった。
私だって人の親である前に人の子である。
その鼻垂れ地蔵や泥団子をそのまま見て見ぬふりをして捨て置いて帰ろうかと思ったことは何度もある。
泥団子は泥団子という強烈な破壊力だけではなく、信じられないほど強靭な体力と攻撃力まで持ち合わせているのだ。
泣きわめき暴れる上に私に容赦なくうんちと寸分たがわぬ汚い泥を飛ばしてくる「The 妖怪泥団子」
それを見ないように通り過ぎる若者やおじさんたち。
「あらあら」とか「まあまあ」とか無難なつぶやきを繰り返し泥団子と私に哀れな眼差しを向けながら通り過ぎるおばさんやおばあさんやおばあさんかおじいさんかわからない人たち。
しかし、私にはその泥団子を回収し、洗い、人間として再生させなければならない義務があった。
毒親育ちの私の心には果てしない砂漠が広がり、頼れる人もない日常をただただ繰り返す毎日に疲れ切っていた。
そんな時、私は息子と手を繋いで電車を見に行った。
この世に生まれ落ちて、ほぼ全ての男子が通るであろう「アンパンマン」と「電車」のうち、後者である電車に、わが息子も、どっぷりとはまったのだ。
人見知りの強かった息子は、人混みの中で私にしがみつくよう右手をしっかりと繋ぎ、左手には必ず電車のおもちゃを握っていた。
買ってやったことは一度もない。
それらは遠く離れて暮らす大学時代の友人が送ってくれた友人の子のお下がりのひとつだった。
友人も「誰からか忘れたけどお下がりでもらったもの」と言っていて、お下がりのお下がりのお下がりの処分品、と言っても過言ではないほど、時代劇なら思わず「ようここまで生きてこられなさった」とねぎらいの言葉すらかけたくなるようなボロボロな電車たちだった。
塗装は剥げ、タイヤは曲がり、電車の一部は割れていた。
でも、それらが当時の泥団子であり鼻垂れ地蔵であり、妖怪でもあった息子の宝物だった。
ふと思い返すことがある。
なぜだったんだろう。
なんであんなに温かかったんだろう。
どんな時も、繋いだ小さな小さな息子の手は温かかった。
一緒に手を繋いで見た電車は、息子だけではなく電車に全く興味のなかった私の心をも癒した。
心がボロボロだった私と手を繋いだボロボロの泥団子だった息子、その息子がいつも握っていたのは地味でボロボロだったお下がりの京浜東北線の電車。
そんな何もかもボロボロだった思い出が、今はとても懐かしく私の心を温めてくれる。
今思い返せば、あの頃私は、間違いなく繋いだ息子の温かく小さな手から、生きるための大きな力をもらっていたのだと思う。
手を繋いでみんなが幸せになれる世界になりますように
手を繋いで
漆黒の闇
今時の日本でこんな夜ありえないね
ここはケアンズ オーストラリア
南半球なんだから南十字星を頼りに…..
とはいかなかった話
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その日の宿はエアビーでとった部屋
苦労して探し当てたのは広いお屋敷ではなく
その敷地の一角にあるコテージだった
夕食はついていないよねここ
途中カーブあたりにレストランがあったよ
歩いていけるんじゃない?
住宅街だし危険でもないか
散歩がてら行ってみる?
気軽にふらりと車道に出て右へ
さっき自分達が車で来た方へ向かった
カーブを過ぎた辺りだから遠くないよ
わかった
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この辺りとんでもなく広い敷地ばかりだよー
そんな呑気な事を言って通り過ぎたのはまだ日の落ちる前のこと
日が暮れて驚いたのなんのって広すぎる敷地の母屋の灯りは車道から見えないのだ
車はほぼ通らない 家の灯りも届かない
街灯までないなんてねどうなってるの?
怒りというより常識の怖さに愕然としたね
おまけに星空までない悲運
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何これ暗闇よ
どっち向いているんだかわかんない
ねぇお先真っ暗って言葉 道路も見えない今にピッタリじゃない スゴっ(笑)
ホント 何にも見えないねー
そのうち目が慣れるんじゃないかと手探りで2、3歩進んだが 諦めた
だって車道の真ん中へ向かっていたかもなんだよ私達
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携帯のライトを使う?
帰りのバッテリー大丈夫かな
じゃとりあえず俺ので行こう
この手に掴まって
彼の手が映し出された瞬間手すりを掴むように無機質に握った ルビー婚です私達
(暗闇だとヨチヨチ歩きになっちゃうでしょ)
私達は2人きりの夜道をヨチヨチヨチヨチ
道路に照らし出された白線だけを頼りに進んだ
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行けども行けども灯りはない
疲れて心細く思った瞬間だった
半歩前行く人の手の温もりが沁みてきた
なんだかなあ
手を繋ぐなんてハネムーン以来いつぶり?
いやー過去より未来のいつだろう
この人に支えられてヨチヨチ歩いている自分が闇の中にはっきり浮かんだ
そして私はその手の温かさに自分を委ねている
今晩の事は来たる日のシュミレーションなのかも
煌々とした日本じゃ手を繋ぐなんてここ数年ははありえないもの
手を繋いで
彼女は小学校の頃、先生の指示で男の子と手を繋ぐのが苦手だった
だけど、彼との初めてのデート
で丘を降りようとしたとき、
雨が降った後のその地面は少しぬかるんでいて、
彼女は転けまいとゆっくり彼の後ろを歩いていたら、
彼が手をそっと差し出してくれた
彼女は不思議とその手に触れることに抵抗もなく
手を繋いだ
その瞬間、「大丈夫」、
そう感じた
この人の手を繋いでいたら安心だ
手の温度、大きさ、肉のつき方
全てが理想的だった
彼女は繋いだ手を離したくない
そう思った
彼女にとって、そんな感覚は10年以上ぶりだった
繋ぎたい手に出会えたことは彼女にとって、大きな一歩だった
過去10年間、手を繋ぐ相手はいたけれど、彼女にとって、しっくりくる感覚がなかったのだ
いつも違う、違う、の繰り返し
やっと巡り会えた感覚だった
#79 【手を繋いで】
あの日
君と手を繋いで
いろんな所に行ったね
カフェやカラオケ
水族館に美術館
お家にも行ったね
振り返れば
いろんな思い出が
増えていって
幸せだったな
こんな幸せを
ずっと続けたかった
もっといろんな思い出を
作りたかった
なのにどうして
こうなったんだろう
君はもういない
数年経った今でも
後悔は消えないまま
遠く、手を繋いで寄り添い歩く少年と少女の姿を認めた
表情が見えなくとも、互いに微笑み合っている様子が手に取るように分かる。幸せそうな二人がとても微笑ましく、妬ましく思えて自嘲した。
なんて愚かで惨めなのだろう。ただ与えられたものを受け入れた結果の婚姻であったはずなのに。
目の前に手をかざし、去って行った二人を思い描く。
二人を自分を彼の姿に置き換え。彼と手を繋ぐ、もしもを想像して。
――本当に、惨めだ。
叶わぬ空想を掻き消して、目を伏せた。
彼と夫婦になり、いくつか変わるものはあれど、彼との関係が変わる事はなかった。
否。ここ最近、彼は屋敷に戻ってはいない。以前は彼と共に祓い屋として方々を駆け回っていたが、今はそれもない。
大事にされているのか。それとも飽きてしまったのか。
結納を済ませた後から、彼は自分を屋敷から出そうとはしなかった。
小さく息を吐く。一人でいるからか、今日はやけに気が滅入る。
そろそろ戻るべきだろうか。屋敷のモノらに辟易して屋敷から抜け出してきたが、こうして悪い事ばかりを考えてしまうのなら、彼らに世話を焼かれている方がよほどいい。
顔を上げ、もう一度だけ二人の去って行った方へと視線を向ける。込み上げる寂しさから逃げるように踵を返し。
背後にいた誰かと、ぶつかった。
「――ぁ。すみません。気づかなくて」
「そうだよな。いつ気づくか待ってたが、結局気づかないままだったな」
揶揄うような低い声に、思わず身を縮ませた。
「な、んで」
「仕事が終わったからな。帰るのは当然だろう?」
離れようとする体を、許さないとばかりに強く抱き留められる。彼の表情が見えない事が不安で、怖くて。これ以上機嫌を損ねるのを恐れて、抵抗する事が出来ない。
「っ、ごめんなさい。屋敷を抜け出して。少し外の空気が吸いたくなって」
言い訳にしか聞こえないと分かっていても、それでも逃げたと思われたくなくて、必死に言葉を紡ぐ。自分の態度一つで、今まで続いていた人と彼の契約が切れてしまうのだけは、避けなければならなかった。
「もう勝手に屋敷から出ないから。だから」
「いい。一人にさせてたオレが悪い」
静かな彼の声からは、怒りの感情は感じられない。それに密かに安堵して、彼の顔を見ようと身じろいだ。
「これからは人間共に振り回されずに済むからな。思う存分一緒にいてやれるぜ」
「……それって」
嫌な予感に動きが止まる。彼の言葉の意味を知りたくないのに、体はその言葉の真意を問うため、視線を上げて彼を見た。
「ああ。別にオマエがどうこうって訳じゃない。ただ爺が死んだ。契約者が死んだから、契約も終わったってだけだ」
爺の子に継ぎたかったみたいだがな、と彼は笑う。楽しげなその笑みに何と返したら良いのか分からず、無言で彼を見続けた。
「赤子だったオマエを対価に、オレを従える人間との契約は、契約者だった人間の死によって終わった。これでオマエも自由になったって訳だ」
「じ、ゆう」
自由。それはつまり、彼と共にいる理由が一つなくなったという事だ。これで自分には夫婦という曖昧な関係しか残されていない。契約よりも遙かに簡単に、それこそ彼の気分一つでなくなるだろう関係。
もしかすれば、それすらもすぐになくなるのかもしれない。彼が人に従っていたのは、自分という暇つぶしの玩具があったからだ。差し出された対価を気に入り、玩具に飽きるまではと、暇つぶしに契約をした。それを契約者の死で終わらせ、新たに契約を結ばなかったのならば、それは自分に飽いてしまったのだろう。
そこまで考えて、ふと彼と離れたくないと強く思っている自分がいる事に気づく。
今まで受け入れるだけだった、受け入れるしかないと、そう思っていたというのに。
贄として彼に捧げられた事も。彼の側にいる事も。彼と夫婦になった事も。
「さて、オマエはこれからどうしたい?オレのご機嫌取りをする必要はなくなったんだ。オマエの意思で、何がしたいか言ってみろ。妻の望みになら何だって応えてやるよ」
顔を近づけて、彼は囁く。彼の言った妻の言葉に、微かに胸の苦しさを覚えた。
まだ妻と、彼と夫婦でいられるのだろうか。彼の隣にいても許されるのか。
それならば、と。ぼんやりと先ほどの二人の姿を思い浮かべる。
幸せそうな二人。手を繋いで、寄り添って歩いて――。
望んでもいいのだろうか。
「手を…」
言葉が続けられず、口籠もる。
言える訳がない。言葉にしてしまうには、それはあまりにも烏滸がましい。
「いいぜ、言え。言葉にしろ」
俯きそうになるが、彼はそれを許さない。目を合わせて、言え、と促される。
望め、と。それを許しているのだと。
傲慢なほどに気高く、美しい狸の主に促されれば、黙するままでいる事など出来ようがない。
無意識に掴んでいた彼の服の裾を、さらに強く握り締める。笑いながらも真剣な彼の目に写る、不安そうな自分を見ながら、静かに口を開いた。
「――手を、繋ぎたい。です」
あの二人のように。
形だけでない、本当の夫婦になりたい。
そう思いを込めて伝えれば、彼は僅かに目を見開き。そして優しく目を細めて微笑んだ。
彼のこんな穏やかな表情を、初めて見る。
「もっと我が儘になればいいのにな。本当にオマエは、純粋で、無垢で」
少しだけ体を離されて、彼の服を握り締めていた手を解かれる。両手で包み込むように目の前まで上げられて、指を絡めて繋がれた。
「そんな可愛いオマエを、オレは一等愛しているよ」
繋いだ手を引いて、彼は唇を触れさせる。
それを間近で見て赤くなる自分を揶揄うでもなく。彼はさらに手を引き、倒れ込む体を抱き上げて歩き出した。
帰るのだろう。彼と自分の屋敷に。
ふと、頬に冷たい一滴が触れた気がして、顔を上げる。
済んだ青の空の下。ぽつり、ぽつり、と雨が降ってきていた。
「天気雨…?」
「案外、狸でも雨を降らせる事が出来るもんだな」
初めて知った、と。楽しそうに、眩しそうに空を見上げる彼の横顔を見ながら。
本当に彼と夫婦になれたのだと、いっそ声を上げて泣いてしまいたかった。
「永遠に大切にさせてもらうぜ?オマエさん」
「はい…私も、愛しています」
いつかの言葉に、今度はしっかりと言葉にして返す。
驚いたようにこちらを見つめる彼に微笑んで、彼に擦り寄った。
20250320 『手を繋いで』
"手を繋いで"
遠い昔、手を繋ぐあの人を見上げて。
なんでこの人は僕を殺してくれないのかな、と
ずっとそう思っていた。
時折向けられる視線の中には、確かに息を呑むほど鮮烈な憎悪が宿っていたのに。
あの人は僕に何を望んでいたんだろう。
今になっても分からないや。
みんなあいしてます。
手、、繋いでも良い?
私さ今日すごく楽しみだったんだ、
誘ってくれてありがと♡
いい匂いするし、カッコイイヨ✨️
あのさ、、わたし明日休みだからさ?
だから何だって話だよね。ほら急ご映画始まっちゃうよー!
手を繋いで
後少しで届きそうな距離
あとは勇気だけ
目が合って固まってしまった
どうしよう
貴方に届くまで何度でも
何でもないって嘘を付いた
手を繋ぐと、少し心が落ち着いた気がした。
まだ会って間もなかったのに、ここまで仲良くなれたのは多分、運命を感じたからだと思う。
今になって、後悔してるよ。
あの時繋いだ手を繋いだままにしなかったこと。
手を繋いで:
駅前の通り、よく使うコンビニ、いつもの帰り道。
日が暮れていく路地のあちこちに思い出が散らばっていて、思わず感傷的になりそうだ。
あ、この看板。独特なフォントで書かれていて、お互い読めなくて笑い転げたなあ。
夏の暑い日にはここの自販機でどっちが奢るかじゃんけんなんかもした。
そういえばもう別の建物になってしまったけど、この先にあった店の雰囲気が好きでインテリアを選ぶときに真似したっけ。
いやはや、夕食時のやさしいかおりがノスタルジーに拍車をかけていけない。
一刻も早く家にたどり着きたくて歩みを早めつつ、履歴の一番上にある名前に手早く電話をかける。
「もしもし、もうすぐ帰るよ。何か買っていくものはある?……うん、うん。……わかった。それじゃあまたあとで。だいすきだよ」
この先きっと僕は
誰かと手を繋ぐたびに
君の手の温もりを思い出すんだろうな